Strange Days

2000年05月13日(土曜日)

今夜は一瞬だけ観望

23時07分 星見

 夕方、雨がしとしとと降り続いていたので、今夜も観望は無理だと思っていた。ところが2:00過ぎにふと外を見ると、雲が切れかかって暗い空が見えているではないか。そろそろいて座が南中する時刻である。早速20*80をベランダに出してみた。
 空の透明度は異様に高い。雨の後だというのが信じられないくらいだ。最近の夜空はぼうっと白い霞がかかっているような状態が多かったのだが、今夜は違う。本当に暗い夜空がくっきりと見える。ワイドビノで見ると、さそり座のすべての星がくっきりと見える。
 20*80をアンタレス近辺に向けてみた。今夜こそM4が見えそうな気がしていたのだが、やはり気のせいだった(爆)。しかしM7は......まさに渦巻く微光星の塊だ。今までで一番美しく見えていたと思う。M8は確かに光の滲みが感じられ、M20もそれなりに良く見えた。M22は相変わらずの星雲状だが、大倍率なら確かに分離できそうな見え方だった。
 今夜は雲の動きが速くて観望の機会は少ない。手早く100EDを出してM4方面を見たがやはり見えない。
 M7は雲がかかっていたので後回しにし、M8を眺めた。やはり中倍率で見た方が映える星雲だ。出来るだけ大口径で見た方が映えるだろうが、今夜のようなシーイングの良い夜に小口径で見ても、そこに群れる微光星は良く映える。今夜のは圧巻だった。M20も視界に入れてやると実に見ごたえがある。この辺りはオリオン星雲と並んで夜空の名所といえるのではないだろうか。
 M22は100EDでも分離できない。20*80双眼鏡で無理なのだから、100mmでも無理なことは無理なのだろう。
 雲の動きが速くて、さそり座が隠れたり現れたりし始めたので、即応性の高い双眼鏡に戻して100EDは引っ込めた。双眼鏡でいて座方面を見ると、そこにぶちまけられたような星の群れが様々な表情を見せ、まさに天の川だ。
 小1時間は眺めていただろうか。やがて薄い霞が空全体を追い、その上に雲が掛かり始めた。西を見ると厚い雲がひっきりなしに現れている。魔法の時間は終わった。
 まだ痛む頭を抱えて寝床に入った。今夜は良い子への天の神様のご褒美だったのだろうか(良い子って誰だよ)。

死んだような一日

18時06分 暮らし 天気:くもりのち雨

 前日、なにを思ったか朝まで起きていて、それどころか寝たのは昼だったので、いい加減体調がむちゃくちゃになった。夜中に起き出したがまだぐったりしていて、なおかつ頭痛がする。明らかに自家中毒だったので特効薬の葱&七味入りうどんを平らげたが、全然快復する気配はない。そのままテレビも見ないで真夜中までウトウトしていた。