Strange Days

2001年01月28日(日曜日)

星を見ましょ

23時55分 星見

 21:00過ぎに外を見ると、曇るという予報に反して晴れがっている。この機会を逃すまじと思い、100EDをベランダに出した。
 晴れてはいる。しかし大気中の水分が多く、視界はかなり曇っている。オリオン座の三ツ星付近から小三ツ星への近辺は、相変わらず見事な眺めだ。しかしトラペジウムは三つまでしか見えない。やはりかなり霞んでいるのだ。
 M41に100EDを向け、SW24.5で導入、UW6.7で眺めた。ほぼ南中しているにも関わらず、見える星はやや少なめ。
 昨夜晴れていたら、きっと見事な眺めだったのだろう。

Gnutelle

22時53分 インターネット

 かのGnutellaで遊んでみた。正確には、Gnutellaプロトコル(だよな)を使う互換ソフト、Bearshareで。こいつをインストールし、適当にパラメータを弄ってやると、内外にどんどん通信し始める。もっぱらこちらの公開ディレクトリを問い合わせるキーワードだが、自動的に他のサーバと通信してもいるようだ。トラフィックが凄そうだったので、これもパラメタを弄って絞ってやった。
 ではMP3ファイルをサーチしてみようか。懐かしの曲、Bugllesの"Video Killed the Radio Star"なんてどうだ。最初、正確な曲名を思い出せなくて、Bugllesのスペリングも間違っていたりして、ヒットしなかったのだが、検索エンジンで調査して正確なスペリングを使うと、あっという間に何十と無くヒットした。そのうち一つをクリックし、ダウンロードを開始してやった。これがなかなか進まない。こっちの線が細いせいもあるのだろう。しばしばタイムアウトする。しかし、放っておくとやがてダウンロードできたようだ。プレイヤーに放り込むと、をう、確かにアレだアレ。女の子の甘い声で「アァン、アアンアン」っての(笑)。懐かしい記憶が呼び起こされた。
 Gnutellaってのは(Napstarもだろうが)面白いが、しかしCD代わりのリソースになるのは、今の段階では難しいような気がする。入手の確実性が劣るし、早さもそれなりだ。ADSLやFTTHが引ければ良いかというと、今度は基幹線やサーバの能力が飽和してしまうのではないか。後数年しないと実用的にはならないだろうし、入手の確実性が低いという点はどうにもならないだろう。当面は、むしろ既存の音楽ビジネスを補完する方向で活用できるのではないかと思った。
 しかし、長期的には、こうしたネットワークレベルの共有リソースの発達が、例えばシングルCDのような一過性のビジネスを難しくするのは確かだろう。

いよいよ旧牛2K筐体ATX化に着手

21時52分 コンピュータ 天気:晴れ

 昨日夕刻まで降り続いた雪が止み、朝から徐々に晴れ始めた。昼前には日差しも強くなってきて、融雪が一層進んだ模様。屋根から電線から、水滴がぽたぽたと落ちてくる。車道の融雪も進み、ぬかるみ状態のところも多い。が、歩道やアパートの通路なんかは、人通りが無いせいでバージンスノーだ(なんぢゃそれわ)。その雪のせいで地表の反射能が上がり、部屋の中に差し込む明かりがまぶしいまぶしい。それとかなり暖かだ。窓を開けて、風を呼び込んだ。
 さて、Gateway社旧型筐体のATX化に着手することにしよう。まずはその前に部屋の片付けだ(爆)。作業場所の確保のために、PCを中心に積みあがっていた本やCD類を片付けた。ああ、すっきりした。
 そして全関係者を寝室に強制連行し、いよいよ執刀である。まずは連続稼動を重ねてゴミが付着しまくった筐体の掃除である。筐体外部を濡れティッシュで拭うと、あっという間に真っ黒になる。筐体を開けると、嫌になるくらいのケーブルと機械が、ほこりにまみれてうずくまっている。なにせこの機械には、IDEのHDD*1と、UW-SCSIなHDD*6が収まって、さらにSCSIなMOドライブまで内蔵しているのだ。これらのうち1GBのHDD*4(いまやゴミみたいなもんだ)とIDEのHDDを撤去し、45GBのATA100ベースHDDに置き換えるのだ。これだけで、相当に発熱は減るはずだ。またプロセッサもMMXPentiumプロセッサ200MHzのデュアルから、Pentium2プロセッサ400MHzデュアルに変わる。かなり強化されるはずだ。
 元々この機械は、買った'95年時点でPentiumプロセッサ120MHz、メモリ16MB、三洋の4連装CD-ROMドライブを奢った機械で、今は亡き友人スミス氏が「これで25万なら俺も欲しい」と羨ましがってくれた機械だったのだ。その後強化に強化を重ね、今ではMMXPentiumプロセッサ200MHzデュアル、メモリが256MBという構成に進化してきた。
 今のままでもsquidを転がすくらいなら何の問題も無い。しかしこの先のことを考えると、ATX化しないことに明日はないと思った。もうATメインボードは、市場でも酷く希少になっている。ATX化のハードルは、そう高くないと見た。
 まずケーブル類を引き抜きながら、筐体内部の掃除をした。掃除機とブロワーで細かいほこりまで処理する。頑固な綿ぼこりはティッシュを濡らしてふき取る。はっきりいって喉をやられるかと思った。そして内部のボードを全て抜き、ビハインドベイも取り去って、ATX化の要領を検討した。背面の開口は除き、電源は同一メーカーゆえかほぼ同じサイズだ。この交換に問題は無さそうだ。ややこしそうなのが電源スイッチ近辺だった。ここはATではケーブルで電源と直結だったので、何とかして外さなければならない。まえはどうやって外したんだっけ。よっぽどケーブルを切ろうかと思った。しかしここでATA66対応のケーブルが無いのに気づいた。時間は16:30。買い物がてら、湘南台のウェーブアイに向かった。ここでATA66ケーブルや細かなスペーサーなどを物色中に、"ATX対応電源スイッチキット"を発見。形状的には、今のAT電源スイッチとコンパチのようだ。これも買って帰った。
 帰宅して、さっそくスイッチを交換する。まずは前面パネルを外さなければ。詳しく観察して、ネジ止めされているのを発見。難なく外した。しかしこれでも取れない。実は前面パネルに伸びているLED類のケーブルが、筐体内部にしっかり留められているので引き出せないのだ。留めているストラップを切って引き出した。
 前面パネルとの隙間には、6年間の酷使を物語る凄まじいほこりが詰まっている。これを掃除機とブロワーで吸い取り、電源スイッチを交換した。パネルを仮止めしてテスト。が、なぜかスイッチがクリックされている形跡が無い。よくよく新旧スイッチを比較してみると、ATXスイッチの押し棒の方がなぜか5mmほど短かった。耐久性等を考慮し、ガムテープを細く切ってぐるぐる巻きにし、その5mmを稼いだ。これでOK。また前面ファンも前後逆に入れ替えておいた。AT機では電源ファンは排気する仕様だったので、前面ファンは吸気側になっている。しかしATXでは電源ファンが吸気する仕様なので、前面排気にしなければならない。
 ここまでで大体めどがついたので、いよいよ後面の開口部切開に取り掛かった。まずATXメインボードを仮に入れ、位置を合わせた。その上で赤マジックで線取りし、金属鋸をシリアルポートの開口部から入れ、ゴリゴリと切り始める。が、これは予想外に難問だった。切る速度自体は3cm/10分位で進むのだが、音が大きくて階下の住人の迷惑になりそうだ。ちょっと夜やるのは気が引ける。今夜は10分ほど作業し、ここで一部中止。休日にやるしかないのかな。
 しかし、切開自身はかなり簡単であることが分かった。難問は、角の処理だ。金属鋸では曲がれない。そこでワイヤソーの出番となるはずだが、今夜はそこまではいけなかった。まあ、すぐに必要になる機械でもない。気長にやろう。