Strange Days

2002年12月08日(日曜日)

そして、すき焼きの夜

00時00分 天気:始終小雨降る

 横浜で降り、西口で自転車を組み(hai氏のPacificがパンクしていたので、その修理もあり)、すぐ近所のにち氏宅へと急いだ。途中ですき焼きの具も仕入れておく。@nak組も来る手筈になっている。
 にち氏の部屋に入れてもらい、まずはすき焼き準備だ。白菜だのエノキダケだのをカットしておく。みんな手伝いたいのだが、包丁が一本しかないので執刀者一名しか関与できない。ワイワイやっているうちに@nak組も到着。さらにワイワイやる。
 具が揃ったところで、いよいよすき焼き開始だ。最初の予定では割り下から入れる関東風で料理する予定だったのだが、(た)女史が何の気なしに牛脂を入れ、肉を焼き始める関西風で始めてしまったため、なし崩し的に関西風?になってしまった。だが肉がうまいのはこっちの方だ。
 その後は割り下をジャンジャン入れたので、なし崩し的に関東風になっていった。具は白菜、エノキ、しいたけ、厚揚げ、焼き豆腐、白ねぎ、しらたき、もやし(えっ?)。なんでも(あ)氏の実家では使うそうな。それをみんなで馬鹿にしていたら、実はにち氏の実家でも入れていた事実が判明。一気に態度が大きくなる(あ)氏であった(笑)。
 実は肉は2種類用意されていた。今まで食べていたのが150円/100gの安い方。いよいよ登場する高い方は400円/100gだとか。いつの間にか汁が揮発してしまったので、最終的にはまた関西風に戻ってしまった。割り下も切れているので、砂糖と醤油の純関西風味付けになった。お味の方は、やはり高い方がちゃんとした肉の味がしておいしい。今度、僕も試してみよう(でも金がないからなあ)。
 食後は、コーヒーと@nak組が買ってきてくれたケーキで締める。ごちそう様でした。
 21:00過ぎ、遅くなる前に解散ということになった。僕は自走で帰るつもりだったので、にち氏のマンションの前でみんなと別れ、平沼橋を渡った。そしてR1をひた走る。この時間帯は、案外に交通量が多くて弱った。しかも、だんだん雨足が強まってくるし。幸い、新道との分岐を過ぎてからは、交通量が減ったので、余裕を持って帰着できた。
 帰ってから整備を、とか思っていたら、猛烈に体調が悪化してしまい、ほとんどバタンキューで布団に潜り込んだ。
 真夜中、ふと起き出すと、外が異様に静かだった。雪が降っていた。真冬がやってきたのだ。

過酷で楽しい、三崎マグロツアー2

00時00分 自転車 天気:始終小雨降る

 さて、恐れていたとおり、雨はやまない。朝になっても小雨が降っている。ところが三浦半島のピンポイント予報では、昼の間はくもりだという。雨ではない。降雨確率は50%。超絶的に微妙だ。しかし、ものすごく寒くなることは間違いない。迷ったが、いちおう決行のサインを掲示板に出した。悪天候であることから、参加は各個人で判断してくださいと書いた(というか僕が判断することでもないのだが)。すると参加取りやめが相次ぎ、最終的に4人しか残らないという事態になった。まあ、これくらいなら気楽に先導できそうだが。
 ドロップ化MR-4Fを抱えて横須賀中央に降り立ち、しばし待つ。すると、この悪天下にのこのこやってきた
変わり者勇者たちが集まってきた。hai氏、まき氏、そしてにち氏だ。みんな好きだネー(僕もだがな)。
 寒い中、駅前で自転車を展開し、コンビニで買い物を済ませ、いざ出発だ。
 小雨が続いているが、大雨ではない。みんな覚悟して雨具をつけているおかげで、さほど不快な思いをせずに走って行ける。寒いのも、走っている間は気にならない。が、止まると応える。
 R16を馬堀海岸へと向かう。今日は北北西の風という予報だったので、たぶん追い風に乗って行けると考えていた。が、実際にはえらい向かい風だった。こんなはずじゃないのに。しかし考えてみると、馬堀海岸はほぼ東西方向に伸びているので、風はやや左前方から、合成風力としては完璧に向かい風になるのだ。これは盲点だった(というか早く気づけ)。気づいたところで、向かい風は耐え忍ぶしかない。ドロップハンドルを生かしたクラウチングスタイルで頑張る。
 しかもこの日、波がかなりあって、岸壁をしばしば波が乗り越えている。けっこう高く上がる波にヒヤヒヤしながら走っていたところ、来ました、突然、高波が。避ける間もなく、その波しぶきの下に突入だ。どうなる日本! 被りました、しっかりと。「アルミも錆びる」とまき氏に脅かされる。後でしっかり整備しなければ。
 この向かい風は、観音崎を回ったところで弱まった。後はむしろ追い風だ。これは快適。みんな一気に平均速度が上がる。
 浦賀、久里浜と周り、ペリー公園で一休み。雨足は強くなく、弱く降ったりやんだりしている。おかげで、そんなに不快な思いはしない。しかし、止まっていると体が冷えてしまう。トイレに行ったり別の観光客の撮影を手伝ったりしているうちに、震えが来るようになった。危うし、俺様の肩!
 体が冷えきったところで再出発。三浦海岸を走り抜け、いよいよ引橋への上りにかかる。いよいよドロップ化の真価が問われる時が来た。一本道なので、後続にお構いなしに、自分のペースで上り始めた。うん、楽だ。やはりな。このポジションは登り坂に強いようだ。フロントをインナーに落とすことなく(実はこの日一度もインナーに入れなかったのだが)、ガシガシ登って行ける。中間地点で後続を待つふりをしながら休憩を取り(ずるい)、また上り続ける。引橋まで登りきった時点での感想は、この自転車ならこの世のどこにでも行けそう(悪路を除く)、というものだった。頼もしいぜ、ドロップ化MR-4F。
 引橋からだいたい下り基調で三崎港に降り、みんなそろってちりとてちんに突入。ここでいよいよお昼ご飯である。僕はマグロ照り焼き丼、他のみんなはお得なちりとてちん丼だった。これにまき氏、にち氏、僕には黄金の発泡液体がつく。hai氏はリンゴジュースを注文。乾杯! ここでハプニング発生。給仕の女性がhai氏のジュースを倒してしまい、hai氏にジュースが降りかかってしまったのだ。「リンゴの香りのレインウェアだ」などといじめているのか慰めているのか分からない他三名だった。
 マグロに満足した後は、"うらり"であんとろまんをぱくつく。外は寒いが、中は暖かい。勢い、長居してしまいそうな一行だった。しかし、帰路のことが気になる。これ以上天候が悪化する前に、にち氏宅に移動し、すき焼きに備えようという話になった。結局、三崎口駅でエンドだ。
 三崎口まで、いつもの坂をよじ登り、三崎口へと下った。走行距離は35km程度だった。