Strange Days

2002年06月16日(日曜日)

荒川オフ~きさ家迎撃オフ

23時55分 自転車 天気:くもり

 前日、2:00くらいに寝たのだが、起きたのは5:00。もう少し寝る予定だったのだが、早めに目がさめてしまった。朝食をとって、出立の準備をした。
 今日はMR-4Fを持ち込むつもりだ。3月にも初披露のつもりで持ち出したのだが、オフの日にちを間違え、前日に浮間舟渡に出現する間抜けぶり。やはり間違えて来たもう一人と共に二人で荒川ミニミニオフ開催となった。涙なしには思い出せない過去の出来事だった。
 今日は念入りに確認したので問題無いはず。これに加え、最初は新たに買ったブラックホールというブランドの大容量ヒップバッグを背負ってゆくつもりだった。ところが、これにレインコートを押し込むと、中が一杯になってしまう。下のコンプレッションベルトで吊り下げようかとも思ったが、案外にベルト長が短く、それも不可能だった。少し大げさだが、一緒に買ったドイターのクエーサーという新型バックパックを背負ってゆくことにした。容量は27lあり、1気室式。背中を鉄板で浮かせてネットで支えているので、同じドイターのトランスアルパインなどに比べて蒸れにくいのが売りだ。まあ買物もするかもしれないと思ったので、こいつを背負っていった。
 7:00前に家を出て、戸塚まで走ってゆく。むう、リアが沈みすぎるようだ。時々、サドルに吊った輪行バッグがタイヤに擦ってしまう。気になっていたのだが、そのまま走りつづけた。と、中田駅への下りで、突然後輪に衝撃を感じ、漕げなくなった。輪行バッグがとうとう後輪に巻き込まれたのだ。そのあおりでシートバンドが外れてしまった。あせったが、少し傷ついただけで問題は無いようだ。輪行バッグはタイヤとの摩擦でとうとう穴が空いてしまった。やむなく、バックパックに放り込んだ。でかいバックパックで良かった。
 戸塚まで走り、輪行体勢に。JRを乗り継ぎ、浮間舟渡に到着したのは8:50過ぎのことだった。そのまま集合場所まで歩いていった。
 集合場所には、既にたくさんの人が集まっていた。良かった。今日は確実にある。ホッと安堵の息を漏らす俺様であることよ。
 MR-4Fを組み立て、人様の自転車を見て回る。たかしょう氏の前3枚化MR-4を観察。BB近辺の印象がごつくなるということも無いようだ。リカンベントも多い。だんだんBD-1が目立たなくなってくるのが凄いところ。今日はBD-1のドロップハンドル仕様が2台も居た。実は、僕もドロップ化を検討しているので、なかなか参考になる。いや、もう1台、中古で安いのが入手できればですけど。
 集合予定時刻を過ぎて、ますます人が集まってくる。@nak、上京中のきさ家、おの氏、たか氏、などなどが続々と集まってくる。でも幹事の小十郎氏は? どうやら遅刻らしい。
 比較的スケジュールが緩やかな荒川オフだが、そろそろ出発しなければならない。そこでミキ氏が臨時幹事代行になり、まず各自の自己紹介をする。今日はたまげたことに40人以上くらい集まっている。はっきりいってワケワカラン。
 自己紹介が終わり、出発準備をしているところに、小十郎氏がようやく到着。だいたいメンバーが揃ったので、そろそろ出発の運びに。
 これだけの大人数なので、ゆるゆる走っても全長が100m以上にまたがってしまう。しかし、見晴らしのいい荒川では迷子の可能性は低い。
 MR-4Fは平地では絶好調だ。軽々とペダルを漕いで、快適な疾走だ。しかし、やはりリアサスのエアが少ないのか、上下動が多い。
 何度かの休憩を挟みながら、葛西臨海公園へと急いだ。そういえば、今日は加藤家は直之氏の単独参加だ。みゆき女史はまだ全快して無いようだ。
 途中で金田氏らが合流し、人数はとうとう49人に達する。なんなの、このオフ。空前の人数に膨れ上がった。「人数ではNIFの多摩川オフを上回ったかも」という声も聞かれる。
 初参加の人も何人かいたが、BD-1での参加が多かったようだ。まずBD-1で誘い込み、他の小径車、リカンベントの沼に誘い込むというのが、BDML/リカンベントMLの戦略だ(本当かよ)。
 今回の際物はスクート。スーツケース型折りたたみ自転車で、メーカーは既に解散している。ヤバ度95くらいの際物バイクだが、それが2台も集まった。こんなものが複数集まってしまうのは、日本でもここだけだろう。
 途中の休憩時に金田氏のMR-4に乗せてもらう。ドロップ化MR-4Fのイメージがちょっとつかめたかな。面白いことに、金田氏は逆にMR-4のストレートバー化を考えているんだとか。
 なにせ50人弱の大集団だ。目立つこと目立つこと。途中、同じようにリカンベントを含む集団と行き会った。お互いに歓声を上げながらすれ違う。
 何回かの休憩を挟み、大集団は荒川を渡り、コンビニで昼食を仕入れる。なぜだかやたらハングリーだった僕は、焼きうどんとお好み焼きを仕入れた。
 コンビニを蝗の大群のようにむさぼり尽くした一団は、川沿いの遊歩道を葛西臨海公園まで突っ走る。一番楽しい部分だ。やがて公園内の東屋に到着。いつものように堂々と占有する。
 これだけの人数だ。当然東屋には入りきれない。その他にもいくつか塊が出来、それぞれに和気藹々とおしゃべりしながら、思い思いの昼食を取る。さすがに季節が季節だけに、火器は目立たず、二つ登場した程度だった。
 焼きうどん、お好み焼きをぺろりと平らげ(後で思うに、この大食いは正解だった)、草地に寝そべっていると、多段化トレンクルに乗ったカップルがやってきた。加藤家のトレンクルに刺激を受け、自力で多段化したんだとか。このカップルの参加で、人数はついに50人を突破した模様。既に誰が参加してるんだか分からん状況だ。
 適当に時間を過ごした後、荒川オフも解散ということになった。そこで、人数もこれだけ集まったしということで、記念撮影。全員が集合しての写真は、今回が初めてのはずだ。
 この後はどうするのだろう。18:00から阿佐ヶ谷できさ家歓迎食事会ということだったので、折り返して和田サイクルに立ち寄り、それから宴会場に入るのだということだ。
 和田サイ行きを希望する人数は、母体が母体だけに20人を軽く越してしまった。まずは浮間舟渡公園へと突っ走る。
 帰りのペースはかなり上がり、行きが20km/h~25km/h程度だったのに対し、25km/h~30km/hにまでペースアップした。MR-4Fじゃなかったら、僕は音を上げていたかも。しかし、これにスクートで追随してくる、練馬の渡辺、山永両氏はタダモノではない。ノーマルのトランジット・コンパクトを駆るmiya氏は、さらにタダモノではない。
 16:00過ぎくらいに浮間舟渡公園に帰着。ここから先は、練馬の渡辺氏の先導で和田サイクルを目指す。幹線道路を避け、センターラインの無いような細い道を進んだ。幹線のように飛ばせないが、車のプレッシャーを感じない分快適だ。
 住宅地を進むせいか、この謎集団は結構注目を受ける。中学校の前などでは、ちょうどクラブ帰りらしい中学生集団の(冷やかし半分の)大歓声を受けた。
 やがて、和田サイクルに到着。店頭にはミキ氏、こぐ氏等が待っていた。こぐ氏は奥方のためのUK Brompton受領のために来たんだとか。実は、@nak(あ)氏もUK Brompton受領のために、あえてViewPointのストーカーに志願していたのだ。ここから、おの氏はViewPointを一人で操る必要がある。こいつは戦車だからなあ。
 和田サイの店頭に、20台以上の謎自転車が集結する様は見ものだった。さすがにこの数になると、通行の邪魔にならないようにずーっと広がらなければならない。
 たかしょう氏のMR-4にTOPEAKのモジュラ・ケージが着いているのを目ざとく見つけ、いやあ売ってるところが見つからなくて、などと話していたら、予備の一つを譲っていただけることになった。後でたかしょう氏の掲示板を見ると、わざわざ譲ってくださるつもりで持ってきてくださったことが分かった。親切が身に染みる。
 あまり長居は出来ないので、15分くらいでいよいよ宴会場に移動することに。今日は、和田氏の姿を拝むことが出来なかった。店の奥で、突然大量に出現した相談者の相手をしていたからだ。
 まめ氏の先導で、まずはまめ氏のガレージに寄り、各自の自転車を置いて、それから店に向かった。店は40席弱ほどの、居心地よさげな居酒屋だった。
 宴会が始まり、まずレモンビールなるものを飲んだ。度数3.5%、350mlくらいだ。たいしたもんじゃない、と思ったら、これが回る回る。なぜ? 一日中足を回していたからなのか。この辺で頭が半分トぶ(滅)。
 途中でBromptonの調整に精を出していた(あ)、こぐ両氏、それに付き合っていた(?)山永、ミキ、まき、たか、おのひろき各氏が登場、宴はますます盛り上がるのだった。最初、若葉女史が隣に座ったたか氏を尋問するかと思われたのだが、実際にはやはり隣のおのひろき氏と壮絶な口峠攻防戦を繰り広げる。爆笑、また爆笑の連続である。こっちの方では山永氏、(あ)氏、こぐ氏らと、年齢当てが話題になっている。(あ)氏が僕と同い年で、まき氏が年上だというのは意外だ(いや、他意はないです)。こぐ氏は......年齢不詳。山永氏も口を割らなかった(笑)。この辺で完全にトんだ(爆)。
 宴は21:00過ぎまで盛り上がり、ついにお開き。いやあ、こんなに盛り上がった宴会、久しぶりだ。
 この後、阿佐ヶ谷駅を経由して、ケーキを食おうという話が出た。当初はそれに乗るつもりだったが、経由地の阿佐ヶ谷駅でわかば女史、加藤氏が輪行することになって、心が揺らぐ。明日が休みなら自走して帰ってもいいのだが、月曜日だからなあ。結局、僕も輪行することにした。
 加藤氏とはここで、わかば女史とは新宿で別れる。そして疲れた体を引きずって、0:00前に帰宅した。疲れきった僕は、風呂にも入らずに布団に潜り込んだ。本日の走行距離は80km弱。