Strange Days

2002年07月01日(月曜日)

BD-1は坂道に弱いか?

22時00分 自転車 天気:くもり

 朝のうちは雨が残っていたが、その後はずっとくもり空。きっぱりくもりだ。ずっときっぱり晴れた空というものを見てないような気がする。
 さて、夜になって、ちょいとTCR-2で出かけた。境川まで出て、サイクリングロードを下り、飯田牧場への道を直進して、R467に出る。ここまでの坂道がきつい。きついよ。でも、TCR-2だときつくて重いなりに、踏めば踏んだだけ進んでくれる。というか、軽いギアがないので、踏まざるを得ないということだが。それでも、体感的には、なぜかBD-1やMR-4Fよりも楽に登れるのだ。
 帰宅して、ギア比からクランク1回転辺りの走行距離を計算してみた。これが長いほどギアは"重い"といえる。
 式はチェーンホイール最小ギア歯数/スプロケット最大ギア歯数*タイヤ周長。
 W化BD-1の場合。
  42T/34T*134cm=165.5cm
 トリプル化MR-4F。
  30T/25T*175cm=210cm
 TCR-2。
  39T/25T*210cm=327.6cm
 こうしてみると、BD-1W'はTCR-2(ということはほとんどのロードバイク)よりも"軽い"はずだ。ところが、坂道では全然楽に思えない。いや、どのバイクも楽ではないのだ。しかし、TCR-2は"重い"が漕ぐだけ進んでくれるので気分的に楽、BD-1は"軽い"が回しても回しても進まないので気分的にめげる、というのが正しいだろうか。しかし、BD-1では重いギアになるともはや踏みようがないのも事実。この"踏めない"という事態を招いているのは、ポジションの違いではないかと思われる。ロードバイクのポジションは、きついシチュエーションでは有効に感じる。ドロップハンドルは手首に無理が掛からず、多彩なポジションを取れ、さらに体に強くひきつけられるため、特に坂道では有効に使えるのだ。僕のBD-1W'にはアジャスタブル・アヘッドステムがついていて、これを最低に下げて使っているのだが、まだ姿勢が高い気がする。後、3cmくらいは下げたいのだが。また、BBが前に出ており、シートポストが後傾している関係で、ペダルの最下端、最前方位置でのポジションが、どうもうまく出せない。シートをもっと前に出したい気分だ。こうしたBD-1特有の問題から、「楽でない」と感じるのだろうか。最近、頓にポジションが大切だと感じている。
 しかし、かな支部の人々はあれで箱根の山を越えたんだぞ。個人的にはどんな自転車でもやりたくない偉業だ。最後には個人的な資質に帰着するのだろうか。