Strange Days

2003年01月25日(土曜日)

ラッテ再訪

00時00分 自転車 天気:快晴です

 この時期になるとアイスがうまくなる。指が切れそうなくらいの寒気の中で食すアイスは、これまた格別なものだ(バカかよ)。しかし、暖かくなってくると、アイスを食すそばから溶けてしまうので、じっくり味わうには冬の方が良いのも事実だ。味覚の対象としてのアイスは冬の食べ物であるべきだ。
 やはり、なにか間違ってる気がする。
 ともあれ、なにかが間違ってる感に苛まれながらも、去年のアイスお代わりツアー2の際に襲撃した相原のアイスショップ『ラッテ』を、再度襲撃するつもりになった。
 幸い、今日はかなり暖かい。相原まで、突っ走れば2.5時間で着くと睨んだ。往復で5時間か。最近は徐々に日が長くなっているし(もう冬至を一月過ぎたのだ)、少々帰りが遅くなってもライトがあるから大丈夫だ。いつものカステリコンビ+タイツに、アーム&レッグウォーマを着けて、TCR-2を走らせた。
 SPD-SLの脱着にも慣れたもんだ、といいつつも時々なかなかはまらなくておじさん大弱り状態に陥りつつ、まずは腹ごしらえにCoCo壱番屋に寄った。それから境川沿いに走り出した。時刻はもう13:00過ぎ。
 銀杏団地を北上しているとき、後ろに微かなラチェット音が聞こえた。サングラスに着けたバックミラーで見ると、ロードに乗ったお兄さんが背後に着いていた。こっちもロードで走っているのを見て、しばらく引けという魂胆だったのだろう。しかし、こっちは食後すぐで、ウォーミングアップが済んでない。あまり考えずに道を譲る仕草をすると、ついと前に出ていった。ごめんな、引いてあげられなくて。単に抜かしたかっただけかもしれないけれど。
 厚木街道との交差点で一度コースを替え、瀬谷駅近くでまた北上し始めた。海軍道路を通り、突き当たりで西に向かい、やがてR16に針路をとった。R16は、路駐を除けば走りやすい。相模原くらいまでは片側3車線あるからだ。
 町田近辺を通過。ここまでは来たことがある。この先は未知だ。
 相模原近辺を走った。見れば道端に雪が積もっている。一昨日辺りに降った雪だろうか。路肩にあると滑りそうで怖い。
 やがて、橋本に向かう五叉路にさしかかった。ここは、橋本に向かおうと思い、直進+右折車線を走ったら、橋本へはやや右折車線を取らなければならないと判明。ガビーン。やむなく、一度住宅街の中を疾走する羽目に。
 適当なところで折れれば町田街道まで行けるだろうと思い、適当な地点で東に進路を取り、しばらく走ると、バスも走っている2車線の道に出た。町田街道もこうだったはず。ならここで間違いない。そう思った。
 ここをしばらく走れば、東京家政大学辺りに抜ける十字路に差し掛かるはず。しばらく、注意深く走った。......違う。なにかが違う。前はこんな道じゃなかった。違和感に駆られつつもしばらく走り続け、ふと街区表示を見ると"原宿"となっている。おかしい、行き過ぎた。なのに以前通った道に出ない。止まって、地図を拡げた。げっ、間違ってました。町田街道ではなく、一本南のR413を通っていたのだ。地図を見て、なんとかリカバリに成功。さらに家政大学の手前で迷いかけたが、結局その道で良かったことに気づき事なきを得た。
 ラッテは、家族連れや子供たちでにぎわっていた。こんないい天気だからだろう。やはりアイスは冬に味わうべきだ。しかし、木陰で吹き付ける冷風は、我輩になにかが間違っている感を植え付けた。
 今日はココナツアイスを食す。うん、サッパリした甘みがよい。せっかく舌が満足しているというのに、無作法な肉体の方はガタガタ震え出した。15:00過ぎともなると、気温が徐々に下がり始めているのだ。なにかが間違ってる感に苛まれつつもアイスを食べ終わり、さっさと引き返すことにした。
 今度は厚木街道を橋本まで戻る。はっきりいって、ここは車道を走れない。道幅一杯を占めるトラックがガンガン走っているのだ。やむなく、歩道に退避したほどだ。これは、アイスお代わりツアーでここを再訪するなら、R413の方がマシかも。
 相原で西進し、R16と再合流。次第に暮れ行く街をアパートまで突っ走って帰った。だいたい、2時間強で走れることが分かった。とはいえ、ちょっと気軽に来る気にはならないな。