Strange Days

2003年10月13日(月曜日)

名古屋~大阪ツーリング4日目

00時00分 自転車 天気:とうとう雨(だが次第に晴れる)

阪急デパートで食い倒れ開始


 夜半から降り出した雨は、朝になっても降り続いていた。相談の結果、今日は歩きで大阪を回ることにした。自転車はあらかじめ輪行状態にしておき、会議室にそのまま置いておく事にした。それを許可してくれたホテルには感謝。
 雨は小降りになっていた。地下鉄で目的地まで移動し、10時に梅田地下街から阪急デパート地下売り場に入り、今日の食い倒れツアーがスタートした。
 まずはイカ焼きを買う。安い。うまい。朝食がまだだったので(当然だが)、次々に食い物を買い漁る。きつねうどん、焼ソバ、ミックスジュース。全員暴飲暴食状態だ。しかし胃袋が痛んでも、財布はさほど痛まない。さすが、食い倒れの街大阪。

天六商店街


 再び地下鉄で移動し、天六商店街に。ここのアーケードは日本一長いんだとか。確かに、果てしなく長かった。アーケード街というと、寂れてしまった商店街の起死回生策という観があるが(いや、そりゃ偏見だ)、この商店街は人通りも多く、活況を呈している。阪神優勝の余波で、どこもかしこも虎縞だらけだった。
 @nak組が、前回の上方入りの際に食い逃したという、とても美味しいたこ焼き屋に向かった。が、まだ開店前。早すぎ。そこで、天六の近くをうろつく。雑貨屋で、缶コーヒーが80円台で売られている。見たことの無い、ジョージア御当地仕様である。
 裏通りに入ると、店を開いていた揚げ物屋(?)で、一斉におでんの買い食いに走る。ごぼ天を買ったが、うまい。関西風のにごり出汁で、こっちの方が関東煮よりは好きだ。
 少しうろついて、先ほどのたこ焼きやに引き返すと、もう待ち行列が延び始めていた。慌てて並ぶ一同。
 代表者が買ってきたたこ焼きを喰らう。うまい。球の中がとろけていて、アツアツだ。でも、俺的なベストは、実家呉の総菜屋さんのたこ焼きだな。これは本当にトロトロに蕩けたたこ焼きで、アツアツの、まだ皮がカリッとしているものは、絶品だ。これとビールがあれば、夏の昼間にはなにもいらない。

お好み焼きと身投げの橋と


 昼食はお好み焼き屋で。大阪風の自前で焼くものを想像していたが、実際には既に焼いてあるものを目の前の鉄板でアツアツのうちに食べるというスタイル。これはこれで美味だったが、一日一食(ずっと切れ目無く食べつづけてきたので)という観のある現状では、いまいちお腹が喜んでくれなかった。
 それから道頓堀で、例のグリコの看板(阪神仕様)が見える橋を拝見。ここから無数の人々が身を投げたわけだ。もちろん、自殺とは別の目的で。小汚い堀が見渡せ、別の意味で良くも飛び込む気になったものだと感心する。人が多く、息苦しいほどだった。自転車ではとても来れなかったろう。SatRDayで来たら、おみこし代わりに放り込まれていたかも、との声も。

さらば、上方


 最後に立ち寄ったのが、関西
さーけりすといやサイクリストの間で有名な、麦酒食堂だった。ここで関西変な自転車界の大物、横井氏、レスラー氏、新倉氏とお会いする。けったいなおっさんたちだった。横井氏は横浜に赴任中とかで、一緒に走りませんかという話が出た。
 ここが企画したオリジナルビール、そして大阪の地ビールを愉しんでいるうちに、もうお別れの時間がきてしまった。我々は、慌しく店を後にし、ホテルに戻って荷物を取り、新大阪へと向かった。新大阪からはのぞみで帰る。大阪、名古屋間に意外に時間がかかっているのに気づいた。でも、自転車で走るのに較べれば、一瞬だね。
 新横浜から地下鉄で立場に戻り、立場からは自走して帰った。なんとか、雨に降られずに帰還。
 今回は本格的な泊まりのツーリングということで、いろいろ不安はあったのだが、メンバーの経験(特に前回名古屋ツアー組みの)を生かせ、大成功だったと思う。今度は広島に走ろうとか。面白い道はあるかな。
 それとは別に、関が原への旧道が心に残っている。もしも時間を取れたら、もう一度、今度はじっくり走ってみたいと思った。