Strange Days

2003年02月22日(土曜日)

奥湯河原ツアー決行

00時00分 自転車 天気:くもり稀に雨ぱらつく

 いよいよ奥湯河原ツアー決行の日が来た。生憎、神奈川支部フルメンバーではなかったが、にち氏、こぐ氏に加え、hai氏、あゆこ女史、そしてはるだぁ氏の参加もあり、6名とまずまずの人数となった。これくらいが、色んな意味でハンドリングしやすい。
 10:00小田原駅東口集合というゆっくりしたスケジュールもあり、朝は7:30起床で余裕の出発であった。
 地下鉄で戸塚に出て、東海道線で小田原に向かう。平塚で扉脇の席が空いたので、座って仮眠しながら小田原着を待った。
 小田原駅東口を出たのは9:45くらいだったろうか。既にこぐ夫妻、にち氏、hai氏が到着していた。はるだぁ氏は未だだった。自転車は久しぶりというはるだぁ氏、大丈夫だろうか。しかし、ほどなくはるだぁ氏も姿を現した。
 はるだぁ氏と会うのは、去年のビールただ酒オフ以来か。氏が持ち込んできたのが、ルイガノのJEDI-R。20インチのカコイイ自転車だ。しかし、リア側を折り畳めないので、持ち運びサイズは少し大きめだ。
 全員が準備を終えたところで、湯河原に向けて出発だ。
 今日は前回と同じく、真鶴道路を湯河原まで走り、さらに奥湯河原の深部にある紅葉亭まで一気に駆け上がる。休みは短くするつもりだ。あまり長く休憩すると、かえって辛くなることが、経験則で分かっているからだ。
 小田原市街を抜け、いつも自転車での通り抜けに苦労する早川の海岸を通って、真鶴道路に入る。そこからは、湯河原まで一気に走った。坂道では後続を待ち、下りでは引き離す(気持ちいいので)。後で考えるに、殿を引き受けてくれたにち氏は、あまり休む余裕が無かったのではないだろうか。でも、これくらいの距離は余裕だよな。一番気がかりだったあゆこ女史、はるだぁ氏も、危なげなくついてくる。
 やがて、また進入が難しい新旧真鶴道路の合流点を経由して、湯河原に到着した。いよいよ登りが始まる。
 最初のうち、湯河原温泉街までは、あまり辛い傾斜に出くわさない。この辺、MR-4Fならフロントミドルでも余裕の道行きだ。後続も危なげない。ゆっくりと距離を稼いで行く。この辺は、まだ辛くない。
 街並みが途絶え、川沿いに出た。不動滝を過ぎた辺りから、いよいよ傾斜が増し始める。それでも、この辺りまでなら、まだミドルでも登れた。
 奥湯河原の温泉街に突入した辺りから、遂に最大の登りに差し掛かる。この辺り、15%オーバーくらいの、しかも直線の登りが、何度も目の前に現れてくる。さすがにフロントをインナーに落とし、リアもローまで後一枚残すだけだ。ここの場合、最後にこの登りがあるので、余計に辛く感じるのだろう。しかし、何度かの小休止を挟みながら、遂に紅葉亭に到達した。全員が到着する。はるだぁ氏は最後には押しに入ったが、久しぶりのツーリングにしては立派なものではないか。あゆこ女史が、一度も押しに入ることが無かったのは凄い。さすが、川崎山岳地帯で鍛えただけのことはある。
 噴出す汗を拭きながら、紅葉亭で6人席を確保し、少し遅めの昼食となった。今日も天ざる、食後に蕎麦掻ぜんざいを注文した。発泡する黄金色の液体は無し。下りでは危険すぎる。スケジュール的に、冷め切るまで待てないとも思った。アルコールは2時間経っても抜けきらないものなので(自覚症状は無くても運動能力には悪影響が残っている)、よほどのことが無い限りもう飲むことは無いだろう。よほどのこと=食後に昼寝できるくらい余裕あり、だ。
 登りの間、時々晴れ間も見えるくらいだった天気だが、食後にふと外を見ると、雨がぱらついている。下り、それもこれほど急なそれで、濡れた路面は危険すぎる。早々に坂を下りることに決定した。
 急傾斜を下って行く。下りではMR-4Fの効きにくいブレーキが恐怖を煽る。この点が最大の課題として残っている。まだワイヤの取りまわしに無理があるのだろうか。せめて、TCR-2位には効いて欲しいのだが。それでも、実用上はそれほどの困難を感じない。70km/hまで出して、そこから急減速、などという無理をしなければ良い。
 不動滝まで一気に下り、立ち寄った。前回は、滝の正面にかかる橋を渡り、対岸の祠まで登れたのだが、今日は『崩落の危険あり』とかで、橋を渡ったところで通行止めになっていた。それでも、端正な滝の全景は、きっちり拝める。でも、洒水の滝を見た後では、いささか迫力に欠けるきらいもあるなあ。
 さらに万葉公園まで下り、前回楽しめた足湯、『独歩の湯』に立ち寄った。低料金、気軽(着替える必要なし)、混浴(爆)と、自転車ツーリングにはなかなか適したこの湯、やはり好評だった。怪しい風水系能書きも笑いを誘った。公園の入り口までは、前回同様に川沿いの散策コースを行ったが、これは予想外に好評だった模様。
 時刻は既に16:00。意外に時間をつぶせたようだ。後は湯河原駅まで下り、各自輪行態勢を整えて、車上の人となった。
 今日のツアーは辛いところもあったが、それなりに好評だった模様。また、紅葉の季節にでも催行しようと思った。