Strange Days

2003年06月14日(土曜日)

意外に過酷。カレーうどんお代わりツアー

00時00分 自転車 天気:曇り時々雨

 この土曜日、先週から天気予報をずっと睨んできたのだが、一昨日くらいまでは降水確率が60%と高く、雨に降られそうな気配が濃厚だった。しかし金曜日になって急に降水確率が急降下し始め、ついに10%に到達したではないか。これで今日のオフが決行できる。
 この日、@nakで企画された、カレーうどんお代わりオフが決行されることになっていたのだ。降水確率40%で中止という方針が示されていただけに、無事開催されたことに安堵を禁じえない。って、なんで妙に堅苦しく書いてるんだろう。要するに『わーい、走れる和める食える』と喜んでいるわけだ、この俺様は。
 当日朝までBD-1で行こうと思っていた。梅雨に入り、いつ雨が降ってもおかしくない天気が続いている。今日も、直前までは降水確率が高かったくらいなので、降られる可能性が大だと思った。なら、輪行が簡単なBD-1の方が有利だ。そう思った。
 しかし、輪行袋としてバイクキンチャクを使うと、MR-4Fでもスムーズな輪行が可能だ。慣れた今は、折り畳んで袋に収めるのに、3分くらいしか掛からない。丈夫な袋に包んで、その袋にかけたスリングで持ち運ぶ形態は、可動部の多いMR-4Fのような自転車には非常に相性がいいようだ。階段などでは、結局はスリングを着けないと持ち上げるのに苦労するBD-1よりも楽だ。平地でも、肩にかけて収まりが良いので、さほど苦ではない。こうなると、BD-1(セキサイダー付)に対して、それほど不利な点は無いのではないか。逆にいえば、BD-1ならではというシチュエーションは、あんまり無いのではないだろうか、なんて思い始めているくらいだ。
 今日の場合、GPSを取り付けできるのはMR-4Fだけで(マウンターが一つしかないので)、そのGPSを試したい気持ちが強いが故に、MR-4Fに決定した。そうすると距離を走りたくなるので、集合場所の二子玉川まで輪行という方針を改め、地下鉄であざみ野まで出て、そこからR246で二子玉川、という方針を立てた。
 あざみ野~二子玉川間は直線距離で10km程度だから、30分あれば十分と見積もり、9:19あざみ野着の地下鉄で向かうことにした。
 大急ぎで出立準備をしながら、外に出したMR-4Fにボトル(例のサーモス)だのFreePack Sportだのを取り付け、さらに店への出入りが多いだろうからSPD-SL(R600)からSPD(M959)にペダルも交換する。それだけのことなのに、既に汗だくだ。湿度が高く、気温も20度台後半と高めなので、体温が逃げる余地が無いようなのだ。ちょっとイヤだなあと思いつつ、立場駅に向かった。あっと、空気圧チェックしてなかった。でも先週入れたばかりだし、手での感触では7BARはありそうなので、いいか。集合場所で時間があったら、人のインフレータを借りて入れよう(自分のは使わんのかい)。
 立場駅から地下鉄であざみ野に向かう。あざみ野駅で地上に出て、MR-4F改を展開する。BD-1も輪行が楽だが、歩いて持ち歩くというシチュエーションを考えると、MR-4Fにも有利な場合が多いかもしれない。さすがに、展開、格納の時間はBD-1の方がかなり短くて済むが。
 GPSをハンドルバーに取り付け、起動する。昨日、初めて起動したときには、3分近く掛かったが、その後はいつでも起動後20秒足らずで位置が出る。今日はくもり空で、左右にビルが並んでいるようなシチュエーションだが、それでもロストする気配はない。安定している。これはいい。
 GPSがあるから、と気が大きくなった僕は、地図も見ないでR246への最短コースを取った。すなわち南下し始めた。ところが、このコースが物凄い激坂(路面加工してあるような)続出の恐ろしいコースで、R246が見える頃には汗だくになっていた。なんか、GPSに操られたような気がする。
 ようやくR246に出たのだが......。なんだこれは。ひたすらまっすぐな5%くらいの登りが待っていた。うかつだった。R246って、意外にアップダウンがあるんだった。まだ暖まりきってない体で、アップダウンをヒィヒィいいながらこなして行く。特に陸橋越えはどうすればいいのかとまどう。最初は一度下に降り、また上がるルートを探していたが、次には覚悟を決め、強行突破の挙に出た。というか、陸橋では路肩が十分に空いているので、こっちの方が正解なのか。
 なんとか二子多摩川に着き、新橋から旧橋まで下ったところで、BikeEを駆るまき氏と遭遇。長い信号待ちを経て橋の下に下りると、今日の参加者が既に揃っていた。自己紹介の後、さっさと出発する。
 下流の丸子橋でhai氏を拾い、中原街道を突っ走っていった。意外に道幅があり、快適な道行ではあったが、ここも意外にアップダウンがあった。東京まで平坦な道というと、やっぱりR15しかないのか。実は、R16ルートも、橋本~八王子間で低い峠を越えるだけだから、総合的には楽なのかもしれないと思う。
 やがて最初の店に立ち寄る。店名忘失。しかし有名/人気店らしく、開店前に並んでいたら、後ろに少しずつ人が並んでいく有り様だった。9人で詰め掛けたので、並んだ人たちの中にも入れなかった人が出たようだ。すまん。
 頼んだのはカレーうどん。いや、当たり前ですが。ここのカレーうどんはお蕎麦屋風のカレーうどんで、ジャガイモが入ってない、出汁入りのものだった。というか、普通のカレーが掛かっているカレーうどんって、店屋物では見ないな。カレーソース(というかこの場合はカレー汁か)はスパイシーで、ごろりと入った長ねぎ、鶏肉の舌触りも良い。
 次は都内山手線沿線に向かう。やはり中原街道を走りつづけて、2時間弱で2店目に到達。この店はメニューが複雑で、"カレー南蛮"だの"カレーうどん"だの"辛口南蛮"だのが混在している。いろいろ理由は聞いたが、それぞれのprefix、suffixの意味は良く分からなかった。目の前の(た)女史と同じものを頼んだのだが、その後でまた注文変更が交錯した結果、自分が頼んだものが分からなくなったではないか(迂闊すぎ)。結果、まき氏が頼んだ(どノーマル)カレーうどんを、間違えてぱくついた俺様がいた。すまんす。
 ここのカレーうどんは、みんな辛さの違いに驚いていた。同じ辛口でも、(た)女史のモノと(あ)氏のモノとでは全然辛さが違う。(た)女史のは激辛指定モノだった。肉がブタか鶏かの違いだけのはずなのだが。
 この店を出た頃、雲行きが妙に怪しくなってきた。時折、晴れ間も見えるのだが、全体的に雲が増えている。やばいかも。
 この後は、予めピックアップしてあった店を回りながら、早稲田まで走っていった。早大前にある店が、最後の目的地だった。しかし、女性陣+αはギブアップして、ここでの最終アタック隊は4人だけだった。主食系のチェーンイーティングは難しい、と意見が出た。この店、カレー+麺類の元祖だけあって、出されたカレーそばは、なにか懐かしい匂いのするものだった。
 この店で、まき氏に「Linear(解散したアメリカのリカンベントメーカー)LWBのフォルムに惚れてねえ」などと話を振ったら、なにやらディーラーがLinearの残余資産を引き取り、もういくらか生産するかもというしれないと聞かされた。なんてこった、あれは欲しいけど買えない物だったのに、もしかしたら買える物になってしまうなんて。冬ボーの行方を心配しなくてはならなくなってきたなあ。
 最後は近くの喫茶店に腰を落ち着けて、しばしおしゃべりを楽しんだ。いかにも学生街の喫茶店という雰囲気の店は、腰を重くしてしまう。しかし、そろそろ出ようと外に出た。
 雨が降ってます。それも結構降っている。最初、和田サイまで自走して、それから輪行で帰ろうかと思っていたのだが、地下鉄早稲田駅で輪行することになった。
 飯田橋でJRに乗り換え、東京駅で東海道線に、そして戸塚で地下鉄に乗り換えて、帰着。駅から少しだけ雨に降られたが、なんとかあまり濡れないで帰りつけた。
 帰って、GPSの軌跡ログをPCに転送し、表示してみた。台湾始点になってしまったのはご愛嬌だが(この分は削除)、今日走ったコースが表示される。これからは、こういう情報もウェブに掲載しようかと思う。