今日も今日とてスパマー様がご登場なされた。トラックバックとコメントに同じ数だけ置いていったのだが……。
その内容がなんとも謎なのだ。たとえばトラックバックなどは、以下のような形式だった。
275XX529 275XX529 pinged on 2005-03-17
5bcab2166XXXXd78df90cf529dc24c8d
44XXXXea0.
明らかにランダムに生成したと分かる文字列ばかりで構成されているのだ。なんらかの暗号化を施したのだろうか。また参照先URIは実在しないものだった。
これらのランダムな文字列は、当然NP_BlackListの除外ルールに適合しないので、トラックバックやコメントに現れてしまった。しかし、これってなによ……。
腑に落ちないながらもNP_BlackListのログを見たところ、実は同時刻、かのオンラインカジノ野郎からのスパムが試みられたことがわかった。こちらはルールに引っかかって抑止できていた。
どうやら、カジノ(のURI)への参照スパムコメントとトラックバック、謎のコメントとトラックバックが四つ一組になっているようだ。しかし、何のために……。
一つには、ベイジアンフィルタを混乱させるためという考え。だがNucleusにはベイジアンフィルタを使ったプラグインは無いしな。
次に着弾観測。送りつけたスパムが到達しなかった場合、途中でトラップされたのか、なんらかの経路上の問題なのかを切り分けるため、トラップされにくいだろうランダムな文面のものを同時に送りつけたのだ。もしこれなら、かのスパマーは『このBlogは罠を掛けているが、生きてはいる』などという情報を掴んだことになる。これはこれで嫌らしいものがあるな。
それにしても、奴らも地道というか執念深いというか。その熱意を別な、まっとうな方面に振り向ければいいのにな。