みはる女史新居公開ともども、ハーゲンダッツの限定アイスケーキを賞味しようではないかという会が催されることとなった。拙者にもお声が掛かったので、参加させていただくことにした。
最初、自走で行こうかと思っていたのだが、面倒になってトレンクル輪行に日和った。鉄路の経路検索すると、意外に簡単に行けそうに思えたからでもある。
最寄り駅からトレンクルを走らせ、近所で少し迷ったが、道をさ迷う我輩を、新居のみはる女史が発見してくれた。新居はまだ荷物の整理が終わってないが、我輩の家の惨状からすれば、もう片付いているも同然といえた。
さて、アイスケーキオンリーかと思えば、まずはサンドイッチ各種、フルーツポンチの
おもてなしが待っていたではないか。すきっ腹だったので、ありがたくいただく。
饗宴に登場したものは、アイスケーキ3種と、謎の
ご当地アイス9種であった。
まず最初の
いけにえアイスケーキが血祭りに上げられる。犠牲者は意外に抵抗したが、時間を掛けて攻め立て、斬り苛んだ。心臓を象ったそれを無惨に切り刻み、飢えたるモノどもに分け与える。ラズベリーの酸味が美味であった。
次なる
無惨に切断された犠牲者の一部である。もうこの書き方止め。疲れた。
これは苺のタルト風アイスケーキというところか。スポンジが意外に固くなっておらず、苺ソースの酸味とバニラアイスの甘みとをほんわりと包んでくれる。毎日、食後のデザートにしたい。
三品目は側面に木目調のチョコプレートを貼り付けたもの。挟み込んであるチョコプレートの食感も嬉しい品だった。
合間合間にご当地アイスも饗される。むしろこちらの方がホラー文体に似合っていたかも。
- シークヮーサー:唯一まともな品。ふつうに毎日美味しくいただけそう。
- いか:ふつうのアイスにサイコロサイズのイカが入っている。イカ墨入りらしいぞ。だからなに?
- 八丁味噌:アイスに八丁味噌を合わせてある。そのままやんけ。
- きしめん:きしめんの麺が入っている(本当)。アクセントの鶏出汁が悲しみを誘う。
- 牛タン:いかと同じ作戦。サイコロサイズの牛タンは、肉の味も感じられてなかなか噛み応えがあった。アイスに入ってさえいなければ。
- うなぎ:うなぎの脂っこさをアイスで再現しました。一口食べた後は、近所の猫に食べさせて楽しみたい。絵の具にもなりそう。
- 生姜:食べたかなあ。記憶にない。しかしジンジャーエールだのジンジャーケーキだのを持ち出すまでも無く、生姜はふつうにお菓子に使えるものだから、ふつうに食えるものだったろうと思える。
- 手羽先:手羽先、ねえ。手羽先、かあ。そういえばそうかなあ。
- 秋刀魚:今回最大の衝撃。一見、チョコアイスに秋刀魚を併せただけの代物に見える。食べると、チョコの苦味と、秋刀魚の臭みとが激闘を繰り広げている感じ。ふーんと思ったものだ。ところが、材料にはチョコ系のものが含まれて居ない。このチョコ風味は、秋刀魚の腸だの血合いだのの苦味が醸し出しているようなのだ。カカオマスの代用品になりうるか。
最後にシュークリームで締め。夜遅くまで続いた饗宴であった。またやりたいね。ご当地アイスも、一生に一度なら悪くない。
明日のバイカーズオフを気にしつつ、夜遅く帰宅した。