Strange Days

2005年05月26日(木曜日)

ご近所散歩。あるいはパンフォーカスの気軽さ

22時06分 デジタルカメラ 天気:雲が多いな

 散髪も済ませたし、散歩を続けよう。
 出かける前、ふと近所の古道の事を調べていたら、泉区古道散策マップ(PDF)というのを見つけた。そういえば、立場駅前の弁当屋の前に、庚申塔があるんだ。他にも近所で見かけた事がある。庚申塔は江戸時代の民間信仰の名残だ。
 庚申塔に限らず、近所の見どころを探すのも悪くあるまい。
 散髪屋から少し引き返し、消防署分署の前の公園で、ほら見つけた、庚申塔。あっけらかんと、公園の南端に立っている。ここを通る子供たちは、これをなんだと思っているんだろうね。
 さらに北に走ると、この辺の氏神である御霊神社がある。鳥居をくぐると、小さな池があって、さらに進むと石段があり、広場と本社がある。この広場でお祭りを開いているのだろう。
 石段を上がりきった両脇に、大きな木が並んでいる。狛犬共々、境内を守っているかのようだ。
 さっきの池は、どうも境川の支流の一つ、宇田川の源泉になっているらしい。そんな方面に流れてるのか。
 神社を出て、西に向かうと、ちょっと高台になる。少し開けた農地から見渡すと、イトーヨーカドーが遠くに見え、丹沢の山塊も見えた。たぶん、富士山も見えるだろう。こんなに見晴らしがいいとはね。
 宅地開発が進む小さな林に、小さなお社を発見。意外に手入れされているようで、鳥居もピカピカしていた。
 中田運動公園の北方をうろつき、富士山が見えないか探してみたが、雲が多くて無理だった。その代わり、こんな可愛らしい光景が。
 さらに中田中の裏手に回り、空き地で咲き乱れる花たちを見つけた。誰かがさりげなく養生しているのだろうか。
 日も暮れかけてきたので帰宅。トレンクルは、こういう用途では嵌まるなあ。
 ところで、今日の写真はD70におもしろレンズ工房のぎょぎょっと20を着けて撮った。最近、またおもレンで遊んでいるのだが、意外にも一番使いでの無さそうなこの20mmが、一番面白そうだと感じるようになった。
 一つはパンフォーカスであること。ピントを考える必要が無いので、気楽に撮るには向いてる。少なくとも、ピンボケで泣くことは無い。もう一つは、物凄く歪むレンズだということだ。なにせ元々が『魚眼風レンズ』という売りなので、歪曲がわざと残されているのだ。というか、20mmの超広角を低価格で実現するために、手の込んだ補正は一切してないからだろうけど。おかげで、前出の御霊神社の境内や木、小さな社などを見ると、天地、左右共に大きく傾いているのが分かる。笑っちゃうくらいの歪み方だ。だが、その結果、なにか不可思議な迫力が出ているとはいえないだろうか。えっ、いえませんかそうですか。まあともあれ、異界感が醸し出されているように、僕には思えるのだが。例えばお社の写真なんか、妙に迫ってくる感じはしないだろうか。なんだか、そこに嵌まってしまったのだ。
 20mmでこういう映りということは、シグマから出る10-20mmなんぞ、どういう見え方になるんだろうね。人間の視覚範囲を越えているだろう。逆に構図を作るのが、大変なレンズなのかもしれない。だが、こういう異界感をより醸し出せるというのなら、ちょっと手を出してしまいそうな予感もある。意外に安いみたいだしな。

散髪したのよ

17時56分 暮らし 天気:たぶんに好天なり

 今日は代休日。ということで、のんびりと午前中を過ごす。
 昼に南会津で買ってきた蕎麦を茹でていただく。うまいね。でも南会津で食べた生蕎麦には、遠く及ばない。
 昼どころか夕暮れ時までのんびり過ごし、ちょっと散歩に出かけた。おっと、散歩の前に。
 先月立ち寄った散髪屋で、またしても髪を切る。というか、気分的には刈った、だな。やっぱり短くしました。というか、五分刈りにして、一月伸ばして、また刈ったんだから、また短くしかならんのが道理だが。
 散髪屋のおっちゃんに『五分刈りと五厘狩り違うの?』と聞いてみた。五分刈りは9mm程度、五厘刈りは2mm程度なんだげな。じゃあその中間はというと、バリカンの刃によって決まってて、6mmというのがあるんだげな。じゃあそれでということになった。でも、この長さのこと、なんと呼べばいいんだ。
 ともかく、頭を気持よく刈ってもらい、前よりさらに短いどたまになりましたとさ。時間にして30分足らずだったろうか。こんなに簡単に済むのなら、早く短くすればよかったよ。