Strange Days

2006年10月07日(土曜日)

S3試写&小田原往還

22時37分 デジタルカメラ 天気:快晴

 朝、例によって俺を心不全で殺すためにあるとしか思えない玄関のチャイムが、ピンポーンと心臓に悪い音を立てた。出てみるとペリカンの人だった*1。届いた荷物はキヤノンからのもの。そう、Powershot S3ISだった。来たか来たか。早速開封する。
 中身はPowershot S3ISだった。って当たり前だYO! S1に比較するとレンズ径が大きくなり、色は黒くなり、多少操作系に変更が入っている。レンズも35mm換算で38~380mmから、36~432mmと、よりレンジが広くなった。広角端も多少頑張ってくれたようだが、もう一声だな。後、重量とサイズもやや拡大したようだ。
 これは試写せねばなるまい。今日は少しだけがっつり走りたかったので、小田原まで走ってくることにした。自転車の選択は、大いに迷ったが、結局MasterXLに決まり。そろそろタイヤの空気が抜けきってるしな(ダメすぎ)。天気は雨の心配が無いし。
 まずは長後のCoCo壱番屋で昼食を取り、ちょうど12:00くらいに境川を下り始めた。境川サイクリングロードから、藤沢橋で県道30号に乗り換える。さらに茅ヶ崎でR134に、大磯でR1に合流し、小田原まで淡々と走っていった。やや追い風の局面が多かったこともあり、足をくるくる回すだけで30km/h台を維持できた。R134のほとんどは道がいいのだが、R1合流後の大磯小磯付近での路肩の荒れには閉口した。微妙なアップダウンもあり、快調に走った割にダメージは溜まっていった。
 小田原城には14:00くらいに到着。片道47kmくらいだった。泉区からだと、だいたいラッテに走るのと同じくらいか。
 小田原城の駐車場の脇に駐輪場があるので、MasterXLを停めに行ったのだが、人目が無い場所なので盗まれそうだ。駐車場と天守閣方面を結ぶ陸橋の脇に貼り付けておいた。
 天守閣方面に上がっていった。天守閣*2と、その足元の広場に売店と動物園がある。思ったよりも栄えている感じだ。今日の好天もあるのだろうが、駅直近という地の利もあるのだろう。
 この動物園には、齢50を越えるというおばあさん、象の梅子がいる。このカメラの処女は、この老婦人に捧げよう*3
 いつもなら、適当に色調整して、縮小するので輪郭強調を掛けるのだが、今日は縮小だけ掛ける。
 梅子を広角端望遠端で。12倍ともなると、随分な差だわ。やや前ピン気味なのは気のせい?
 天守閣を広角端望遠端で。広角端ではコントラストの強い画面だが、さすがに左の方はCCDが飽和してるのか。
 逆光。変な色にじみなどは出なかった。雲を撮ってみた
 全体的に、S1よりも動作が機敏で、しかも状態をつかみやすかった。ズーミング速度はS1でも速かったのだが、レバーに対する反応が2段階程度で、低速の上はもう最高速という感じで、かなり調節しにくかった。その点、S3も2段階ではあるのだが、その割に調整がすごくやりやすくなっている。レバーの機械的品質が上がっているのと、制御ソフトウェアへのなんらかの改善が効いているようだ。
 全体的に、S1で不満だった点の多くが改善されている。今回の交換は非常に嬉しい。
 15:00になりそうだったので、帰途に就いた。向かい風気味だったのと、往路のダメージが効いて、少々時間がかかったが、16:30には境川サイクリングロードに入る。実はライトを忘れてきたので、焦っていたのだ。ホッとしながら珈琲など飲んでいると、ORBEAのカーボンロードに乗った男性に声を掛けられた。僕の着ていたTOKYO BIKERSジャージを目ざとく見つけてきたのは、同じくTOKYOバイカーズのkomezoさんだった。リカンベントだのブルベだのの話をする。ブルベ、出ようと考えていた時期もあったのだ。
 日が暮れてきたので、お別れして家路を急ぐ。途中、ママチャリに乗った若いもんたちが、対岸の方を差して騒いでいる。目を向けると、明るい電飾のようなものが、稜線スレスレに見え隠れしている。祭の櫓か? よくよく見ると、だった。そういえば仲秋の名月だったか。ススキを集めている人を何人も見かけた。
 なんとか、まだ薄明かりのある時刻に帰宅した。走行距離は95kmくらいだったのだが、その癖にえらいダメージを受けてしまった。体がリカンベントに馴染んでしまったのか。