Strange Days

2006年03月06日(月曜日)

鹿児島ツアー最終日

23時55分 天気:雨

 朝は8:00に起床。夜半から降り始めた雨は、緩急をつけながら降り続けている。今日は歩いての観光となるだろう。
 とりあえず、多少は睡眠不足を補えたようだ。朝食を取り、荷物の発送準備をしておく。着替え類と自転車は運送屋に委ねるつもりだ。ウェブでクロネコの営業所を探し、引取りを依頼しておいた。
 多少のドタバタはあったが、クロネコへのBD-1引き渡しに成功。さらに着替え類はフロントに発送を依頼した結果、荷物はリュック一つになった。とりあえずチェックアウトする。
 ロビーに今日のメンバーが顔を集める。三井氏は別行動なので、5名となる。まき氏以外は自転車を郵ぱっくで発送したようだが、それでも各々の荷物は多い。今日は地元の温泉業界が運営している温泉バスという無料バスで移動する予定だったのだが、ダイヤを見ると国分から乗るよりは、空港から使った方が便利だと思われた。そこで、まず空港で帰りの便にチェックインし、荷物を預けてしまい、それから温泉バスに乗ろうという話になった。チケットを買っておくと、バスが経由する温泉が無料になったりするらしい。
 空港までは、ジャンボタクシーという大き目のバンを使ったタクシーで向かった。空港への道はかなりの上りなので、往路はともかく、帰路を自走するのはつらそうだ。
 空港に着き、早速荷物を預けておいた。僕はD70以外はみんなポケットの中という、思い切った軽量化を図った。今日は望遠は使うまいと、レンズを12-24mmに換えておいた。
 帰りのみやげ物や、単に美味そうなものを求め、空港を徘徊する。早速、揚立屋という店に引っかかる一行*1
 時間となったので、温泉バスに乗り込んだ。本数が少ないので、乗り逃がすと大変だ。バスはこぢんまりしたマイクロバスで、幹線沿いの停留所の他、脇道を入った小さな停留所もつないで走る。途中で停車した、なんともいい感じの駅舎。ここでは2分停車となったが、途中停留所までは適当そうに走ってきたのに、ここで時間待ちを設けたのは、降り良くやってきたJRの列車との接続説、時間調整説、運転手の都合説*2など、諸説取り沙汰された。
 やがて、平野氏の指示で漫然と降り立ったのが、谷間に立つ一軒のそば屋の前。日の出温泉きのこの里なる場所らしい。ここ、かつては温泉だけがあったのだが、いつしかそば屋が併設されたのだとか。ここで美味しい蕎麦の昼食を取った。
 さて、併設されているという温泉は? なんと、レジのすぐ脇にある、怪しげな階段から下りられるのだった。そんなに広い温泉ではなかったが、熱々の湯に浸ったり逃げ出したりしながら、のんびり過ごすことが出来た。もう少し体力が残っていればなあ。温泉前に、雨に打たれた矮樹を写す。この温泉には休憩所が設けられていて、600円でジュース飲み放題、温泉にも入り放題なんだげな。道理で、この雨にしては客が多いと思った。
 温泉を退散後は、これまた近くに併設されている喫茶室で、雨に煙る渓谷を眺めつつ、お茶を楽しんだ。オリジナルの陶器を売っているのだが、いい感じのカップを見つけたので、買っておいた。しばらく、この旅のことなどを話し合っていたが、バスの時間が近づいたので店を出た。そしてほどなくやってきたバスに乗り込んだ。もう、次の温泉を梯子する時間は無いので、終点まで乗って、そのまま折り返すことにした。
 終点は隼人駅だった。ごらんのように、奇怪な外観を取っているが、実は竹を立て廻らせてあるのだ。装甲代わりかな*3。隼人駅周辺をうろついてから、折り返し便に乗って空港に戻った。
 空港では、三井氏と合流できたので、みんなで鹿児島最後の食事を取った。鹿児島ラーメンだったのだが、食欲が皆無だったので半分くらい残してしまった。平野氏、三井氏以外の4人は、みんなANAの同じ便での帰還だったので、時間を見てセキュリティを潜り、便に乗り込んだ。体力がヤバイ状況だったが、荷物をほとんど持って無いので助かった。
 羽田に着き、京急、地下鉄を乗り継いで帰宅。もう、身体が動かんです。こんなことで、明日会社に出られるのだろうか。
 しかし、霧島の爽やかな風景、遠望できる桜島、濃い温泉、そしてその桜島での残念な結果など、心に残るものが多かった旅になった。足が壊れなければなあ。そして、夜の宴会は、もう少し軽くした方が良かったな。ともあれ、桜島のリベンジを込みで、もう一度行ってみたいものである。