Strange Days

2007年11月30日(金曜日)

JRエクスプレスカードで年末帰省便ゲットだぜ、のはずが

20時23分 暮らし 天気:まあまあ

 会社で出張用の回数券が廃止され、その代わりにJRのエクスプレスカードを各自作れとなった。会社縛りのクレジットカードとペアで、今後は金券屋でチケット代を浮かすなんて許さんぜ、ということらしい。えー、それで会社にとって問題があったの?
 ともあれ、かつてと違って出張がほとんど無くなったので、僕にはほとんど関係ない。でもエクスプレスカードは私用で使ってよいということなので、11/29の新幹線予約を試みた。
 とりあえず予約を入れてみる。便を検索して、適当な便を選んで……、なぬ、これ、結果がメールで来るの? リアルタイムに分からんのか。なんと難儀な。とりあえず確定、と。
 数分後、メールが来た。『取れませんでした』。じゃあ、別の便を……。
 繰り返すこと10回。半日分の便を試してみたが、全て満席だ。時節柄仕方ないことではある。だが、いちいちメールを待つのが腹立たしいんだYO!(ちゃぶ台返し)
 なんという至らぬインタフェースなのだろう。既存の発券システムに接ぎ木したから、リアルタイムに処理できなかったのか。ともあれ、一発で取れればよし、そうでなければ真に腹立たしい予約システムだった。
 今年も年末は夜行バスで帰ろう*1

2007年11月29日(木曜日)

auでデータ通信定額

22時57分 デジタルギミック 天気:くもり

 きたな、データ通信定額プラン。料金が心持高めだが、プロトコル制限なし、auのエリアをほぼカバーしているCDMA-1X Winでも使える*1、変な制御アプリ不要、などなど。
 こうして見ると、これはWillcomキラーというよりもE-Mobile、DoCoMoデータ通信定額キラーだな。Willcomは全国津々浦々で、PDAを含む多くの機種を、柔軟な料金体系の下で使えるというメリットがある。E-Mobileも、つい最近出した新料金制で価格的なアドバンテージを打ち出せそうだ。すると、本当に直撃しそうなのはDoCoMoのデータ通信定額か。
 価格的にDoCoMoは4200円からと若干安めだが、64KBPS固定プランじゃなければ、現実的な使用の範囲では早々に従量ゾーンに入るだろう。ヘビーユーザーなら10000円の天井まで行くかもしれない。非難囂々の制御アプリのせいで、PCのWindowsOSでなければ使えない。FTPすらも使えないくらいプロトコル制限がきつい。E-Mobileと同じく、上りは384KBPSまで。と良いところが無い。
 いやはや、auって本当にDoCoMoの揚げ足を取るのが上手いな*2。これでDoCoMoのデータ通信定額プランに対する迷いは無くなった。DoCoMo PHSからは、やはり905i系に乗り換えようと思う。んで、905iを欲しい人に売る、と*3
 でもauからはスマートフォンが出そうに無い。だからE-Mobileから乗り換えることはありえない*4。それでも、万が一auから魅力的なスマートフォンが出たら、違約金を払ってでも乗り換える価値があるプランだ。

2007年11月28日(水曜日)

ヘルメットにライト装備

21時03分 自転車 天気:くもり

 月曜日にケーヨーデーツーでマジックテープを買ってきたのは、主に通勤に使っているミシュランのヘルメットに、PrincetonTecのAPEX*1を取り付けたかったのだ。
 時節柄なのかどうか知らんが、このところステルス逆走野郎*2に遭遇することが多いので、自衛することにした。
 元々、フロントはシマノのLP-R600+キャットアイのEL-120で、乗っている方からすれば十分に明るい。しかし逆走野郎*3はこれでも気づかないことが多いので、より強力なライトでパッシングしてやることにした。でも転倒させるほどではないので、3WのLEDはまあイイ線ではないか。
 APEXに元々ついていたバンドを外し、マジックテープでヘルメットに止めた。バンドでヘルメットに巻きつける場合、激しい動きで抜け落ちる可能性は否めなかったが、マジックテープなら問題なし。
 今日の帰りに早速点灯してみた。3WのLEDは強力で、50m以上向こうのリフレクタにくっきり反射する。10mくらいの距離だと発光しているように見えるくらいだ。ヘルメットを向けると自由に光軸を変えられるのもいい。さっそく逆走野郎ズを遠距離から照射して威嚇するのだ。さすがの奴らもはるか手前から大きく迂回するようになった。これが昂じて、逆走が改まればいいのだがな。
 しかし、元々300gと重めのヘルメットにつけたせいか、ちょっと首が疲れる。しかし便利なので止められないわー。

2007年11月27日(火曜日)

Nucleus表示改造中

23時55分 コンピュータ 天気:段々悪化中

 トラックバックを廃止したのに伴い、というかいい機会なので、Nucleusの表示を見直している。
 Nucleusは自由度の高いCMSなので、かえってややこしい部分がある。同じ変数をスキン*1にもテンプレート*2にも記述できるので、どっちに描いたっけ、と悩むことが往々にしてある。試行錯誤しながら発見的に変えてゆくので、もしかしたら変な表示になった瞬間にアクセスした人も居るかもしれない。
 旧日記の記事移行も済んでないのだ。これもなんとかしないと。そのうちに、また別のシステムに移行したりしてな。

2007年11月26日(月曜日)

MR-4Fのヒンジ交換

19時40分 自転車 天気:晴れ

 昼前に目覚める。遠野の寒さになれると、横浜は温暖でいい土地に思える。
 さて、一仕事片付いたので、ほったらかしにしてあった仕事に手をつけよう。少し前、オーヤマさんにMR-4Fのヒンジ部を発注し、受け取っていたのだが、換える余裕がなかった。交換してみよう。まあ、無駄かもしれないがと、その時は思っていた。
 交換そのものは30分もあれば終わる。クランク寄りのヒンジが一番劣化していた。交換して揺すぶってみると、お、全然違う。以前は1cmほども左右にぐらついたのに、それが完全に消えた。横剛性の差は、目を瞠るばかりだ。これは、すこぶる効果的だったんじゃないだろうか。
 試走を兼ねて、ひなた山のD2まで走った。もうね、全然違う。あの不安を感じるほどだった横剛性の低下が解消されると、別物といっていい走りになった。これはいい。もうダメかと思っていたのだが、後2年は戦えそうだ。とりあえず、ポケロケ購入は切迫した課題ではなくなった。
 D2ではマジックテープを買ったのだが、ついでに洗剤の類にも目が行って、バックパックが結構重くなった。
 時間的に日暮れ時だったので、高鎌橋まで下って夕陽を撮りたくなった。高鎌橋の上流側で、警官が自転車に乗った人を職質していた。自転車泥棒摘発の強化月間だったのだろうか。大いにやって欲しい。ヘルメットにサングラス*1、これ見よがしなヘッドライトで固めていたせいか、僕はスルーだった。
 高鎌橋から少し下った辺りで、夕陽を撮った。燃えるような夕陽と、そこから放たれたように流れる雲が印象的だ。もうすぐ冬至。それまでが精神的に辛い時期だ。そしてそれを過ぎれば、気分的に明るくなる。
 D70に18-200VR2lをつけ、接眼目当てを着けて取ったのだが、Exceptionだとガラス面と水晶体が離れるため、ファインダー全体を一目で見渡すことが出来なくなってしまった。でもピントが非常にあわせやすくなるので、これは手離せない。
 復活したMR-4Fの走り応えをかみ締めながら、帰宅した。

2007年11月25日(日曜日)

遠野後ろ向きツアー(ではなかったのか?)3日目

23時55分 天気:好天

 この旅、本当はなにも無い野原でお茶なんぞ喫しつつ、ひたすらぼんやりするつもりだったんだが。
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2007年11月24日(土曜日)

遠野後ろ向きツアー(なんだよな?)2日目

22時24分 天気:くもり

 さても雪は消えず、自転車での周遊は絶望的だ。
 そこで3日間パスを活用し、近場の観光地、平泉に赴くことにした。
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2007年11月23日(金曜日)

遠野後ろ向きツアー(のはずだった)1日目

23時55分 天気:この日は晴れだったのだが

 三日掛けての遠野散策。晩秋の遠野を自転車で駆け巡るはずだったのだが……。
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2007年11月22日(木曜日)

出立準備

22時08分 暮らし 天気:こっちは晴れ

 東北地方は、この時期に滅多に無い大雪だってよ。とほほ。
 遠野は太平洋岸に近いので多少マシだが、それでも路面は凍結してるかもな。
 とりあえず準備。Bromptonの整備をやって、さて持って行くものは。着換えと電子機器は送ってあるので、カメラが問題だ。D70を担いでゆくつもりだったのだが、雪の予報に怯んだ。Xacti CA6を持っていって、もう少しマシな写真を撮りたいときのためにCaplio GX8も持っていこう。
 明日はなんと3:30起床だ。東京6:03発に間に合うためには、4:30には家を出なければ。

Trackback廃止

09時50分 一般

 ほとんど使用されていないこと、その割にspamのリスクが高いこと、そのspam回避のための仕様がややこしいことなどから、Trackbackを廃止しました。ちょっと面倒になりますが、コメントで代用願います。

2007年11月21日(水曜日)

初コンタクトレンズ

23時55分 暮らし 天気:快晴

 眼鏡を新調した結果、困ったのが左右の視力差だ。左の度数が-5.75に対して右が-7.75とばらついている。普段掛けの眼鏡でも歪像の差を調整するために、目に疲労を感じることがある。レンズが水晶体と並行にならないスポーツサングラスならば、なおのことだ。さらに星を見たり、写真を撮ったりするときに、眼鏡だとつらいと感じるようになったので、コンタクトレンズを試してみることにした。コンタクトレンズの場合、歪像が少ないので眼鏡よりはマシになりそう。
 市販のソフトコンタクトの中から選んだのは、L-Conの1Dayという安い奴。30個パッケージがなんと1400円。失敗しても惜しくは無い。悪い評判も少ない。目に異常を感じたら速攻で捨てるつもりなので*1、安い奴で試してみることにしたのだ。右の処方ぴったりの度数は無かったので、わずかに弱いものを購入した。というのも、右は長い間の左優勢の矯正視力の状態で、あまり使われてこなかったので、焦点調整能力が落ちているらしい。
 パッケージを開けてみる。価格が価格なので、なんとなく粗末なパッケージに、30個分ごろんと入っている様を思い浮かべていたのだが、実際は一つ一つがなんらかの液体の中に封入されているものだった。これは携帯にも便利そうだ。
 まず着けるのに大いに苦労した。2日半分*2を台無しにした末に、ようやくコツを掴んだ。とにかく左右の指を動員して瞼を押し広げ、入れるのとは逆の目で作業を見ながら入れるのだ。しかし、鏡が無いと難しいな。
 左右とも入れて、びっくりした。なんか世界が違う。眼鏡に視界を区切られないで、その癖に遠くまで焦点が合う視界を得たのは久しぶりのことだ。30年ぶりなんじゃないか。しかし、近距離に焦点を合わせにくい。眼鏡だとそういうことも無いのだが。いやこれは、右目の焦点調整能力が低いからのようだ。1m以上先には、比較的すばやく焦点が合うのだが、それより近いと合わせにくい。うーん、と頑張って意識しないと合ってくれない。老眼も入っているのかなosz
 星を見た。いやはや、星の見やすいこと見やすいこと。眼鏡を必要としないというのは、実にありがたい。望遠鏡、双眼鏡を覗く時には、どのみち焦点位置を調整できるので関係ないが、目を上げた時に眼鏡無しで星空を確認できるというのはありがたい。
 カメラを使うときも、ファインダー像を確認しやすくなった。D70もPowershot S3ISも、視力調整用のスライダーを目一杯回しても、裸眼ではどうにもならなかったし、眼鏡を使うと覗き口から離れるしで、使いにくかった。しかしコンタクトを使うとかなり使いやすくなる。
 眼鏡やスポーツサングラスには、防風防水という機能があるので、コンタクトを常用するつもりは無い。が、天体観望や写真を撮るときには使えそうだ。

2007年11月20日(火曜日)

今日のホームズ彗星

23時55分 星見 天気:快晴(やや霞みあり)

 強い風がエアロゾルを振り払ったのだろう、意外に澄んだ夜空だった。多少の霞のせいでシーイングはやや落ちる。
 ホームズ彗星は、次第にいびつな形になってきている。時間が経つと光圧だか太陽風だかで雰囲気が押しやられ、彗星らしくなるのだろう。しかし、その頃には見えなくなっているだろう。まだまだ小さな双眼鏡でも見えるので、今が観測好機だ。ペルセウス座は、今はちょうど深夜0:00頃に天頂に位置するので、探すのも簡単だ。
 M42は強く輝き、M41はやや見え難い。
 M31を探したが、アンドロメダ座が西空に傾き、多少雲が掛かったせいか、見えなかった。こういう朧な天体は、見える時は良く見えるのだが、見えないと本当に見えない。

土曜日はどうするか

21時49分 天気:晴れ

 今週土曜日の遠野地方の降水確率は70%。前日の夜は氷点下に下がるので、すこぶる寒い日になりそうだ。とほほ。
 こうなると、自転車以外での移動を考えないと。平泉にでも行ってくるか。7:30にホテルを出れば、10:30には着く。毛越寺~中尊寺を歩く時間はあるだろう。えっと、雨具一式を持っていかないと。
 しかし、いっそのこと雪の平泉や遠野もいいもんだな。町外れに出て、雪の降る様をぼけっと眺めていたい。

2007年11月19日(月曜日)

雨の中の発送

23時10分 暮らし 天気:あれ、雨だ

 今週末には遠野に居るのか。毎度の事ながら、そういう自分を想像できない。まあ、今回は自転車主体というよりも、なんとなく放浪してみるつもりだけど。
 取りも敢えずに、遠野で必要な着替えと、ノートPCを送っておく。着替えは2着でいいだろう。冬用の上下と下着、出来るだけ暖かな靴下を入れた。ノートPCは、まあ要らんかという気もしたが、箱の容量に空きがあり、また宿では各部屋にLANの口が来ているそうなので、ありがたく使うことにした。
 問題は、土日の天候が不安なことか。土曜に雨か雪という予報だ。そうなると、やはりインドア主体の旅になるかな。鉄道であっちこっち出回るかもしれない。なにせ、3日間パスが使えるのでな。
 近くのコンビニまで箱を担いで行こうと、外に出た。雨だ。今夜降るなんて聞いてないよ。なんとなく嫌な予感に浸りつつ、傘を差して歩いた。

2007年11月18日(日曜日)

今夜のホームズ彗星は

23時55分 星見 天気:晴れ(やや雲あり)

 寝る前に、CANON18*50ISで眺める。彗星は、既にどえらく大きく、かつ朧に広がっている。視直径は月に匹敵するそうだ。恐らくは0:00前後に南中するといった辺りだと思う。こんないい状態で彗星を眺められることは二度と無いと思われるので、日が変わる頃に真上を眺めてみることをお勧めする。
 M42の散光強し。M41はちょっと雲に掛かったが、可愛らしい姿を見せてくれた。

オードビーでサングラス受け取り&佐川で裏目な手配

21時19分 一般 天気:快晴

 今日は荒川オフの日だ。参加表明していたのだが、朝起きると鼻がむずむずして低調だ。昼まで寝ることにした。
 さて、今日はオードビーにサングラスを取りに行かねばならないのだ。しかし、千葉のサイクルサービス・オオヤマに頼んでいたモノを受け取らねば。なにかというと、MR-4Fのリンク部だ。相談してみると、すぐに取り寄せてくれた。ここは頼りになる。しかし、金曜日に受け取れず、また昨日も予想より遅くに帰宅したので、また受け取れなかったのだ。その再送を今日の18:00以降にお願いしていたのだが、その頃にオードビーに行かなければならないかもしれない。ちょっと考えて、佐川の再送手配に電話し、今日の16:00までに受け取りたい旨を伝えた。
 さて、その16:00になっても佐川は来ない。仕方ないので、御徒町に出掛けた。オードビーでサングラスを受け取った。少し重めだが、各部を簡単に調整できるので、すこぶる便利そうだ。ロードとリカンベントとを乗り分けている僕には、支持部を自由に調整できるのがありがたい。
 急いで帰宅して19:30。果たして佐川の不在通知が入っていた。19:15に来た事になっている。話が伝わってなかったのね。ってか、あと15分遅く来てくれていれば。
 佐川の夜間配送は18:00以降なので、その枠で一番早くこられると、急いで帰らないと間に合わないのが使いにくいところだ。といって、営業所の受け取りも17:00までだったはず。使いにくいんだよな。
 万が一、オオヤマさんの所に戻ってしまったら、19:00以降配送可能のクロネコに変えてもらおうと思う。

2007年11月17日(土曜日)

オードビーでサングラスを誂える

21時04分 一般 天気:晴だな

 こぐ氏、こば氏と向かったのは、御徒町駅近くのオードビーだった。眼鏡に金をかけたので、サングラスにも金をかけようという趣旨だ。
 駅近くというには、少し離れた場所で発見。5年前に来た時にも迷ったよなあ。
 店内に入り、お目当てのルディ・プロジェクトの跳ね上げ式サングラスを見繕った。パーセプションは跳ね上げ部の固定がフリクションなのに対し、エクセプションはラチェット式だ。その程度の違いだな。
 店員が対応中でなかなか捕まえられなかったのだが、こば氏が捕まえたのを横取りして*1l、要望を伝える。替えグラスのついたエクセプションで組んで、5万円あまり。まあ、想定内だ。細かい話をして、それで作ってもらうことにする。明日には受け取れるという話になった。
 その後、OD-BOXを襲う。気がついたら冬用サイクリンググローブを買っていた。いかんなあ、今日は凄い散在振りだ。
 こぐ氏と別れ、帰ろうと思ったが、こば氏と軽く食事でもということになった。しかし見つけた店は、どうやらとんかつ屋らしいが、お品書きが表に一切見えてないという謎の店。2500円のトンカツ+生ビールで晩餐とする。お高いとんかつ屋には、あまり外れは無い。肉肉しておいしいトンカツだった。こんなヘビーになるならばこぐ氏も呼べばよかったかと後悔したが。
 意外に遅い時間に帰宅した。

東京上野国立施設群に行ってきた

17時06分 科学 天気:晴れ

 みはる女史から誘いを受け、東京上野博物館に行ってきた。
 上野駅公園改札口に9:00ということだったので、6:30に頑張って起きた。
 D70を担いで公園口を出ると、しばらくしてこぐ氏登場。みはる女史、Asako女史、そしてこば氏が出てきた。
 国立博物館前は、開館20分以上前だというのに、100人を越える行列ができている。これは、企画展の大徳川展の入場者だ。我々の主眼は別にあったが、それが終わったら徳川展を見てもいいと思っていた。しかし、この行列は……。
 まずは主眼を見よう。国立博物館で、今VRシアターが開催されている。トッパンが主体になって作ったようで、そのウェブ解説の英語版をみはる女史が担当したのだとか。その縁で見に行くことになったのだ。表慶館エントランスで受け付けてもらい、定刻に史料館にあるVRシアターまで案内される形式だ。
 今の題材は法隆寺から皇室に寄贈された国宝、聖徳太子絵伝。かつては法隆寺の絵殿にあったのだが、痛みが激しかったため、江戸時代に模写したものと差し替えられ、秘蔵されてきたものだ。明治期に入り、廃仏毀釈の余波で仏教勢力が衰退した際に、寺宝の保持を図って皇室に献上するという手段を取ったのだ。もともとは天皇家に関わり深いものであり、またちょうど廃仏毀釈の行き過ぎからの文化財喪失に対する危機感が強まっていた時期であったこともあり、この絵伝の保護は成った。
 シアターは240インチのスクリーン*1を表示部とし、投影される画像をナビゲーターが手許のコントローラーで操ることが出来るものだ。ある程度はリアルタイムに描画しているようだ。どんなプロセッサを使っているのだろうか。
 題材の聖徳太子絵伝は、聖徳太子の生涯を、10面の屏風に描いたもの。いや、元は壁画だったのだろうか。ともあれ、それだけの広さに、太子の一生が60あまりのエピソードとして書き上げられている。しかし、それらは時系列とは無関係にちりばめられているので、それらのエピソードに明るくない者には、そもそもどういう順番なのかが分からない。
 それにしても、画像の緻密さには参った。実物の質感を想像させるに十分なものだ。
 終了後、実物を閲覧できる、法隆寺宝物館に入った。絵伝は年に1ヶ月しか公開されないらしい。館内の陳列物は、寺のものなので古い時代の仏像がやたら多い。
 実物の絵伝は、やはり痛みが激しく、何が描いてあったのか分かりにくい部分が多い。特に左端2枚は激しい。場所的なものなのか、8枚目までは修復が試みられた結果なのか。
 1Fにレストランがあったので、まだ少し早いが昼食を取った。社食の230円うどんでよしとしている拙者には、大層ハイソでお高い食事だった。たまにはよし。
 博物館の庭の大樹も、そろそろ秋色に染まりきっている。
 国立博物館を出て、次に国立科学博物館に入ることにした。大ロボット博を見ようというのだ。と、その前に。ちょうど『もやしもん』に絡めての講演があるということで、急遽立ち見することになった。もやしもんは『醸すぞ!』だけ知ってた。この漫画に絡めて、身近なカビに関する話をするという趣向で、担当した学芸員氏も「こんなに集まるとは思わなかった」という盛況だった。
 大ロボット博の方は、ガンダム、ガンダム、Asimoという感じ。会場に入ると、まずはずらりと並んだガンプラがお出迎え。ジオングにちゃんと足が生えていて、「おかしい、飾りのはずじゃなかったのか!」と唸るのがお約束となっていた*2
 1Fはステージと、会場を取り囲むようにして各種ロボットが並んでいる。ステージ後方には、こんな禍々しいものが立ちはだかっている。押井守の名も見えるので、その線なのか。こんな怖いものが待ち受けている未来なんてイヤン。しかし異空間の演出としてはナイス。
 会場には、もちろんヒトガタのロボットが多かった。しかし造型にひきつけられたのはこの車両。この流線型ぶりはコキブリ様を想起させる。えーっと、なんの用途に使うんだっけ。説明文を読み忘れました。
 なんだかコワイで賞は、この作品だ! 造型もそうだが、色合い、質感、すべてヤバイ。夜道にこんなものと行き会ったら泣いちゃうと思う。社交ダンスのお相手をしてくれるのだとか。ステップの都合上、ちょうど足の部分が空洞になっている。
 2FはAsimo特集だった。入ってすぐの場所に、歴代のAsimo*3が出迎えてくれる。この小型化っぷりは、遠近法だけじゃない。
 ステージでは30分ほどのAsimo劇が上演されている。近未来の家庭にAsimoが入ったという設定のお話だ。実物のAsimoを見るのは、実は初めて。望遠で寄って、バシバシ撮ってみた。こういう場合、VR2は非常に頼りになる。
 科学博物館を出て、ここで女性陣とはお別れだ。僕はこば氏、こぐ氏と共に、御徒町に立ち寄ることにした。
 しかし、博物館といい、科学博物館といい、また来たくなる施設だった。

2007年11月16日(金曜日)

新眼鏡出来た

21時54分 暮らし 天気:くもりかな

 会社の帰りに眼鏡屋によって、新調した眼鏡を受け取った。少々高くとも、軽くなるように作ってもらったものだ。しかし前の眼鏡は、少しガラス面を小さくし、軽いが柔なフレームを使って、かなり軽いものだった。今回のものは、ガラス面を広くして、頑丈なフレームにしたので、少し重く感じる。まあ、掛けていれば気にならないのだが。
 度数が強まり、また左右の差が大きくなったので、掛け始めは結構異次元だった。しかし遠くのものもすっきり見え、また空の星も良く見えるのがありがたい。
 これは紫外線カットのガラスを使ったので、サイクリングでも使えるだろう。

遠野ヤバイ

15時57分 天気:くもり

 なにがって、寒さが。
 朝夕は氷点下が普通、真昼でも10℃以下。今日なんか4℃という話だ。ちょっと峠を登ると、真昼間でも2℃とか0℃とかいった実測値を拝めるぞ。雪も降り始めているらしい。まだ積もることは無さそうだが。年内に雪が積もることはないという情報から、まあそこまで寒くは無いだろうと思っていたのだが、実際には横浜に較べれば10℃ほども気温が低い地だということだ。そんなところに行ったら、温暖な瀬戸内育ちの拙者、凍死は必定のこと。世間のいい笑い者になるであろう。
 というわけで、遠野での行動計画を、もっぱらインドア主体に改める。遠野ふるさと村の類を回り、室内でぬくぬくと過ごすことにしよう。うっかりデンデラ野なんぞで野外茶会でも開こうものなら、夕刻までにはおっさんの凍死体1つが遠野の野に転がっていることだろう!
 そうなると、ガッツリ走るということでもなくなるので、自転車はSatRDayやMR-4Fじゃなくていいかな。ってか、輪行準備中に凍死する可能性があるので、もっとすばやく折り畳めないと。となると、Bromptonか。最初の予定通りではあるが。
 ともあれ、雪だけは降らないでくれよと祈る日が続きそうだ。

2007年11月15日(木曜日)

大晦日は日本最西端に

22時05分 天気:晴れ

 1/2の宿を取らなくちゃだわと、思い出した。早速大三島の民宿とふるさと憩の家を当たったが、民宿はその頃の状況が分からないと受け付けてくれず、ふるさと憩の家は正月はお休み。キャンプ道具でも持って走るか。いやもう、寒い冬に長居するのもなんなので、一気に走りきってしまうか。1/3のサンライズ糸山は確保できているので、まあ1泊2日にするか。
 その代わりに、大晦日にちょっと山口という案を少し変えて、下関に行ってこよう。下関までは、新幹線を使えば2時間強で行ける。下関をうろついてから、本州最西端の毘沙の鼻に行こう。そして初日の出ならぬ締め夕陽を見送ろう。晴れたらだがな。

2007年11月14日(水曜日)

自転車用サングラスも買い換えたい

20時01分 自転車 天気:晴れ

 今使っているのは上野のオードビーで誂えたZEALのマイスターというものだが、コーティングが剥げ始めていて気になる。普段使いの眼鏡と同じく、度も合ってない*1
 次はどうしよう。マイスターはフレームがごつくて、サイドが見難いのが欠点だ。代わりに防風性は高いのだが。それとレンズ差し替えが出来ないので、汎用性に劣る。この辺を何とかしたい。
 サイドが開けていて、昼夜問わず使えて、防風防雨性も高いとなると、一工夫要りそうに思う。
 目をつけているのが、ルディプロジェクトのパーセプション,エクセプション辺りの跳ね上げ式のもの。近視にはクリップオンで対応して、防風性の高い広いグラス面も確保できる、と。サングラスには調光式のものを使って、トンネルなど急な減光には跳ね上げて対処するのだ。これならクリップオンをつけなければ、コンタクトレンズでも使える。
 まあちょいと、オードビーで相談してくるかな。

2007年11月13日(火曜日)

メガネ新調

20時19分 暮らし 天気:まあまあ晴れ

 退社後、職場近くの眼鏡屋で眼鏡を新調した。今掛けているものは、2002年1月に作ったもので、元々弱めの処方で作ったせいもあり、かなり遠くが見づらくなっている。日常生活でならともかく、自転車で走っている時に困ることが増えてきた。交通標識が見難くなったし、ランドマークを見落とすことも増えてきた。
 視力を精密に測定してもらうと、前回の測定結果よりそんなに落ちてないという。えー、こんなに見難いのに。実は眼鏡の装着を調整しなおしてもらうと、断然見やすくなってしまったのだ。なるほど、フィッティングによって、こんなに左右されるものなのか。レンズの焦点軸とずれていたのかもしれない。
 とはいえ、今の眼鏡はレンズのコーティングが痛んできているし、今度はUVカットできるものにしたかったので、やはり作り直すことにした。今度はほぼイーブンになる処方で作ることにしてもらう。遠くの物が見えないのは、自転車に乗っている時に困ることが多いのでな。
 スポーツグラスも作り直さねばならんな。今度はクリップオンタイプにするか、サイクリング時だけコンタクトにするかにしようかと思う。

2007年11月12日(月曜日)

今日のホームズ彗星

23時55分 星見 天気:快晴

 寝る前に空を見ると、非常に透明な空が広がっていた。ホームズ彗星を探そう。
 CANON18*50ISを持ち出して、夜空に向けた。ペルセウス座もかなり見慣れてきた。ホームズ彗星はすぐに見つかった。10月末に見たときよりも、視直径で倍くらいに広がっているように見えた。段々と拡散しているようだ。
 ついでにアンドロメダ座近辺をうろついて、前にチラリと見かけた散開星団を探した。NGC752かな。でも視直径が大きいとあるので、見た目そんなに大きくないコイツは違うかもしれない。
 オリオン座の小三ツ星も見た。M42の散光は眩いばかりで、トラペジウムもDまで見えているようだ。
 シリウスの足元を探すと、M41がこじんまりと見えた。こいつは空の状況が良くないと見難いので、今日のシーイングは良かったようだ。

鉄フライパン復活の儀

23時46分 暮らし 天気:快晴

 コルナゴ様に乗る度に思う。鉄はイイ! だから、しばらく使ってなかった鉄フライパンを復活させた*1
 最近はテフロンのフライパンを使い捨てにしていたのだが、数年置きに買い換えるのももったいない話ではないか。それに、毎日毎日、少しずつはがれてしまうテフロンを食べているわけで、正直気持ち悪いのだ。今使っているものも、かなりテフロン加工が損傷してきたので、
 復活させたのは、20年近く前に大須は松屋コーヒーの近くにあった金物屋で買ったもので、蓋にオン/オフできるホイッスルが着いていた。しかし、この蓋のホイッスル部が壊れてしまい、段々使わなくなったものだ。蓋の修理は後で考えよう。
 まずは復活の儀。鉄といっても、多少熱伝導高率の劣るステンレス製だ。錆は浮いてなかったが、念のために表面を錆落としで磨き、それから強火でしばらく焼いた。そして熱いままの鉄にサラダオイルを回す。煙が派手に出るのでびびる。これを数回繰り返すと、断然焦げ付きにくくなる。実家の母がやっていたものだが、原理は知らないが、確かに効果はある。これでもテフロン加工したアルミより焦げ付きやすいのは確かだし、少し熱が通りにくいので火に掛けてから気を使うのも確かだ。しかし、これは鉄なのだ。つまり、コルナゴで料理しているようなものなのだ*2。少々の不便さも楽しめるってもんでさあ。
 鬼門の餃子、焼きソバ辺りで真価を問いたい。

 

2007年11月11日(日曜日)

イリア・カバコフ『世界図鑑』絵本と原画

20時51分 レジャー 天気:くもりのち晴れ

 雨は午前中にもぱらついていた。が、これなら出掛けられなくはないという程度だ。どうするかな。
 ふと、神奈川県近代美術館のウェブサイトを見ると、葉山館の企画が今日までになっている。しかし葉山か。まだ雨が降るかもしれないのに、ちょっと遠いな。昼の予報でも、午後の降水確率が60%だったので、なおさらだ。まだ鎌倉館の方が良い。
 しかし、この葉山館の企画は、来年に世田谷美術館でも全く同じものをやるらしい。同じ企画を別の美術館で比較するのも面白そうだ。迷ったが、葉山館に行くことにした。ただし、雨を懸念して、輪行込みで出掛けることにした。自転車はBromptonだ。
 戸塚から逗子まで電車で出てから、葉山館まで走った。逗子で降りた時には、既に日差しさえあったくらいだった。雨は大丈夫だろう。
 Bromptonを駐輪場に停め、葉山館に入場した。企画展は「イリア・カバコフ『世界図鑑』絵本と原画」。カバコフはインスタレーションで高名な芸術家らしい。知らんかったけどな。
 大体において大掛かりになるインスタレーションを製作する一方で、絵本製作とはいかに。それは、いわば芸術家の手遊びで、共産主義体制のロシアにおいては、国家が認めないような表現手段を取る芸術家*1の多くが、児童文学など別の方面で生活費を稼いだ。カバコフもそうだった。
 ソ連邦では、国民を国家が望ましい方向に育てるという意味から、児童向けの絵本製作が大きな市場になっていた。絵本製作は分業制で、プロデューサーの下、テキストを書くものと絵を描くもの、装てんする者が分担する形になっていた。カバコフは絵と装てんを担当してきたという。時代によって、またプロデューサーの要請によって、様々な絵柄が試されている。科学方面の題材を扱ったものに較べ、昔話などの場合には伝統的な絵柄にこだわることが多かった。ある作家は『魔法物語的』と評した。なんとなく、いやかなりあからさまに、日本のファンタジー系作家の絵柄を連想させる。源流の1つが実はカバコフだったのか、単に源流を共有しているのか。
 まだ明るいうちに美術館を出て、もう雨の心配が無さそうだったので、自走で帰る事にした。逗子、鎌倉と抜け、境川に入ってから一息。暗くなり始めた中、Bromptonを撮ってから、帰宅した。

2007年11月10日(土曜日)

なにもしない1日だった

22時42分 暮らし 天気:雨

 昨日の帰宅が遅かったので、必然的に就眠も遅く、結果として目覚めも昼前になった。まあ、予想通りに雨が続いているので、どのみち外出する気ないけどな。
 物憂い気分で二度寝したりしながら過ごし、出掛けたのは夕食の材料を買いに行った時だけだ。肌寒いので、暖かな鍋物が恋しくなった。なんとなく鍋ストレートを狙わず、変化球で味噌煮込みうどんを狙った。熱々で良いね。
 サングラスの買い替えなどを検討しながらうだうだ過ごし、結局一日が暮れた。

2007年11月09日(金曜日)

それでもやはり、飯処は問題なり

23時55分 天気:急激に悪化中

 今日はさらに遅くなって午前様未遂。休日前だし、明日はどうせ雨なので関係ない(怒)。
 さて、いくら遠野の野に膝を抱えてうずくまっていたいとはいえ、腹が減るのは必定。
 遠野の名物というと、あまり無いみたいだが、それでも蕎麦とジンギスカン、ビールくらいはよさげだ。
 蕎麦は大抵の観光施設でやっているようで、まあ昼食候補。ジンギスカンは、一人ではどうよと思う。一方、ホップの生産量日本一とかで、ビールが意外にも良さそうなのだ。地ビールを飲ませる場所が数箇所ある。いずれも駅近くなので、遠野駅近くの宿に戻ってから出掛けるか、夕食に立ち寄ってから輪行で帰るかすれば良い。
 でもまあ、昼食はお弁当というのも良いかも知れぬ。適当な見晴らし場所に上り、お茶を沸かしてのんびりするのだ。
 なんにせよ、あくせくしない旅にするつもりだ。

2007年11月08日(木曜日)

遠野行検討2

23時52分 天気:くもり

 帰りが遅かったので、自宅近くの吉牛で牛鮭。こんな時間に食うと太るのは分かってるんだが、食わないとやってられんのじゃ。
 寝るまでの時間に、遠野の散策ポイントをピックアップする。とりあえずデンデラ野カッパ淵伝承園には行きたい。曲り家形式の旧家も散在するようなので、出来るだけ見て回りたいものだ。デンデラ野は原っぱに杭が一本立っている切りという驚異の観光ポイントらしいぞ。良いなあ、その杭と、ただの原っぱを呆然と眺めていたいものだ。
 後は箱物が結構多いので、それを見て回るのもいいか。雨なら箱物主体だな。
 でも本当は、なんて事の無い原っぱを見つけて、秋深く寂しくも開けた野原に寝転んで、ぼんやりしていたい。なにか食べたり、見つけたり、記憶したり、身に着けたりするようなものではなくて、後ろ向きで内省的な時間を過ごしたい。そういう旅にしたいのだよ。

2007年11月07日(水曜日)

遠野行検討

23時04分 天気:晴れました

 トドヶ崎はむりぽ。朝一に遠野を出発しても、宮古到着は昼前になってしまう。そこからトドヶ崎までの道程は、結構厳しそうだ。行っても即引き返すくらいの時間しか無い。
 海が無理ならと、内陸に向かう案を検討してみた。遠野~花巻間は、意外にも遠野側が高地に位置する下り基調のルートだ。まあアップダウンはあるものの、ざっと見て獲得標高500m程度というところか。距離も午前中一杯で十分走りきれる程度。
 この遠野から花巻に向けて、というより途中の田瀬湖に向けて、釜石街道に沿ってサイクリングロードがあるらしい。ここを通ると、田瀬湖から釜石街道に復帰するのに、余計な数kmと高度を稼がなければならないが、ぜひ通ってみたい。
 新花巻には昼前には着くだろう。昼食を花巻市街で取ってから、花巻温泉まで行ってこよう。花巻市街から温泉まで、こちらにもサイクリングロードがある。南端は北上駅の近くまで達している。どうせなら北上まで走って引き返して来たいが、それはまあ時間を見てだな。
 温泉に使ってから、新花巻に取って返し、17:00台の新幹線で戻る、と。
 こうなると、結構な距離と高度を稼ぐことになるので、自転車はそれなりに坂に強いもの。するとMR-4F改か。出番多いな。僕には身の丈に合った自転車なのだろう。

2007年11月06日(火曜日)

というわけで遠野

19時50分 天気:雨のち晴れ

 pocoさんから有用なヒントをいただけて、3日間パスの存在を思い出した。そういえば、11月末の3連休にも使えるのだろうかと調べてみると、ちゃんと設定されている。これだと26000円。通常は遠野までの往復で28000円。そんなに違わないのだが、こいつは3日間乗り放題なので、ちょっと遠野を離れて行動することも可能だ。4回まで指定席特急券を取れるので、行き帰りの新幹線指定席を取った後も、少々遠出することが可能だ。
 バスだと往復16000円なのだが、秋葉原まで出る交通費は別だし、恐らくは宅配便で自転車を送らなければならないしで、結局は2万円を大きく越えてしまう。しかも乗り逃がすとアウトだ。となると、安全度で鉄道が浮上するわけだ。なんといっても、鉄道ならば自転車選択の自由度が高い。
 pocoさんからコメントをもらった後の数分間で、ざっと以上のように考えて、3日間パス使用に決定した。早速、会社を定時で退けて、戸塚駅の緑の窓口で3日間パスを購入した。併せて行き帰りの新幹線指定席も確保した。
 遠野では、まず初日、2日目に遠野を放浪して、三日目はトドヶ崎を見に行こう。

2007年11月05日(月曜日)

遠野行きの便をとりあえず取る

22時57分 天気:晴れのちくもり

 妙に気だるい1日。花粉吸いすぎ、消耗しすぎなのだろうか。たかがあの程度の距離で。意外にも消耗していたようだ。
 さて、次の旅の詳細を詰めないと。11/23~25の遠野行きだ。
 最初は新幹線でいいかなと思っていたのだ。が、新幹線を使うと、料金が片道で実に15000円もかかる。到着は10:00過ぎといい感じなのだが。
 一方で、池袋発大槌行きの高速バスを使えば、料金は往復で16000円程度で済む。これは秋葉原にも寄るので、秋葉原乗降車なら15300円。秋葉原までの往復料金込みでも16500円程度か。半額近い。ただし、現地到着が6:30という早さ。なにも出来ないだろうな。
 新幹線ならば輪行に出来るので自転車を選ばないが、バスの場合は小さなものでないと無理だろう。別送が無難だ。となると、スーツケースに収まるものしか選べない。SatRDay、BD-1、Brompton*1、拡大解釈すればトレンクルも該当する*2
 とりあえず、バスの予約を入れておいた。しかし、36時間以内にコンビニで発券しないと無効になるようだ。なんとなく新幹線の方が、結局は楽かなと思い始めている。鉄道料金がもう少し安ければなあ。
 ともあれ、宿は取っているので、現地までの往来も確定させないと。明日一杯考えよう。

2007年11月04日(日曜日)

11月の江ノ島で鳶と戯れる

21時20分 デジタルカメラ 天気:晴れ

 昨日は意外に疲れなかったなと思っていたのだが、今日になると両腿がそれなりに張っている。それと腰を養生したいので、今日はリカンベントの日に決めた。
 昼過ぎに走り出した。自転車は、なんとなく不安だが、何かが起こるなら早く起こって欲しいSatRDay Mk.2
 長後のココイチでソーセージほうれん草カレーを補給し、境川を南下してゆく。出掛けるまでは鎌倉の近美に行く気満々だったが、人通りの多さに不安を覚え、なんとなく江ノ島往還に縮退してしまった。
 裏道を走り続け、江ノ島大橋に差し掛かったが、車がぎっちり並んでいるのを見て、渡る気も失せる。橋の脇に寄り、持っていったD70+VR18-200の試撮をしていた。
 格好の被写体がいた。江ノ島名物の鳶だ。風がやや強いので、奴らは上空をのんびりと飛びながら、獲物を狙っている。さらには、街灯の上に飛び乗って、海岸線のカモを背後から睥睨している。
 街灯の上の鳶を撮っている時だった。背後で羽ばたきの音がして、振り返ると、石段に腰掛けていた家族連れから、まんまと弁当を奪った鳶が、急上昇するところだった。そして、取りこぼした弁当めがけ、他の鳶も次々にダイブしてくる。
 日の向きの関係で、シルエットしか撮れなかったので、奴らの真下に移動してみた。すると、段々と彼奴らは他に移動してしまい、頭上にほとんど見当たらなくなる。そこから離れると、また集まってくる。奴らはちゃんと下を見ていて、見上げている奴*1がいるとやり難いようだ。
 滞空している鳶を撮った。動きの早い鳶を追うのは苦労する。VRは被写体ブレには無力というが、それを追う際の手ブレが減るだけでも、ブレの無い画像を得られる確率は高まるようだ。なんとかピントの合った一枚
 境川に引き返し、西空に燃える茜雲を撮ってから帰宅した。

2007年11月03日(土曜日)

久しぶりの多摩川~武蔵五日市往還

23時25分 自転車 天気:くもりのち晴れ

 久しぶりに神奈川支部*1企画で、小峰峠~武蔵五日市と回ってこようという話が持ち上がり、参加することにした。土日に大阪出張という話が聞こえていたのだが、なぜか自然消滅してしまったため、急遽の参加することにしたのだ。
 8:00に二子玉川集合という話だったが、登戸で合流する方が時間的に楽なので、多摩水道橋東京側で待つことにした。地下鉄であざみ野、東急で二子玉川に出るより、湘南台に出てから小田急で登戸に出る方が早いのだ。地下鉄は急行が無いからねえ。
 自転車は、直前までMasterXLを考えていたのだが、空模様が心配だったのと、100kmくらいになりそうだったので、荷物を積みやすいMR-4Fを選択した。
 立場でMR-4Fを輪行状態にして、湘南台で小田急、ここから登戸に出た。ここまでは順調だったのだが、登戸駅から多摩水道橋に出る時に迷走してしまい、時間を食ってしまう。あまつさえ、多摩水道橋の上流側に出てしまった。こりゃあ間に合わないかと思いつつ、多摩水道橋へのアプローチを登っていたら、背後からなぜか声が掛かった。待ち合わせるはずのhai氏、にち氏、こぐ氏の主隊ではないか。偶然だったが、うまく合流できて、時間を食うことなく前に進めた。
 対岸に渡ってからは、ほぼまったりペースで上流に向かう。関戸橋でmorio氏と合流。しかしここでこぐ氏は武蔵五日市まで別行動するため、一時離脱する。
 ここから対岸に渡ってから、どこをどう走ったか分からない複雑なルートで小峰峠を目指す。殺伐とした多摩川に較べるとのんびりした、境川に通じるコースだった。
 小峰峠はゲートで閉鎖されていたが、歩行者は通行可能になっている*2。しかし押していけばいいだろうと考え、自転車を持ち込んだ。全然人が居ないので、落ち葉に気をつけながら走ればいいようだ。結構テンションの高い一行
 小峰峠をあっという間に越え、山猫亭前でこぐ氏と合流。カレーを食す。店主が一人で切り盛りしていて、かなり大変な様子だった。
 食後は多摩川再合流へと向かう。hai氏が居ないと即座に迷子になりそうなルートを通って、羽村の南方に出た。そしていったん羽村を目指す。数年ぶりの羽村でパチリ
 暮れ行く陽と競争しながら、後は二子玉川を目指すだけだ。関戸橋でmorio氏と別れ、残り一同は二子玉川まで走った。日が沈んでしまい、路面が分からない、怖い道行だったが、全員無事に到着した。
 後は紅虎で夕餉を貪食するだけ。餃子ウマー。
 散会後、僕は二子玉川から輪行であざみ野~立場と帰った。
 体力的には消耗は少なかったのだが、多摩川の人の多さには別の意味での消耗を強いられた。でも多摩川上流域の風景はいいな。

2007年11月02日(金曜日)

家でごろごろ

20時20分 暮らし 天気:くもり

 今日は土曜日が祝日に重なった関係で、その振り替え休日となっている。世間様はほとんど平日なはず。せっかくなのでどこかに出掛けようかと思っていたのだが。
 寒っ。空模様はドヨドヨとして、どうにもはっきりしない。日差しが無いと寒く感じる。これだって冬本番に較べれば、何てこと無い気温なのだが。
 そんなわけで、ほぼ一日中、部屋の過ごしていた。出たのは買い物のためにスーパーまで出掛けたくらいだ。夜は鍋にした。白菜が安く出回るようになると、冬だなと思う。まだ秋だけどな。

2007年11月01日(木曜日)

寒くなってきた

22時05分 暮らし 天気:くもり

 気温が下がってきた。10月に入ったときにも寒く感じたが、11月に入ってさらに下がった感じだ。もう、薄い掛布では凌げない。
 寝る前に、日曜日に会津田島で買ってきた国権の酒を飲むのが、ここ数日続いている。何の気なしに買ったら、『特別本醸造俺の出番』とかいうものだった。キリッとした飲み口で、晩酌するにはよさげだが、寝る前にのんびり飲むにはちょっとアレだ。
 こたつ大好きな俺にしては、ここ数年はこたつ無しで過ごしてきた。今年は小さいのを買おうかな。でも小さすぎるとこたつにすっぽり入ってぬくぬくする喜びを味わえない。こうして、次第に大型こたつに流れてゆくのである。