Strange Days

2007年04月06日(金曜日)

中禅寺湖畔も歩く

21時56分 天気:くもり時々雪(中禅寺湖にて)

 朝は7:30に起床。まずは露天風呂に入りたい。昨夜は暗くて気づかなかったが、露天風呂の前は杉林だ。さすが日光、杉が多い。マスクを持ってきて居てよかった。
 8:30から朝食。オムレツにソーセージ、サラダ、クロワッサン、コーヒー、林檎ジュースがつく。
 10:15くらいにチェックアウトした。宿のすぐ近くにバス停があって、10:34の便に乗って、中禅寺湖へと向かった。
 途中、いろは坂を通った。いろは坂もなかなか厳しそうだが、その直前の直線路の傾斜がステキ。貧脚な拙者では討ち死に必至だろう。
 中禅寺温泉で下車。中禅寺湖はさすがに寒く、あちこちに残雪が残っていた。が、綿シャツの上にフリース、その上からサイクリング用のウィンドブレーカーを着込むだけで問題なかった。ウィンドブレーカーは持ってきて正解だったな。小さくなるし*1
 男体山はずっと雲に隠れている。やはり男体のモロ出しはヤバイのだろう。いや、そういう問題じゃねえよ。
 今日の主眼は華厳の滝だ。展望台までてくてく歩く。展望台から見下ろす滝は、さすがに見事なものだ。たまに雲の切れ目から日が差すと、滝の足元に虹が掛かる。心霊写真は何枚撮れたかな*2
 気が済むまで撮ってから、中禅寺湖畔を散策した。四月から解禁だったか、釣り人がぽつぽつと散見される。風のせいか、中規模の湖にしては結構波があり、常に波音が聞こえていた。そのおかげで、冬でも結氷しないのだそうな。
 ずっと歩いてゆくと、散策路に沿っていくつもの小公園が設けられている。二荒神社中宮を過ぎたところに、なぜか暖炉がでんと突っ立っている。戦前の社交場の跡だとか。
 そこから引き返し、昼食場所を探す。が、昨日の日光と同じ罠、平日の観光地では開いている店が少ない現象に囚われる。途中で肉屋さんがやっているトンカツ屋を見かけ、非常に惹かれたのだが、中禅寺湖でトンカツもあるまいと思いなおす。結局、さらに歩いたところで蕎麦屋を見かけ、湯葉蕎麦を食した。湯葉が入っているだけの蕎麦に1100円は高かった。なぜだか凄く美味しかったのではあるが。
 その後、土産物を探してうろついたのだが、これといったものが無かったので、買わずにバスに乗り込んだ。
 バスで日光駅に出て、日光線で宇都宮に。ここで途中下車して、宇都宮市内に繰り出した。以前、方々で話題になった驚異のホームセンター、カンセキ自転車部門*3を偵察するつもりだった。
 少し歩いて、首尾良く発見。が、この店は既にふつうの自転車屋へと更生を果たしていた。リカンベントなど一台も無い。古いパナバイクのカーボンコンポジットモデルが飾られているのが、唯一の変なモノだった。残念だ。
 宇都宮駅から湘南新宿ラインに乗り、帰宅した。結構美味しい旅だったな。自転車は旅の制限を緩和する代わりに、それ自体が重荷になるものだ。たまには自転車無しの、気楽な丸腰旅行もいいものではないか。そう思った日光の旅だった。