Strange Days

2007年06月24日(日曜日)

雨の夜の紫陽花

21時47分 暮らし 天気:しょぼしょぼと

 それにしても、今日の雨は僕の足をきっちり封じてくれた。それほど強くも無く、しかし止む事も無く降り続けるので、かえって外出するタイミングを得られなかった。少しの雨だからと自転車にするか、いや強まるかもしれないから歩きにするか、迷ってしまうのだ。
 いささか欲求不満気味の日曜日だった。新兵器が届いたばかりとあれば、なおさらのこと。
 というわけでもないが、気晴らしに近所の紫陽花を撮ってみた。ちょうど木の下に咲いているので、降り続く雨をあまり気にしないで済む。
 実はごく近所*1にホタルが出没するらしいということなので、そこまで行ってみたいのだが、なかなか足を伸ばせない。もうシーズンオフなので、明日辺りがラストチャンスかも。仕事帰りに行ってみようかと思っている。

CREE XR-E v.s. Luxeon3W

16時05分 デジタルギミック 天気:なんてこった、雨だ

 さてさて、今朝方に新兵器が届いたので、レポートをお送りしよう。雨になったしな。
 届いたのは、FENIX L1Dというミニライト。AA*11本で駆動するもので、手のひらにスッポリ包めそうなサイズ。なーんだ、というなかれ。こいつの光源は、Luxeon5Wタイプを上回るという、CREE XR-Eという最新鋭LEDなのだ。その光束は135ルーメンに達する。Luxeon5Wで120ルーメン程度だったのだから、それを遂に上回るものが出てきたわけだ。
 AA1本駆動タイプでは、実はスペック上135ルーメンを発揮できず、90ルーメンに制限されてしまう。しかし、このL1DはL2DというAA2本タイプと互換性があり、電池部を挿げ替えることができる。AA2本タイプの電池部だけが別売りされており、今回はそれも併せて入手した。これを使うことで、135ルーメンの最強スペックを発揮できる。
 では、今回エントリーした兵どもを紹介しよう。手前がLuxeon3Wタイプ*2を使った、PrincetonTecのヘッドランプ、APEXだ。後列左、同じくLuxeon3Wタイプを使った自転車用ヘッドライト、NRX25。筒状の電池部を分離式にし、かさばらず、なおかつ25h程度の駆動時間を確保するなど、自転車用のライトとして優れたスペックを持つ。が、いまいち出来の悪いライト固定部のせいで、使用実績は伸びていない。
 後列中央。携帯用ケースを挟んで、左側がL1D、右がL2Dの電池部だ。こんなに小さいなんて。その代わり、L1Dの90ルーメンモードでは、1.5hしか使えない。
 そして対照用に、後列右手にキャットアイEL500を用意した。多分日亜の1WLEDを使っているらしい、単体型としては今でもまあまあ使えるライトだ。
 テストは、遮光カーテンで覆った暗室で、天井を照らしている画像を撮影するもの。カメラはPowerShot S3ISを使い、1/16s、F4固定で撮影した。画像処理はリサイズのみ。
 まずAPEX3WタイプLEDの場合。照射パターンは比較的広めに照射している。このライトでも、夜道を20km/h程度で走るのなら、路上の障害物も鮮明に分かるくらいだ。
 APEXには砲弾型のミニLED4つも付いている。それを使った場合。照射パターンはかなり広範囲だ。これでも、EL300辺りと同等の明るさだと感じる。点滅モードもあり、自転車用としてなかなか使いでのあるヘッドランプだ。
 次に真打、L1D&L2D。実は、このライトは多彩な発光モードを持っている。ヘッド部をしっかり締めた状態でターボモードになり、リアのスイッチを浅く押すことで、最大発光*3と点滅モードで切り替わる。またヘッド部を少しだけ緩めると汎用モードになり、9ルーメン、40ルーメン、80ルーメン、SOSモード*4をサイクリックに切り替えることが出来るのだ。SOSモードなんて、うっかり使えんな。
 さて、L1Dの最大発光モード。90ルーメンだ。明るさは強烈で、かつスポット的に照らすため、周囲がかえって闇に沈んでしまう。それでも、照り返しで蛍光灯がくっきり見えている。
 L2Dに切り替えての最大発光モード。135ルーメンのはずだ。が、用意した電池が少しヘタっていて、1.2Vしか出てない状態だったので、L1Dとあまり変わらないくらいだった。しかし1.2VというのはNiMHの最大電圧と等しいので、NiMHでは最大発光は無理かもしれないということを意味する。むう。
 次にNRX25。発光部と電池部が分離しており、さすがに自転車用だけの事はあると思う。が、電池部を固定するマジックテープが細いフレームには合わない、ライト部の固定バンドが今ひとつ弱いなど、詰めの甘い点も目立つ。
 発光させてみる。同じ3WタイプのはずのAPEXに比して、今ひとつ暗いように感じた。レンズ設計の差だろうか。APEXは最大発光でも72hもつと謳っているだけに、25hまでのNRX25は、やや残念な結果だった。しかもこいつは、光るか消えるかしかモードが無いし。
 最後に、1WタイプLEDを使ったキャットアイEL500。やはり自転車から一発で着脱できる簡便性は捨てがたいが、今となっては50h駆動も含めて、見劣りするスペックだ。
 特徴的な猫目パターンの発光。面白いが、実用的にはどうよと思う。
 こうして較べると、L1Dの小ささと明るさは際立っている。最大発光では1.5hしかもたないが、40ルーメンモードならば5hはもつという。そもそも、AA1本駆動なのだから、替えを持っておけばいいだけだ。緊急用として、多彩な発光パターンと併せて、最強といえそうだ。ライトを通常はつけてない、MasterXLとの組み合わせで、そのスペックが活きそうだ。
 しかし、たかがライト1本に7000円弱はどうよと思う。