Strange Days

2009年10月16日(金曜日)

LOOX Uゼロスピンドル化

23時55分 コンピュータ , 自転車 ( 自転車散歩 ) 天気:まあまだったが

 なんとなく倦怠感にまみれた朝だった。今日は月例帰休日なので、出社する必要は無い。11月末の出雲方面遠征の下調べをしておく。
 夕方、境川までTCR-2でさっと出かけてきた。夕陽写真を撮って、すぐに帰宅した。来年3月一杯で自転車通勤は休止せざるを得ないが、TCR-2はそれを気に退役させるがいいかも知れぬ。まだまだ走れそうな気もするが、なんかここ数年のこと、フレームが柔らかくなっている気がするのだ。
 帰宅して、ワクテカで全裸待機する*1うちに、黒猫の人が荷物を持ってきてくれた。中身はLOOX Uをゼロスピ化するためのSSDだ。
 我がLOOX Uは2008年秋モデルのB50Nってモデルで、そもそもはVista Home Premiumが載っていたものだ。しかし、このATOM Z530(1.6GHz)でメモリ1GBぽっきりの機械でVistaを実用するには様々な手練手管が必要で、正直なところそこまでしてVistaを使う理由は無い。なので、富士通がXP化用のBIOSとドライバ類を公開したのを機に、XP Proに載せ変えている。これでそこそこ快適になった。が、後は内蔵ストレージの性能が低いことと、HDDなので扱いを丁寧にせざるを得ない点が問題点として残った。これをSSD化で解決したい。
 ちょっと前までの普及品級SSDは、読み書き速度が冗談みたいに低いものばかりだったが、最近はちょっと高速なものも手が出せる値段に落ちてきている。PhotoFastのG-MonsterV2でも最少容量の32GBのものを選択した。B50Nに載せるには、ZIFインタフェースでディスク径1.8インチのものが必要だ。容量はそれほど要らない。通信できてなんぼの端末だからだ。このSSDはRead85MB/S、Write50MB/Sとそこそこの性能だ。LOOX Uに内蔵されている東芝の1.8インチZIFインタフェース40GBのHDDは、UDMAでの転送速度がMax100GBに達する。が、HDDなので内周部の転送速度は半減するわけで、そう考えると十分勝負できるレベルだ。
 早速、LOOX Uを開腹する。今回、ストレージ交換を機にOSインストールからやり直すつもりなので、バックアップの類は取らない。開腹するには、裏蓋を止めているネジを全て取るだけで良かった。開けると、この状態。本体左側に嵌っているHDDを取るには、まずHDD右側のZIF部*2のコネクタを外し*3、SSDと入れ替える。前モデルでは極性が逆になるという問題があったようだが、今回はそのまま入れ替えできた。そしてコネクタをきちんと閉じる。ここで、元のHDDにはさらにカバーパーツが嵌っていたので、普通にSSDと入れ替えると固定ができないという問題が発生する。そこで、黒いラバーバンド*4を細くカットして、隙間を埋めてやった。SSDは軽いので、左右に動かないように固定する程度で十分だろう。あるいは、HDDについているカバーパーツを移植する道もあり得たが、一見して面倒そうなので避けた。
 裏蓋を閉じなおし、BIOS設定画面を起動してみると、見事に32GBくらいのディスクを認識してくれた。
 後はDVDドライブを接続し、OSインストール、ドライバ類、必須アプリのインストールと進めてやるだけだ。しかしDVDとの接続がUSBなので、かなり遅い。ディスクの速度そのものは、以前より速い気がする。
 大物のプロアトラスSV3のデータ転送を仕掛けておいた。明日の朝までかかりそうな勢いだ。