あまり眠れなかったが、早起きしなければならない関係で、
朝食は6:30からだった。ごく当たり前の、旅館の朝食だった。
さて、早起きしなければならなかったのは、僕とRoy氏が東京に取って帰らねばならないからだ。というのも、東京は大田区界隈での花見企画に参加することになっていたからだ。
宿を7:30に出て、深谷駅に向かう。駅舎が全レンガ製で、レンガの街という売りを前面に打ち出している。
ここでこば氏をたたき起こす羽目になったりもしたが、無事に田園調布に向かった。車中、爆睡したこともあり、爽やかな気分で駅に降り立った。
田園調布には十数年振りだなと思い込んでいたのだが、実は初めてだった。以前にパソコン通信のオフに参加したように思い込んでいたのだが、記憶違いだった。そうだな、こんなハイソな街になんざ縁が無いから。
ここで三々五々集まってくる参加者を待つ。なぎの女史とは一昨年以来くらいではないか。
駅前から見えるこの
建物は、実は旧駅舎だったとか。
今日は
BikeFriday大会だった。
本当は、
近所のパテ屋に立ち寄る予定だったのだが、直前になって日曜日は休みだと判明。店を眺めるだけに終わった。
ちょっと近所の公園に入り、もう昼飯開始だ。駅前のパン屋で買ったパンをもそもそと食う。どこかでJETBOILの轟音が聞こえた気もする。
公園には
アヒル隊長もおわした。数多くの
鴨部隊を率いておられたようだ。
公園を出て、すぐに差し掛かったのがえらい急坂だった。Bromptonのローギアで何とか登りきったその坂は、
どりこの坂というらしい。"どりこの"とは戦前に人気を博した清涼飲料水のことらしい。
大田区の西方には、かつて
六郷用水の水路が走っていた。その跡を辿るようにして、遊歩道が整備されており、自転車でなぞることも出来る。ここから蒲田方面に走ることになっていた。いくつかの史跡を辿ることが出来る。これは
庚申塔。近くの駐車場に、鮮やかな
紅梅が咲き揃っていた。
外国人に人気という
宿にも立ち寄る。ここで一泊する企画も良いんじゃないのという話も出た。
さて、メインディッシュの池上梅園だ。個人宅を区に寄贈したものを整備してある。残念なことに梅の盛りは既に過ぎていた。それでも、量が量なので
なかなかの眺め。秘蔵の
盆栽も鑑賞に供されている。警備員に叱られながら高台に登ったが、日当たりのいい高所は梅の終了も早く、気分的には日本三大がっかり梅園の一に挙げたくなってきた。でも木を選べば、まだまだ
いい眺めだ。丘の麓では、まだまだ
白梅、
紅梅が咲き乱れている。
さらに
池上本門寺にも立ち寄る。
大伽藍であった。
五重塔を目印に進み、少し奥に入ると、ここになぜか
力道山の墓があった。山門に戻る道で会ったパチンコおじさんがナイスなキャラだった。
山門の脇に
ピンクの花が咲いていた。これも終わりかけだね。
さて、締めは蒲田で餃子。厨房では中国語が飛び交っている店、金春に入り、食べ放題コースを取る。これがまた、美味いのだが量が多くて往生した。2人前を頼んだら、平気で4人前くらいありそうなのが出てくるのだ。おかげで、最初の1時間で終了状態だった。しかし、
羽付き餃子を始めとして、大層美味であった。
ここで解散となり、僕は京急で上大岡、そこから立場へと、完全輪行で帰宅した。