Strange Days

2009年04月14日(火曜日)

GhostfoxとD5000とさよならD70その他

23時54分 デジタルカメラ , コンピュータ 天気:くもりのち雨

 以前からGhostzillaを愛用していた。これはMozilla1.0をベースに、アクティブウィンドウを乗っ取り表示をグレー化させることで目立たなくしたブラウザだ。マウスがアクティブペーンを出るとさっと隠れるのが良い。復帰もマウスアクションで一瞬だ。
 Willcom03もEM-ONEもあるので、自前のブラウズは事足りるのだが、イントラ環境でとある製品の管理用画面を操作するのに最適だった。相手がサーバのコンソールで、クライアントPCに比してモニタのサイズが小さい上、多量のWordやらPDFやらHTMLやらの文書を参照しながらなので画面に余裕が無い。そこでマウス一発で表示隠蔽できるこれは重宝していたのだ。Ghostzillaの開発は完全に止まっていたが、管理用画面の仕様が古きよきHTML4のままだったので、問題なかった。イントラなので外部のサイトを見ることも無い。これで十分だったのだ。
 ところが、最近その管理画面の仕様が替わり、より今風なJava ScriptだのJREだのを要求するようになってしまった。困ったなと思いつつ、IE8を使っていたのだが。
 つい最近、GhostfoxというFirefox用アドオンがあると知った。GhostzillaがMozilla1.0から分かれた別種のブラウザなのに対し、これはアドオンとして実現されているので、最新のFirefox3系に適用できる。
 早速使ってみた。隠蔽動作は、完璧に近かったGhostzillaに対して大きく劣る。例えば3ペーンのアプリを乗っ取らせようとすると、ウィンドウ位置とサイズの取得がうまくいかないようで、画面の右下に現れてしまう。文字のグレー化もGhostzillaほど細かい段階はないし、画像は表示するかしないかしか選べないが、こちらは使わないから良い。Image-Show-Hideなどと組み合わせるのが良いと思う。
 問題はあるが、なんといっても最新の規格に追随できるのが良い。しばらくはこれを使ってみよう。
 さて、話変わってカメラ戦線だ。ふとWillcom03でニュースをちら見したら、ニコンD5000なんて文字が見えた。D60系の後継製品らしい。セグメントとしてはD90の下位に当たる。しかし撮像素子やエンジンは同一で、バリアブル背面モニタをつけてきた。AF用モーターは内蔵してないのかな。なかなか面白いスペックだ。だがそのバリアブル背面モニタが微妙。D90の80万画素に対して23万画素で、物理サイズも小さくなっている。また開き方が、まず縦に180度開き、それから左右に270度首振りできるというもの。腰だめに構えるには良いが、オーバーヘッドで使えないんじゃないか? また重さも580gとD90と大差ない。
 び、びみょー。
 さすがに、これで『D40、60の後継です』とは胸を張っていえないんじゃないか。たぶん、いや間違いなく、より軽量の機種が出るはず。出さないと、Kiss X3やフォーサーズ機にガバッと市場を持っていかれるだろうな。
 カメラついでに。遂にD70を処分することにして、ヤフオクに流した。これも微妙な立場にあったタムロン18-200と抱き合わせでだ。ヤフオクに流すのを躊躇していたのは、For現象が多発して自分で修理した経緯があること、ボディに錆があること*1、相棒のタムロンにもマウントの修理歴があることが、頭に引っかかっていたからだ。しかし正直に訳アリだと申告してオークションに流したところ、意外に値が付いてくれた。このまま腐らせるかと思っていたくらいなので、ともかく引き取り先が決まってうれしい限りだ。かれこれ4年、まもなく5年の機械だが、いまだにコンデジとは一線を画す使い勝手があるので、新しい主人の下でがんばって欲しいものだ。
 さらにPowershot S3ISもオークション中だ。こちらは状態が良いが、革新著しいコンデジ界では古すぎる機種なので、やはりあまり高くは売れないだろう。でも、意外に問い合わせもあったし、もう入札もあったのだが。こちらも無事に売れてくれよ。