Strange Days

2010年01月16日(土曜日)

銚子~犬吠埼18切符の旅

21時02分 , 自転車 ( 自転車散歩 ) , デジタルカメラ 天気:今日も快晴

 18切符消化の旅第2弾。そして18切符残弾最後の旅だ。今日は銚子に向かう。
 流石に5時起きは無理で、乗ったのは戸塚7:23のエアポート成田。あまり客はおらず、ずっと座って行けた。対向ベンチシート式だったので、トレンクルは股の間に挟んで支えておいた。トレンクルもいろいろと難点のある自転車だが、軽さは七難隠す。
 成田で銚子行きに乗り換え、実に3時間半強もかかって銚子についた。銚子は思いがけず拓けた土地だった。駅前にはマックもある。
 トレンクルを、海沿いに向けた。駅から海に出ると、銚子大橋が出迎えてくれる。が、今日はここを走らない。
 既に空腹タイムに突入していたので、まずは腹ごしらえと少し辺りを探索。今日は海産物は欲しくないな*1。トンカツ屋があったので入ってみた。チェーン店だったが、ソース類が充実して、トンカツ以外のお代わりも自由で、意外にも当たり。
 満腹状態で、海沿いの道を走る。防波堤を望む岸壁に、フィールドスコープや巨大な望遠レンズを林立させたバードウォッチャーの群れを発見。何を見ていたのか。対岸の風車とカモメたちの対比を狙っていたのか、なにか珍しい渡り鳥でも来ていたのか。
 港湾地区に迷い込むと、少し難儀した。生物を扱うが故にか、氷を大量に生産、消費する光景はよく目にした。すると停車中のトラックから大量の冷水が流れ落ち、それが道に溜まっているのである。それらの魚臭い泥水で、トレンクルがかなり汚れてしまった。あーあ、帰って綺麗に洗わないと。
 港を外れると、もう海の風景が美しい。きっとローディには嬉しいコースなのだろう。隊列を組んで走るローディを何組か見掛けた。
 ちょっと道路が狭い区画もあったが、交通量は意外に少なく、また通りやすい歩道が整備された区画も多く、トレンクルには通りやすい道だった。
 犬吠埼に到るまでは、何箇所か展望点があって、晴れた空に立つ灯台が綺麗に映える。犬吠崎には灯台の他に巨大なアンテナが立っている。船舶用DGPSの発信局なんだげな。
 少し南下すると高浜虚子の句碑がある。この辺は明治昭和の文人たちが句碑の類を残しまくっている。
 長崎鼻近く、ほぼ対岸からの眺め。岸壁の屹立ぶりと合わせ、いい眺めだ。
 長崎鼻の方は、別になんということも無い小漁港と、シンプルな灯台の立つ場所だった。
 長崎鼻を回って西行すると、銚子のドーバーと呼ばれるらしい屏風ケ浦がある。対岸のヨットハーバーに近い公園からの眺め。先端までずいぶんと長い。
 そこから外川駅に取って返す。物凄く時代を感じさせるレトロと言うより遺構じみた駅舎に、可愛らしい電車が待っている。切符を買うと硬券が出てきた。手にするのは30年ぶりくらいじゃないか。
 沿線の風景も楽しく、内陸部もかなり楽しそうに思えた。銚子駅で乗ってきた電車を撮り、また4時間ほどかけて帰宅した。
 銚子の旅は短いが楽しかった。まあ移動時間の長さには泣いたが、鉄分50%の旅だったのだから良しとしよう。銚子もまた再訪したい場所だ。