Strange Days

2010年10月09日(土曜日)

いざ往かん雨の日サイクリング

22時06分 自転車 ( 自転車散歩 ) , デジタルカメラ 天気:雨

 昨夜から降り始めた雨は、結構な強度で降り続いている。雨雲くんが我が頭上を次々に通過してゆく様を観測しながら、月末の富士周回に向けての下調べをしておく。まあ、ルートは決まりきっているのだが、途中でどこに寄るかだな。
 そうして午後も進んだ頃、外を見ていると雨脚が弱まったように見えた。また雨雲レーダーを見ると、しばらくは強い雨雲も来ないようだ。なら行くか、雨の日サイクリング。
 自転車はBrompton一択。これにミシュランのポンチョを組み合わせる。雨水がすっかり浸透するようになったので、防滴剤でコーティングし直さねばならぬ頃だ。そして視界を得るためにつば付きのキャップを被った上から、ポンチョのフード、更にヘルメットと被る。ポンチョとBromptonの相性は抜群で、フロントキャリアに付けたパニアまで覆ってしまえるので、車体が濡れることが少ないのだ。これは地味に効く。しかしバッグを完全に覆えるわけでなく、また防水カバーがポンチョと同じく浸透しやすくなっているので、バッグもじっとりしてくるのが難点だ。これもコートするか、あるいは浸水しないビニールカバーに替えるか。なんでこんなウィンドブレーカー生地でカバーを作ったんだろう。
 カメラはどうするか。防水防塵のμTough6000なら悩まないで済むが、面白くない。なので、D90+18-200VR2にレインカバーを着けて持ち出した。雨滴が着くくらいなら問題なかろう。
 境川に向かう。雨の日なので、当然夕陽なんぞお呼びでない。お目当ては秋の花だ。雨の日には草花が生き生きとするのがいい。また、通行人がほぼ絶無なので、人で混み合っている境川をのんびり独り占めできるのもいい。雨は遠くからの音を遮ってくれるので、心象的には静寂の中に独り居られる。とはいうものの、こんな日でも散歩やジョギングに勤しむ人はいるし、さらには同好の士と思しきサイクリストともすれ違うことがある。
 花というと、南端休憩所北にある自販機ポイントは、竹細工屋のおっちゃんが花を丹精していることもあって、なかなかいい雰囲気だ。
 さて、南端で折り返すかという辺りから、雨脚が強まってきた。本格的に降ってきたようだ。さしものBromptonも機械部への浸水が気になるので、さっさと折り返して帰宅した。ずぶ濡れのまま室内に入れるのは論外なので、軒先で乾かしてから取り入れた。が、雨の日なので乾ききるわけでもない。一番困るのがシートポストで、Bromptonの場合は構造的に簡単に抜くことが出来ないので、どうしても水気が残ってしまう。
 雨の日サイクリングも楽しいもんだ。後始末さえ考えなければ。