Strange Days

2010年03月22日(月曜日)

呉まで戻る

23時53分 自転車 ( 自転車旅行記 ) 天気:晴れ(強風)

 昨夜の結論は、とびしま海道を走って帰ろうというものだった。松山経由で帰ると少なくともフェリー代はかかるし、今日の体調では松山まで輪行する切符代も必要だ。そう、ここ二日ののほほんとしたツーリングが、実は体に来ていたのである。時間に追われての激走が、実は相当にヘビーだったのだ。また黄砂のせいか、ずっと微熱が出ていて気持ち悪い。なら、とびしま経由でのんびり帰ろうというわけだ。
 そこまでは、今治~川尻の高速船を使う。9:00の第2便だけ、別料金で自転車を積むことが出来るのだ。他の時間帯でも、折りたためば問題ないと思うが。ともあれ、その便に乗り込んだ。
 船はまさに海上のバスと言う位のサイズで、10名くらいの客が乗っていた。自転車は後部デッキに積まれた。来島海峡大橋を激写するうちに、船は大崎下島の御手洗に到着した。船を見送って、まずは御手洗を散策する。以前も入った旧家で手洗いを借りる。中には、まだ立派な雛壇が飾り付けられている。
 大崎下島は南岸を走ったが、強い向かい風に早速めげそうになる。体は、想像以上にヘタれていた。だましだまし走り続ける。豊島からは北岸を走った。ほんの少しマシだった。
 途中の神社で、桜が咲き始めているのを観測する。
 上蒲刈に入ったところで、本当に足が回らなくなる。たまらず、蒲刈大橋のたもとの観光センターで、じゃこ天を2枚貪り食った。この辺まで、初日よりもよほど多い自転車乗りと出会っている。
 補給にもかかわらず、足はちっとも回らない。が、それでもそれなりの登坂能力と速度を維持出来るのが、ポケロケのいいところだ。とにかく、昼には呉市街に戻りたかった。なぜならば、モリスで昼飯を食いたかったからだ。
 安芸灘大橋を渡って本土に上陸し、仁方、広市街を突っ走って、13:00に呉市街に到達した。最近の状況から言って、モリスは望み薄だなと思っていたが、まだやっている。大盛りにありつけた。残念ながら、いなりも茹で卵も品切れだったし、スープは朝のそれに比べればやや濁っていた。しかしうまいぞ。
 帰宅し、早速ポケロケをトラベルケースに収め、サイクリング用具も尽く収納した。そしてクロネコの人を読んで、引きとってもらった。これで手ぶら同様に楽々帰宅出来る。