Strange Days

2011年02月13日(日曜日)

カワセミと再戦す

20時07分 デジタルカメラ , 自転車 ( 自転車散歩 ) 天気:ありがたや、暖かな晴れ日

 今日は晴れ上がったいい天気。この2日の、骨まで冷えそうな悪天とはエライ違いだ。
 昼過ぎ、Bromptonにて境川遊水地に出撃する。もちろん、かのテレコンの威力を試すためだ。
 遊水池のグラウンド、カワセミ出没ポイントに着く。こんな明るい時間に来たのは久しぶりだ。
 早速、遠くにうずくまっている鳥を対象に、シグマAPO70-300×ケンコーテレコン2.0xを試してみる。像が劣化しているようには見えない。しかし文字通りに紙のような被写界深度で、AFがほとんどアテにならない。まして、ブッシュに潜む小鳥を追うには邪魔になるだけだ。なので、フォーカスはマニュアルでやるしか無い。幸い、APO70-300のマニュアルフォーカスは、鏡筒回転式なので軽く、分かりやすい。フィルタを使いにくいのは確かだろうが。
 さて、カワセミは何処。居た、ブッシュに見え隠れしている。
 しばらく観測しているが、前回とは微妙に行動パターンが変わっている気がした。前回は寒い曇り空、今日は暖かな晴空という違いもあるのだろう。
 グラウンドの小池に寄り付かないので困っていたら、また急に小池の方に飛んで来るので大慌てだ。どのみち、遊水池側には完全な逆光なので、綺麗に撮るチャンスは小池の方にしか無い。ということで、小池の方に三脚を据えていた。
 すると、ある瞬間に、カワセミが思いも拠らない行動を取った。遊水池と小池をつなぐ水路の斜面、立っている位置から2mも無い位置に止まったのだ。ちょうど、三脚を小池に据えてしまったので、こいつを撮るには小池から2m程の堤をよじ登ってこねばならない。カワセミはすぐに飛んでいってしまったが、見ているとまたやってくる。慌てて三脚を持ってきて撮ったのが、この超接写だが逆光の一枚。APO70-300はマクロが効くので助かる。ピントが甘いのは、単純なピンぼけじゃなくて、おそらくは手ぶれだろう。というのも、レリーズを忘れてしまい、直接シャッタボタンを押さざるを得なかったからだ。一緒に持っていたGX200での状況写真がこれ。カワセミは日向ぼっこがてら、水路の餌を見張っている。町田駅周辺で待ち構えているカメラ爺様たちなら、このチャンスをモノに出来たのだろうが。
 その後は、カワセミがえらい遠出をすることが見て取れ、なかなかチャンスをくれない。仕方ないので、足元に迫ったたぶんサギの一種を相手に、カメラのセッティングを詰める。手ぶれするのはシャッタースピードが遅すぎるからだろう。そこで、ISO感度を1600まで上げて、F値も下げて明るく、速いシャッターを切れるようにした。1/1250程度。これなら。
 チャンスが巡ってきた。順光側、小池の手すりに止まったのだ。堤の上、10m位から狙う。前回のそれとほぼ同位置だが、もう少し寄れている気がする。セッティングが決まったので、ピントはビシッと出てくれた。楽しい。被写体が近く見えるからか、テレコン無しの場合よりもピントを出しやすい気がする。
 次に思いついたのが、手持ちでどこまで行けるかということだった。三脚に載せたままでは機動性が劣る。防振機構を持たない、さして明るくないレンズで、どこまで戦えるだろうか。
 手持ちで、ブッシュに潜むカワセミを撮ってみた。意外に行ける。ただ、充分明るかったからだろうし、窒息死しかねないくらい息を詰めねばならなかったが。
 また小池の方に飛んできたので、手持ちで7~8mまで寄って一枚。前から見ると、変な形してるな、こいつは。
 暗くなってきて、撮影に厳しくなってきたので撤収する。また来週会おうぞ*1。最後に、傾いてきた夕陽を撮る。これはGX200で。今日は曇が無さ過ぎ。
 一度、南端まで走り、北上して帰宅。途中、頭上の月を狙ってみた。これは今日最大の驚きかもしれない。防振なしでも、ISO感度を上げてやると、手持ちで月を撮れるのだな。