Strange Days

2012年03月17日(土曜日)

Bromptonの電装を完成する

23時55分 自転車 ( 自転車いじり ) 天気:雨時々くもり

 来週末はしまなみ縦走だが……天気が気になる。今のところ、湿っぽい天気の後、気温が急降下する予報が出されている。雨の日にリカンベントは切ない乗り物だ。しかも輪行準備に時間を要する。そうすると、雨中行動に備えて、やはりBromptonの準備をしておくか。
 そういうわけで、前だけ終えていた、Bromptonの電装の残り、後ろをやり切ることにした。
 Bromptonの電装は、Schmidtのハブダイナモを電源に、Supernova E3 Proをフロント、リアに同じくSupernova E3を使用する構成を取る。前側はスタンドライト機能を持っているのだが、ちゃんとリアへの電源ケーブルを持っていて、電源の共有はもとより、スタンドライト機能も共有できるのだ。これは最強。
 フロントは、金具を自作して、前側のブレーキと共締め、そのすぐ上のバッグとの隙間に出す形にした。一方で後ろはこうした。リアキャリアの丁度いい位置に平面があったので、ライト中央から出ているケーブルを通す穴を貫通させ、左右のボルト穴をダイスで切った。薄手のアルミだろうから、ネジを切れるか心配だったが、3周分くらいは確保できているので大丈夫だろう。真ん中の穿孔が大変だった。最初は手回しドリルで慎重に開け、それから適当なサイズのダイスを使って穴を広げてゆき、最後はネジをルーターで潰す形で拡げた。
 さて、試走だ。おっと、その前に、もう一点懸案を潰したい。なにかというと、外装2段の調整だ。内装5段の方は調整法が分かっていて、簡単に修正できるのだが、外装2段はまるきし謎だった。ローロで取り付けてもらった時には『特に要りません』と言われたのだが、実際には明らかにワイヤ伸びによると思われる、シフトミスが多発している。
 観察しても分からんので、グーグル先生にお聞きしてみた。すると、ズバリなページを発見したので、その通りにやってみた。
 簡単に解説。シフトワイヤのたるみ調整は、シフターの方を開けると、こっちに固定部があるので、ここのワイヤ固定位置をずらして調整する。一方で変速時のチェーントラベル量は、外装変速機を横から見て、2つ見える小さなボルトで調節する。前側がアウター、後ろ側がインナーだ。どうやら締めるとトラベリングが少なくなり、緩めると大きくなるらしい。試行錯誤はあったが、調節できた。しかし、これのワイヤ交換って、どうやるんだろう?
 早速、近所の中田中央公園周回コースで試走する。前側は強度が心配だったが、なんら問題なさそうだ。全光束275ルーメンのLEDライトは非常に明るく、頼りになる。雨上がりで、ライトには非常に辛い*1状況なのだが、路面状況がはっきり視認できた。このクラスになると、対向車(者)への幻惑が気になるが、散光パターンに工夫があって、上の方に飛び過ぎないようになっている。明るいことは明るいが、幻惑は抑えられそうだ。リアも意外なくらい明るい。そして一番意外だったのが、発光時にもScmidtハブダイナモの負荷が、それほど増えないことだ。手で回すとかなり重さがあるので、覚悟していたのだが、実走するとそれほどでもないのだ。またスタンドライトも、かなり長時間継続する。
 10速化とハブダイナモ化で、Bromptonが最も完全な旅行用自転車になった気がする。最大の懸念は、この先これ以外の自転車を持ち出さなくなるんじゃないかということだ。さすがにまあ、それはないと思うが……。