Strange Days

2015年01月03日(土曜日)

2015新年しまなみ初詣ツーリング初日

22時33分 , デジタルカメラ , 自転車 ( 自転車旅行記 ) 天気:概ね晴れ

 去年は正月のしまなみ海道を走らなかったので、今年は久しぶりだ。
 朝、まだ暗いうちに実家を後にし、呉線で尾道に。各駅停車なので、まあ時間がかかる。呉駅を後にした頃は、まだ朝の気配すら感じられなかったのだが、川尻辺りでうっすら明け始め、尾道に付く頃には既にこの有り様。
 駅横の尾道ラーメンは閉まってるので、更に横のリトルマーメイドで朝食。カレーパンが美味しかったです(小並)。ここでいいことに気づいた。この店の手洗い、シャワートイレだ。
 駅前渡船で向島に渡るべく、桟橋に。でっかい鳥がうろついている。蒼鷺の旦那じゃござんせんか。この人は、方々で見かける。
 フェリー来たる。じゃなくて、これは乗り込んで\110を払って対岸に向かうフェリーから撮った、別航路のフェリー。かなり近接するのだが、過去に衝突事故とか無かったのか。
 向島に上陸してからは、概ねいつものルートを走る。向島の南側に抜ける。こっちは海が近く、しかも日の出る方向なので、海にギラギラと映えている。今日は雪の心配は不要だろう。ところが、かなり強い南西の風がある。南西は、今まさに向かっている方向だ。先が思いやられる。
 因島大橋が見えてくる辺りは、欠かせないカメラポイント。
 ヘコヘコと橋を越え、因島ははっさく大福にも寄らないで、淡々と抜ける。
 次の、生口橋を望む小公園から。この橋は、"大橋"となってないことから分かるように、比較的小さな橋なのだが、なかなかフォトジェニックな姿形だ。
 振り返ると、比較的狭い海峡に渡された橋の全長を、一望できる。
 生口島は耕三寺の前にある、万作で昼食。この時期のお楽しみ、浜子鍋。最後はご飯を入れて締める。
 耕三寺にも、ちょっと足を入れる。ロッカールームを見ると、こんな風にサイクリストに配慮した備品が。しまなみ海道に関しては、入り口出口の尾道、今治の整備ばかりが進んでいたのだが、この生口島、大三島もロッカーやシャワーなどを方々に整備し、かなり進み始めている。
 多々羅大橋橋上から海を見ると、頭上高い太陽が、一瞬雲に隠れ、どこか寒々しい。
 渡りきり振り返ると、生口橋と同じモチーフが現れる。
 大山祗神社方面に向かう。山中のサイクリングロードをヘコヘコと登る。こちらですれ違った自転車は皆無だったが、車道を登ってゆくロードバイクは、結構見かけた。このサイクリングロード、ところどころに苔が広がり、いささか怖い。
 大山祇神社。初詣客が、やはり多い。ヘルメット守りは、また来るしで、春に買うことにした。そんなワタクシが怒りを買ったのか、おみくじの結果は凶。
 今までより慎重に(笑)引き返す。来た道を戻り、多々羅しまなみ公園。ここは欠かせない撮影ポイントだ。
 風が島に遮られるので、次の大三島橋までの道行は、それなりに順調。残り島2つで、既に日はかなり傾いている。今日はナイトランになりそうだ。その準備は大丈夫だが、夜になると更に冷えるのがたまらない。
 伯方・大島大橋に着いた頃には、日が暮れきるまで1時間という危うい時間帯。だが、しまなみは何度も走ったし、暗い時刻に来島海峡大橋を渡った経験もある。
 大島は、バラ公園までは山越えだが、そこから北側の外回りコースを通る。大島は、基本的にあまり見る所が無くて弱る島だが、それでも最も気になる場所がこれ。この醸造所件店舗らしき所、残念ながら何度来ても閉まっている。開店していることもあるらしいのだが。
 外回りコースに入った辺りで、すっかり夕暮れ時だったが、おかげで黄昏時の運河という、なかなか素敵な状況に巡りあった。
 来島海峡大橋を望む小さな港から、夕陽と橋。素敵だなあ。日が沈み切るまで、ここで見ていたいなあ。でも、今日は今治駅まで走るんだよ(ヽ'ω`)
 登り口に取り付く。こんな時刻になっても、追い抜いてゆくローディがいるから驚きだ。橋間近の展望台に着いた頃には、もう日が沈んでいたが、ここまでくればナイトランさえ覚悟すれば、もう間もなくのことだ。慢心しきって、自販機の缶コーヒーで、一服。とはいえ、気を尖らせたところで、日が沈んでしまったという事実に変わりはない。
 来島海峡大橋を超える。こんな暗くなっても、ジョガーが結構多いのには驚かされる。地元の人には、こんな巨大な橋であっても、所詮は4kmほどのランニングロードにすぎないのだろうな。
 渡りきり、サンライズ糸山を越えたところで振り向くと、もう夜間モードになっていた。
 真っ暗な海岸線を、明るいとはいえライト一つ頼りに走る。ああ、さっきまでは日光の世界だったのに、もう月光の世界に変わっている。これはTG-1で撮ったものだが、Lumia1020で撮るとこうなる。こっちの方が撮像素子サイズは大きいのだが、レンズに関してはより制約が強いはず。その結果、感度は高いが、描写としてみるとTG-1の方が良好に思える結果に。
 今治駅前まで走り、宿にチェックイン。今日はずっと向かい風に苦しめられたせいで、思いの外時間がかかった。明日はどうするか、もう明日の朝決める。