Strange Days

2015年04月18日(土曜日)

境川の謎石碑の正体

19時47分 自転車 ( 自転車散歩 ) , デジタルカメラ 天気:晴れ(雲量大)

 雲は多いが、サイクリング日和。よし、境川だ!*1
 今日は、月末に控えている、対馬壱岐に備え、ポケロケの試走。久しぶりに乗るので、特に折り畳みの度に力のかかるリアブレーキケーブルを心配していたのだが、案外に問題無さそう。境川に向けて、出走。
 出走したのはいいのだが、気になる点があった。周期的に、ホイール辺りから音がするのだ。微妙な擦過音だ。ブレーキかな、と思いつつ、境川に出て、ある場所を目指した。それは鉄塔ポイント、俣野の田んぼの辺りだ。ここに、前から気になるものがあった。鉄塔ポイントで夕陽を撮っていると、ガレージっぽい場所の近くに、石碑のようなものが並んでいるのに気づいていた。その正体を知りたかった。
 それが、この石碑。実は、出立前になんとなく検索してみたところ、正体は割れていた。瞽女淵之碑という。
 その昔、江戸の頃だが、境川のこの辺りは、しばしば川の氾濫があり、土手が切れては淵が出来てしもうての。田にも浸水して、この辺りの人々を困らせていたのじゃそうな*2
 話によると、そんな風にしてできた淵に、ある日たまたま、近所を門付けしながら歩いていた瞽女が転落、遭難死したという。その後も、近隣の人々が幾人も遭難したため、あるいは瞽女の呪いと考えたのか、いつしか瞽女淵と呼ばれるようになったという。そして、時代は下って大正時代、なぜその頃にかはわからないが、篤志家が碑を立てて、瞽女を弔ったのがこれ。
 実は、ここにIngressのポータルがあると思っていたのだが、行ってみるとポータルは、この日の直近に立つ土壌改良工事記念碑の方に貼られていた。土地が改良され、川の線形も変わった今、淵の面影はない。最終的に土地を制した、土壌改良碑の方にXMが集まるのも、宜なるかなである。
 などとつらつら妄想しつつ、カメラを働かせていたのだが、困った事態に陥っていた。実は、昨夜のうちに、E-M5iiに新ファームウェアを適用し、持ちだしていたのだが、設定が色々変わってしまい、戸惑っていたのだ。特に高速連写に固定されてしまったのには、参った。まあこれは、とにかく撮れるのだから深刻な問題ではない。しかし、鬱陶しい。一番困った点には、実は帰宅後に気づいた。通常はRAWで撮っているのだが、JPEG固定にされてしまっていたのだ。設定は引き継いで欲しいな。
 この辺で、ポケロケの異音の正体にも気づいた。タイヤサイドが裂けかけている。パナのミニッツライトだが、もう随分乗っている。改めてチェックすると、ブレーキシューがわずかにあたっていた。このせいだろう。帰って、修正せねば。
 夕陽は、雲が多すぎて、いまいち締まらない。ポケロケを労りつつ、帰宅。