昨日は普段使わない筋肉を使ったのだろう、泥のように眠った。起きたのは昼だった。
とりあえず、投げっぱなしだった荷物を整理し、泥だらけのEPICに手を付けた。難航を予想していたが、思い切り良くクランクまで外し、ギア類、チェーンを大胆に洗うと、案外に手早く片付けることが出来た。乾いた泥には、ブラシが有効であることも分かった。ピカピカとは言わないが、まあまあ綺麗には出来る。
EPICのパーツが乾くまでの間、境川に出掛けて行った。買ったはいいが、撮影の機会に恵まれない、VR18-200を使うためだ。D70とCA6の重量差には笑うしかない。
遅い昼食を取り、境川に着いたのは日没寸前の頃だった。おっと、三脚を忘れた。でもVRを試すには手持ちの方が良いかもしれない。
温暖なこの辺りも、やはり
秋の気配は濃い。ススキがそろそろ枯れきろうとしていた。
頭上に高層雲が掛かり、じっと動かない。地上ほどに風が無い様だ。
ところで、上の写真を撮って、いつもより微細に確認していた時に気づいた。画面右下にゴミが……osz
帰宅してから、ミラーアップさせて、ブロワーで必死に吹いていたら、なんとか取れたようだ。色々とオーバーホールに出さなければいかんな。
ゴミはともかく、VR18-200mmは、Tamronの18-200mmよりも像がキリッと締まり、また遠景を撮る時に像が安定するので、撮る時に要する緊張に格段の差がある。とりあえず、VRは便利だ。
頭上の雲の前縁部が、
不思議な色彩を帯びている。雲の厚さが無いためか、彩雲になっていた。これは珍しい。というより、注意深く見てなければ気づかないだけで、きっとしょっちゅう発生しているのだろう。
真っ暗な道を戻り、帰宅した。
関戸橋から戻り、少ししてから、今度はTCR-2で出掛けた。今日は久しぶりに夕焼けになりそうだったので、写真に撮るつもりだった。オルトリーブのメッセンジャーバッグに、コンパクト3脚とD70を入れて、境川に出掛けた。そして高鎌橋上流側にある神社の近くで、既に燃え始めていた夕陽を狙った。
ちょうど頭上に帯状の雲が掛かり、それが夕陽に映えている。コンパクト三脚にD70を載せ、マニュアルで焦点無限遠、F長め(10~25くらい)、シャッタースピード自動で、手ぶれ防止に5秒タイマーで、夕景や東に高く上っていた半月を撮ってみた。沈んでゆく太陽が、噂の地震雲を思わせる
雲を照らし、なんとも美しい。散歩の人々が行きかうのを眺めていると、犬を連れたおじさんが『今日は空がきれいだね』と話しかけてきた。連れていた犬が僕の足元を嗅ぎまわるので、頭を撫でてやる。
太陽が沈みきると、その光はますます暖色に沈んでゆく。低い雲、高い雲、西の雲、東の雲と、それぞれに
違う光で照らし出され、見ていて飽きない。
空が寒色に染まってきてから、帰途に着いた。