熊谷方面からお誘いを頂いたので、秩父鉄道の催しに行ってきた。
本当は泊まりの予定だったのだが、金曜日に急遽夜間待機が決まったので、日があるうちに帰らなければならなくなった。翌日の荒川参加も込みでSatRDayで行くつもりが、Bromptonまで堕落する我輩だった。
11:30熊谷着のつもりで出たのだが、途中駅で強烈な便意に襲われ、池袋で電車を降りる羽目になった。1両目にトイレがあるはずなのだが、ちょうどふさがっていた。後方車両へはグリーン車を通らねばならないのだが、これがどうやら閉鎖中だ。というわけで、真っ青になりながら途中下車する羽目になったのだ。なんで腹具合が悪いかというと、昨夜夕食とした麻婆豆腐にマーラージャンを入れすぎたようだ。拙者、あまりに辛いものを食うと腹を下す習癖があるのだ。なんだよ、自分のせいかよ!
熊谷着は12:00前になってしまった。tomo氏、戸田のおやじ殿、kimrinを結構待たせてしまったようだ。すいません。T氏が悪いのだとかなんとかおっしゃる。どうやらT、この氏という奴が時間にルーズでスケベで貧乏でどうしようもない奴らしい。今度会ったらとっちめてやろう。
さて、まずは軽く昼食にしたかったので、tomo氏の案内で昼食にありつく。
シナモンロールのランチという『昼から甘味?』というものだったが、意外に重めで昼食にぴったりだった。
さて、ここから西方にある広瀬車両基地まで走る。途中から土手の上の道を行くのだが、この催しに向かう家族連れで一杯であった。途中でtomo女史と合流し、会場に向かった。
自転車を基地の入り口に止め、中に入った。結構な賑わいだ。
目玉の一つが現役で使用されている
C58の展示だ。間近で、さらにはあおりで見物できる。熊谷~三峰口を往復しているそうだ。
さて、蒸気機関車以外のものは期待してなかったのだが、我々が足がぴたりと止まったのはこの
マルチプルタイタンパー、通称マルタイの前であった。マルタイ? 最近、マルタイラーメンの話題があったな、という程度の低鉄分な我輩には、こいつが何者か皆目見当が付かない。ちょうど近くに秩父鉄道の人が立っていたので尋ねると、熱く語ってくれた。
この車両は、線路の歪みを高速に矯正できる優れものらしい。画像右手が概ねの進行方向だが、作業は停止状態で実施するものと思われる。右手の部分でレールを持ち上げて、左手の左右2対見えるシャベルのようなもので、砕石を枕木の下に押し込むのだ。そして視界外だがさらに左手にある機械で線路の肩部の盛り土を整形するという流れだ。なんか、こういう複合機械というか、『どえらい人手が掛かる作業を省力化できまっせー。どうでっかこのメカメカしさは』なんていう機械は燃える。萌え萌えな機械だった。
さらに
ターンテーブルの運転も実施中だという。行ってみると、どうやら最後の運転が終わったばかり。しかし、希望があればやってくれるという。いいトシした一段が『もう一回やってー』などとお願いしまくっていると、オマケの運転が決定される。
このターンテーブル、進行方向のある蒸気機関車のために接地されているもの。三峰口にも同様にあるらしい。熊谷を発したSLは三峰口でターンさせ、熊谷まで戻ってくる。しかし熊谷にはターンテーブルが無いので、ここまで後進で戻ってきてからターンさせるらしい。それも見ものだな。
このターンテーブルも萌え萌えな機械で、中央のピボットでほとんどの荷重を負担しているらしく、外縁部のホイールは一部接地していなかった。載っている電車はなにかないとスケールがつかめないだろうということで載せたらしい。蒸気機関車の場合は全長が長いので、ほとんどはみ出しそうなくらいらしい。
運転は左回り、右回りと1回転ずつやってくれた。最後は定位置に一発で止め、即ロック。拍手喝さいに運転手の人は照れ気味だった。
この後、モツ屋なり焼肉屋なりという話があったが、腹具合と仕事の関係で断念。熊谷から湘南新宿ラインで戸塚に向かった。しかし、車中で何の気なしに飲んだコーヒーが悪かったのか、またしても戸塚駅でトイレに駆け込む破目になったのだった。
しかし、鉄祭は楽しかった。また何度の機会に誘ってください。
Picasa様にファイルサーバを漁らせると、思いがけないものが出てくる。Nikon E950で撮った写真の中に、かつてのエンパイヤホテルを写したものがあったのだが、その足元に白いガードが延々と続いているのが見て取れる。境川サイクリングロードだ。ちょうど、近所のおばさんたちが季節の花を丹精している辺りだろう。
懐かしいな。この時期は藤沢市と湘南台の中間辺り、境川から300mほど入った場所に住んでいたのだ。ちょっと歩けば境川に出られたのに、そんなことなど考えもしなかった。運動など人間のするものではないというくらいに毛嫌いしていた頃だったのだ。24時間引きこもっていても平気だった。そんな頃だったが、たまたまE950の被写体を求めてうろつくうちに、このビルが目に入ったらしい。同じ日の写真には、今は撤去されているモノレールの軌条も写っている。
この頃からたった2年後にBD-1を買って、逆に一日中部屋に居ると気が狂いそうになるようになっていったのだ。いや、懐かしい、懐かしいと眺めていた。
惜しいことに、BD-1を買った頃の写真はほとんど残されていない。今みたいに気軽に写真を撮る習慣は無かったし、ちょうどE950が不調になっていた時期だったからだ。今から考えると、適当な機種に買い換えて撮っておけばよかった。
今や手許のカメラは4台にもなったし、被写体にも餓えているのでそういう事態は起きまい。
雨は昼くらいまで降り続けて休日を台無しにし、午後になってようやくあがった。雨よりも寒さに参ってしまい、なにもやる気になれない。
それでも、夕方にはBromptonで境川に出かけた。体が腐りそうなんでな。それと、この間S3ISに入れてみたCHDKの使い勝手も見たい。
Brompton本体は絶好調だが、キャリアの固定がしばしば緩むのが困りモノ。固定ボルトに共締めしてあるテールライト(の台座)のせいだろう。これが軟質プラスチック製なので、力をかけると速攻で緩むのだ。今日も走っているうちにがたつくなと思っていたら、カランと脱落しやがった。ここは考え直す時期だ。
やっと雨が上がったからということか、天気がいまいちなのに自転車がそれなりに多かった。
さて、S3ISを抱えてきたので、
曇り空にもめげず色鮮やかな花や、
黄色すぎるBromptonを撮ってみた。Rawデータは
Raw Therapeeで処理してみた。シャープネスを掛けすぎたのか、微妙に解像度が落ちてしまったように見える。まだ試行錯誤の段階だ。というか、S3ISで頑張ってRawデータを得ても、あまりおいしくは無いように感じる。むしろ、ヒストグラムやゼブラパターンが便利だ。S3ISは気を抜くとすぐ白飛びが起きるカメラなのだが、これらの機能を使えば未然に防げそうだ。
BD-1も全天候型に戻そうと思いつつ、帰宅。
深夜の地震にまったく気づかず熟睡していた俺が来ましたよ。帰宅して、
夕陽が綺麗だったので、S3ISで一枚撮っておいた。
さて、
すらどJで知ったのだが、PowershotシリーズでRAWデータを取ったり電池残量を常時表示させたり出来る、
CHDKというものがあるという。いや、これは去年くらいに目にした覚えがあるのだが、その時は『これでRAWデータを取ってどうするの?』などと読み飛ばしていた。しかし、D70の画像を全てRAWで残すようにしてから、後で画像調整するならRAWベースの方が綺麗かも知れんと思い始めた。それで、試してみたのだ。
やり方は前記URIに載っている通りで、JPEG画像の他にRAWな画像も残る。S3ISでは7MB程度になる。その分、SDへの書き込みに時間を要するようになる。
DigicII形式のRAWデータから、他形式への変換は、グーグル先生にお聞きするといくつかの手段があるようだ。DNG形式に変換してから、適当な現像機能付ソフトで処理すると言うのが一般的だが、直接現像できるものもあるようだ。いろいろ試してみよう。
CHDKをカメラ起動時に自動読み込みさせる方法もあるのだが、僕が使うとしたらここ一発でRAWを取得すると言う感じだろうから、その都度に読ませればいいと思う。とはいえ、ゼブラパターンの表示など、結構欲しい機能も他に載っているので、使い勝手次第では常駐させていいな。
しかし、土日は雨の予報か。