Jump to navigation
Strange Days
2009年03月26日(木曜日)
今朝はえらい寒いなと思いつつ外に出ると、路面が妙に濡れてる。一雨あったのかと思いつつ走り出すと、なにやらポツポツと顔に当たる。雨にしてはひらひらと不規則な動きだ。雪だよ! こりゃあ寒いはずだ。幸い、それ以上激しくなることは無く、いつしか降り止んでいた。考えてみると、ちゃんとした雪が舞っているのを見るのは、今年初めてではないか。
帰路、私的標準木たる
来迎寺前の桜を観測する。まだまだ枝先から咲き始めたばかりで、一分咲きにも満たない状況だ。このところの寒さで開花がずれたか。見頃は4月に入ってからになりそうだな。
さて、気にしていたマイクロフォーサーズに関して、パナソニックから一つ発表があった。新機種Lumix GH1の国内発売の決定だ。海外での発売は決まっていたので時間の問題ではあったが。またGH1に合わせ、マイクロフォーサーズレンズの新型発表、さらにはG1とのセット販売のみだったものの単独販売開始も発表された。結構そそられる20mmパンケーキレンズも、ちゃんと開発するようだ。
GH1と従来のG1との違いは違いは動画撮影機能だけかと思いきや、どうも撮像素子を新規開発したように読める。が、これも動画のマルチアスペクトに対応するためのもののようで、静止画には違いが無いのではないかな。
こうなると、値が下がってきたG1の方がそそるなあ。EVFは非常に見やすかったし、軽さと小ささはかなりのものだ。Wレンズキットも\70000強まで下がっている。ううむ、Powershot Sx10に4万払うなら、こっちがいいな。前に挙げた旅行用カメラの要件に照らし合わせて、唯一の問題は電池だがな。レンズ交換に関しては、これも発表済みの14-140を着けるとオールインワン化が出来る。これでも900g台。重いといえば重いが、我慢できるのでは。軽さを取って14-45で凌ぐという手もある。
どうしようかなあ。E-620を見て決めよう。いくらEVFの出来が良くなってきたとはいえ、まだまだ光学ファインダーには追いつけてないのだから。
2009年03月15日(日曜日)
今日はなぜだか異様に疲労していて、昼前まで盛大に寝てしまった。本当はMR-4Fの分解清掃しようと思っていたのだが、チェーンもそんなに汚れてないのでいいや。
夕方、昨日届いたシグマAPO70-300mmの試写をしようと、バッグにD90とGX200を入れて、EPIC号を漕ぎ出した。行き先は他にないのかと聞きたくなりそうな境川。GX200を持っていったのは、広角側をカバーするためだ。自転車に乗っているときにはレンズ交換なんて御免だ。GX200なら35mm換算で24~72mmをカバーしてくれるので、70mmからのこのレンズを補完するには最適だ。
境川遊水地で鳥さんたちを撮ろうと思い、情報センター近くに向かった。ちょうど鴨の群れに混じり、
例の白い奴が舞い降りるところだった。つんつんした毛が目立っていたので、鷺の眷属だろうかと思い悩んでいたのだが、こうしてみるとオオハクチョウで正解みたいだな。
つんつんした毛がかなり減っている。幼鳥モードから、成鳥モードに 切り替わりつつあるようだ。
ここでGX200が登場。D90ではどうにもならない
遊水地の全景を収める。70mmだと真ん中の突端くらいしかカバーできない。
少し下り、昨日夕陽を撮った場所で、今日は
ちゃんと没した陽を撮る。間に合わなかったんかい。そう、後一歩だったのだが。
やはり昨日も撮った桜の眷属を、
D90、GX200それぞれで撮った。D90では、意外にマクロが使いやすくて、ちょっと気をつければ手ぶれすることが少なかった。昨日のPowershot S3ISではかなり手ぶれしたのだが。さすがに撮像素子の差が出たか。フォーサーズくらいだとどうなんだろう。
GX200でも桜のお仲間を撮る。マクロモードでもっと寄れはするのだが、暗くて手ブレするのでフラッシュが要る。ところが近すぎるとフラッシュがケラレるので、この位置にならざるを得ないのだ。広角マクロは気持ちがいいのだが。
菜の花畑で、素人らしく
ボケを生かしまくった一枚。文字通り紙のように薄い被写界深度なので、こんな写真は簡単、どころか暗くて絞れずに花の全体にピントを出すことが出来ない。でも面白いな。
GX200で、
フラッシュ無しで寄りまくって撮るとこう。マクロはやはりこちらが得意そうだ。とはいえ、望遠マクロは面白いな。
最後に
菜の花畑の全景。これはGX200の担当だ。撮像素子のダイナミックレンジが狭いため、こんな絵になってしまう。
こうして使ってみると、70-300をGX200で補完するという手は、かなりいけるのではないかい。とはいえ、わざわざ旅行に持って行こうという気にはなれない。桜の時期に、散歩のお供にするにはいいかもね。
2009年03月12日(木曜日)
23時55分
デジタルカメラ
天気:冬晴れか
やはりフォーサーズの方が本体は軽く出来るのだ。D90と比較すると150g強の差となる。重量差よりもサイズ差の方が効くかもしれない。E-410は本当に小さかったから。容量の限られた自転車ツーリングの荷物としては、可能な限り小さくあるべき。もちろん、普段の持ち歩きにだって。
でも、レンズは意外に軽くない。ZUIKO25mmのパンケーキレンズみたいなのはもちろん軽いが、気合の入った広ズーム域レンズでは、Fマウントのそれとさして差が出ない。ニコンの18-200VR2とパナライカ14-150に差が無いのは、どちらも防振機構を持っているからだろう。その他の高価なズームレンズが軽く出来ないのは、複雑な多レンズ構成を取らざるを得ないズームレンズでは、各玉がどうしても厚くなり、軽さを稼げないのだろう。でもお安い標準ズームだと本当に軽いので、根本的な設計思想の差なのかもしれない。
一番の問題は、フォーサーズの性質として、広角まではなんとかなるとして、20mm相当以下の超広角はなんともならないことだろうか。でもまあ、それはD90が担当すればいいのでは。
確かに全部入りに近く、軽くて良さそうに見えるんだけど、どういうレンズと組み合わせてどう使いかが悩ましい。本体防振機構を生かせる、防振無しの軽量レンズが増えればいいんだが。
2009年03月10日(火曜日)
23時55分
デジタルカメラ
天気:くもりのち晴れ
FH20を手離すことにして、では結局Powershot S3ISの後継はどうするという問題に関しては、振り出しに戻ってしまった。
順当ならばS3ISの系列であるSX10辺りにするのが無難だ。コンデジとしての完成度は高く、S3ISでの不満点がほぼ解消されている。しかし唯一最大の欠点が、その重量。電池込みだと600gを超えるなんて、本当にコンデジなのか。下手しなくてもオリンパスの軽量一眼デジカメより重くなるくらいだ。
ここで、もう一度要件を振り返ると。1)28mm以下の広角端、2)500mm超程度の望遠端、3)AA電池駆動、4)見やすいEVF、5)一眼寄りの操作性、6)手ぶれ防止、7)バリアブル背面画面、というものがある。重要度もこの順だ。旅先で撮りたいものを撮れなかったという不満を振り返ると、まずはズーム域の広さを求めたいし、広角性能も欲しい。旅行用という性格から、AA電池駆動も欲しい。EVFも僕の使い方だと非常に便利なので欲しい。一眼寄りの操作性というのは、裏を返せばメニューを辿っての設定変更を出来るだけやりたくないということだ。D90だとやりたいことの大半はダイヤルとボタンの組み合わせで事足りる。しかしメニューインタフェースでも非常に出来がよければ別かもしれない。手ぶれ防止は、レンズがものすごく明るければ要らないかもしれないが、やはり夜間の撮影では欲しいし、望遠端では必須に近い。バリアブル画面もあれば非常に便利で、変な撮り方が出来て好きだ。が、実際には展開すること自体が面倒で使わないことも多いし、無ければ無いで済むくらいの軽さではある。
そういう目で見ると、SX10はすべての要件を満たしているのだな。操作性は悪くなかったし、EVFも比較的見やすいものだった。だから、重量増を呑んでこれを買おうかと思っていたのだが。
昨日の記事へのいっとく氏のコメントで、オリンパスSP-590UZの存在を思い出した。26mmから26倍というかなり狂気に満ちたズーム域を持った機械だ。上の要件で言えばバリアブル背面画面以外はすべて満たしている。問題の重量も、SX10の590gに対して435gと相当軽い。いいね。
問題は2点。一つはメモリカードが相変わらずxDなこと。いい加減、富士みたいにSDとデュアルにしても罰は当たらんと思うが。でもマイクロSDを使えるアダプタがついてくるので、それほどの弱点ではない。
もう一点は、個人的にはオリンパスの機械であること。ずっと前にこの機械のご先祖様を触ったとき、動作の遅さとチープさに衝撃を受けたことがある。ちょっとトラウマになってさえいるくらいだ。だから、今回も570UZをほとんど検討しなかったのだ。でもあれから3年は経って、さすがに改善されているだろう。実際にモノを手にとってみたい。
というわけで、これがS3IS後継として最右翼に立った。続いてSX10なのは変わらず。後は電池の問題を除けば、ニコンのP90か。
ここで考え所なのは、既にこのセグメントには軽量一眼デジカメと重なっているということだ。撮像素子のサイズを考えても、写真を撮るということに関してはさすがに一眼に負けるはずだ。例えば先日手に取る機会があったPentaxのk-mの場合、上の要件で言えば背面画面がバリアブルでないこと以外は満たしていそうだ。光学ファインダーはさすがにEVFより視認性が高いだろうし、操作性も一眼としてのそれを確保しているはず。ズーム域はレンズ交換を呑めば思うがままだ。なんといってもAA駆動なのが大きい。一方でフォーサーズも軽量機が豊富なので、大いに気になる。最近発表されたオリンパスE-620なんざAA駆動以外は全部入りだ。AA駆動を外して、予備電池を幾つか持ち歩くというのも手だ。
が、やはりレンズ交換式はレンズ交換ありきで、オールインワンで手軽に扱いたいという要望に反する面もある。広いズーム域を実現するためには、軽さを望めばレンズを2本に分割せねばならず、1本で済ませるには重い広ズーム域レンズを着けねばならない。普通に旅行するならともかく、自転車ツーリングでそれは辛い。
ということで、やはり590UZが最右翼であることは間違いない。k-mにせよE-620にせよ、これとは別に欲しいけどな。
操作性を確かめて問題なければ、ちょっと値が落ち着くのを待って買おうと思う。
2009年03月09日(月曜日)
うーむ、使いこなせない。
昨日の旅にはFH20を持っていった。しかし、操作性の低さにとうとう愛想を尽かした。一見して、ハイエンドのコンデジ然とした佇まいなのだが、このカメラのインタフェースはボトムエンドのそれを踏襲してしまっている。メニューありきで、ちょっと複雑な設定で撮ろうとすると、いちいち深い階層まで降りなければならない。ではカメラ任せで万事オッケーかといえば、そこまでは基本性能が高くないのである。特にAF性能の低さには参っていた。なんだってこんなにバランスの悪いカメラなんだ。
とはいえ、まったくダメダメかといえばそうでもないのが厄介なところだ。本当にごく基本的な、つまりメモ撮り程度なら悩むことは無い。旅行先で風景を撮るくらいなら問題は無い。またこいつの売りの高速連写はやはり強力だ。ハイエンドの一眼デジカメでも撮れないものが撮れるという意味では、これは無二の存在だと思った。
が、その高速連写をちゃんと使いこなすのが難しい。鳥を撮る人だったら、明るく撮れる場所を見つけて、それにあわせた設定をした上で待ち受けることも出来るだろう。でも僕みたいに立ち寄り先でたまたま適した被写体に遭遇した場合なんて、なかなかきちんと設定することも難しい。それでワンチャンスをモノに出来るかといわれれば、無理だろう。
そういうわけで、旅行用カメラとしては旨みが無いし、このカメラの特性を生かした使い方も考えてないしで、結局持て余してしまったのだ。翡翠との何度かの対決で、このカメラの凄さの片鱗を垣間見ただけに、なんとも敗北感に満ちた決断ではある。
代わりに何を買うかな。やはりPowershot SX10かな。