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Strange Days
2006年03月30日(木曜日)
09時56分
旅
天気:晴れ
さて、例えば6月に旅するとすれば、現地の天気が気になる。八丈島の過去の天気を調べてみた。こういう時に便利なYahoo!天気予報で、
去年の6月の八丈島を調べる。意外に雨の日は多くは無い。しかしくもりの日が多いので、実際には降雨があった日は多いのかもしれない。しかし毎日毎日雨ばかりというわけでも無さそうだ。前年も同じような傾向だ。
気温は20度台の半ば辺り。十分暖かそうだ。念のためにウィンドブレーカ(と雨具)を持っていけば、上はサイクリングジャージで済みそう。すると荷物はかなり軽く出来るだろう。
問題は台風が来るかどうかだが、こればかりは確率的なものだからなあ。もしも台風に閉じ込められたら、宿で酒かっ食らって寝てれば良いさ。
2006年03月29日(水曜日)
10時24分
旅
天気:晴れ
さて、
前に八丈島サイクリングという妄想をぶち上げたところ、意外にいい反応をいただけている。ということで、本格的に検討してみます。
情報は、主にグーグル先生にお聞きして(
八丈島 自転車)、交通手段なども調べてみた。
八丈島のサイズは、伊豆大島より一回り小さいくらい。伊豆大島は、島を一周してだいたい70km程度だったと記憶している。かなりのアップダウンはあった。八丈島も同じ程度だろう。
ただし、大島が三原山を中心にした丸い島なのに対し、八丈島は八丈富士と三原山という二つのピークを持つ、ひょうたん型なのが違う点だ。最大の集落はひょうたんのくびれの部分にあり、フェリーもここに入港するようだ。
北西にある八丈富士は、紡錘形の成層火山で、周囲には集落が無くて、代わりに牧場があるようだ。また南東の三原山は、複数のピークを持つ連峰で、周囲にはいくつかの集落がある。古い武家屋敷跡などもあるようだ。宇喜多秀家を初めとして、ここには多くの知識人が流刑になっており、孤島の割りに本土の文化の影響が色濃いそうだ。ともあれ、この二つの山、それぞれでヒルクライムを楽しむことも出来るし、その周辺もそれなりに見所がありそうだ。補給には気をつけないと。そこら中にコンビニがあるという環境では無い。
食事はどうかな。観光地だけに困りはしないだろう。やはり海鮮が豊富なようだが、牧場があり、酪農製品も楽しめそう。宿も豊富だ。
問題は島への交通手段だ。
船便は1便/日、空路は4便/日。船便は22:00出航で翌9:30着。寝て行けるのが利点か。空路なら十分寝てから出立できる。船なら前日出航、空路は朝一になるだろう。値段は船便が8150円、飛行機なら
超割などの期間限定バーゲンが9300円くらい、ANAの
旅割なら10000円だ。船でもそんなに安いというわけでは無い。
決行時期は6月と考えていたが、梅雨時なので悩ましい。亜熱帯じみた気候らしく、暖かい時期にはしょっちゅう雨に見舞われるようだ。少し乾燥した9月が良いかな。雨を覚悟すれば6月が暑すぎず寒すぎずで良さそうなのだが。
時期はいつが良いかな。旅割を考えると6月ならそろそろ決めないと。中旬、6/10~13辺りがいいかなと思っているのだが。どうでしょ?
とりあえず、今のところはこんな考えです。何人手を上げてくれるかな。
2006年03月17日(金曜日)
22時52分
旅
天気:雲多し
来日曜日に行われる浜名湖ツーリングに参加できなくなったので、少々欲求不満気味だわ。
それを解消するために、頭の中で妄想ツーリング計画に耽っている。いいな、これで楽しめるなんて、安くて。
次の超割時期を睨んで、美味しそうな場所を探す。我がピンク色の脳髄は離島が美味しいという答えを弾き出した。弾き出したって、たぶん算盤世代の表現なんだろうなあ。
閑話休題。離島といっても色々あるが、あまりに遠いと2~3日ではもったいない。連休ではないこの時期となると、比較的近場じゃないとダメだろうなあ。
候補は二つ。伊豆大島と八丈島だ。それ以遠の小笠原へは船便しか無い。伊豆諸島のこれ以外の島は小さいので、自転車ツーリングを楽しむには今一だ。
運航スケジュールを見ると、伊豆大島までは2便/日。八丈島までは4便/日。八丈島便のうち、1便は伊豆大島からの乗り継ぎ便になる。スケジュールを組みやすいのは、断然八丈島だな。
その上、伊豆大島行きの便は、早い方の便がプロペラ機になるという。これはこれで魅力的だが、手荷物の制限が厳格になると聞いた。ならば、八丈島か。伊豆大島には、船便の方が楽かもしれない。
ここまで調べたところで、ふと同じANAのディスカウントサービス、旅割の旅費を調べてみると、超割9300円に対して1万円。こっちは二月前なら時期を問わないので、超割の時期を外す手もある。
八丈島も大きな島だし、かなり拓けた地なので、観光スポットには事欠かないだろう。どうです、誰か行きません? 一人でも行くつもりだけど。
2006年03月06日(月曜日)
23時55分
旅
天気:雨
朝は8:00に起床。夜半から降り始めた雨は、緩急をつけながら降り続けている。今日は歩いての観光となるだろう。
とりあえず、多少は睡眠不足を補えたようだ。朝食を取り、荷物の発送準備をしておく。着替え類と自転車は運送屋に委ねるつもりだ。ウェブでクロネコの営業所を探し、引取りを依頼しておいた。
多少のドタバタはあったが、クロネコへのBD-1引き渡しに成功。さらに着替え類はフロントに発送を依頼した結果、荷物はリュック一つになった。とりあえずチェックアウトする。
ロビーに今日のメンバーが顔を集める。三井氏は別行動なので、5名となる。まき氏以外は自転車を郵ぱっくで発送したようだが、それでも各々の荷物は多い。今日は地元の温泉業界が運営している
温泉バスという無料バスで移動する予定だったのだが、ダイヤを見ると国分から乗るよりは、空港から使った方が便利だと思われた。そこで、まず空港で帰りの便にチェックインし、荷物を預けてしまい、それから温泉バスに乗ろうという話になった。チケットを買っておくと、バスが経由する温泉が無料になったりするらしい。
空港までは、ジャンボタクシーという大き目のバンを使ったタクシーで向かった。空港への道はかなりの上りなので、往路はともかく、帰路を自走するのはつらそうだ。
空港に着き、早速荷物を預けておいた。僕はD70以外はみんなポケットの中という、思い切った軽量化を図った。今日は望遠は使うまいと、レンズを12-24mmに換えておいた。
帰りのみやげ物や、単に美味そうなものを求め、空港を徘徊する。早速、揚立屋という店に
引っかかる一行。
時間となったので、温泉バスに乗り込んだ。本数が少ないので、乗り逃がすと大変だ。バスはこぢんまりしたマイクロバスで、幹線沿いの停留所の他、脇道を入った小さな停留所もつないで走る。途中で停車した、
なんともいい感じの駅舎。ここでは2分停車となったが、途中停留所までは適当そうに走ってきたのに、ここで時間待ちを設けたのは、降り良くやってきたJRの列車との接続説、時間調整説、運転手の都合説など、諸説取り沙汰された。
やがて、平野氏の指示で漫然と降り立ったのが、谷間に立つ
一軒のそば屋の前。日の出温泉きのこの里なる場所らしい。ここ、かつては温泉だけがあったのだが、いつしかそば屋が併設されたのだとか。ここで美味しい
蕎麦の昼食を取った。
さて、併設されているという温泉は? なんと、レジのすぐ脇にある、怪しげな階段から下りられるのだった。そんなに広い温泉ではなかったが、熱々の湯に浸ったり逃げ出したりしながら、のんびり過ごすことが出来た。もう少し体力が残っていればなあ。温泉前に、
雨に打たれた矮樹を写す。この温泉には休憩所が設けられていて、600円でジュース飲み放題、温泉にも入り放題なんだげな。道理で、この雨にしては客が多いと思った。
温泉を退散後は、これまた近くに併設されている喫茶室で、雨に煙る渓谷を眺めつつ、お茶を楽しんだ。オリジナルの陶器を売っているのだが、いい感じのカップを見つけたので、買っておいた。しばらく、この旅のことなどを話し合っていたが、バスの時間が近づいたので店を出た。そしてほどなくやってきたバスに乗り込んだ。もう、次の温泉を梯子する時間は無いので、終点まで乗って、そのまま折り返すことにした。
終点は
隼人駅だった。ごらんのように、奇怪な外観を取っているが、実は竹を立て廻らせてあるのだ。装甲代わりかな。隼人駅周辺をうろついてから、折り返し便に乗って空港に戻った。
空港では、三井氏と合流できたので、みんなで鹿児島最後の食事を取った。鹿児島ラーメンだったのだが、食欲が皆無だったので半分くらい残してしまった。平野氏、三井氏以外の4人は、みんなANAの同じ便での帰還だったので、時間を見てセキュリティを潜り、便に乗り込んだ。体力がヤバイ状況だったが、荷物をほとんど持って無いので助かった。
羽田に着き、京急、地下鉄を乗り継いで帰宅。もう、身体が動かんです。こんなことで、明日会社に出られるのだろうか。
しかし、霧島の爽やかな風景、遠望できる桜島、濃い温泉、そしてその桜島での残念な結果など、心に残るものが多かった旅になった。足が壊れなければなあ。そして、夜の宴会は、もう少し軽くした方が良かったな。ともあれ、桜島のリベンジを込みで、もう一度行ってみたいものである。
2006年03月05日(日曜日)
23時55分
旅
天気:晴れ
鹿児島ツアー3日目。天気は明日から崩れるという予報なので、もしかして走れるのは今日限りかもしれない。そんなわけで、昨日の激走と連日の激食に疲れきった体に鞭打ち、ホテルの玄関前に8:00に集合した。
今日の大まかなコースは、まず輪行で鹿児島に行き、午前中は鹿児島市内をうろうろする。昼食後にフェリーで桜島に渡り、一周して温泉攻略、という運びだ。
国分駅まで走り、そこから輪行する。列車は意外に空いていた。鹿児島駅は、これも驚くほど小ぢんまりした駅だったが、聞けば鹿児島中央という別の駅が、本当のターミナルなんだげな。
鹿児島駅からは
路面電車が出ていて、鹿児島中央のさらに向こうまでつながっているとか。
市内を、平野氏の案内で走ってゆく。我輩、昨日の登坂時にちと膝を痛めておりました。サドルが高すぎたようだ。そのため、右膝に負荷を掛けると、痛みが走る状態。平地なら大丈夫だろうと思っていた。
古い石橋を公園内に移築したもの。幕末の造営だったとか。
海岸線を走り、少し細い嫌な道を進んだところで、今日最初のおやつ。鹿児島市内から海岸沿いに北上したこの一体は、じゃんぼ餅というお菓子の店が軒を連ねている。他の場所では見かけなかったのだが、なぜこの場所に密集しているか不思議。
中川屋という老舗で購入すると、その場で食べるということでお茶がついてきた。さらに隣の店でも買っておいた。これが
じゃんぼ餅。焼餅に2本の串を通し、垂れに浸してある。2本の串に何の意味がと思ったら、意外にハンドリングしやすく、食べやすかった。
じゃんぼ餅ゾーンを後にし、再び市内観光に。
これはなにやらの歴史的建造物だったが、なんでも道路造営の都合とかで、本来あるべき両側の部分を壊してしまったのだとか。
歴史博物館だったかの別館。いい雰囲気だ。
ちょっと走るとモアイ像、じゃなくて
西郷どんが突っ立っている。
さて、ぐるぐる走り回ったところで、昼食。
鹿児島ラーメンだげな。野菜がたっぷり載っている、意外にあっさり味だった。熊本ラーメン以上の凄いのを覚悟していたので、これは拍子抜け。
次は食後のデザート。お菓子屋さんに入り、試食させてくれたものが美味しかったので買うと、なんと目の前で
バーナーを使ってカラメルを焼いてくれたのだ。カリカリのカラメルの苦味と、おイモの甘さが
絶妙だった。
繁華街には、かの白熊を生み出した
無邪気/天文館もある。
さて、おやつを買ったりしてうろついた後は、いよいよ桜島一周だ。
このフェリーで渡る。かなり頻繁に往復しているようだ。
船上から眺める
桜島。ちょうど噴煙が上がっていた。
桜島に上陸する。桜島では
ローソンも青くない。景観対応型だそうだ。厳島にできたら、緑辺りかな。
桜島の物産センターらしきところで一服してから、いよいよ桜島一周だ。とはいえ、我輩の足は状態が良くない。大丈夫かなあ。
最初のうちは、海岸沿いの
遊歩道を走っていった。ちょっとガタガタなところもあったが、まったり走れてよし。眺めもよし。
車道に復帰して、ようやく巡航速度が上がった。ひたすら北上してゆく。してゆくのだが、我輩の膝は激しく痛み始めていた。あっという間に遅れ始める。それでも我慢して走っていたが、かなり進んだところでついにギブアップ。心配して引き返してきてくれたまき氏や、電話を掛けてくれた(た)女史らと行き違いすれ違いを繰り返すどたばたを演じたものの、なんとか平野氏と意思が通じ、我輩はフェリー乗り場近辺に待機することにした。引き返したのだが、足がかなり痛むので、ゆっくりゆっくり帰っていった。途中で見かけた、なにやら札の突っ立っていた
樹木群。
敗北感に打ちひしがれた我輩は、とりあえずフェリー乗り場近くにある、マグマ温泉という施設で時間を潰すことにした。これは結構な温泉で、安いけど浴場は広く、しかも目の前は広く海が開けているという豪華さ。フェリーが行き交うのが見える。
マグマ温泉を出て、しばらくはそのフェリーの夜間撮影にチャレンジしたが、三脚が無いので無理無理でした。体が冷えてきたので、慌てて別の温泉に入って時間を潰す。
またマグマ温泉前に戻り、再び夜景を眺めていると、ようやく一周組が戻ってきた。僕と別れてから、本格的な登りが始まったそうな。
フェリーで鹿児島に戻り、再び繁華街に。適当な店に入り、今日は
魚介類を食すことになった。さすが、良漁場を間近に控えているだけに、魚のレベルは高い。きびなごが食されているのは面白い。これは瀬戸内でも広く食されていた小魚だ。
店を出て、輪行で国分に戻ると、もはや午前様寸前だった。下手すると睡眠時間激少かも。というところだが、明日は雨の予報なので、ゆっくり起きようということになった。荷物をあらかた発送しておいて、それから身軽に遊びに行く算段だ。
案の定、夜中に雨が降り始めたようだった。しかし、今日は桜島周回ができなくて残念だったな。
2006年03月04日(土曜日)
23時55分
旅
天気:晴れ
一夜明けた4日、いよいよ鹿児島ツーリング本番だ。
朝食はホテルで取り、玄関前で出撃準備する。今日も働け、
BD-1。
荷物はKimm35lに詰めて、リアキャリアに縛り付けた。セキサイダーの低さのおかげで、低重心で安定するのだが、一つ問題がある。リアスイングアーム固定具が折れているので、ややもするとスイングアームが折れてお座りしてしまうのだ。普通に乗っている場合はいいのだが、激坂の上りで、しかも路面から突き上げられでもしたら。恐ろしいことになりそうだ。そんなわけで、出発後もできるだけゆるゆると走っていった。
最初のうちは、川沿いに走っていった。どの川を上っていったのかは、僕の場合はGPSだけが憶えている。
途中で見かけた
足湯。近くの旅館が設置してくれたものらしい。もちろんタダ。しかし、非常に脱ぎにくいシューズで来てしまった我輩は、ここはパスしてしまった。
更に登って行く。さすがに霧島山系、温泉街の多さは異常なくらいだ。川沿いの道に、ポツリポツリと現れる。
やがて、より細く、斜度のきつい道が現れた。最初の激坂だという。まあ仕方ないと、へこへこと上っていった。この辺もそれなりの温泉街らしく、道の下に並ぶ旅館が見えた。
細くてきつい道を登り続けると、また広い幹線道路に出た。というか、今まさに、上の方から拡幅中という按配だ。なにやら展望台があるので上ってみると、
滝が見えた。えらい遠さだがな。
さて俺様、ちと弱っておりました。と申すのも、初日にホテル代を前払いしてしまうと、財布の中身がとても心細くなってしまったのである。具体的にいうと福沢さんが不在なのである。これはちょっときついかな。そこで平野氏と相談して、郵便局に寄ってもらうことにした。途中の集落で首尾よく
郵便局を見つけ、ATMで金を下ろす。ビバATM。
さらに先に進む。道はまた細くなり、しかし緑の中を進むいい雰囲気になってきた。ちょうど桜島だの眼下の山裾だのが望める場所で
記念撮影。
実は、このすぐ近くに"マイケーキ"という、凄く気になる看板が立っていた。雰囲気的にケーキ屋さんだろうと思われたのだが、こんな辺鄙なところに? 工場の類では無いかとも推定されたが、確かめることも無く先に進んだ。未だに気になるポイントだ。
さて、その先を進んでゆくと、ようやくこの界隈の観光地、霧島神宮に出る。でも先に食事だもんね。腹が減っていたので、近くの食堂で食事を取った。人気だった
黒豚とんかつ定食。値段相応にボリュームがあり、野菜も多かった。
食後に急な運動はきついので、というわけでも無いが、まずは
霧島神宮を参拝する。
巨木がずんと境内に立ち、清清しい雰囲気だ。
さてこの先、いよいよ道がきつくなる。僕はサドルが下がりすぎだと感じたので、思い切って上げておいた。しかし思い切りすぎて、ちと膝が伸びすぎだ。まあこれくらいがいいだろうと舐めていたツケを、後で払うことになるのだが。
みんなマイペースで上って行く。ゆっくり上って行く平野氏と僕を、他四人がガンガン飛ばして引き離してゆく展開となった。上りもきついが、いつスイングアームが回ってしまうか分からないという恐怖も、少々堪える。
しばらく走ると、
先行組みが休憩していたので、追いつく。ここからも遠く桜島が遠望できた。
元気なまき氏と三井氏が先に進み、平野氏が追いついてきたところで、@nak組ともども走り出した。平野氏から聞かされていた大体の行程と、その高度から、腕時計の高度計を見て『後100m上りだと思うよ』などとほざいていたら、カーブ一つ越えた向こうで待っているまき氏と三井氏が。そこが『後100m』でした。にゃは。高度計の悪戯ずらosz
ともあれ、そこが
湯野之温泉だった。ここで全員が集合して、さらに100m程上ると、ようやく今日のご馳走、
新湯温泉にたどり着く。戦後にこの宿の親父が独力で開発してきたという、あらゆるものに手作り感満載な温泉だった。
温泉は内湯と露天風呂があり、露天風呂はなんと混浴。女性はバスタオルを巻いて入るようになっているのだとか。ところが、事前にそのことを知らなかった僕は、居心地の良かった内湯で過ごしてしまい、混浴の事実を知ったのは湯上り後。まさに後の祭りだ!(やけくそ)
しかし、この温泉は、いままで見たことも無かった位に湯の花がたっぷりで、身体もあっという間にポカポカしてくる。なんというか、秘湯感たっぷりな温泉だった。ここ、泊まってみたいなー。
新湯温泉を後にすると、次なる温泉は林田温泉。そこまでの道行きは、そこここの斜面に湯気が立ち上る、
地獄のような光景の中を走って行く。こりゃあ、温泉地がごろごろ出来るわけだわ。
その
林田温泉は、さっきの新湯温泉とは対照的な、近代的なリゾート型ホテルだった。浴場も恐ろしいほど広く、テニスコート数面分の内湯の他に、さらに広大な露天風呂があるという構成。ただ意外に外への眺望がよろしくなかったのが残念だ。
林田温泉を後にする。この近辺はどこからでも湯が沸いていて、道路下の
こんな崖からも湯気が湧いていた。
少し下ってゆくと、みやげ物屋街に出た。ここで
温泉饅頭を買う一団。食欲の無かった僕は、人の物を試食させてもらい、満足してしまった。体調下降気味だなーと思っていた。
そこからは、刻々と暗くなってゆく空に追い立てられるように、夜道を走ってホテルへと戻った。
ホテルで一息つくと、もう今夜の宴に出立だ。昨日行けなかった、繁華街のお目当ての店。ここは鶏肉での焼肉、しかも溶岩の板で焼くという変わったスタイルだった。あんまり焼きすぎると旨味がなくなるということなので、赤みが薄れたくらいで口に放り込む。なかなかのお味。特に野菜の美味さはどうしたことか。僕の好みが変わったのか。
日付が変わる前位にホテルに戻り、それから襲来中のスパマーのお相手をしているうちに日付が変わってしまった。あー、こりゃあ、睡眠時間4時間くらいかな。
2006年03月03日(金曜日)
23時55分
旅
天気:晴れだ
いよいよ鹿児島ツアー初日だ。といっても、今日は移動日で、ホテルに入るだけなんだが。
荷物を背負って、地下鉄で上永谷、上永谷から京急で羽田に向かった。さっさと荷物を預け、座席に着く。通路側しか空いてなかったのだが、なんと中央3列の真ん中。ネオパラコーナー感満点だわ。
ウトウトしているうちに、飛行機はあっさりと鹿児島空港に到着する。荷物を受け取ってバスに乗る。なるほど、ただの路線バスだわ。しかし乗客がほとんど居なかったので、もしかしたらBD-1くらいは問題なく持ち込めたかも知れぬ。
バスは国分の市街地(現霧島市)に入った。この路線バスが、妙に狭い道に入ってゆくのだ。車とすれ違うのも無理なくらいの。
と、幹線道路を走るバスの横を、チェレステブルーのBD-1が。ビアンキのブランドで売られているBirdyだ。ライダーは、やはり三井氏だった。自走してきたんだな。空港からの道は、ほぼ下り一本なので、これなら僕も自走できたかも知れん。
ともかく、バスは国分駅前に着いた。思わずポカンとするほど小さな駅だった。駅前からテクテクと適当に歩くうちに、ホテルがズーンと突っ立っているのが望見できた。今まさに開発中という風な一角で、周囲には消防署だの役所だのが建っている。羨ましくなるくらいの土地の使い方だ。
ホテルにチェックインする。荷物はちゃんと届いていた。与えられた部屋に運び込んだ。
窓からの眺め。遠くに姶良カルデラ周縁の山々が見える。
BD-1を展開してみる。む、破損箇所発見。ステムに付けてあったTOPEAKのエマージェンシーキットのポンプ取り付け部が破損していた。でもまあ、このポンプはほとんど役に立ちそうに無い代物なので、あまり惜しくは無い。
本当に困ったのは、もう一つ見つけた破損箇所だった。なんと、リアスイングアーム固定用の
プラパーツが折れてる! つまり、僕のBD-1は持ち上げると、そのままへにゃっと折れてしまう根性無しになってしまったのだ。これは困る、かなあ。まあBromptonもそうだし、そもそもBD-1の最初期型もそうだったらしい。実際、上から体重を掛けてあれば、折れ曲がることはあるまい。とはいえ、精神的に気持ち悪いし、抱えて運ぶ時に困る。
部屋にはLANの口が開いてたので、背負ってきたLibrettoL3を繋いでみた。どこで引っかかるのか、反応が無くなることはあるのだが、メールもウェブもまあまあ快適に使える環境だった。今回、なぜかCLIEとシグマリオン3も持ってきているのだが。
部屋でうだうだしているうちに、ツアーの参加者が到着し始めたようだ。平野氏の来訪を受ける。19:00だか20:00だかに夕食に出ようという事になった。まあ起こしに来るでしょうと達観している僕は、そのままベッドにダイブして、ここ数日の睡眠不足を補うべく努めた。
やがて(た)女史よりお呼びの電話が掛かったので、慌ててロビーに下りる。みんなで繁華街の方に向かう。しかし、最初のお目当ての店は満員で、空くまでしばらく掛かるという。明日の予約だけして、別の店を目指す。真っ暗な裏道にあったのが、
つく根という店だった。料理を適当に頼みながら、まずはビールで乾杯。
店の名になっているのだからと頼んだ
つくねは、ジューシーで濃厚な味わい。その他にも
手羽先その他の鳥を堪能した。また野菜も妙に美味い。
プチトマトのサラダは、トマトがとても甘くて喉を潤してくれるものだった。
最後は焼おにぎりだその他を適当に頼み、締める。僕は鶏雑炊にしたのだが、これが上品な鳥の出汁が効いてお腹に優しかった。
やや、酔っ払って、ホテルまで歩いて帰る。ロビーでカプチーノを買い、部屋で口直しして、シャワーを浴びて寝た。が、既に日付が変わっているよなあ。
明日は、まず最初の大物、霧島連山への登坂と、温泉はしごの旅が待っている。
2006年03月01日(水曜日)
21時49分
旅
天気:雨
予報通り、雨の一日となった。地下鉄で通勤。
鹿児島ツアーまでに終わるんかいなと思っていた仕事も、今日になってバタバタと片が付いてしまった。後は人にお願いしておけばいいだろう。
さて、鹿児島に背負ってゆく物としては、なにが必要かな。まず自転車用のツール類が必須。ポンプはみんな立派なのを持ってるだろうから借りればいいが、チューブとパッチ、細々とした補修用パーツは持っていかないと。それとチェーンロック、サプリメント。後は電子なギミック類。ノートPC(古のLibrettoL3)か、古のPDA(シグマリオン3)か。CLIEの充電元として考えると、USBが着いているLibrettoの方が現実的か。アメニティはホテル備え付けのものが使えるし、温泉はシャンプー類が無くてもいいや。行き帰りのことを考えて、傘は持って行くか。すげえ豪雨に今日の日程中止なんてこともあるだろうし。カメラはどうしよう。雨の予報なので、S1を防水ハウジングに入れてもって行こう。電源はeneloop一式あれば、毎日ホテルで充電できるからいいだろう。
向こうで、どうやって荷物を載せて走るかも問題だ。リアキャリア用のバッグを持っていこうかとも思ったのだが、そんなに容量が無いのが難だ。リュックを背負うか、リアキャリアに載せて走るかが現実的だろう。
雨具。入れ忘れていたのでレインスーツ上下とレインキャップくらいは必要だ。
シグマリオン3に鹿児島近辺の地図を入れて持っておこう。どう考えてもPHSダメダメ区域だろうからな。
金曜日に移動する。楽しみだ。