Strange Days

2009年04月10日(金曜日)

宇都宮まで桜を追いかけていった

23時37分 , デジタルカメラ 天気:晴れ

 さて、青春18切符が1回分余っているのだ。これは使わずにおれまい。しかし有効期限は今日まで。そこで会社をちょっと無理して休んで、どこぞ遠くに出かけることにした。桜を追いたい。どうせなら青春18切符でうま味がある場所に遠出しよう。もう関東は過ぎつつあるから、もっと北か。関東平野の北端、宇都宮辺りなんてどうだ。日光街道の桜並木が見事だという。よし、決めた。そうして昨夜はそのままこたつで寝てしまったのだった。
 真夜中、突然の違和感に跳ね起きた。寝ぼけて背伸びした拍子に、左脹ら脛を攣ってしまったのだ! 分かるか、人類よ、この苦しみが! 一人、こたつの傍でのたうち回る妙な男の姿があったという!!!(エクスクラメーションの多さは苦痛の強さを表しているという)
 すぐさま痙攣しようとする筋肉を押さえ、発作が悪化するのを防いだせいか、そこまで悪化はしてないように思った。が、立って歩くと、やはり痛いのだ。これは自転車輪行は無理だな。いや、攣った部分への負担という意味では自転車の方が楽なはずだが、そこまでの輪行がつらい。例えBromptonでも、いやトレンクルでも、階段を持って上がるのが相当の苦行になる。仕方ない、歩きで桜のありそうな場所を回るかな、と考えているうちに、また寝入った。
 目覚めると10:00前。ヒアーッ!(驚きのあまり魂が抜けてます) 6:00に起きて、とりあえず高崎に行って両毛線で、などという皮算用は残らず吹き飛んだ。宇都宮直行しかない。幸い、宇都宮行きは1本/時の割合である。D90に久しぶりに18-200VR2を着けていった。
 宇都宮までの車中で、桜の名所をEM-ONEで検討しておいた。まずは二荒山神社か。県庁を挟んだ八幡山公園も美味しそうだ。とりあえずこの二カ所を回り、餃子を食って帰ろう。
 まずは二荒山神社だ。桜のシーズンは危うく逃すところと言う、満開から葉桜への移行期にあった。が、多くの木ではまさに満開で、風が吹き流す花びらが煌めいて美しい。平日にもかかわらず、家族連れやカメラ片手の観光客が目立つ。庭の桜が風にあおられ、桜色の雪を降らせているソメイヨシノは完全に満開
 次に県庁を挟んだ八幡山公園を襲った。こちらも園地のあちこちの桜が満開だった。屋台が矢鱈目鱈に多い。この八幡山の頂上には、どうやら電波塔を兼ねているらしい宇都宮タワーという塔がある。\200で展望台に立ち入り可能だ。売りは、日本有数の地平線の眺め。近くに高い山も海もないので、ずっと遠くまで見通しが利くと言うことだ。確かに眺めは良い
 この公園内に、なぜか長い吊り橋があったので、渡ってみた。山を貫通している道路をまたぎ越えているようだ。
 公園から駅に戻る途中、気になるものを見つけた。妖精学研究所? な、なんだろう。最初、妖精/学研などと空目してしまい、ムーに続いてまたやっちまったかと心配したものだが。
 さて、駅まで戻り、店を探しながら歩いてみたら、意外に駅前には餃子屋がない。ビルの中に入っているのかも。結局、前にも来たことがある宇都宮餃子館に入り、ビールと餃子セットを注文した。金曜日だし、さぞかし多いだろうと思いきや、客はまばらだ。まだ17:00過ぎだったからな。標準品としそ餃子の焼き餃子、水餃子、蒸し餃子いライスがついてくる。一人だと種類をこなせないのが悲しいが、このセットなら余り文句はないな。
 宇都宮駅で始発逗子行きを捕まえて、ほぼ爆睡しつつ帰宅。宇都宮近辺は見所が多くて良いな。