Strange Days

2007年06月24日(日曜日)

CREE XR-E v.s. Luxeon3W

16時05分 デジタルギミック 天気:なんてこった、雨だ

 さてさて、今朝方に新兵器が届いたので、レポートをお送りしよう。雨になったしな。
 届いたのは、FENIX L1Dというミニライト。AA*11本で駆動するもので、手のひらにスッポリ包めそうなサイズ。なーんだ、というなかれ。こいつの光源は、Luxeon5Wタイプを上回るという、CREE XR-Eという最新鋭LEDなのだ。その光束は135ルーメンに達する。Luxeon5Wで120ルーメン程度だったのだから、それを遂に上回るものが出てきたわけだ。
 AA1本駆動タイプでは、実はスペック上135ルーメンを発揮できず、90ルーメンに制限されてしまう。しかし、このL1DはL2DというAA2本タイプと互換性があり、電池部を挿げ替えることができる。AA2本タイプの電池部だけが別売りされており、今回はそれも併せて入手した。これを使うことで、135ルーメンの最強スペックを発揮できる。
 では、今回エントリーした兵どもを紹介しよう。手前がLuxeon3Wタイプ*2を使った、PrincetonTecのヘッドランプ、APEXだ。後列左、同じくLuxeon3Wタイプを使った自転車用ヘッドライト、NRX25。筒状の電池部を分離式にし、かさばらず、なおかつ25h程度の駆動時間を確保するなど、自転車用のライトとして優れたスペックを持つ。が、いまいち出来の悪いライト固定部のせいで、使用実績は伸びていない。
 後列中央。携帯用ケースを挟んで、左側がL1D、右がL2Dの電池部だ。こんなに小さいなんて。その代わり、L1Dの90ルーメンモードでは、1.5hしか使えない。
 そして対照用に、後列右手にキャットアイEL500を用意した。多分日亜の1WLEDを使っているらしい、単体型としては今でもまあまあ使えるライトだ。
 テストは、遮光カーテンで覆った暗室で、天井を照らしている画像を撮影するもの。カメラはPowerShot S3ISを使い、1/16s、F4固定で撮影した。画像処理はリサイズのみ。
 まずAPEX3WタイプLEDの場合。照射パターンは比較的広めに照射している。このライトでも、夜道を20km/h程度で走るのなら、路上の障害物も鮮明に分かるくらいだ。
 APEXには砲弾型のミニLED4つも付いている。それを使った場合。照射パターンはかなり広範囲だ。これでも、EL300辺りと同等の明るさだと感じる。点滅モードもあり、自転車用としてなかなか使いでのあるヘッドランプだ。
 次に真打、L1D&L2D。実は、このライトは多彩な発光モードを持っている。ヘッド部をしっかり締めた状態でターボモードになり、リアのスイッチを浅く押すことで、最大発光*3と点滅モードで切り替わる。またヘッド部を少しだけ緩めると汎用モードになり、9ルーメン、40ルーメン、80ルーメン、SOSモード*4をサイクリックに切り替えることが出来るのだ。SOSモードなんて、うっかり使えんな。
 さて、L1Dの最大発光モード。90ルーメンだ。明るさは強烈で、かつスポット的に照らすため、周囲がかえって闇に沈んでしまう。それでも、照り返しで蛍光灯がくっきり見えている。
 L2Dに切り替えての最大発光モード。135ルーメンのはずだ。が、用意した電池が少しヘタっていて、1.2Vしか出てない状態だったので、L1Dとあまり変わらないくらいだった。しかし1.2VというのはNiMHの最大電圧と等しいので、NiMHでは最大発光は無理かもしれないということを意味する。むう。
 次にNRX25。発光部と電池部が分離しており、さすがに自転車用だけの事はあると思う。が、電池部を固定するマジックテープが細いフレームには合わない、ライト部の固定バンドが今ひとつ弱いなど、詰めの甘い点も目立つ。
 発光させてみる。同じ3WタイプのはずのAPEXに比して、今ひとつ暗いように感じた。レンズ設計の差だろうか。APEXは最大発光でも72hもつと謳っているだけに、25hまでのNRX25は、やや残念な結果だった。しかもこいつは、光るか消えるかしかモードが無いし。
 最後に、1WタイプLEDを使ったキャットアイEL500。やはり自転車から一発で着脱できる簡便性は捨てがたいが、今となっては50h駆動も含めて、見劣りするスペックだ。
 特徴的な猫目パターンの発光。面白いが、実用的にはどうよと思う。
 こうして較べると、L1Dの小ささと明るさは際立っている。最大発光では1.5hしかもたないが、40ルーメンモードならば5hはもつという。そもそも、AA1本駆動なのだから、替えを持っておけばいいだけだ。緊急用として、多彩な発光パターンと併せて、最強といえそうだ。ライトを通常はつけてない、MasterXLとの組み合わせで、そのスペックが活きそうだ。
 しかし、たかがライト1本に7000円弱はどうよと思う。

2007年06月14日(木曜日)

青歯ヘッドホンを活用しよう

23時26分 デジタルギミック 天気:雨

 明日は朝から雨っぽい予報。帰りに雨に降られるのは構わんが*1、出勤時の雨ではそうも行かない。久しぶりに地下鉄通勤になるだろう。
 というわけで、明日の地下鉄通勤の準備をする。なにか聴きながらぼんやり出勤したい。別に、なにか耳に入れてないと苦痛なくらい時間が掛かるわけではないが、まあ試しに。
 わざわざ準備しなければならないのは、EM-OneのプレイヤーでmicroSDのMP3ファイルを再生していると、ハングアップしてしまう不具合があるからだ。EM-Oneのソフトウェアは、とにかく完成度が低い。
 手許のポータブルプレイヤー*2でBluetoothに対応しているのは、このEM-Oneしかない。音自体は、PlantronicsのヘッドホンについているBTトランスミッターを使えば、飛ばすことは出来る。しかしリモコンは出来ない。こりゃ不便だな。それくらいなら有線のリモコンつきイヤホンを使う方が便利なのではないか。
 しかし、よく考えれば、このリモコンはリモコン部の先にイヤホンを取り付けるタイプで、このジャックにBTトランスミッターをつければいいのだった。ヘッドホンからコントロールすることは出来ないが、これでPSPだのClieだのの本体を操作することなく、コントロールできる。とりあえずはこれでいい。
 それにしても、EM-Oneはソフトウェアのエンハンスをやって欲しいもんだ。今のままでは快楽指数を最大化できないではないか。せっかくの高スペックを生かしきれるよう、エンハンスしてくれよ。

2007年06月11日(月曜日)

EM-One現状

23時08分 デジタルギミック 天気:晴れ

 最近、『パケット詰まり』が多くなってきた。実際には詰まったわけじゃなくて、APの占有権がもらえない状態なのだろうが。重いページを開く時など、途中で何度か引っかかるようになって来た。この点、自宅でのADSL回線との差を感じる。しかし、Willcom回線のように、詰まったら二度と戻ってこないということも無い。相変わらずの快適さだ。来年になって音声が始まったら、もっと重く感じるかも知れない。でも音声程度の占有なら、さほどの問題でも無さそうだ。
 しかしこの機械、全然売れて無いそうな。物好きな層が買ったら、まあ一巡というところだろうな。通話も出来ない『ケータイ』を欲しがる物好きは、そう多く無いだろう*1。イーモバイルとしては、旗艦モデルとして存在感を示せたらいいのだろう、という観測があり、それには肯ける。
 唯一の不満は使えるエリアの狭さだけなので、やはりBTでモデムとして使えるWillcom端末が欲しい。京ぽん3に期待だ。今度こそBTつけてくれよ。

2007年06月08日(金曜日)

PalmTXは先送り

22時24分 デジタルギミック 天気:不穏

 さて、無事にボーナスも出たし*1、少し買い物。大物の購入が控えているので、こっちも控えめに。
 Clie NX80Vの後継と絡めて、Willcom、DoCoMoそれぞれのPHS契約をどうするかという問題で悩んでいた。TXにすると今のWillcomのCFカードを使えない。DoCoMoのHSDPA64kBPSプランは、恐らくは新規のハードで対応するのだろう。まだ良く分からない。
 もう1つ、いっそのことiPAQに手を出すという手もある。HPが少し前に出した現役のハードは、無線LAN、BTにCFスロットと、拡張性という点では必要なものが揃っている。ところがディスプレイがQVGA。4年前のClieですらHVGAなのに。この点が我慢できそうに無いので、これは却下だ。すると、結局はPalmTXしかないのだが。
 しかし、NX80Vもまだまだ使えるし、もう少し待ってもいいな。W-Zero3無印系の後継機を見てからでも遅くは無い。Clieがいよいよダメ、あるいはTX生産中止となったら、最後のPalmデバイスとして買うことにしよう。
 というわけで、DoCoMoの動向を静観しながら、今の環境を維持という方向で。

2007年06月07日(木曜日)

新W-Zero(es)はイイ、のだが

23時08分 デジタルギミック 天気:悪化中

 早速祭りになっているようだな。スペック的にはサイズ最優先だが、処理能力にはそれほど手を抜いて無いというところ。WM6が噂どおりに最適化されているのなら、EM-Oneよりもさらにきびきびと動くかもしれない。esは見送ったが、これはかなり食指を動かされた。
 が、BTを内蔵してこなかった。イーモバイルの補助という役割からすれば、他の端末からモデムとして使えることが必須だ。しかしBTを内蔵してなくて、外付けするかケーブル接続するかということになると、利便性が一気に低下する。
 イーモバイルの使えない地方に持ち出して、EM-One代わりにという使い方には向いているのだが、PalmやEM-Oneの補助として使うには連携させにくい。代替品としてなら素晴らしいのだが、補助具として使うには向かない。
 こうなると、BT内蔵の機種が出るのを待つか、WX310Kに機種変更してしまうかだ。しかし京ぽん2って、新規0円で流通しているようだが、機種変更となるとそうはいかない。それも業腹だ。
 じゃあDoCoMoのBT内蔵機種にするか。それならauの携帯を持つ必要が無くなる。経済的だ。が、携帯電話が一番活躍する地方では、auの方がエリアが充実しているのだよな……*1。それに、DoCoMoにはPC接続パケット通信での定額プランが無い。
 とまあ、なんだかジグソーパズルが始まってしまうのであった。とりあえず、DoCoMoの料金プランで、どこまで安いのを使えるか調べるか。
 それにしても、新esのBT非内蔵は、つくづく残念だな。

2007年06月06日(水曜日)

Clieの後継はPalmしかないのか

23時46分 デジタルギミック 天気:くもり

 WillcomとDoCoMoの契約をどうしましょうという話には、Clieの後継をどうするかということも絡んでくる。
 NX80Vは、ハード的にはまだまだいけそうだが*1、ソフト面で今のブラウザではやっていけないので、更新したくて仕方ない。
 em-oneがあるじゃんと思うだろうが、PalmとWindows Mobileには、越えられない壁がある。Windows CE.NETの世代では、もしかして乗換えできるのではと思っていたのだが、WM5になってかえって退化してるように思うのだ。実際、同じこと*2をするだけでも、WM5ではもどかしさに気が狂いそうになる。以前のようにキーボードでも操作できるようにすれば良いものを、なまじスタイラスだけで操作させようとするから劣化したのだ。おまけにPalmのようにグラフィティ一発で操作できるというわけでもない。WM5世代での操作体系の変更は、僕には謎だ。何を考えてこうしたのやら。
 そんなわけで、Clieの後継は、Palmしかありえないのである。しかしPalmな純PDAは絶滅危惧種だ。Palm Inc.自身が出している3機種しかない。残りはスマートフォンのTreoシリーズか。別にスマートフォンでもいいのだが、画面解像度がQVGAしかないのがイヤン。するとTXだな。これ、無線LANもBTもついてるので、恐らくはEM-Oneをモデムとして使うことも可能なはず。EM-Oneのサイズは十分小さいのではあるけれど、これでも会社で使っていると目立つ。Palmサイズでなければ『遊んでるのか?』と目をつけられてしまうのが現実だ。TXならOpera miniを使えるし、Blazerという標準ブラウザもなかなかだとか。
 でも、ここにイーモバイル以外の通信手段を組み合わせられない。TXには、もちろんCFスロットなんて無いから、今持っているWillcomのカードは使えない。WillcomがSDIOなカードを出せばいいのだが、古い規格のものしかない。DoCoMoなんて、そもそもSDIOなカードも無い。やるなら、BT内蔵の端末を別に持つという方法以外思いつかない。ケーブルでつなぐなんてゴメンだしな。
 ってなわけで、Willcomの新機種にBTが内蔵されるかどうか注目中。たとえ新機種にBTがついてなくとも、今後の機種でBT内蔵のものを出して欲しいもんだ。現状だと京ぽん2しかないからなあ。