Radarは、なかなか有用な奴だ。なんというか、器の出来がいい。中に入れるべきアプリが、Androidよりもしょぼかったり、そもそも少なかったりはする。しかし、OSとしての動作はかなり機敏で、またハードもいい出来た。特にカメラ。F2.2と、この手のスマートフォン用としては明るい方だし、ハードボタンのお陰で起動も撮影も素早い。またパノラマモードが意外に有用だったりする。全体的に、Defyが何でもできるけど、その何でものために少々手間を掛けなければならないのに対し、Radarはできることは少ないが、そこにアクセスする手順が簡単明瞭で使いやすい。柔軟性の塊みたいなAndroidに対し、かなりすっぱりと割り切ったのがWP7.5という印象だ。
これでも、Defyよりずっと高速なAndroid機と比較したり、アプリが増えてきたりすると印象が変わるかもしれない。しかし今、日常的に胸ポケットに収めているのがRadarの方になっていることを思うと、もう出来ることはそれなりに満たせているのかもしれない。
こうなると、Defyももっと速い機械に買い換えたくなく。Defy+じゃ物足りない。Defy2出ないかなあ。
雨が心配だったので、地下鉄通勤とした。帰りが心配だったが、サクっと帰宅。無事に
HTC Radarを受領した。
サイズはDefyよりやや大きい。画面は明るくて見やすいぞ。そして、動作は結構機敏だ。Defyとは、プロセッサの差以上のものを感じた。
WP7.5は、なんでもありのAndroid、これしかないのiOSとの中間を狙ったような、微妙な中途半端さが感じられる。それが美点となるか、欠点となるかは、この先に明らかになってくるだろう。
WP7.5は、Windows OS上にインストールした、Zuneアプリケーションでお世話する。なんだよ、WMPじゃだめなのか。まあ、できることはほぼ同じだ。
画面には、まずウィジェット、スライドさせるとアプリケーションランチャーになる。いくらでも混在させられるAndroidより理解しやすいが、同時に自由度はない。
なんにせよ、案外に使いやすそうな機械だ。