Strange Days

2000年07月28日(金曜日)

NTP入れましょ

23時16分 コンピュータ

 我が家の機械群はNTP(Windowsは桜時計)で時刻を合わせている。一応、桜時計はNTPサーバになれるのでこやつを中心に時計合わせシステム群(なにがだ)を組んでいたのだが......。肝心かなめのNT機が平気で半日くらい時刻がずれるのだ。恐らく、メインボードの電池が切れたのだろう。買って2年しか経ってないが、こういうこともあるのだな。
 そこでせっかくNTPの本場、PC UNIXのLinuxな機械があるのだから、ここにNTPサーバを置こうと思い立った。
 Linuxの設定では物凄く役に立っている「R.H.L.で作るネットワークサーバ構築ガイド」を参照すると、xntpdというのがサーバになるよという。これをインストールし、/etc/ntp.confを適当にいじると、確かにLinux機の時計は正確になった。しかしNTPサーバとして外部から参照させることは出来なかった。桜時計から参照すると「サーバの準備ができてない」と言われる。NTPサーバそのものは認識しているようだ。さて、なにがいけないのか。
 もう一つ困ったのが、どこを上位のサーバにすればよいかという点だ。日本では各地の大学がトップレベルになっているようだが、僕のような末端のユーザはどこに時間を教えてもらえばよいのだろう。ちょっと考えて当てずっぽでairnetのntpサーバがあればこういう名前だろうという名前にpingを打つと、ちゃんと応答があった。ちゃんとこういうのも設置してあるんだ。
 しかしNTPの設定例はあちこちのウェブにあるものの、簡単にしか載ってないのがほとんどだ。NTPの本家に行くと死ぬほど詳しいが(笑)。まあぼちぼち設定するさ(こういうのばっか(;_;))。

2000年07月26日(水曜日)

Linuxとの戦い続く

23時11分 コンピュータ

 昨夜はゲートウェイ兼DNS兼DHCPサーバのダイヤルアップルータが外部と(ダイヤルアップで)つながっている状態で、Sambaの資源が見えることを確認した。今日、つながってない状態で見ると、やはりSamba資源は見えない。DNSかDHCPの周辺が臭い。このルータの簡易DNSという機能は、要するにキャッシングモードの事だと推測される。だからつながってない状態では上位のタイムアウトかなんかで機能してないのではないかと思った。なら自前で本格的なDNSを立ててしまうのも手だ。が、設定は結構面倒くさいようだ。それくらいならhostsに全部の機械を載せてIPと名前を固定してしまうのも手だろう。後者は10台程度までならなんとかなりそうだ。しかし面倒なのは間違いない。
 ところでこのLinuxに機械を他の機械からftpしようとして、全然接続できないことに気づいた。調べてみると、ftpdはおろか、inetdすらインストールされていないことを発見した。LASER5 Linuxでは完全にクライアントに徹するインストールを行うようだ。必要なものは後で足していかなければならない。この辺をインストールしてOS/2な機械からftp起動すると、一応はつながる。が、最初に異常に長い時間待たねばならない。まったく、勉強になるぜ、LASER5(爆)!

2000年07月25日(火曜日)

やっとsambaに光明が

23時55分 コンピュータ

 squid専用機に成り下がっている3号機のsambaがなんとなく動きそうになってきた。実はうちのネットワークはIPルータのDHCPと簡易DNSで世話している。このDHCPで割り当てているのは、当然プライベートなアドレスなのだが、そのときにRFCで定義されている範囲を勘違いしていて、その外を指定していたのだ。具体的に数値を書くと外部からの攻撃に手がかりを与えてしまいそうなので書けないのだが、要するにその勘違いしていたアドレス列に"0"を含んでいたのだ。するとそのレベルでネットワークそのものを表す事になるのではないかと勘ぐったわけだ。参考書がどこかに埋もれてしまったので真偽は分からないが、ともかくプライベートアドレスの割り当て範囲から"0"を外し、再度全ての機械のIP設定を見直した。こうしたのは、3号機への他の機械からのpingは通るのに、逆の経路は通らないという謎の現象があったためだ。このとき、NTな2号機の設定も少し変えたところ、いろいろ自動設定をやり直したあと、再起動せよと言われた。そして再起動すると、3号機のsambaで割り当てたスペースが見えるようになった。この時、IPルータはISDNに接続されていたので、あるいはDNSで何かが起こっていたのかもしれない。ならばIPルータの簡易DNSなる機能に原因があるのかもしれない。
 いずれにせよ、あと一息で動きそうではある。もうすぐsambaを踊れぞ。

2000年07月24日(月曜日)

カーネルを入れ替えましょ

23時55分 コンピュータ

 夜中に起き出して、LASER5 Linuxのカーネルを入れ替えた。現状では2.2.14にパッチをてんこ盛で当てているモノなのだが、このバージョンはセキュリティ上の問題があり、さらに次の2.2.15にも大きなセキュリティホールがあったので、既に2.2.16が公開されている。これをLASER5のサイトから取りに行くと、ちゃっかりRedhatにリンクされてるではないか(爆)。道義上何も問題はないが、別れた経緯を思い返せばちゃっかりしてるよなあと思う。
 モノはRPMになっているので、まずrpmでインストールする。SMP版と、念のためにユニプロセッサ版もインストールする。あれっ、カーネルが動いているのにインストールしても文句は言われない。きっとそのようになっているのだ(爆)と解釈してリブートしてみた。が、カーネルは2.2.14のままと表示される。ああ、なんか手を加えないければならないんだっけ。
 そこで/bootをのぞいてみると、2.2.14のカーネルイメージと、2.2.16のそれが仲良く並んでいる。つまり、インストール作業そのものは/bootにカーネルイメージをコピーするだけのものなのだ。道理でなんの文句もいわれないわけだ(なにしろなにもしてないのだから)。そこで/etc/lilo.confを書き直す。あれ、ブート時に使うRAMイメージはどうやって作るんだっけ? この機能は2.2.x以降にサポートされたので、手許の参考書(2.0.x当時のもの)ではこの辺が載ってない。でも前にfj.os.linux辺りで見かけた気がした。
 しばし考え、manでlilo辺りから手繰ってゆくと、RAMイメージ作成用ツールに行き当たった。これでRAMイメージを作り、liloを実行してリブートすると、今度こそ2.2.16(SMP版)が起動した。よしよし。
 さらに9GBディスク*2をmdでRAID0に組んだ。遅いし熱いディスクなのだが、これで多少なりとも高速化が図れそうだ。scsi-stopが効いてくれればよいのだが......。

2000年07月23日(日曜日)

LASER5 Linux(FTP版)導入

20時50分 コンピュータ

 多少生産的なことといえば、3号機のOSをLASER5 Linux6.0R2(FTP版)から同じく6.2へと入れ替えた位だろうか。前からSoftware RAIDの挙動がいまいち安定してなかったし、カーネルが2.2.5のままだったのでセキュリティに不安があり、入れ替えてしまえと思った。実はいまだにSamba出来てないのだ。Sambaも1.9くらいのときは快調に使えていたのだが、2.0.x以降のものを入れるようになってから、うまく設定できなくなってしまった。現状ではまるでSquid専用機である。
 アスキーのLINUX Magazineの付録CD-ROMからLASER5 Linux6.2をインストールした。この辺の手順は散々繰り返してきたので迷うことはない。しかもカーネル1.2.xの頃からすると大幅にインストールが簡略化されている。最新のインストーラでは、インストール時に既にSoftware RAIDのマウントが可能だ。3号機は2GBのIDE、1GBのSCSI*4、9GBのSCSI*2という暖房機のような機械だが、このうち旧時代の遺物である1GBSCSIをRAIDでまとめ、/varに割り当ててやろうと思った。RAIDで構成すれば速度的にやや有利だし、細かく刻む必要もない。このときにRAID5を割り当ててしまったのだが、よく考えるとRAID0で充分だった。
 インストール、再起動は問題ない。ここでsquidとsambaを設定しようと考え、まずlinuxconfからsamba関係の情報をいじった。するとなんと/etc/smb.confが空ファイルになってしまったではないか。またsquidはどうもインストールされてないようだ。そこでまずsquidをrpmからインストールして設定し、さらにsambaを再インストールした。squidはすぐ動くようになったのだが、sambaは他の機械からブラウズ出来ない。よく分からないな。参考書がいくつか手許にあるので、地道に試してみるしかなさそうだ。

2000年07月11日(火曜日)

Morphy One動き出す

22時05分 コンピュータ 天気:晴れ

 やっとMorphy Oneの代金請求が始まった。Morphy Oneは予め全購入台数を確定してから生産に移るという方式なので、全ての台数が確定してからじゃないと生産工程に移れない。この確定作業に案外手間取った形跡がうかがえる。購入希望をして半年経っているので、僕自身も予約番号を探し出すのが大変だった。購入希望したこと自体を忘れてしまっている人も少なくはないのではないかな。
 ともあれ、84000円なりを払い込めば、今年中には手に入る、はず、だ。486ベースのパームトップ機という性格設定から、「高い!」とびっくりする人もいるはずだ。しかし僕はそう思わない。僕はPalmだのCEだのといったクローズドな世界の他に、ユーザが自己責任さえ負えばなんでもできる世界が必要だと思っている。PalmにしてもCEにしても、いかに発展していっても、実現できる世界は所詮はユーザの最大公約数に過ぎないし、Palm ComputingやMicrosoftの思惑を超えることも難しい。コンシューマー向けプロダクトの最たるものとなっているPCの世界があれだけ発展したのも、レディメイドの他にカスタムメイドや自作の世界が大きく広がっていたからだというのは否定できないと思う。という意味での「発展性」などには興味はないが、自分が欲しい機械が絶対的に狭いニッチとしてしか成立し得ないことを認識すれば、量産品に期待をかけることは難しい。
 Morphy Oneの第1ロットはわずか800台程度らしいが、その程度の超少量でも設計から生産まで実現できることを示した意味は大きい。もちろん、その実現までにはプロジェクトの中枢にあった人たちの犠牲があったことも忘れたくはないのだが。創造的な作業に犠牲という言葉は不似合いかもしれないが、やはり様々な現実との折り合いの中で犠牲になったという観は否めないように思う。
 Morphy OneのOneには始まりであって終わりでないという意味が込められているのだと思う。全てのデータがオープンになっているMorphy Oneならば、それぞれにとって物足りないところを付け足すことも可能だ。実際、「AMDの最新モバイルチップを使いたい」とか「やっぱりカラーVGAじゃなきゃヤダ」という声はあるようだし、それが実現していく可能性も常に残されているのだから。
 しかし秋に届くのか。そこまで待つのならやっぱりつなぎにCE機でも買っておくべきだったか(この辺がへなちょこ)。

2000年07月06日(木曜日)

ソラリスの陽の下で

17時49分 コンピュータ 天気:晴れかも

 仕事で使うソラリス7の再インストールをした。去年の4月頃にUltra SPARC333MHzな機械に入れたのだが、その後パッチリリースCD-ROMが山のように送られてきて、あまつさえソラリス8まで来たので、最新のリリースを入れなおしてしまえと思った。この辺がMS-DOS育ちな僕の安易な点だな。
 SUNの機械ならばCD-ROMブートできるのでインストールそのものは早い。ところがその後、山のようなパッチを当てようとすると大変な目に遭うのだ。個々のパッチは自動パッチ当て用のシェルスクリプトだのなんだのが添付されているのだが、それらを当てるためにシングルモードに落ちろだのなんだのという通常発生しない作業が発生するのがわずらわしい。まあふつうは全部当てようなどとはしないのだろうが、テスト環境なのでOS依存の問題をできるだけ潰しておかなければならないのだ。これはまったく面倒だ。