Strange Days

2010年03月30日(火曜日)

IS01,IS02

23時55分 コンピュータ , インターネット 天気:寒さ厳しい

 噂になっていたauのスマートホンが、ついに発表された。予想外にもシャープのAndroid機の登場だ。NexusOneじゃないのか。
 しかしクラムシェル型のキーボード機というのが素晴らしい。正しく僕の欲しかった機械だ。
 しばらくHT-03Aを使ってきて、これ*1の操作性に満足していたのだが、こと何かを入力する時となると、やはりキーボードが欲しい。フリック入力ではせいぜい1センテンス程度が限界だ。もちろん、かなりの長文入力も『できる』のだが、それが快適かとなると別だ。フリック入力は、所詮は妥協の産物なのだと思う。その他の入力方法も含めて、キーボードレス機とキーボード機では埋めがたい差を感じるのだ。iPhoneもそうなのだろうが、プレイヤーとして秀逸であっても、タイプライターとして、さらにはプロセッサーとしての能力は別なのだ。そうなるとWillcom03の出番となって、実際のところ最近はどっちも持ち歩いている。通話用にW62CAも持ち歩いているから、いちいち3台も持ち歩いていることになる。なんという救い難さ。
 これをせめて、HT-03AとWillcom03で統合出来れば嬉しい。そういう意味で、IS01は願ったり叶ったりの機械だ。
 が、ちょっと引っかかることがある。Androidって、なにかを入力するインタフェースとしてはイマイチなんじゃないだろうか。端的に言えば、使えるエディタが思い浮かばない。ユーザエリアに関しても制限が多い。そういう意味ではWM機のIS02の方が、もしかしたら僕には向いているのかも知れない。でもまあ、キーボード付きのAndroid機なんてものが出れば、誰もがエディタを欲しがるだろうから、きっとそのうちにいいものが出るだろう。
 Apple専制主義の下で心地よい全体主義社会を築いているのがiPhoneなのに対し、Googleの意図的な放任の下でなにが起こるか分からないアナーキーな社会が出来つつあるのがAndroidなのだから、その美点を活かしてもっとなんだか分からない機械に出てきて欲しいものではないか。ユーザエクスペリエンスなんて軽薄な概念は、きっとその後から従いてくる。

2010年03月10日(水曜日)

寒の戻りとPalemoon

23時50分 コンピュータ , 暮らし 天気:晴れ一時雨

 昨日からの雪は上がったが、朝になっても日陰にはちらほらと白いものが残っていた。気温差が大きい時期なので体を壊しそう。
 寒の戻りとは言うが、この時期はむしろ暖気の斥候隊が来ては撤退を繰り返している、という方が正しいんじゃあるまいか。基本、寒い時期だよね。雪だって4月に降ることがあるわけだし。それでも、太陽の高度が上がってきたのはありがたい。
 さて、会社で使ってるマシンの一台に、CPUがCeleron1.6GHz、メモリ512MB*1のXP機という凄いスペックのものがある。Firefoxを使ってイントラに置いたドキュメントを参照していたのだが、もうちょっと軽く使いたい。メモリが無いのでChromeはきついし、IEに戻るかと思っていたのだが。
 /.Jで知ったのだが、Firefox派生のPalemoonというブラウザがある。FirefoxをWindows系OSに最適化したようなものらしい。これを入れてみると、多少の難点はあるものの確かにメモリ消費量が減り、動作もやや軽くなった。多少の難点というのが、Add-onの一部が対応してない事だ。特にGhostfoxが対応しないのは、ちょっと痛い。でもGhostfoxは既に3.5系以降のFirefoxに追随してないので、使うにはトリッキーな事をしなければならない。また本当にGhostfoxを使いたいマシンはまた別なので、この機械ではPalemoonを使うことにした。
 さらに帰宅して、LOOX Uにも入れた。こちらはそれほど危険なAd-onを入れてないので、問題はない。
 Chromeにでも乗り換えようかと模索していたのだが、これでその必要もなくなった。

2010年03月04日(木曜日)

XPたんを楽にしてあげた

22時28分 コンピュータ , 暮らし 天気:くもりのち雨

 いや、息の根を止めたとかじゃなくて。
 会社でOA用に使っているPCは、既に7年選手で、しかしOSがXPのままなのでなんとか使い物になっている。しかし、去年くらいからディスクアクセスが四六時中走りっぱなしになり、さすがになんとかせねばと思うようになって来た。
 最初はアンチウィルスが怪しいと思い、設定を変えて負荷を軽くしてみたのだが、あまり変わらない。そこで刻々とディスクI/Oを増やしている犯人を調べてみると、svchostとともにwuauclt.exeって野郎が暴れまわっているではないか。ググると、windows auto updateサービスの本体らしい。マルウェアの類も疑ったが、その場合はsystem32の下に居ないようなので、単に正当なプロセスが何らかの理由で重くなっているだけに見えた。
 もう少しググると、重くなった場合の対処が書いてあった。一度automatic updateサービスを止め、システムディレクトリのSoftwareDistributionディレクトリ直下にあるDataStoreディレクトリの中身をばっさり消し、サービスを再起動すると良いらしい。やってみると、これだけで地獄のような重さが解消され、メモリも100MB以上も空くようになった。なんてこった。実際、ある程度ディスクをアクセスした後、wuauclt.exeはいずこかへと去っていった。
 このサービスは、このディレクトリ直下にMicrosoft/Windows UpdatesのDBを作って、過去適用したアップデートを管理しているようだ。しかし履歴管理の出来がよろしくないのか、長期間使っているとDBのサイズがひたすら肥大し、やがてどこかで整合性が取れなくなる。その整合性の無いDBと、実際のファイル構成をいちいち付き合わせようとするので、あんなディスクアクセス地獄に陥るのだろう。そこで、DBを再構成してしまおうというのが対策の意味なんだろう。これは年1回はやった方がいいかな。再構成にはそんなに時間を食わないし。
 この問題は、Windows 7でも発生するのかな。
 帰路は雨に降られ、久しぶりの雨中走行と相成った。

2010年03月03日(水曜日)

Input Directorで複数機械操作

20時00分 コンピュータ , 自転車 ( 自転車散歩 ) 天気:くもり

 藤沢周りで帰宅。風は意外に暖かく、かなり春めいていた。花粉もたっぷりみたいだがな。
 帰宅するとコタツにはまり込んで、コタツトップ機とにらめっこだ。自宅機械に入れているInput Directorが便利だ。これは小さなアプリをインストールし、各々の機械にマスター、スレーブの役割を振ると、マスター機のキーボード、マウスで、スレーブ機の入力を賄えるというもの。
 自宅ではVAIO Xをマスターとし、LOOX Uをスレーブとして、ほとんどのアプリはVAIOで賄い、LOOXではTwitterの画面を開きっぱなしにした、いわばTwitter専用機として使っている。またLOOX Uの方で環境ビデオを流したり、VAIOで調べ物をしている横で地図を開いたりしている。LOOX Uのキーボードはまさにミニマムなもので、きちんと入力するのに集中と緊張を必要とされるものだ。しかしこういう使い方なら、高精細度の画面を生かすことが出来る。
 Input Directorで主従関係を構成するには、それぞれIPアドレスかホスト名でアクセスできればいいので、ちょっと離れたデスクトップPCをコントロールするなんてことも出来る。なにかポップアップが出て、しかしOKボタンを押すだけなんて場合は多いので、動かなくても操作できるのは地味に便利だ。
 これの問題はWindows OSしか相手にしていない点か。PC UNIXまで相手にするならSynergyがあるが、これは逆にOSバージョン5.2系のWindowsに正式対応でなく、バグも多いという声が聞かれた。ちょっと使った限りではさほど不安定という印象は無かったが、IDならWindows7のログイン画面までアクセスできるので、IDを選んだ。
 この環境を作って思い出したのが、別室にあるLinux機をリモートできる環境を作らねばだわということだ。Linux機は趣味部屋での調べものと、WHS機のバックアップ先としてのsamba稼動機として使っている。が、バックアップの度にいちいち電源を入れに行くのは面倒だ。WOLでONしてリモートで落とすのが良い。落とすだけならSSHでコンソールに入れば良いだけだが、アップデートも考えるとGUIを使える方が便利だ。なんぞいい手は無いかな。Cygwinを入れてXサーバを持ってくるというのは御免だ。大げさすぎる。