Strange Days

2001年05月28日(月曜日)

今日の星見

23時41分 星見 天気:ややくもり

 昼頃、昨夜の雨が上がった空には、淡い青空が広がり始めていた。やっぱ、水蒸気が多いようで、すっきりした青空ではない。しかし、このところ、徐々に空の青が鮮やかになってゆくようだ。
 夜、しらゆり公園~例の丘コースをBD-1で突っ走った。残念なことに雲が多く、双眼鏡を持っては出なかった。しらゆり公園は樹木が多くて、やはり星見には適さないようだ。街灯も多すぎる。やはり、例の丘に勝る場所は、今のところ見つかっていない。
 帰って、ベランダから18*50ISを火星に向けた。今夜はシンチレーションは安定しているようだ。火星はくっきりした円盤状に見える。M7はかなりよく見えたが、微光星がそれほど多くは見えなかった。M6もやや寂しい。ちょうどNGC6087が見えている。辛うじて星の集団らしきものが見える程度。M8はそらし目を使うと散光がやや感じられた。目を球状星団に向けると、M4は識別できなかったものの、M22はちゃんと見えていた。時間があれば、望遠鏡を出したかったな。

2001年05月20日(日曜日)

星見ではなく星座見

23時55分 星見

 真夜中、いつものように散歩に出かけた。実は土曜の深夜にまたしてもこけてしまい、右のバーエンドに取り付けてあったミラーが明後日の方向に向いてしまった。改めて締めなおし、さらにサイクルコンピュータのマグネットが、またもやずれていたのも修正した。なんだか、だんだん傷だらけになってゆくような......。しかし、色んなオプションが緩衝材になり、それほど深刻な傷はついてないようだ。
 今日からコースを少し変えた。前のコースでは本気で走ると10分程度で一周できるので、かなり物足りないのだ。いったん東に走り、そこから御霊神社に北上してから例の丘へと至るコースにすると、適度なアップダウンがあって適度な運動になる。また物足りならなくなってくるだろうから、そうしたら更に距離を伸ばそう。しかし、もう幹線道路を通らないで距離を伸ばすのは難しいかも。
 御霊神社からアップダウンを繰り返し、最後の坂を登りきると、相変わらず荒涼とした丘の上だ。今日は18*50ISではなく、ワイドビノを持っていった。18*50ISだと、高倍率に過ぎて夜空でも星座でもなく星を見るという感じだが、ワイドビノの低倍率広視界なら、まさに星空散歩というにふさわしい眺めになる。
 あいにく、シーイングは4/10程度だったが、目が慣れるとさそり座の全景がほとんど一望できる。火星はいて座との境目にふんぞり返っている。目を天頂へと投げ上げると、夏の大三角形がほとんど視野に入ってきた。北東に目をやると、そこにははくちょう座の十字形が浮かんでいる。もちろん、本当に十字があるわけではないけれど、そう見えるのも不思議じゃないくらいの、整った星の配列だ。これを見たかつての人々は、これを配列した"意思"の存在を感じただろう。

2001年05月18日(金曜日)

アルビレオを分離できました

23時55分 星見

 夜、ふと気を抜いた隙に気絶してしまい、目覚めたのは3:00前だった。また変な寝方しちまったい。風呂に入るのを諦め、18*50ISを持っていつもの丘に向かった。
 今夜のシーイングは5/10くらいだろうか。低高度の空は真っ白で見えないが、天頂に近づくとそれなりに透明な夜空を拝めた。M7は良く見える。微光星がそれなりに光って見える。M6も見える。M8はどうしたことか、かなりよく見えた。散光も感じられる。
 さて、この間は分離できなかったアルビレオに再挑戦した。こいつは天頂近くにあるので、手が震えてはっきり見えないのだ。さしもの防震機構も、この種の震えには効果がない。それでも、気合いを入れてじっと見ること数度、やっと手の震えを抑えたときに、アルビレオをきれいに分離できた。この口径では、宝石といえるほどの見栄えではない。それなりの倍率でないと映えない天体だ。

2001年05月17日(木曜日)

アルビレオはどうですか

23時55分 星見

 夜、自転車で星を見に出かけた。晴れてはいたが、霞が掛かった状況で、星見にはあまり適した夜ではない......。まあ、それでも見えるものが見えりゃいいんだけど。
 早速火星を眺める。間もなく接なので、双眼鏡の中でもかなり円盤状に見えている。さすがに"運河"は見えないけれど。M4は見えません。M7はしばらく目を凝らしているとようやく見える程度。M6は無理だろう。M8はもしかしたら散光を感じている?という程度。
 目を北東の天頂近くにやると、そこには夏の大三角形が浮かんでいる。火星が入り込んださそり座~いて座方面がにぎやか過ぎるせいで、いまいち地味な印象だ。
 18*50ISをデネブに向け、白鳥のくちばしに向けると、アルビレオがある。でも双眼鏡では分離できてないような......。今夜は天体の色が褪せたような見え方なので、さしものアルビレオも地味な印象だ。帰宅して、望遠鏡で見ようかと思ったが、もう遅かったので就眠。

2001年05月13日(日曜日)

今夜は星見日和

22時47分 星見 天気:晴れ

 昼の間、Diablo2したりウェブ文書のお手入れを久しぶりにやったりして、ダラダラ過ごした。その挙句に昼寝までする始末。うぁ、もうダメダメ。
 しかし、見上げる青空は昨夜よりなおも青い。昨夜の星見はやや不本意な結果に終わったが、この分なら......。
 夜が更けてくると、思ったとおり透明な夜空が広がっていた。5月にしては上々。シーイングは6/10くらいだろうか。
 18*50ISを担いで、自転車でいつもの丘に登った。既にさそり座は南中している。さそりの配列をなぞりながら、まずM4を探してみたが、これは良く見えなかった。次にM6。これはすぐに分かった。昨夜より星たちが明るく、かなり明瞭に見えた。月がさらに東にずれているのも好条件だった。M7も結構くっきり見分けられた。M8はすぐに発見できたが、散光はまるで感じられない。
 ここでふと気になったものに目を向けた。さっきM6を探す時、さそり座の尻尾の付け根にある二つ並んだ星の真下(南)辺りで、散開星団と思しき物を見かけていたのだ。もう一度さそり座の半ば辺りの星の並びから、南の方にあるさらに小さな二つの星の並びに目をやると、その少し北に散開星団らしき天体を確認できた。やはり、小振りな散開星団に思える。
 帰宅して、星図で確認すると、じょうぎ座のNGC6087のように思えた。結構明るい(6等星相当)星団で、さそり座の南方にある。カノープスほどではないが、地平線に結構近い、低高度の天体だ。じょうぎ座なんて、存在は知っていたが意識したのは生まれて初めてのことだ。
 ベランダに100EDを出した。こいつを出すのは久しぶりだな。C8EXとの比較でちょっと評価を下げていたのだが、C8EXに較べれば取り回ししやすいのは助かる。
 まずSW24.5を着けてM4に挑んだ。うん、おぼろげに見えている。今夜のシーイングは、やはり悪くは無い。次にM6。さすがに双眼鏡で見るより明るく、迫力ある眺めになる。M7もはっきり見える。M8も微小な星が見え、またわずかに散光が感じられた。M22も見ようとしたが、置いた位置が悪くてのぞき難く、さっさと諦めた。
 さて、例のNGC6087(?)だが、ちょうどじょうぎ座が、ベランダ正面の家の間に顔を出している時だったので、さっきの手順で探してみた。やはりある。位置的にはNGC6087に間違いないように思える。100mmで見ると、微光星が10~20ほど群れているのが分かる。その広がりは、視直径でM6の1/5程度というところだろうか?
 今までM天体くらいしか追ってなかったけど、Mナンバー外のNGC天体もこれだけ見えるのなら、まだまだ星見の材料はつきまじという感じだ。

2001年05月07日(月曜日)

休み明けの月曜日は

23時31分 星見 天気:晴れ

 長い休みも終わり、再び会社生活に逆戻りである。
 前日、よく眠れなかったせいもあり、全身に倦怠感が漲っている。とりあえず止めていたサーバ群を起こさないと。
 サーバをなんとかして、会社のメールサーバが休み中に移行していたのに合わせて、MUAの設定なども変更した。案外にスムーズに行った。という感じだったが、最後にボロがでた。イントラのウェブページが読めなくなったのだ。恐らく、そこに書いてある設定目当てにアクセスが集中し、サーバが負荷に音を上げたのだろう。やがて回復したが。
 帰宅して、KT-10の架台の組み立てに取り掛かった。錐で穴をあけ、木ネジで止めてゆくのだが、2本ほどネジを舐めてしまった。鬱です。後でボンドか瞬間接着剤、更に最終奥義「はんだ付け」で取ればいいさと思い直す。でも立て付けの精度が悪くなって、やっぱり鬱。残りは明日やろうか。
 でも、架台の原理は理解できたので、あるいはもっと軽量なオリジナルのを作ろうかと思ったりして。安い望遠鏡キットなのに、凄く楽しめるなあ。

2001年05月06日(日曜日)

KT-10の見え味

23時29分 星見 天気:晴れですね(雲量多し)

 今日で連休も終わりか。振り返ると、それなりに充実してた気もするが、出来なかったことを数えて寂寥感に浸る俺様であることよ。
 とりあえず、KT-10を仕上げるか。塗装は充分に乾燥しているので、部品の最終組付けをする。ここで光軸調整手順を確認しながら組み立てていったのだが、斜鏡が接眼部のまん前に来てないんでぶったまげた。しかし、スパイダーの調節をするとちゃんと真正面に来ることが判り、一安心。
 全部品を組み付け、光軸を調整する。まず接眼部と斜鏡をまっすぐにする。これは斜鏡支えの調節ネジをいじって、多少手間取ったが大体あわせる。次に斜鏡と主鏡の位置あわせ。予め主鏡の中心に書いてあった印(どのみち斜鏡の影が来るので問題は無い)を見ながら、斜鏡の中心と主鏡の中心を合わせた。更に、上から覗き込み、主鏡と外の軸も合わせた。アバウトな作業だったせいか、そんなに手間取らなかった。まずはとにかく見てみたいのだ。
 夜になって、雲が多いが月が出てきた。接眼部に、付属品のケルナー式12mm(知らない人に見せたら「耳栓?」といわれそうなくらい小さくてチャチな代物。でも役には立つ)をねじ込み、月に向けた。いや、架台をまだ作ってないので、鏡筒を抱えて覗き込むわけだが。
 月らしき光源を視界に入れ、ラック・アンド・ピニオン式接眼部を動かしてピントを出した。想像以上に清澄で、きれいな像だった。やあ、これは愉快。
 接眼部はツァイスサイズなので、手持ちのツァイスサイズ接眼鏡をとっかえひっかえ試してみた。充分なストロークを持っているせいか、全てのアイピースでピントが出せた。
 真夜中、ふと空を見ると、ひときわ明るい星が見えた。苦労して視界に入れると、それは思った通り火星だった。火星を見ながら、ピントを大きく外してみると、斜鏡と主鏡の位置が合ってないものの、他にいびつな狂いは無さそうだ。これでの本格的な観望が楽しみになってきた。でも、その前に架台を作らなきゃなあ。

2001年05月05日(土曜日)

KT-10製作開始

23時14分 星見 天気:晴れてきてますなあ

 この週末は、それなりに晴れ間の多い良い天気になった。子供の日らしい心地よい風に誘われるようにして、KT-10の製作に取り掛かった。
 塗装を先にしようか後にしようか迷ったが、加工の便を考えて塗装は後回し、最初に組み立てまで行ってみた。
 まず説明書を見ながら、鏡筒側面に補助線を描いて行く。基本的に、スパイダー3本が120度ずつの同一断面に、そしてそのうちの一線の中央に接眼部が来る。鏡筒を縦に3等分するような線を引き、そのうち一つの対面にもう1本引く。そして鏡筒から一定のところにスパイダー用の穴三つを、そこからさらに下がった位置に、接眼部貫通用とその固定用の穴をあける。接眼部貫通用のものはかなり大きいので、最初に錐で短い切れ込みを作り、そこから細い木工用ノコで切り出した。断面はやすりで仕上げておく。残りの穴は全てネジ用の穴なので、錐で開け、ネジを通すことで広げておく。それでも足りない場合は、細いやすりで削り広げた。
 一応、接眼部とスパイダーの固定を確認し、次に主鏡に取り掛かった。主鏡を固定用セルに入れ、さらに大きなセルに入れて、間を調節用ネジで繋ぐ。そして主鏡ユニットの固定ネジ穴を鏡筒に開け、仮止めした。この状態で外の目標に向けると、おお、一応見える。まあ微調整は後回しだ。
 次に塗装。まず黒いアクリル絵の具を溶いて、内面に塗ってゆく。想像していたよりはるかに捗る。塗ってみたところ、思いのほか反射するようだ......。とりあえず塗るだけ塗ってみよう。
 次に外面。こっちはオレンジ色に塗ってゆく。これはイメージ通りの鮮やかな発色だった。このアクリルカラー、乾くと耐水性らしい。そんなに濡らしはしないが、心強いことだ。
 一度内外を塗り、乾燥させ、その上に重ね塗りする。こうすると、塗り斑が目立たなくなり、また先に引いた補助線も隠れてくれる......。でもまだ見えてるな。どうしてもということなら、もう1回塗るか。今はこれで良い。
 鏡筒を乾燥させながら、今日はここまで。

2001年05月02日(水曜日)

ハンズで買い物

23時07分 星見 天気:まだ雨か

 そろそろ、買いっぱなしだったコルキットKT-10の製作に取り掛かろうと思う。説明書を眺めていい加減な方針を立て、ハンズで色々買い集める。
 まずはB1でチェーンオイルとボディクリーナ、タイヤ外しレバーを。いや、これは自転車用だけど。
 望遠鏡製作用には、この前に木工用ノコ、カッターなどを買い揃えてある。今日はそれに買い足す形だ。
 まず本体加工用に分度器を。それから塗装用に絵筆と筆洗い、絵の具の皿、そして絵の具としてアクリルの黒、オレンジ色を。中に遮光紙を貼ろうかと思ったが、そこまですることはないかと思って黒く塗ることにした。また外装はオレンジに塗って、適当なデカールを貼ってやろうと考えた。オレンジ色の鏡筒って、ちょっとオシャレだと思うのだ。
 さらにドブソニアン架台の塗装用に、クリアニスを。木目を生かした塗装にしようと考えた。
 これで一応の道具は揃った。が、いざ取り掛かろうという気力が湧かない。明日はSFセミナーだから、明後日くらいから作り出すか。