Strange Days

2001年10月12日(金曜日)

深夜の観望

23時55分 星見

 今日も夜は晴れている。23:00頃、100ED+経緯台をアパートの前に出し、登りつつあるオリオン座に向けた。
 昴は既に頭上にあり、きらきらとその存在をアピールしている。土星はそれなりに見えるが、高度が低かったのでカッシーニの輪も見えないくらいだ。木星はまだ昇ってない。
 1:00頃、今度は赤道儀にC8EXを載せてみた。赤道儀をアパートの前に出し、極軸望遠鏡に北極星を入れる。実は、極軸望遠鏡を使うのは、今回が初めてなのだ。
 C8EXを頭上に向け、木星を入れた。木星はガリレオ衛星の小さな輝点を伴い、縞も割とくっきり見えた。強拡大すると、もしかしたら大赤斑も見えているかな、という気になる。土星も、カッシーニの輪が半周分くらいは見えていた。
 そろそろ冬の観測シーズンの始まりだ。

2001年10月01日(月曜日)

光学新兵器の威力は

23時55分 星見 天気:晴れ

 今日も横浜に出張。横浜駅の裏にある日産ビルでの立会いだ。きれいなビルだが、周囲に店が少なくて暮らしづらそう。いや、横浜駅まで出ればいいのか。
 夜、アパートの通路にC8EXを出して、昨日買ったMizar光害防止フィルタを試してみた。
 まずはSW24.5との組み合わせで。この時刻に上っているめぼしい散光星雲というと、東の空低くにM42がある。フィルタをかけてない場合、星はシャープに見えるものの、バックグラウンドもかなり明るいので、散光星雲が背景にやや溶け込んでしまう。フィルタをかけると、全体的な明るさは暗くなり、恒星像に迫力がやや欠けるようになる。また全体に緑ががるようになる。しかし散光星雲がさらにくっきりせり出すように見える。散光星雲の奇妙な形がはっきり分かるようになり、フィラメントまで見えそうな気になってくる。
 高倍率のアイピース、UW6.7との組み合わせではどうだろう。こちらは光量がぐっと減る関係で、トラペジウムの星がいくつあるのか見分けつかないくらい朧になってしまう。また散光星雲の方も、それほどくっきりしない印象がある。たぶん、高倍率ではバックグラウンドが元々暗くなりがちなので、フィルタをつける意味が無いのだろう。
 それにしても、いろいろ遊べそうだ。