Strange Days

2001年11月27日(火曜日)

冬がやってきた

23時55分 星見 天気:晴れ(それにしても寒くなってきた)

 左手薬指の右腹に、なにかしこりのようなものが出来ている。なんだか捻挫したような塩梅だ。今日は自転車は自粛しましょう。
 風呂に入っていると、やたらと寒気が染みてくる。こうなってくると冬だなと感じる。
 日付が変わる頃、アパートの廊下に出て頭上の昴に18*50ISを向けた。冬が深まるにつれ、昴の輝きも深まるようだ。少し視線をずらしてゆくと、コンパクトにまとまったスバルとは逆に、雄大に広がるヒアデス星団が目に入る。土星がその近くに輝いている。さらに東に進むと、オリオン座、おおいぬ座が目に入ってくる。M42は散光が揺らいで見えた。やや風があるせいか。M41は慣れないと一発では発見できないくらい、ささやかな輝きだ。そして東のはずれに、木星の強い輝きがある。もう、オリオン座も夜半には南中するようになっている。冬本番だ。

2001年11月18日(日曜日)

しし座流星群は

23時55分 星見

 帰宅して、すぐ寝込んだ。22:00に起きだし、食事、風呂、洗濯を済ませる。左ひざが痛い。幸い、表面の打ち身が痛いだけで、骨に異常は無いようだ。
 こうしてしし座流星群に備えているのに、空は腐ったようなくもり空だ。わずかな切れ目はあるが......。
 こうして1:00くらいから空を見上げていたが、全然晴れる気配も無く、流星も目に付かない。
 状況に変化が起きたのは、3:00を過ぎた頃だった。雲の切れ目に突如として明るい流星が見え始めたのだ。それも、かなり頻繁に。見える度に、近所でやはり観測しているらしい女の子たちの歓声が上がる。しかし、空は無常にも曇ったままだった。がっかりした僕は、極大が過ぎた4:00には寝てしまった。夜明けまで遂に雲が切れることも無く、僕のしし座群は終わった。

2001年11月13日(火曜日)

また睡魔に負けました

23時55分 星見 天気:雨? 晴れ? くもり?

 帰宅したのは結構早かったのだが、外気温が低いせいか帰って早々に眠ってしまった。外は雨が降ったり止んだりのはっきりしない天気だ。
 日付が変わる頃に起き出し、外に出てみると、天頂辺りはもう晴れている。18*50ISをM41に向けてみる。今日もその奥ゆかしい姿を見せてくれる。M42に向けると、打って変わって賑やかな光景が。オリオン座全体は繁華街、おおいぬ座は大きな尖塔(シリウス)のある村というところだろうか。

2001年11月12日(月曜日)

深夜の観望

23時55分 星見 天気:雨のち晴れ

 昼の間は、雨が降ったり止んだりで、はっきりしない天気だった。いやはっきりしてるか、悪いという意味では。
 真夜中、雨が止んだ外に出てみると、天頂近くにかけて、びっくりするような透明な空が広がっていた。霧は出ていたが、高度があれば邪魔になりそうにない。アパートの廊下に経緯台を出し、100EDを載せた。
 LVW42を着け、小三ツ星周辺に向けた。散光が見事。大三ツ星にかけて、無数の星が光っている。SW18に替えてトラペジウムに向ける。今日は4つ、くっきりと分離できた。
 木星。縞が濃く見え、ガリレオ衛星もくっきりと見えた。
 土星。低倍率なのでカッシーニの間隙は確認できなかったが、外形は非常にくっきりと見えた。
 さらにシリウスの南方に向けると、すぐにM41が飛び込んできた。少し低高度なので、霧の影響をもろに受けているのか、さほど明るくは見えない。でもささやかな微光星の集団は、僕が一番冬を感じる眺めだ。

2001年11月10日(土曜日)

深夜の天頂で

23時55分 星見

 寝る前、1:00過ぎだったろうか、アパートの廊下に出てみた。既に雨が上がっていて、空の隅々まで冴えた星空が広がっている。水蒸気のせいで北天に霞が出てはいたが、全く気にならないくらいだ。
 18*50ISを首に下げ、既に高々と上っているオリオン座に向けた。小三ツ星から大三ツ星にかけて、数え切れないくらいの星が群れ、それぞれに瞬いている。瞬いているので観測にはいまいち向かない、風のある夜なのだろう。だが観望のためには、こういう日の方が風情があっていい。M42の散光が鮮やかに広がっている。アパートの廊下が濡れてなければ、望遠鏡も出せたのだけど。
 オリオン座の足元に、そろそろとおおいぬ座が上り始めている。ひときわ明るい、青い星、シリウス。そこから南方に双眼鏡を下げると、ひっそりと群れている小さな散開星団が入ってきた。M41。今シーズン初めて見た。
 双眼鏡を思い切って天頂に向けると、天頂近くをやや行き過ぎた地点にすばるを見つけた。まさに星の塊という感じ。大きく広がるヒアデス星団とのコントラストが見事だ。