Strange Days

2003年11月15日(土曜日)

雨の後の澄んだ夜空を一瞥

00時00分 星見 天気:不安定ナリ

 しかし、寝る前の1:00頃、外を見てみると、おや明るい。月が出て、地面を照らしていたのだった。風が強く、千切れかけの雲がどんどん流されてゆく。
 寝る前に、CANON 18*50ISをオリオン座辺りに向けた。M42は非常に細かく、くっきりと見える。月が近くて、その明かりが目に入るのが残念だったが。微光星も非常にたくさん見えていたようだ。
 天頂を少し過ぎた辺りに掛かっていた、昴にも向けてみた。大小様々な星がワッと群れていて、これも見事な眺め。青く、冷たい光が印象的だ。
 M41。昴の大きな眺めからすると、小さな、ささやかな眺め。だが冬の観望期では、かなり好きな天体に入る。明るすぎるくらい明るいシリウスとのコントラストがいい。
 最後に、邪魔になっていた月。昼夜境界線上の山脈の陰影が美しい。ティコの輝点が、ひときわ目立っていた。

2003年11月11日(火曜日)

インフルエンザ、なんとか治る

00時00分 星見 天気:雨

 今日は昨日より更に気温が下がり、ついに暖房を入れる破目となった。体調が万全なら、そこまでする必要はないのだが、外気に当たるとくしゃみが止まらなくなる状況では......。
 今日も帰宅して、すぐに寝込んでしまった。が、これがかなり効いたようで、ようやくくしゃみと発熱から開放される兆しが見えてきた。はぁ、治りが遅いなあ。
 BORG100EDの光路長短縮の検討をしようと思ったが、今ついている部品を調べるのに挫折。ええっと、どこを漁ればメモが出てくるのやら。BORGのシステムは細かくて便利そうだが、同時に煩雑でもある。まあ、鏡筒からスリーブに至る部品のどれかを、より短いものに変えれば済むのだろうが。稼働率の極端に低いGP赤道儀も売るか、スカイセンサー2000PC化するか、考えどころだ。お気軽観望志向の僕にすれば、経緯台一本で済みそうではあるけれど。
 CANON 18*50ISの清掃を検討して、腕立てと腹筋をこなし、就眠。

2003年11月09日(日曜日)

さらば、C8EX

00時00分 星見 天気:曇り時々雨

 今日は、朝から肌寒い天気で、夕方からは雨となった。朝のうちに、どこかに自転車で出かけても良かったのだが、昼前まで寝過ごしてしまった。気分的に、いまいち盛り上がらない。
 昼過ぎに、荷物を片手に、秋葉原へと出かけた。荷物というのは、3年前に買ったC8EXだった。これを、ついに売却してしまおうと考えたのだ。
 この鏡筒、8インチのシュミカセで、集光力はBORG100EDよりも上だ。暗い天体の眼視には向いている。実際、球状星団の観望の場合には、C8EXの方が分解能が高く、また見える微光星の数も多い。ところが、大きくて熱容量の大きい、しかも密閉式のシュミット・カセグレン鏡筒は、その扱いに神経質にならざるを得ない。冬の寒い日など、順応させるのにたっぷり時間を取ってしまう。実際、ジフラクションリングを拝めるほどの状況に持っていけたのは、買ってから数回のことに過ぎなかったと思う。しかも、長焦点距離という正確ゆえ、高倍率の観望にならざるを得ない。安い集合住宅のベランダでは、ちょっとした振動で視界もお供をしてしまう。明るい横浜の夜空には、この集光能力は、かえって足枷になる。
 さらに、CANON18*50の購入が、この状況に止めを刺した。あえて瞳径の小さな18倍の方を購入したのは正解だったようで、横浜の空に向けても、背景の明るさがそれほど邪魔にならない。望遠鏡と違い、気軽に取り出せて、気軽に扱える。いろんな意味で、究極のモバイル星見道具となった。割を食ったのが望遠鏡群で、稼働率は極端に下がり、出ても100ED、C8EXは年数回の稼動、という状況にまで陥った。年数回でも稼動するのなら持っている価値はあるのだが、場所をそれなりに食うのも困り者。この先、これの性能を行かせる状況は、もう来そうに無いので、ついに手放すことにしたのだ。
 JRを乗り継ぎ、秋葉原の協栄産業に向かった。つい最近、背中合わせの位置にある新店舗に移ったという。新店舗は旧店舗より広く、明るく、いい感じだ。
 早速査定してもらう。もともと中古で買ったものなので、備品の類は全く付属していない。また全体に多少に使用感があるので、いいとこ3万円くらいかと思っていたら、査定もその3万円。それなら文句は無いので、その場で書類にサインして、3万円を受け取った。
 前から買い逃していた、KYOEIのLVズーム接眼鏡を買おうかと思ったら、どうも品切れらしい。まあ、100EDもBORGの接眼鏡の焦点をちゃんと出したいと思っているので、近々再訪するだろう。
 懐があったまったので、なにか買い物をと思っていたら、雨が降り始めた。本降りになりそうな気がしたので、慌てて帰宅した。