Strange Days

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2016年10月15日(土曜日)

相模原の陸上装備研究所一般開放日に行ってみた

思考 16:54:00 天気:晴れ
 今日、相模原にある、防衛装備庁陸上装備研究所の一般開放がある。ぜひ行きたいので、自転車での往復を考えていたが、駐輪環境がよくわからないので、結局鉄道で行くことにした。
 地下鉄で湘南台、小田急で町田、町田から横浜線ですぐの淵野辺に出た。Googleマップをちら見しながらてくてく歩き、陸上装備研究所に難なく到達。受付で記名し、パンフレットを何点かもらった時、「ポケGOのポケストがあります」と言われた。確かに、周辺に数点設定されている。
 さて、場内は高校それくらいの広さのグラウンドに屋外展示、こぢんまりした建屋で屋内展示をやっている。屋内展示の撮影は不可だが、屋外はOKだ。
 手近な展示から、時計回りに見ていった。このでかいカメラを背負ったトラックは、IED*1の検出システムだそうだ。サーモカメラで怪しい熱源を探す*2という方法論のようだ。イラク派遣のように、陸自もIEDの脅威に晒される昨今なので、ぜひとも欲しいのだろう。
 その隣にあった装甲車リアビュー。あまり詳しくなかったのだが、軽量戦闘車両システムという、小松製作所が主担当で開発中の装輪装甲車だという。サイズ的に、84式/87式装輪系統の後継になるのかなと思う。しかし、先のIEDへの対策は、この車両の開発でも大きなテーマになっており、パネルには2つの新技術適用が目論まれているとあった。一つはインホイールモータによるハイブリッド駆動だ。主機はディーゼルだろうが、軸動力ではなく発電を行う。それで、6輪それぞれのホイールに組み込まれたモーターを駆動することで、駆動力を得る形式だ。メリットはいくつかあるようで、一つは駆動軸*3を持たないため、地雷やIEDによる被害を極限できること。また、動力を機械伝達しないために車体高を自由に上下させられるため、同じく地雷やIEDに強く、路外走行性能も確保できるとのことだった。デメリットは動力効率が低くなることだろうが、昨今はハイブリッド車流行のお陰で経験値が高まった分野であり、行けると踏んだんじゃあるまいか。
 この軽量戦闘車両システム、兵員輸送型の他、火力型も設定されている。あれ、ということは84式系統の後継車では、必ずしも無いのか。
 興味深いのは、この火力型がL7系の105mm砲を積んでいること。16式に比べると10t程も軽い*4のに大丈夫か。その答えはデュアルリコイル化にある。要は緩衝器を2段階化したものだ。火砲の反動は物理的に相殺しない限り*5運動量としては変えようがないが、緩衝器によって時間を引き伸ばせる。瞬間的には巨大な力でも、時間成分を引き伸ばせば十分に緩和できる。これをさらに2段階化したことで、緩衝に長い時間を要する代わり、軽量の車体でも扱えるくらいに山を低めた、という感じかな。しかし、この砲は低強度の目標、具体的にはゲリラコマンドを対象としているようだ。ならば平射迫撃砲の類が向いているんじゃないか。そもそも、遮蔽物の向こうの敵を制圧するという、ゲリコマ対策の欠かせない任務に使いにくい。そこで、この火力型では、砲弾の方を工夫しているという。遠隔起爆を可能にし、遮蔽物越しに発射した弾薬が遮蔽物を飛び越した途端に起爆できるようにしたのだ。また、高抵抗型砲弾というのもあるらしい。105mm砲は元々戦車砲なので、たとえ弱装弾を使っても迫撃砲のような曲弾道は作れない。そこで弾薬に高い空気抵抗がかかるように工夫した、というものらしい。いやはや、色々考えるもんだ。
 隣には現用車両。みんな大好き10式戦車だ。実物を見たのは初めてなんだが、想像以上に小さいな。近寄って、ディテールをマジマジと観察。砲塔前側面のモジュラーアーマー。ポコポコ開いている丸い穴は傘立て、ではなくて中に76mm発煙弾投射器がいるのだ。四隅にレーザー検知器が立っている。先の76mm発煙弾は、これと連動して投射されるとも言われる。砲は滑腔砲なので、ライフリングはない。右に見えるのは砲身歪みセンサーの反射鏡で、防盾部から出る光を反射、検出することで、砲身の歪みを高精度で検出できるものだ。その防盾部、砲塔上面には、数多くのセンサーが並んでいる。
 隣には、遠隔操作式の前線工作車が。これは東北大震災時の高危険度域作業や、イラク中東東アフリカでのIED対策の必要性から生まれたもの。車体の四周に設置されたセンサーからの画像で遠隔操作する、いわば巨大なリモコン車両。開発の最終段階なのか、完成度は高そうに見えた。別のコンテナサイズの遠隔操縦ユニットが用意されている。この写真の方はバケットなど作業機器のコントロール用、こちらのハンドル付きが車体用だろう。2セット用意されていて、恐らくは2台同時に操作できるはずだ。
 その隣に地味な車両。目的がわからなかったが、パネルによれば、これがハイブリット駆動系のテストベッドらしい。なんとなく、74式の足回りを再利用したような形状だ。上に乗っているのがリチウムイオン電池らしいが、詳細は聞きそびれた。
 さて屋内展示に。と、その前に、みんな大好き軽装甲機動車がおいてあった。パネル展示でRWSのテスト光景があり、そういうテストベッドに使われている模様。
 屋内展示も色々あったが、一つ記憶に引っかかったのが、断片サンプルに”155mm迫撃砲弾”があったこと。155mm迫撃砲といえば、制式化だけはされた68式というのがあり、テストに使われたのだろう。
 研究所を退去し、来た道を戻って帰宅。楽しかったので、来年も行こう。
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2016年9月28日(水曜日)

どんどん変わってゆくな秋葉原

暮らし , 思考 22:03:00 天気:晴れ(高湿度)
 もう、何年も秋葉原に行ってないが、「XXが閉店!」といったニュースには、今でも胸がズキッとくる。
 今日も、とんかつ屋の冨貴が閉店するという報に接し、ズキッとしたところ。冨貴は、丸五ほどには行かなかったが、時々新味を求めて行った店だ。豚汁が大層美味しくて、いかにも専門店らしい構えたところのある丸五と違い、庶民的な店だった。ごま油を使う丸五と違い、菜種油を使っていたようで、割りとあっさり系のカツだった。とんかつ好きになったのは、あの頃の食生活が影響しているよなあ。
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2016年8月25日(木曜日)

謎の96式自動擲弾銃(の実包)

思考 , 暮らし 22:29:00 天気:暑いです
 今日もジェットコースターみたいに仕事が暴れまわり、吾輩はもうヘトヘトだ。
 さて、自衛隊にAAV7が導入されて暫く経つが、ずっと疑問に思っていることがある。あれはメーカーサイドの新古車を導入したので、仕様はまるきり米海兵隊仕様のはず。そうなると、積載されている銃塔には、米軍制式のMk.19自動擲弾銃が収まっているはずだ。自衛隊制式の96式自動擲弾銃をインテグレートする暇はなかったと思うので。
 疑問というのは、この2種類の自動擲弾銃の実包の差だ。Mk.19は40*53。96式は表記上は40*56。こっちのほうが長い。弾薬の表記は薬莢長を表すので、互換性がないサイズだ。
 ところが、Wikipediaでは96式は40*53を使うグループにまとめられ、互換性があるように読める。この差はなんだ。
 想像するに、96式は確かに40*53も食えるのではないだろうか。何らかの調整が必要かもしれないが、どちらも受け入れられるようになっているのではないか。
 自衛隊の基本戦略は、万が一の大規模侵略の場合、在日米軍ともども最大限の抵抗をしつつ、援軍*1の到着を待つものだ。その間、米軍とは武器弾薬の融通が出来ないと、日米共同の戦闘は難しい。だから小銃弾はNATO弾に統一されているし、少なくとも前線部隊の弾薬で互換性がないのは35mmくらいのはず。ミサイルや投擲兵器は別にして。特にかなり多量に配備されている96式APCに載っている96式自動擲弾銃の補給は重視されているはずだ。だから、米軍規格、もっと言えば旧西側規格の40*53が撃てないのはまずい。当然食えるようになっているはずだ。
 もっとも、そうなるとわざわざ40*56なんて微妙に違う規格の弾薬をわざわざ開発したのが謎だ。40mm擲弾に関しては、米軍の弾薬をテストした自衛隊が、その不発率を問題視したとの話も聞いたので、そこが絡んでいるのかもしれない。当然、戦時にはそんなことは無視するのだろう。
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2016年6月24日(金曜日)

Brexit

思考 23:12:00 天気:雨はない
 ジテツー。雨はないにしても、湿度が高すぎて汗が乾かない。そろそろジテツーやめようかな。
 さて、地球のかなり反対側、腹黒さと植民地問題の放りっぱなしぶりに定評がある大英帝国で、画期的な事件が起こった。EUからの離脱を問う国民投票で、離脱派が「まさかの」勝利を得たのだ。
 流石に通貨統合を拒絶した大英帝国、といいたいが、経済交流は濃密だったはずで、そこにわざわざ壁を作る政策など取れるわけがない。取ったとすれば大変な副作用を伴うだろう。離脱支持派は移民が職を奪い、社会を不安にしていると主張しているのだが、移民が担っている低賃金単純労働枠が空いたとしても、英国労働者の賃金は伸びないんじゃなかろうか。日本の奴隷制度じゃなかった海外実習員制度にしても、あの超低賃金枠が開放されても、経営者側は通常相場の賃金を払えず破綻するか、そもそもそんな倫理観も持ってないのであっさりアウトソーシングしてしまうかじゃないだろうか。
 誰も幸せになりそうにないな*1。キャメロンも、投票結果が比較的僅差であったことから、有効性を争うフェーズ、そもそも投票そのものに法的拘束力がないととぼけるフェーズ、とうとうキャメロンが切られるまで争うフェーズと、まだ覆すチャンスは有るんじゃなかろうか。
 などと思っていたら、キャメロンはあっさりと辞任。あらら。離脱を受け入れるにせよ、残留を強行するにせよ、投票者の半分を裏切ることになるので、仕方ないけれど。
 ともあれ、これでポンド急落、Wiggleの真夏が来るのは確定的に明らかになったのである。あれ、この分だと、英国の輸出産業は、意外に潤うんじゃなかろうか。
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2016年6月16日(木曜日)

雨なので地下鉄通勤

暮らし , 思考 21:10:00 天気:雨たまに降る
 今日も雨予報なので、地下鉄通勤。これに慣れてしまうと、自転車通勤が億劫に感じてしまう。真夏になる前に、乗っておきたいのだが。
 苦戦しているMRJだが、機体規模はP-1の半分くらい。と見積もると、ASMを8本くらい積む余裕はありそうだ。海上監視機*1として買ってやるというのはどうだろう。
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2016年4月21日(木曜日)

オカルトっぽい花粉対策が効いている……?

暮らし , 思考 19:42:00 天気:くもり後ざーざー降り
 それがな、例のIHADAアレルスクリーン、効いてるような気がするんだ。
 確かに花粉は収束しつつある時期だが、それにしても鼻水涙がドパア状態が、目がチクチクが、大幅に改善された気がする。
 定量的に記録を取っていたわけではないが、体感上効果があるように感じてしまうのだ。特に、自転車で走る時には。
 この商品、『イオンのスクリーンで花粉をシャットアウトします!(キリッ)』と謳っているのだが、そんなの呼気に紛れて呼吸器の粘膜に吸着する分には効果無いし、そのイオンスクリーンとやらが花粉だけじゃなくてPM2.5にも効果あるぜー、と謳っているのも怪しい。PM2.5と花粉じゃあ、サイズが100倍は違う。同じ機序で防げるとは信じられない。これだけサイズが違うと、大気中の振る舞いが全く異なるからだ。
 というわけで、俺の理性はこの代物を『オカルト商品』枠に入れたがっているのだが、しかしこの体感差は無視できない。果たして、プラシーボ効果がこんなに大きいのだろうか。それとも、限定的ではあるが確かに効果があり、俺にはそこが大きかったのか。謎が謎を呼んでいる。今シーズンも終わりそうなので、これは来シーズンに追試せねばならない。
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2016年4月18日(月曜日)

阿蘇熊本が大変だ

暮らし , 思考 , 21:14:00 天気:晴れ後、あれ、雨?
 阿武隈で遊び呆けている間に、阿蘇熊本でまた地震が起き、大変なことに。規模的には、こっちが本震だったという声もある。
 阿蘇には何度も行ったが、特に阿蘇大橋から見える紅葉が素晴らしく、一緒に行った人たちと喜んで写真を撮った記憶がある。その阿蘇大橋が崩落したという。あれが落ちるとは。
 阿蘇~熊本方面の道はあれだけではなくて、同方向にも並行した幹線道路はあるが、眺めとしてはこの阿蘇大橋が随一だった。少なくとも数年は再見できないのだ。これは大変なことだな。
 死傷された方が多いのも、もちろん大変だが、遠方に居る部外者としてたちまち困るのは、旅行先として滞在しづらくなることだ。観光資源の損壊はもとより、宿の問題もある。まあ、言質の宿の方では、むしろ泊まってほしいと思っているのだろうが。
 今のところ、由布院でも被害が出ているという情報があるくらいで、このGW旅行先の南方は大丈夫そうだ。しかし、この地震が更に大きな災害につながってゆくのだとすれば、現地の情勢に目を配っておかなければ。
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2016年2月01日(月曜日)

女子シクロクロスでメカドーピングだって

自転車 , 思考 23:44:00 天気:くもり
 これは大きなニュース。女子シクロクロスの欧州レースで、メカアシストによるドーピング行為が発覚したとか。しかも、やらかしたのは、U23とはいえ現女王、優勝候補筆頭だ。
 最初、どうやってモーターを仕込んだんだろうと不思議がっていたら、Vivax Assistってのじゃね? という情報が出回った。この製品は、シートチューブにぴったり収まり、操作系や外付け電源すらも偽装可能という、なんともグレーな代物だ。クランクシャフトに加工が必要なので、それなりの技術を持つ人間じゃないと、簡単には装着できそうにない。ということは、この渦中の選手にも、テクニシャンからの支援があったはずということで、となると本人一人の謀議ではないのでは、つまり、チームぐるみだったのでは、という事になりそうなのだ。そもそも、まだ若い選手が、そんな簡単にハイリスクな行為に手を染めるだろうか。自分にはまだ伸び代があると思っているだろうし、ペナルティで課せられる出場停止はより響くだろう。
 そういうダークな面を措いて、小型軽量のアシストモジュールは、確かに使ってみたいアイテムだ。もちろんレースじゃなくて、ツーリングで。それなりに走るツーリングのラスト20kmとかは、気分的に辛くて、それこそ『そっと背中を押して欲しい』ものなのだ。そういう実用面で、出力と持続時間を控えても軽量小型を追求したアシストモジュールは、ぜひ使ってみたいものだ。
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2016年1月21日(木曜日)

海王星以遠に大型天体があるって

思考 23:42:00 天気:晴れ
 ホットな科学ニュース。直接観測されたものではないが、太陽系外縁部の天体運動を観測した結果、かなり大型の天体が、極端な軌道を描いて公転している可能性があるというのだ。サイズは海王星程度、軌道は矮惑星が巡っている辺りから、遥か遥かカイパーベルト深くまで届く、離心率の大きい軌道を取ると考えられている。そんなでっかい天体があっても見つけてませんでしたというのだが、見落としてましたと言うにはでかすぎないか。それだけ、太陽系外縁部の観測は、難しいということなのだろう。
 しかし、子供の頃には太陽系の惑星は9つで、惑星になれなかった氷のカスが外縁に集まっているだけとされていた太陽系の姿が、冥王星は矮惑星に変えられた上、その同類がうようよしていると分かり、本当に第9惑星すらありそうというのだ。面白い時代に生きているものじゃないか。
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2015年12月16日(水曜日)

夫婦別姓

思考 22:01:00 天気:くもり
 うーん。良いんじゃないかな、別姓でも。
 別姓にすることで、当人たちの尊厳が守られるというのなら、それで良いのではないかという、単純な理由だ。
 同姓を強制することで、その人達のどんな社会的利益が守られるのか、分からない。
 同姓でなければ、何が損なわれるのか分からない。
 別姓で通す国がお隣にあって、それで社会が混乱しているわけではないのは、一目瞭然なのだし。
 ならば、当人たちが別姓にしたいから、で十分な理由になるのでは?
 この辺、戸籍制度に固執する理由というのに似ている。家系を辿るのに苦労するようになるかもしれないが、それがそれほどに重要とは思えない。そんなことを気にする人は、明らかに少ないだろう。そのために、多大な努力を傾けて戸籍制度を維持する意味があるとも思えない。
 要するに、”家”というものを気にかけることに、いまさら意味があると思えないのだ。これほど単身者が増えてしまった現在、盲腸のような戸籍制度は、もっと現代的な形に見直す、あるいは撤廃すべきではなかろうか。
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2015年10月28日(水曜日)

嗚呼、青春の訃報に接し、藤沢周りで帰宅する牛すき鍋ナイト

SF , 思考 , 自転車 22:10:00 天気:晴れ
 昨日は、簡潔な飲み会。なので、自転車は置いて帰った。紹興酒をしこたま*1飲んだので、帰宅するなり沈没していた。
 なので、生頼範義画伯の訃報には、翌朝の今日になって接す。
 喪失感。自分でもびっくりするような喪失感。小松左京が物故した時に並ぶくらいだ。
 僕がSFに接し始めたのは、70年台も後半、日本ではSFが一度『死んだ』などと言われ始めた時代だ。それは、福島正実が牽引した日本SF第一世代に続く世代が立ち現われ、実際には黄金期を迎えつつあった時代だった。だが、その変質に耐えられない古手のSFファンたちが反射的に口にしたのが、過去への郷愁とセットのこれだったのだと思う。SFの洗礼を受けつつあった僕にはまるで関係ないことで、まさにその時代の、まさに黄金期を迎えた日本SFのエッセンスを濃厚に満たす、早川角川徳間創元といったSFシリーズが棚を埋めていた当時の本屋に通い、手に取っては乏しい小遣いで買うべき魅力を感じた本を買って帰り、本当に貪り読んだものだ。
 その中でも、事情があって角川へと版元が変わっていた小松の、未だに仰ぎ見るばかりの傑作長編群、そのビジュアルを担当したのが、生頼画伯だったのだ。一目でわかる宇宙の”色”。緑色に明るい宇宙は、天文写真とは全く違うものだった。その色こそが、僕にとってはSFのシンボルカラーになった。SFと言われて思い出すのは、あの生頼画伯の描き出した『緑の宇宙』だった。
 生頼画伯の訃報に接し、『あの色』をまた思い出し、その生みの親がこの世を去ったことの喪失感に直面したのだ。あの色が失われた、わけではないが、あの色の使い手がいなくなったことは事実だ。
 さて、別に悲しいからという理由ではなく、淡々と藤沢周りで帰宅。涼しくなってきて、だが暗いので、ちょっと心細い家路だ。
 夕餉は、悲しかったので吉野家で牛すき鍋膳(なんでや)。
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2015年6月16日(火曜日)

Wifiルータ不調と何気ない新知識

暮らし , インターネット , 思考 22:39:00 天気:くもり
 昨日辺りから、お家のWifi通信状態が、どうにも安定しない。いい加減、Wifiだの独自規格の近距離通信だのを使う機器が多いところ、ICSもWifiを使うため、その関係でとうとう帯域を使い尽くしたのかと思った。そこで、帯域をある程度固定したり、Wifi使用機器を1台ずつ止めては再接続して様子を見たりしていた。だが、これ、1台でも起きてるなあ。ルータはポケットサイズの小さいものなので、夏場の酷暑に耐えられず、偶然故障したと判断した。いやこれ、よくある事態。過負荷気味なところ、さらに機器追加でとどめを刺した、ってところだろう。もっと大型で熱処理のしっかりした機器が欲しい。
 旅行時に使うマッチ箱サイズのWifiルータで、しばらく代用する。これこそ熱に弱そうだが、数日保ってくれ。
 全く無関係な話だが、漠然と『地球の核がアチチなのは、放射性元素の崩壊熱なんだよなあ』と調べ始めたところ、意外にも内外核ともにウランもトリウムもほぼ含まれてないと判明。この2種の崩壊熱が、地球内部がアチチな原因なはず。しかし、UもThも、実は地球内部の組成と折り合いが悪く、遊離しては地表へと浮き上がってくるらしい。結果、これらの豊富に存在する部位は、地殻という結果になったということだ。そうなると、崩壊熱の大半は地球外へと逃れてゆくのではなかろうか。しかし、それでも十分な量の熱が、逃げ場のない地球内部へと向かうならば、充分に高熱になるということなんだろう。
 地球内部が高熱なのは、放射性元素の崩壊熱という知識は広く共有されていると思うが、それが内部の核やマントルで起きているわけでは無さそうだというのは、意外な発見だった。
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2015年2月16日(月曜日)

今日も只見で雪遊び

, 思考 , デジタルカメラ 23:20:00 天気:快晴時々粉雪
 今日も只見で雪遊びする予定だ。まずは朝食
 バスに乗り、まず向かったのは、宿にほど近い場所にある古民家。バスを止め、古民家に入るまでの道を、高さ4~5mの雪が壁のように取り囲んでいる。そこの上から顔を出した、黒柴。かわええのお。しかし、この柴が居る場所は、常ならば地上の5m上だ。
 古民家は、構造的には東北に多く見られる曲がり屋だった。比較的最近まで現用され、今はゲストハウスになっているようだ。3階建てで、あちこちに中2階や屋根裏部屋がある、複雑な構造だ。
 今日のメインイベントは、只見スキー場での雪遊び。1本めはスノーモービルの体験乗車。ライダーのおっちゃんの後ろにしがみついて、1周500mくらいのコースを回ってくる。乗っていると結構な速度に感じられるのだが、車両の方はレース用にチューンナップしてあるので、低速過ぎて次々とオーバーヒートに陥っていったのが面白かった。
 次は、かんじきを履いての、雪中行動。かんじきはあんな細い骨組みなので、そんな効果あるのかと疑っていたのだが、履くと足の沈み方がぜんぜん違うと分かった。ここ数日で降った新雪なので、まとわりつかず、きれいな雪だ。雪の感触を楽しみつつ、ガイドについて斜面を登っていった。
 ずんずん登ってゆくと、大きな岩がそびえ立ち、その足元の雪を掘り抜いている場所に到達。ここは、なんと三石神社の御神体だった。雪のない時期にはこんな状況だったのだが。以前来た時には、なぜか祠の頭上まで糸結びがあり、どうやってあそこで結んだんだろうと不思議に思ったものだった。しかし、冬に来れば上の方に手が届くと判明した。
 三石神社からの戻り道は、行きと変えて新雪の上を歩く。雪がない時期は藪しか無い道だ。下り道が楽しくて、皆さんいい笑顔だ
 昼食は、スキー場のゲストハウスで。その入口に、こんな掲示が。福島県が追い込まれている、放射線パラノイヤの一例が、ここにある。只見といえば、日本海のほうがずっと近い。むしろ新潟に含まれていてもおかしくない場所だ。そんな、福一から遠く離れた場所で、こんなどうでもいい線量の掲示を、未だに強いられ続けているのだ。今こそ、立ち止まって考えなければならない。これが本当に必要なことなのかを。
 昼食後は、再びバスの人となり、東京駅へと戻る。車中、寝ているか、通信状態が良ければArrows Tabで艦これをやっていた。遠征くらいはやらせてくれよー。
 東京駅から鉄路で帰宅。楽しかった。でも、凄い疲れた。
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2015年1月23日(金曜日)

長旅用携行洗濯乾燥機妄想

暮らし , 思考 22:06:00 天気:晴れなのだ
 長旅で一番弱るのが、実のところ洗濯物の始末だ。
 PCの類は、別に増減するわけではないし、消耗してしまうわけでもない。電源さえあれば大丈夫だ。しかし、着替えは困る。毎日着替える必要があるわけだし、持って行く分が尽きたら如何ともし難い。嵩が張るので、出来れば減らしたいのだが、長旅では毎日洗濯できるとは限らないのが困りもの。下着程度ならなんとかなるにせよ、自転車旅では上のレイヤーも重要で、そのボリュームが大きい。
 いや、洗濯はその気になれば出来る。浴槽でも洗面所でも。問題は乾燥だ。
 ホテルにせよどこにせよ、空調のレイアウト次第では、洗濯物が全く乾かせない場合がある。特に冬場は、気温が低まることもあって、ますます乾燥させにくい。
 もちろんのこと、ホテルにコインランドリーがあれば話は簡単だが、全てのホテルにあるわけじゃない。また時期と客層によっては、全く使えない場合がある。また、ホテルの外のコインランドリーも、近ければいいが、そんなに都合よく直近にはないものだ。
 そんなわけで、洗濯乾燥機を携行できないものか。
 洗濯はどうにでもなるので、乾燥に的を絞る。熱風送風機としては、ドライヤーという簡易なものがあるので、問題は効率的に乾燥風を回して換装するための乾燥室、ということになる。
 調べてみると、120℃まで耐える耐熱ビニール袋はあるので、これと折りたたみハンガーを組み合わせれば、1日分の着替えくらいは賄えるんじゃないか。重量をドライヤー込み1kg以下に抑えこむのは難しくないだろう。その代わりに着替えを思い切って減らせるとすれば、なかなかいいんじゃないか。
 耐熱ビニール袋は、ホームセンターで見かけるので、一度お試ししてみたいものだ。
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2015年1月13日(火曜日)

しまなみ海道の弱点

思考 22:04:00 天気:晴れだっけ
 何度もツアーを引率し、自前でも頻繁に訪れるしまなみ海道。自転車を甘やかせてくれる楽しい地なのだが、観光地として見るといささか使いにくい点がある。中間点での宿泊地に、あまり選択の余地がない点だ。
 しまなみ海道の中間点、という定義は難しいが、距離的に推奨コースを淡々と走るならば生口島~大三島辺り。大山祇神社まで足を伸ばすならば、その周辺という辺りだろう。しかし、ここには容量の大きな宿が無い。ユース、ペンション、旅館の類ばかりで、楽天トラベル辺りでちょいと予約というのが難しいし、多人数を収容するのも結構大変だ。引率時に気を使うのが、参加者同士の部屋割りだ。大部屋に何人も詰め込むとなると、男女の別はもとより、老若の別、気質の別など、気を遣わざるを得ない。まあ、見知った者同士ならエイやって感じで押しこむけれど。この点、容量の大きな、シングルルームベースのホテルだと、人数分借りてしまえばいいので、気楽なのだ。
 しかし、そもそも大容量の宿が建たないというのは、需要がないからだとも思える。しまなみ海道の尾道~今治(サンライズ糸山)をサクッと走ると70km程度、大山祇神社への往復と、今治駅までの距離を入れても、せいぜい90kmだ。この距離だと、今しまなみ海道で大きなボリュームを占めるロードバイクでの旅行者ならば、無理なく1日で走破できてしまえる。そういう気楽さがしまなみ海道のいいところだとは思うけれど、足を止めてお金を落とす機会が少ないし、そもそも宿を必要としなくなってしまう。こういう、『1日で無理なく走破できてしまう』点こそが、実はしまなみ海道の観光地としての弱点なんじゃあるまいかと、最近頓に思うのだ。
 これを解決するのは、一つには因果が逆転するようにも思えるが、宿を作ること。気楽に、そして安楽に泊まれる拠点を作ることで、しまなみをあえてゆっくり走る動機を作れないものか。もう一つは、しまなみ海道推奨コース外に足を伸ばせる見どころを作ること。この2点に関して、カギを握るのは大三島ということになる。しまなみ海道の推奨コースでは、大三島は東岸をサッと通過するだけ、せいぜい大山祇神社までの往復までを見込む程度だ。この大三島を周回するコースを組めば、しまなみ海道片道が100km超えとなるため、宿泊の動機が生まれるのではないか。
 実は、そうした目で大三島を見ると、南西の宗方周辺に、ところミュージアムを嚆矢とする美術館群が生まれつつある点を見逃せない。勝算無く博物館が生まれるとは思えないので、ふるさと憩の家と併せて、大三島周回コースへの目論見があるのではないかと思うのだ。だとすると、後は宿の方。自転車需要を考えるなら、この宗方から、大山祗神社に掛けての何処かに、尾道側に生まれたような自転車メンテナンスサイト一体型の宿があればと思う。気楽に泊まれる宿というのは、僕の実感ではむしろ大きな自己完結型の宿なので、飲食/買い物スペースを併設した、小部屋主体のメンテサイト込みの宿、ということはサンライズ糸山的な宿があって欲しいのだ。
 大山祇神社、そして宗方方面を含む大三島は、徐々に注目を集めつつあるように思えるので、そのうちに新しい動きがあるのではないかと期待している。
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