Strange Days

2012年01月17日(火曜日)

あの日

23時10分 思考 天気:晴れ

 阪神淡路大震災から、丸16年か。
 あの頃には、既に関東にいたので、直接の損害は受けなかった記憶がある*1
 あの朝のことは、よく憶えてない。当時はテレビを良く見ていたので、きっと時々刻々と増えてゆく被害に驚きながら、見ていたことだろう。鮮烈に憶えているのは、高架道路が横倒しになった、あの光景だ。まさか、あんな頑強なものが崩壊するなんて、と。
 思えば、あの時にいろんなヒントがあったのだ。例えば、大地震はないと言われていた彼の地にも、その後の地質学的調査では幾度もの大地震に見舞われてきたことが判明している。それも、実は以前から文献調査では指摘されていたことだった。東北関東大震災でも似たような話があった。せっかくヒントがあったのに、生かせなかったのは悔しい限りだ。
 とはいえ、リソースは無限ではないのだから、すべてをベストになんて望むべくもない。喫緊の、それも影響甚大な課題からプライオリティを付けて、できるだけ早く片付けてゆくしか無いだろうなと思う。それでも、課題は積み上がってゆくだろう。
 こういう時にこそ、日本の強力な*2官僚機構の馬力が試されるのではなかろうか。もっとも、その上に載っている政治家たちが右往左往しているようでは、舵取りもままならぬだろう。
 個人的には、野田さんはダメ首相の一人だが、それでも任期を全うして欲しい。政治家のヘッドがコロコロ変わる状況では、官僚も国民も戸惑うばかりではないか。