Strange Days

2003年11月30日(日曜日)

久しぶりにサガミで買い物(&なんちゃってランドナーの散々な試走)

20時00分 自転車 天気:雨(午後一時曇り)

 昼過ぎ、どうせ雨が降ってるだろうと思いつつ、起床。飯を作りつつ空模様を眺めると、おや、雨がやんでる。どんよりした雲が掛かってはいるが、ところどころに明るい切れ目ものぞいている。これなら、泥除けを着けた自転車なら、なんとか走れるかも。
 14:00過ぎに、また空を見上げると、方々に青空も見えている。また夕方には悪化するらしいが、それまでに帰れば良い。徐々に気に入りつつあるドロップ化HARDROCKを引っ張り出し、急いでサガミへと走り出した。しかし、急ぎすぎた。
 このHARDROCK号、昨夜のうちにシートピンをクイックからヘキサボルトに交換していた。カーボンピラーは下がりやすいので、締め付け力の強いボルトに交換するのが吉だと考えたのだ。シムを噛ませて固定していたので、かなり力を掛けても大丈夫だろうと思っていた。
 ところが、この締め付けが弱かったらしい。走るうちに、だんだんシートが下がってくる感じがあった。しかし、既に国際親善病院への坂を越えてしまった後だ。あれを登り返すのはつらいよな。サガミまで我慢だ。
 が、サガミへの道半ば、どころか1/3くらいに達したところで、シートの下がりが決定的なレベルになる。もうトライアル車くらいの低さだ。立ち漕ぎでないとまともに足を回せない。
 教訓1:
シートが低いと非常に疲れる。
 生憎なことに、こういうときに限ってツールをもってきてない。ヘキサレンチ1本で済む事なのに。
 教訓2:
携行ツールは常時携行しよう。100円ショップので良いから。
 仕方ないので、一度シートポストを引き抜き、怒りに任せてシムを奥まで叩き込み、それからシートポストをねじ込もうとした。が、あまりに深く叩き込みすぎたので、内径が狭まりすぎて入らない。一度シムを抜こうにも、深く入りすぎて引き出すのに苦労する始末。晩秋のこんな曇りの日なのに、汗だくになってしまった。
 教訓3:
短気は損気(特にこういう追い詰められた状況では)。
 汗だくになりつつも、またシムを引き出し、なんとかシートポストをはめ込んだ。それからシムを出来るだけねじ込み、シートポストをド突きながらシムもねじ込むと、なんとかある程度の固定が得られた。そのまま、少しずつ沈むのをこらえながら、なんとかサガミNo.3店まで走った。
 No.3で適当なヘキサレンチセットと、目に付いたEL120を買い、駐車場で締めなおす。今度は、親の敵のように締めておいた。まあシムを介しているので大丈夫だろう。
 本店に入り、2Fで冬物を見て回る。カステリ辺りの完全防風タイプ(まるでゴム張りのような手触り)などを試着してみたが、どうもいまいち。去年買ったジャケットでも十分だと思った。
 その代わりに、ベルクロ止めのシューズを物色。ツーリングで靴を脱ぎ履きするとき、紐締め式だとなかなか大変なので、ベルクロ式のものが欲しいと思っていた。前から目をつけていたスペシャのプロモデルを試着してみると、40(これはアメリカンな表記?)のものがぴったりだった。これと、処分品の冬用靴下を買った。
 3Fでは、早速10速デュラのセット売りが始まっていた。8点セットで12万円強。うむむ、高い。シマノが仕切りをかなり上げたようで、しばらくは安売りは望めない。とはいえ、この値段ならなんとかなるか。ただ、高性能なホイール込みだと、どうしても20万円を超えてしまいそうだが。
 帰路は市道環状4号に寄り、ダイクマに立ち寄ってから帰宅した。ダイクマを出たとき、既に雨がぽつぽつ降り始めていたが、なんとかひどく濡れるのは免れた。ああ、まったく降り続いてくれる。

2003年11月29日(土曜日)

欲求不満になりつつローラー台を踏む

00時00分 自転車 天気:やはり雨か......

 さて、思ったとおりに雨の土曜日となったではないか。どうしてくれようか(誰をだ)。
 とはいうものの、昼過ぎまでぐっすり惰眠を貪った我輩に、お天道めの仕打ちを恨む資格など無い。雨の音を聞きつつ、ボーっとした一日を過ごした。たまには、こうしてヒッキーな日も良いものだ。
 夜になって、流石に運動不足が気になったので、ローラー台を45分くらい。こんな寒い日なのに、やはり汗だくになるものである。汗が冷えて、体を壊さないように気を遣う。
 真夜中、ボーナス時期を睨みつつ、冬物の仕入れのためにC.B.あさひとにらめっこした。冬物の長袖ジャケットとタイツを買うつもりだ。が、今年は暖冬になるという予報もあるし、上の方は間に合いそうな気がしているので、迷う。ツーリングの時に便利なベルクロ止めのSPDシューズ、心拍計付のスピードメーター(VETTAの奴)なんかも欲しかったが、少し考えてやめた。心拍計は、俺的にはあれば便利という位置づけだし、シューズはサイズをきちんと合わせたいので、実物を見られる店舗で買ったほうが良い。その代わりに、そろそろやばいロード用700*23Cと、同じくMTB用スリック26*1.25の替えを発注することにした。今使っているのは、前者としてパナのStradius Elite、後者に同じくT-Servだ。が、パナのタイヤはサイドの処理に共通の問題を抱えているようで、どちらも位置がほつれ、だんだんめくれ始めている。ロードは既にかなり走りこんでいるので換え時だが、MTBは換え時までもつかどうか微妙だ。次はパナにしたくは無いので、IRCのものを発注。本当はミシュランの物が欲しかったが、合う色が無くってな。
 IRCのタイヤは、昔BD-1関係で少し評判を聞いただけだが、果たしてどんな乗り味になるだろう。っておいうか、頼むからパナのものみたいに脆いのはやめてくれよ。

2003年11月26日(水曜日)

今夜もローラー台を

00時00分 自転車 天気:雨(かなり)

 今夜は雨なので、ローラー台日和だった。ということで、今夜も45分ばかり踏む。寒い部屋での孤独な作業だったが、終わるとTシャツが汗でべったりになっている。自転車の運動量って、馬鹿に出来ないものだ。
 今週末辺り、鶴岡八幡宮の大銀杏も黄葉の盛りだろうから、ちょっと見に行ってみようかと思っている。でも、天気が今一つなんだな。また週末だけ雨なんて目には遭いたくないのだが。

2003年11月24日(月曜日)

GPS捜索&和田サイで合流

00時00分 自転車 天気:まずまず

 さて、昨日紛失したGPSを探さねば。
 とりあえず、今日のツーリングには同行できず、途中の和田サイクル辺りで合流するかも、などと(あ)氏にメールしておいた。
 昼前に市ヶ谷に出かけ、GPS捜索モードに移行する。昨日、自転車を置いた辺りを中心に見て回るが、それらしいものは無い。TO THE HERBSでも聞いてみたが、無し。市ヶ谷駅、近くの交番での聞き込みも空振りに終わる。携帯電話の落し物ならいくつもあったのだが(こんなに落とすのかとビクーリしたくらいだ)。しかし、GPSを落とすという奇矯なものは、とりあえず他には居なかったようだ。
 がっくりしながら、新宿を少しうろつき、それから和田サイへと出向いた。
 和田サイへは、まき氏がつけていたサングラス設置用バックミラーを買いに行ったのだ。今使っているものは、フレームが針金そのものという手作り感溢れるものなので、しばしば『それは自分で作ったんですか?』などと聞かれるものだ。実用的には問題は無い。だが壊れたときの予備が欲しかった。
 聞くと、今は売り切れ中で、そのうちに入りそうだとか。がっくりである。そんな風に店先をうろうろしていると、お久しぶりなミキ氏がやってきた。しかもロードをフィクスに改造して。乗ってみたが、足を止めるとペダルに押される感じ(当たり前だが)が新鮮だった。しかし街中で自在に乗りこなせるまでは、少々訓練が必要だろうな。フィクスはともかく、シングルギアにはしてみたい気がしているのだが。
 15:00ちょうどくらいに、ぽた家一行が来襲。始めてみる和田サイクルの全貌に、かなり衝撃を受けていたようだ(笑)。一気に人が増えた和田サイの店先に、しばらくたむろしていた。
 日が暮れかかってきたので、晩餐の場所へと移動することになった。が、僕はオリーブオイル効果でお腹が軟調(爆)で、これは辞退させていただく。苦手な韓国料理だったらしいが、堪能されたことだろうな。
 新宿駅で別れ、湘南ライナーの良い便が無かったので東京経由で帰還した。
 それにしても、GPSはどうしよう。無いと困る体になってしまっているのだが。

2003年11月23日(日曜日)

ぽた家迎撃オフ

00時00分 自転車 天気:好天なり

 今日はぽた家の迎撃オフの日だった。東京周辺をぽたぽた走るというスケジュールから、使用自転車はトレンクルでいいだろうと思った(後で後悔)。さらに、後で走行経路を把握すべく、GPSも取り付けることにした(更に激しく後悔)。
 東京駅丸の内北口に10:15集合ということだったので、その時間に間に合うよう、地下鉄、JRと乗り継いで向かった。
 駅の改札を出た途端、なにやら心配げな顔の一団が。今日の参加者たちだ。口々に、遅れましたね、というので、ああ3分ほど遅れたなと思っていた。が、それにしてはみんな心配しすぎだ。携帯電話を見ると、何度か電話してきた形跡がある。聞くと、集合時間が10:00に繰り上げられていたそうだ。後でメールをチェックすると、その通りだった。見落としていたのね。というか、集合時間を確認すべくメールを調べたときに、最初の方のものしか調べてなかったのだ。うかつなり。
 ともあれ、僕の準備が出来たところで、そそくさと出発進行。
 今日は大使館巡りがメインに据えられていた。まずは体を暖めようというのだろう、皇居の周りを一周する。それから、主にG7を中心とする諸国の大使館を巡っていった。アメリカ大使館のでかさと立派さにビクーリだ。産業スパイ専業部署とかに、大量の人員が割かれているんだろうな。中国大使館も立派。イギリス大使館はそろそろ立替時か。中小の国の中には、ふつうのビルの一部を借りて大使館としているものもある。ロシア大使館の警備厳重ぶりは印象的だった。
 いくつか回ったところで、桜並木の見えるビル街の一角で昼食となった。キハチカフェであった。最近、2000円を越える食事などしたことが無かったので、久しぶりに小洒落ておいしいものに対面した感じ。2000円以下だと、そのどっちかを捨てなきゃならないからな。フォーク捌きが不調で、皿にナイフを何度も激突させ、やや顰蹙を買う。だがここは日本だからな(そうなのか)。
 午後に入って、有栖川公園で休憩。近くの食材豊富なスーパーで水を買い、さらに駐車場に居た出店でコーヒーを買う。今日はいい天気になってくれたが、明日はどうだろう。
 さらに豊川稲荷(分社だろうな)近くのとらや本店でお茶しようということになったが、店は満員だった。残念なり。この辺でマモル氏が途中合流する。
 ツアーの締めは、市谷のTO THE HERBSでイタ飯。藤沢にもあるんだよな。イタリアンはやや好きだが、オリーブオイルには弱い俺様だ。用心しなければ。などと思っていたのも最初だけ。メニューを見ているうちにどうでも良くなり、ついついオリーブオイルが絡んでいそうなパスタを頼んでしまった。さらにアルコールの効き方がやばいボジョレーで乾杯したりしてな。ワインにも弱い俺様は、速攻で沈没しかかった。眠いのだ。だがなんとか持ちこたえる。途中、ぽた郎氏、わかば&加藤組が来襲し、代わりにまき氏が抜け、21:00過ぎまでわいわい騒いでいた。
 さすがに明日もあるということで、この辺でお開き。ほとんどのメンバーは、市谷から輪行で帰宅した。
 ところで、帰宅してから気づいたのだが、GPSが無い! トレンクルのハンドルバーに着け、盗まれるとアレだからこまめに着け外ししていたのだが、それが裏目に出たのかもしれない。市谷に着いたときに外した記憶があるので、その後のどこかで無くしたのだろう。あーあ、携帯電話といい、こういうことが多い......。

2003年11月22日(土曜日)

久しぶりにHARDROCK号で走った

00時00分 自転車 天気:いい感じ

 さて、今日からは今年最後の3連休。どこに行こうか。実は明日、明後日と、大阪からぽた家が来京されるので、東京近辺でポタリングが実施される予定になっている。とりあえず、あまり乗ってなかったなんちゃってランドナー化HARDROCK号に乗りたかったので、これで南町田の方へと出かけた。
 キャリアにサイドバッグを一つだけつけ、20km/hくらいでとろとろと走ってゆく。この自転車、もともと重いHARDROCKに、更に重いドロップバー、キャリアを着け、カーボンシートピラーとコンポでほんの少し軽くしたような代物だ。はっきりいって、BikeEよりも重いのではないかというくらいのものだったのだが。
 走っていると、意外に軽く走れる。いや、漕ぎ出しはやはり重いのだが、非常に安定しているので安心感があり、また速度を維持するのも楽だ。特に、向かい風の中を走っているとき、意外に気が楽なのに気づいた。もともと、飛ばすような自転車ではないし、ホイールの慣性モーメントも所有車中最大級なので、そもそも踏んで楽しい自転車ではない。が、いろんな意味で気が楽だ。しゃかりきに飛ばしてくるママチャリに抜かされても、ロードに乗っているときのようにメンツにこだわってぶっ飛ばす意味も無い。気楽なものだ。それと、タイヤのボリュームが大きく、サス付で、長いカーボンシートピラーが着くという設定が、路面からの衝撃を少なくしてくれる。
 グランベリーモールに入り、サイドバッグを担いでモンベルショップに入った。秋も深まってきたためか、冬物シフトに入っているようだ。火器が目立つ。そういえば、直接火に掛けられるようなマグカップが欲しいなと思い、チタンマグを眺める。しかし、エスビットで火を起こしたとき、下面が真っ黒になってしまうのがなあ。なんか貧乏くさい。でもそこがいい。
 自転車コーナーで、ナリーニやアディダスの冬物を眺める。防風生地の軽量ジャケットは、結構なお値段だ。が、真冬に向けて一着は欲しいところだ。
 今、一番欲しいのが、メッセンジャーバッグ。BD-1用に売られているものは持っているのだが、色がロードやMTBに合わないし、ウレタン製なので強度に不安がある。適当なメーカーの布製のものでもいいのだが、完全防水を謳うオルトリーブのものもよさげだ。もっとも、どうせオルトリーブのものを買うなら、でかい背負い式のメッセンジャーバッグ(40lくらいありそう)の方に興味があるのだが帰省時の荷物運搬に使いたいのだ。
 帰り道、湘南台に立ち寄った。北上時とは逆に北風を背負って走るので、さらに楽だった。買い物をして、サイドバッグに詰め込む。背負って走るときと違い、膨らんでも気にしなくていいので、非常に楽チンだった。さらに暗い中を走るときにも、ハブダイナモの威力で気楽に走れる。いろんな意味で気楽な自転車になったな。重いので、持ち出すときには気力が要るが。
 今日は、重い自転車の魅力を見出した気がする。

2003年11月19日(水曜日)

今夜もローラー台だお

00時00分 自転車 天気:雲多し(夜半より雨)

 会社の定退日なので、早くに退ける。というか、体調がいまいちなので、ずっと早い時間に退勤してきたのだが。
 帰宅して、LoDを。Baal runを数回。なんか、既に出たセットとユニークばかり出る。しかし、あまりに右手を酷使しすぎた結果、腱鞘炎がぶり返してしまった。マウスを置いている机と肘掛の高度差が問題と見て、肘掛に100円ショップで買った100円枕を置いてみた。あまり酷使しないように気をつけよう。
 しばらく、暖かい部屋でぬくぬくしていたら、なんとなく体調が良さそうな気もしなくも無い。久しぶりにローラー台にロードバイクを載せ、しばらく回す。最初の10分くらいは、徐々に回転数を上げながら、体を温めてゆく。寒いキッチンで回していたのだが、意外に汗をかく。風が全く無いからな。15分毎にダンシングで心拍を上げ、やや負荷を掛ける。どうも膝が弱すぎるのか、高負荷だと短時間でも膝が痛んでくる。大きく、体側を伸ばすようにして、踏んだ。
 体が完全に温まった20分過ぎからは、もう気分的にノリノリで、予定時間より1曲分(T650で音楽を聴きながら回したので)長い50分で終了。意外にも汗だくになっていた。この時期、汗対策が難しい。放っておくと、体が冷えて壊してしまう。シャツを脱いで、汗を拭いてから、ジャージを羽織っておいた。ノンストップで回し続けるので、ナイトラン20kmコースよりも運動量は上かもしれない。

2003年11月16日(日曜日)

久しぶりに参加の荒川オフ

00時00分 自転車 天気:晴れ

 6:30起床。手早く身支度して、MR-4F改を立場駅へと走らせた。路面は意外に濡れており、飛沫で車体が少々汚れてしまった。
 立場駅前で輪行状態にして、地下鉄、JRと乗り継ぎながら、浮間舟渡に向かう。車中、朝食としてパンとジュースを口にした。が、腹具合が良くない。昨夜、激ウマだが激辛の、中村屋の麻婆豆腐で一杯やらかしたのだ。あまりに辛いので腹に良くないようで、これを夕食にすると、翌朝は必ず腹具合がおかしくなる。さらに尻具合にも良くない(滅)。いへ、痔主様ではないのですが、やはりヒリヒリするのは苦手でな。でも美味いのでやめられない。困ったものだ。
 品川で乗り継いだ山手線車中で、腹具合がかなり悪くなってきた。乗り継ぎの新宿駅でトイレに走り、なんとか最悪の事態は免れる(笑)。埼京線に乗り継ぎ、集合時刻の9:00を過ぎた辺りで浮間舟渡着。とりあえず水など買って、組み立ては集合場所でやってしまおうと考え、改札前の自販機でお茶を買っていた。すると階段を輪行袋を担いだ男性が下りてくる。会釈すると、『初めてなんです』とのこと。この駅を出てまっすぐ前です、と指示すると、トイレに寄ってくるとの事だったので、先を急いだ。今回、初めての参加者が多いようなのだが。
 浮間公園には既にかなりの人数が集まっていた。参加宣言も多く、40人を超えそうだ。幹事団はやや遅れ、9:30を過ぎた頃に集合、自己紹介が行われた。
 事前情報で、今日はマラソンが行われるということだったので、コース変更が検討された。とりあえず、問題の区画は土手の上を走る見込みが立てられたが、現地の状況は実際に到着してからということになる。今日はおのひろき氏が別の催しに参加するために居なかったのだが、それでも常連参加者を中心にスムーズに運営され、適宜変更されてゆく。なかなかいい傾向だと思った。
 例によってなかなか出発しないので、呼び水としてまずは僕が走り出した。が、着いてこない。ぐるぐる走って見せると、やっと後続が出発し始めた。
 荒川沿いに出て、加藤み女史と併走しながら、最初の水門までいいペースで走った。トラブルがあったようで、後続はかなり遅れた。が、だいたいいつもの時間に、いつもの休憩場所に到着した。
 今日はトシ氏もMR-4で参加されている。鮮やかなブルーの車体で、黒づくめ、デカールはがれまくりの我がMR-4Fに比べて、ずっと美しい車体だった。デカールは、もう全部はがしちゃおうかな。
 さてさて、この先の扇大橋から下流で、問題のマラソン大会が開催されるらしい。とりあえず、そこまでは走ろうということになり、また先頭集団に加わって下っていった。問題の地点には、すでにパイロンが設置され、いかにも道幅一杯に使いますという雰囲気が漂っていた。そこで対岸に渡ってしまおうということになった。渡りきり、かなり走ったところ、位置的には第2休憩場所の"虹の広場"の対岸辺りで、2度目の休止。ちょうどオサーンが裸で昼寝こいていた草地に自転車を止めた。そのおじさんにとっては、突如として異様な自転車集団がぞろぞろと現れ、いい迷惑だったろう。
 ここで、そういえばにち氏が途中合流するらしいということを思い出した。電話を掛けてみたが、留守電モード。この次の休憩場所(中川水門)で合流すべき旨を伝言しておいた。
 ここでお城モールトンを駆るひるひる氏が、対岸の虹の広場の偵察に行ってくれた。ここでCHEE氏を含む数人を回収。またマモル氏もいつの間にか合流している。赤羽から走ってきたのだという。
 この先、中川水門までは、あまりの南風の強さに、ほとんど20km/hを維持するのが精一杯となった。人のスリップストリームに入り、なんとかやり過ごす。先頭交代しないでゴメンなさい(爆)。この先、葛西橋まではこの状態がずっと続いた。
 中川水門でもにち氏は姿を現さず、今日はダメだったのかと思った。いつもの葛西橋を渡り、いつものコンビニで買い出し、いつものルートで臨海公園へと走った。やはり誰も動き出さないので、呼び水のつもりで真っ先に走り出した。川沿いの見晴らしのいい道は、当然南風の脅威にさらされる道でもある。足に堪えるのを感じながら、なんとかいつもの休憩場所へと滑り込んだ。
 飯を食い、まったりしていると、なんとそこににち氏が登場。最後の最後に追いついたらしい。折角のSatRDayだったのに、残念だったな。
 食事の後は試乗タイム。今日はモールトンが多いので、いの一番にお城モールトンに試乗した。前後サスの作動感が絶妙。フレームが微妙によれながら、しかし、しっかり安定しているという感じもあった。一言でいって、只者ではない自転車だった。別のモールトンにも乗ったが、前サスの違いからややバンピングを強く感じた。が、ロングライドでは絶対的に楽だろうと思った。やばいものに乗ってしまったなあ。日本の販社経由だとものすごく高く着くので、欧米の販社からフレームだけ買うのが安上がり、という話が出た。でも、これも好印象だった、BSモールトンが現実的だろうな。カーボンロードを買って、TCR-2を手放す時が来たら、考えよう。
 我がMR-4F改も試乗に供す。トシ氏、金田氏のMR-4仲間に乗っていただく。おおむね好評だったようだ。折りよくウエムラパーツの特売会が池袋で開催されているので、カーボンフォークの入手にはいい機会だ、という話も出る。そんなに高くはなく、かつ効果が大きい改造なので、カーボンフォーク化はお勧めなのだ。
 14:00頃、解散の勅が幹事のまき氏により出された。その前に、数枚の集合写真が取られた。今日は南会津の参加者が多かったようだ。
 その後は、東京駅までの自走隊に参加し、いつもとはちょっと違ったコースを通って、東京駅へと到達した。やや裏通り気味の道を走ったのだが、人が少なくて走りやすかった。次回からはこのコースのほうがいいかな。さらに都内へと自走帰還する組と分かれ、にち氏らと楠正成像辺りでまったりと過ごす。強風の中を走ったためか、自走帰還する気力はもう無くなっていた。
 東京駅まで走り、ここで各自輪行準備をして、東海道線で帰宅した。来月も無事に開催できればいいな。

2003年11月15日(土曜日)

超短距離サイクリング

00時00分 自転車 天気:不安定ナリ

 天気予報によれば、夕方からは雨になるそうだ。それまでは走ってこようと思い、昼前にTCR-2(最近、コレばかりだな)で走り出した。ラッテくらいまでは行けるだろうと思っていたのだが。
 走り出してすぐ、鉛色の空から、細かい雨粒がパラパラと降ってきた。路面が濡れるほどではない。が、不気味な兆候を見出した僕は、CoCo壱番屋で昼飯を食い、そのままリターンしてしまったのだった。案外に空は夜に入るまでもち、ちょっとがっかりしたが、夜半には案の定の強い雨が降り始めた。風もあり、窓を叩く。明日の荒川は大丈夫だろうか。

2003年11月08日(土曜日)

江ノ島でまったりしてきました

00時00分 自転車 天気:晴れ

 朝、遅くに起床。今日は特にオフの予定も、買い物の予定も無いので、気分的にはずいぶんのんびりしたものだ。雑用を片付けながら、昼過ぎまで過ごす。
 13:00過ぎ、鎌倉辺りまで行ってこようかと思い、TCR-2で境川に向かった。BikeEで行こうかとも考えはしたが、気分的にロードバイクの軽い乗り味を満喫したかったので、こいつでの出動となった。携帯電話は、もう落とさないようにと、ウェストバッグにしっかりと収めた。
 境川を30km/h未満でのんびり走りながら、しかし鎌倉まで行っていると日が暮れてしまうなと考えた。後一月で冬至だものな。そりゃ、日の暮れるのも早いわ。ということで、江ノ島でのんびり、に目標変更。
 途中、飯田牧場でみかんシャーベットなぞを食す。日差しもある陽気な日で、こういう日には柑橘系のシャーベットが良い。
 自転車を塀際に立てかけておいたら、後から来た親子連れグループ*2が、その周囲に平気で自転車を並べてしまった。完全に包囲された状態で、そのままでは我が自転車を出せない。場所は他にも空いているのだし、さらに置いた場所は自動車の出入りの邪魔にもなる位置なので、迷惑に感じた。ほんのちょっとの想像力があれば、もう少しましな場所に並べるはずだ。駅周辺の無秩序な自転車駐車状況を鑑みるに、これでは世の中良くならないはずだと思った。この程度の目配りさえ出来ないくらい、余裕の無い人ばかりだとすれば。
 TCR-2をママチャリ包囲網から救出し、境川サイクリングロード終端まで走る。そこからは裏道で江ノ島に出た。時間が時間だけに、江ノ島周辺はえらい人出であった。自転車を押して、江ノ島口を抜ける。
 車道を突っ走って(良い子は真似をしてはいけない......逆走してくる奴らが多すぎるので)江ノ島大橋を越え、ヨットハーバーに向かった。突端の展望台(?)に腰掛け、しばし遠くに目をやる。トンビがのんびりと輪をかいて、地上の獲物をうかがっている。
 目を東の方にやると、三浦半島の山並みが、ずっと彼方まで、霞に溶け込みながら続いている。考えてみると、あんな遠くまで、一日で、しかも余裕で往復できるのだ。自転車って凄いぜ。
 帰路、湘南台のダイエーに立ち寄る。さらに立場のヨークマートで買い物をして、帰宅。

2003年11月03日(月曜日)

朝一で鎌倉まで走り、風邪を拾ってきた

00時00分 自転車 天気:曇りのち雨

 今日は昼から雨という予報だった。昨日のツーリングが不発に終わり、欲求不満になっていた僕は、朝一で鎌倉までザッと走ってくる事にした。
 7:00過ぎに家を出て、境川を南下してゆく。既に雲がどんよりと立ち込め、雨の予感に満ち満ちた空模様だった。なんとか降られないままサイクリングロード終端に出て、そこからは裏道を走って江ノ島まで出た。うん、このルートは良い。自動車のプレッシャーを全く受けないのが良い。
 江ノ島は、流石に人出もまだ無く、やっと店が開き始めた時刻だった。国道に出て、一路鎌倉にひた走る。ちょっと前に調整で苦しんだ結果、ポジションはばっちり出ている。しいて言えば、まだハンドルが遠くて低いかなという感じはあるが。しかし、足の回転が笑えるくらい楽で、坂道でも足を"置いて"行くと、自転車が勝手に進んでゆく感じさえある。これは、BD-1ではまず出せない乗り味だ。これこそロードの魅力だと思う。
 国道をほとんど30km/h平均、区間によっては35km/hで突っ走り、やがて下馬のコンビニまで到達した。ここでおやつにしようと甘いものと飲み物を買って外に出ると、顔にパラパラと雨粒が当たった。少し前からぱらつき始めていたのだが、これは本格的だ。ううむ、合羽を着て、帰路はゆっくり走ろう。そう思っていたら、また雨脚が止まった。なんとか、降る寸前でもっているようだ。スリップを警戒しながら、来た道を戻っていった。実は、鶴岡八幡宮の大銀杏の様子を身に来たのだが、参詣もしないで帰ってしまったのだった。そんななめきった態度を取る俺様を、八幡大神は決して見逃さなかった。
 帰路、境川を北上しながら、『なんでこんなに足が重いんだろう』と不思議に思っていた。そんなに疲労する距離ではなかったのだが。その謎は、帰宅してしばらくして解けた。
 帰宅して、PCの前に座り込んでゲームをする。昼時になったが、飯を食うのが億劫だ。というか、なにをするにも億劫だった。異様な不快感がある。これは、もしかして、風邪?
 本当は雑用が立て込んでいたのだが、もうなにをするにもつらい気分だったので、そのまま布団に入ったり出たりを繰り返す。やばいのは、こんなにつらいのに汗をかかない事だった。経験的に、こういう場合は症状がますます重くなってしまう場合が多い。
 とりあえず風呂には入り、すぐに就眠。

2003年11月02日(日曜日)

服部牧場を探せ、改め、竹本の携帯電話を探せオフ

00時00分 自転車 天気:いい天気だったのだがっ

 今日は北の方、宮が瀬、津久井辺りに走るつもりだった。そのことを昨夜に神奈川支部の掲示板に書いておいたら、こぐ夫妻からの同行の申し入れがあった。いちおう、10:00に町田集合とする。
 朝は7:30に起きて、準備をしてTCR-2で出動した。市道環状4号を通り、瀬谷から海軍道路を北上しようとすると、すげえ渋滞にぶつかった。なんでも"瀬谷祭り"なるイベントが開かれているらしい。この辺、横浜市内には珍しい"原っぱ"がある場所だ。特設駐車場へと入る自動車が溢れ、進行がかなり遅くなった。ここで時間を食ってしまい、JR町田西口に到着したのは、10:15分前後になってしまった。既にこぐ夫妻は到着しており、少々待たせてしまったようだ。
 行き当たりばったりの道行きで、これという進路を決めてなかったが、こぐ氏から相原のラッテ近辺に、おいしいカレー屋さんがあるとの情報を得た。ではそこまで、尾根緑道を通ってゆこうということになり、まずは境川沿いに北上していった。日差しは暖かく、のんびりと走ってゆけた。ここまでは天国のようにのどかな一日の予感があったのだが。
 目印の橋で東に折れ、以前の櫻屋&(予定には無かった)小山田シングルトラックツアーで通った尾根緑道を、今度は端から入ってゆくことにしていた。その南端が見え、さあ走ってゆこうかという時だった。あっ、携帯電話が無い。フロントのAllRounder Miniのサイドに挿していた電話が無い。慌てて二人を呼び止めて、事情を説明すると、親切なこぐ氏は一緒に探してくれるということになった。あゆこ女史はここに残り、二人で来た道を逆走しながら、探していった。
 気軽に走って抜けるのと異なり、何かを探して路面を注意深く観察しながらの走行は、とても気疲れするものだ。特に、それが徒労に終わったとあっては。町田まで戻っても見つからず、また北上しつつ探してみたが、これも空振りに終わった。はぁ、なんてこった。まあ、近々新機種に買い換える気になっていたので、紛失したこと自体はそれほどショックではない。しかし住所録などの情報が悪用される可能性には、かなり参った。
 とりあえず尾根緑道に戻ろうという途中で、下ってきたあゆこ女史と邂逅した。こぐ氏から携帯電話を紛失した際の心得などのレクチャーを受け、かなり気が楽になる。こぐ夫妻にはいくら感謝してもしたりない気分だが、同時に楽しいサイクリングのはずがトラブル体験にすり替わってしまい、申し訳ない気分にもなっていた。
 とりあえず、食事にしようということになり、近所のサガミ(いやうどん屋の方の)に入った。僕は味噌煮込みうどんを食す。悪くないね。でも、やっぱ名古屋は山本屋のあれには全然かなわないが。麺の生煮え具合とか(爆)。いや、だんだんアレが良くなるのですね。
 腹を満たすと、人間というものは現金なもので、気分的にはもうほとんど回復してしまった。まあ、なるようにしかならないだろうという気分だ。むしろ今後の予防策、もうああいう危うい場所には入れないとか、ちゃんとポーチに入れて持ち歩くとか、考える方が前向きだ。
 あゆこ女史は、この近くで凄い自転車屋を見たという。モールトンが展示されているとかなんとか。ピンと来た。そう、ここは淵野辺で、かのケルビムが近くにあるはずなのだ。果たして、そのケルビムであるらしい。では寄ってみようということになった。
 ショップは広く、多数のフレームの他、パーツ類も幾ばくか置いてあった。ちょうど、雑誌などでよく見かける店主の今野氏が、数人のお客さんを相手になにごとか熱心に語っていた。そういえば、ラテックスチューブの予備が無いなと思い探してみたが、見つからなかった。やはりビルダーとしての営業が主体で、パーツ類はサービスっぽい。
 フレームを見て回る。やはり気になったのが20インチのコンパクトロードと、同サイズのツーリング車。ロードを一通り体験したら、こういうツーリング車を作ってもらうのもいいなあ。
 店を出て、南町田までこぐ夫妻と走った。八王子街道との交点で別れ、一路帰宅した。携帯電話を落としたのは痛かったが、それ以外にはいくつか収穫があった日だった。

2003年11月01日(土曜日)

トーキョーサイクルショー2003

00時00分 自転車 天気:雨混じりの曇天

 昨日から明日にかけて、サイクルショーが開かれている。去年はたか氏らと自走で行ったので、今年もそうしようかと思っていたのだが、天候が思わしくない。この時期に降られるとつらいので、鉄道を乗り継いでゆくことにした。
 地下鉄で戸塚、戸塚から東海道線で横浜、横浜から京浜東北線で大井町に出る。そこから地下へ地下へとひたすら降りてゆくと、ようやくりんかい線の改札があった。なんだってこんなに深く掘ったんだろう。地下鉄でも通っているのか。
 りんかい線で会場の近くに出て、会場まではひたすら歩き。かなり広い、よく整備された公園が、周囲にぽつぽつと立つ建造物の隙間を埋めていた。みなとみらい地区も、完成すればこういう眺めになるんだろう。
 会場入りしたのは15:00という時刻だったので、入場のピークは過ぎていたようだ。後で聞くと、神奈川支部関係者もほとんど会場を後にした頃だったとか。受付は一瞬で終わり、入場証を首から提げて、会場入りした。

GIANT


 端から見て回る。COLNAGO、PINARELLO、LOOKといった辺りは目の毒なので、ちょっと立ち寄るだけだ。GIANTのブースには新顔のMR-20が展示されていた。去年見た試作品を商品化したものだ。MR-4より折りたたみ性能が高く、BD-1よりは走行性能が高い。そういう線を狙ったようだ。ロードバイク的な商品ではない。やや重量化したこともあり、それほど欲しいとは思わなかった。ただ、最初の一台を考える向きには、意外に受けるかも。

SPECIALIZED


 SPECIALIZEDのブースで、やっとTarmacの実物と対面した。そう、物も見ないで発注したのである。これも形に惚れた弱みよ、くぅ。実物は、トップチューブの曲線も美しく、従来までのロードバイク設計とは一線を画しているように思えた。むしろ、トライアスロンバイクに見られるような、アヴァンギャルド性を含有しているように思えた。性格的には、歴然たるロードバイクなのだが。むしろRoubaix系の方がトライアスロンバイクの形質を有しているようだ。
 ボディ・ジオメトリ系サドルを並べた一角で、ガイジンのおっさんがスタッフの同時通訳を受けながら、なにやら発表している。あっ、この人には見覚えあり。ボディ・ジオメトリ系サドルの設計者、Dr.ミンコーだ。聴衆を前に、PowerPointで作ったらしいチャートを操作しながら説明していた。うーん、時間があれば聞きたかったかも。

RITCHEY BreakAway


 RITCHEYのブース(正確には東京サンエスのそれ)で、噂の折りたたみロードバイク、BreakAwayを発見。ふつうの鉄ロードなのだが、フレームを小さく折りたためるのがポイント。その結果、BD-1とそれほど変わらんのじゃないかというくらい、小さいサイズに収めることが出来るのだ。700Cのホイールに+α程度だ。専用のスーツケースに収めると、どこにでも持ってゆけるし、鉄道輪行なら、それこそちび輪バッグでも使えそうだ。定評あるRITCHEYの鉄ロードが、しかも折りたためるものが手に入る。惜しむらくは価格で、なんと35万弱もする。バッグ込みで、純正パーツで固めているとはいえ、これはちょっと手が出ない。特にTarmacを発注している段階では。折りたたみ(というか普通のロードの輪行よりさらに手間が掛かるはずだが)の手間次第だが、ポケロケよりもこっちの方に色目が行く今日この頃だ。
 その後、DAHONのブースを眺めたが、その時にはある重要な隠しアイテムに気づかなかった(いや隠していたわけじゃないんだろうが)。

台湾勢


 例年、怪しげな物品を並べている、アジア勢のブースを見て回る。今年はそんなに奇矯な代物は目に付かなかった。軽い小径折りたたみのメーカーで知られるNEO BIKE社で、おまえそれはブロそのものだろ、といいたくなるような代物を発見。これ、前から街中を走り回っている奴だな。NEO BIKE製だったとは。っつか、Bromptonの台湾メードのものも、ここで作られているんだっけ?
 Birdy系の製造元で知られるPACIFIC社のブースで、LOROが販売しているAirnimalという高級折りたたみロードを発見。密かにMR-4最大のライバルと目していたものだが、これも台湾製だったのね。まあスポーツサイクル市場の現状をみると、さもありなんというべきだが。

リカンベントML試乗会陣中見舞い


 屋外に出て、リカンベントML主催の試乗会場を陣中見舞い。去年よりレイアウトが多少変わっていた。試乗会も2回目となり、運用もスムーズに行っている雰囲気があった。まき氏と目が合うと、「あっ」といって1万円を返してくれた。そうそう、南会津の時に貸してあげていたのだった。敬意を表し、利息は取らなかった(取ると金融法違反で捕まりそうな気もする)。
 メーカー主催の試乗会場はあまりに盛況だったので、今年は試乗をパス。バーゲン会場に入ると、サガミNo.3のおじさんが挨拶してくれた。会期中は、店を閉めてこちらでバーゲンをやっているようだ。

DAHONの核兵器(俺的には)


 さて、帰る前にもう一巡りするか。会場に戻り、DAHONのブースをもう一度通り過ぎたときだった。そこで取材班が目にしたものは!(爆) なんと、RITCHEYのBreakAwayのOEMモデルが展示されているじゃありませんか。しかも価格は思い切り安く、なんと19万円強。DAHON製品の常として、かなりのディスカウントがあるはずだから、実売は15万円台ですか。ぅゎ、やばすぎ。買えちゃうよ(爆)。って、ロードをそんなに増やしてどうする気ですか? でも700Cの折りたたみというセグメントは、コレクションには無い。だから買う意味はあるのだが(この考え自身が既にヤバ過ぎ)。なんだったらBD-1売ってもいいな(もうそこまで考えが行ってますか?) 暗黒の衝動と戦いながら、Allegroというそのバイクの前で悶々としていると、横からCHEE氏がひょいと現れた。そういえば、神奈川支部の掲示板に、ちょうど今時分に行くとか何とか書いてあったような。
 暗黒の衝動から逃れるべく、CHEE氏にAllegroのことをあれこれ説明する。なんだかはた迷惑な俺様だった。話しながら観察すると、パーツ的にRITCHEYの気合が入ったパーツてんこ盛りという感じではなく、フォークを始めいくらかRITCHEY度が低いようだった。しかし、少なくともリア・ディレイラーは同じULTEGRAだし、カタログスペックにしても同重量だし(8.3kg)、なんでこんなに安いのか不思議だった。ああ、問題はカラーリングだな。いかにもDAHONっぽい野暮なカラーリングさえ我慢すれば、BreakAwayとほぼコンパチな物が、ずっとお安く手に入るのだ。CHEE氏の反応を見ていると、ふふーん、という感じであまり関心がなさげだったが、ローディーには受けるんじゃないだろうか。意外に、年末商戦の台風の目になりそうな気がする。いや、折り畳みとしてはあまりに煩雑なので、やはり特殊な客(僕のような)にしか受けないのかもしれない。
 CHEE氏に別れを告げ、膨れ上がる煩悩に悩まされつつ、会場を後にした。