Strange Days

2006年08月31日(木曜日)

両リカンベントのギア構成を見直す

22時05分 自転車 天気:悪化中

 SatRDayのリアハブをXT化して、ロードスプロケでクロス化するのは、出来る限り早くやりたい。すると、今のカプレオなホイールが余るわけだが。
 それをBikeEに持って行きたいのだ。これで以前から検討だけはしてきたBikeE外装ギア化計画が、かなり単純になる。そもそも、SatRDayXT化はカプレオハブへの不満もあって立案したことなのだが、そのカプレオハブだって古いSRAMハブよりは、ずっとマシだ。
 BikeE外装ギア化のネックが、フロントディレイラーをどう付けるかということだ。フレームに穴を開けちゃった人も居るけど、貴重な*1BikeEのフレームに対しては、抵抗がある。そこでMTB用のEタイプならどうだろうと考えていたのだ。Eタイプの場合、BBでディレイラーの基部を挟み、さらに回転しないようにフレーム側にボルト一本で止める。このボルト止めの部分とアウター受けをどうにかすれば、割と簡単に取り付けできそうなのだ。ピラーを立てるよりは難易度が低くて済みそうだ。
 問題は、Eタイプが対応しているのはMTB用、それも44/32/22の通常タイプであるということだ。フロント44、リアにロードスプロケを持ってきてトップ12Tだとすると、ケイデンス90rpmでの最高速は30km/hに満たない。これはさすがに物足りなさ過ぎる。
 これにカプレオを組み合わせると、トップが9Tだから40km/h弱まで出る。たった3Tですごい差だな。なんだか行けそうだ。
 しかし、この場合はローが問題だ。カプレオハブは26T。MTBクランクのインナー22Tだとリア26Tでクランク一回転で1.27m進む。偶然、MTBに34Tを着けた場合に匹敵する。不整地の激坂を登るわけじゃないんだから、これはいくらなんでも軽すぎだ。感覚的に、リア2枚は無駄に軽すぎる。使わなきゃいいじゃんという考えもあるのだが。
 カプレオの場合、トップ3枚(9,10,11T)は、それぞれ隣のギアにアドオンされる特殊な構造になっている、らしい*2。しかし13T以下の6枚は、実は普通のギアと変わらない。これをばらして、保守部品の単体ギアと組み合わせることが出来るようだ。カプレオのギア構成は、9,10,11,13,15,17,20,23,26。このうち20,26の代わりに19,21を入れると、トップ3枚以外はギア間2枚差というクロスレシオを達成できる。19,21はロード用のものが使えるだろう。シマノのギアは歯数構成で微妙に設計を変えているという噂なので、あるいは変速性能が落ちるかもしれない。でもシフターには癖の少ない、融通の利くバーエンドシフターを使うつもりなので、それほど大きな問題とはならないだろう。
 BikeEはこれで行こう。SatRDayからカプレオハブのリアを持ってきて、ギア構成を換える。フロントはMTB用のクランクセットを使い、Eタイプのディレイラーを固定するパーツを作る。シフターはバーエンドシフターがあるのでこれを使う。長くて太目のバーエンドを上下逆に付け、その先にシフターを内蔵してやろうと思う。BikeEの短いストレート型ハンドルは疲れるので、本当はSatRDayみたいにカマキリ型を着けたいんだけど*3。ついでにブレーキも換えよう、前用にダイヤコンペのショートVを、リアにXTを買ってあるのだ。
 さて、ギア構成ついでにXTハブ化SatRDayのそれを見直すと、フロントミドル42Tの場合に12.6~28.6km/hという速度域は、ちょっとビミョー。フロントなんざほとんど変速しないで過ごすだろうから、もう少しトップが欲しい。そこで46T辺りに入れ替えると、13.8~31.1km/hと、今のBD-1のそれにほぼ近似する。本当ならアウターも56Tにしてミドルの速度域から離したいが、チェーンを延長しなければならないだろうから、チェーンを換えるタイミングでやることにしよう。
 とりあえず、スポークを買ってきて、XTハブのホイールを組むことだな。そうしないと、なにも始まらないんだから。

2006年08月27日(日曜日)

EPIC号でお買い物(未遂)

18時24分 自転車 天気:くもり

 今日はヤビツに登っているはずだったが、昨日の天気予報で降水確率が急に悪化したため、3度目の中止と相成った。三度目の正直とはならず。残念。
 さて、盛大に時間が余ったので、とりあえず惰眠をむさぼって、昼過ぎに買い物に出かけた。今日は境川下流編。藤沢のハンズに寄るつもりだった。自転車は、出る直前まで迷ったが、久しぶりにEPICをチョイス。これはこれで、SatRDayとは違う意味でラグジュアリーな自転車だ。リアのマッドガードを外し、ペダルをSPD/フラット両用型からSPD専用に換えると、精悍なフォルムを取り戻す。
 境川に出る。高鎌橋のすぐ南で、またしても工事が始まっていた。ごらんのように迂回路を設ける本格的なものだ。下流域の二つの工事地点は、いずれも架橋のためのものだったが、高鎌橋すぐ近くのここは、新たな橋というのは考えにくいな。何のための工事なんだろう?
 境川沿いに走り、市民病院近辺でR467に乗り換え。今日は祭りが多かった。行きも帰りも、沿道でいくつもの神輿を見た。
 藤沢のハンズに入る。SatRDay輪行用*1の超速FIVEのスリングの止め具が割れてきたので、換えのものを探しに来たのだ。割れたのはプラスチック製のものだったので、金属製の頑丈なものが欲しかった。
 店をうろつき、見つからないので、店員に聞いてみる。なんでも、バーゲン期間なので、そういう小物は一時的に店頭から外しているという。おいおい、ハンズの存在意義を、自ら否定してどうするの? すごすごと引き上げた。
 帰りは裏道を走り、藤沢橋で一時的にR467に復帰する。ここで小径車の集団を発見。DAHONやらモールトンやらがわらわらと。この集団、帰りにも梨園で見かけた。
 スーパーに立ち寄り、帰宅。

2006年08月26日(土曜日)

BikeEたんでお買い物

21時38分 自転車 天気:くもりだか晴れだか

 この週の疲れを取り戻すべく、昼まで怠惰な眠りをむさぼる。
 昼前に起き出して、買い物に行かねばと思い立った。このところ、おうちLANがどうも不調なのだが、スイッチング・ハブを見るとコリジョンが常に発生している状態で、触ると異常に熱い。窓際の高温になる辺りに置いたのがまずかったか。新しいハブを買わなければだわ。
 お買い物の時はこれ、というわけで、BikeEたんでお出かけ。こいつ、どうもエアサスがへたっているんだ。去年、うっかり底突きさせてから、空気が漏れやすくなってしまった。
 BikeEを長後のCoCo壱番屋まで走らせる。夏メニューも終わりだろう。トマトアスパラカレーを食す所存であった。
 CoCo壱番屋を出て、境川沿いに遡ってゆく。さんざんSatRDay Mk.2に乗った後で、BikeEに乗ると、その性格の違いがよく分かる。まず目線が違う。BikeEの場合、シートを目一杯寝かせても*1、目線は水平線辺りに来る。これでも足元を眺めつつ走るようなアップライトよりは、空が広い。だが、SatRDayのそれには及ばない。かなり寝かせたせいもあって、目線は大体南中したさそり座の尻尾辺りまで高まり、逆に路面状態を見るのに下を向かなければならないくらいだ。当然、空の広さはぜんぜん違う。
 それと、BBの位置がかなり低いので、SatRDayとペダリング時の感触が違う。SatRDayの方がトルクを出しやすく、回しやすい感じだ。また呼吸も楽だ。その代わり、足つき性はBikeEの方がいい。どちらもリカンベントとしては初心者向きだと思うのだが、BikeEはより初心者向けといえるだろう。
 町田のヨドバシに入り、適当なハブを買った。1000BASEに対応した、金属筐体、電源内蔵のものを選んだ。放熱性が良くないとね。
 駐輪していたBikeEに戻る。身支度して出ようとすると、シートが思い切り沈み込む感触があった。もうエアサスのエアが限度以下に減っているんだな。注気して走り出したが、もう3時間ほどで気圧が半減する状況だ。ケーンクリークのこのエアサス、修理できるかなあ。BikeE専用モデルだったりすると厄介だ。
 帰宅して、ハブを入れ替えた。多少、速くなったかなというところ。100BASE-Tにしても遅いんだが、ケーブルかなあ。あっ、そういえばカテゴリ3のが混じってる!

2006年08月20日(日曜日)

久しぶりにSatRDayで走る

19時55分 自転車 天気:晴れ

 久しぶりっていっても、1週間だけどな。
 今日はゴロゴロしながら過ごしたが、夕方にSatRDayで境川を走ってきた。サガミのバーゲンに行こうかとも思ったが、これといって欲しい物も無かったのでヤメ。
 先週のBikeFriday祭では、邪神の呪いか泥だらけになってしまっていたが、翌朝には帰郷するのでそのままにしていた。昨日の夜、早速きれいにしておいた。陽光の下で見ると、サファイアブルーは映える。
 やはり、BikeEよりは走る自転車だ。BD-1並みか、それ以上くらいだろうか。あまり負荷を感じない走りでも、だいたい22~3km/hで巡航できる。
 帰宅して、また壁に掛けておく。そろそろ、分解清掃しないと。あ、BBも抜いて、何が入っているか確認しないとな。

2006年08月14日(月曜日)

二河峡潜水艦大和ミュージアム(の庭)

19時21分 自転車 天気:晴れ

 昼までグーたら寝て、やおらトレンクルで出かけた。まずは腹ごしらえと思い、モリスに向かったら、盆休みでありました。すごすごと帰宅し、おうちご飯を食べる。
 食後、再び出かける。まずは二河峡に向かった。二河川*1の少し上流には、二河峡という渓谷がある。大きな一枚岩や、小さな滝が複雑な地形を形作っている。市街地のすぐ傍にこんな場所があるのは珍しい。珍しいのだが、上流に昭和、焼山といった住宅街が拓けてきた昨今では、水が濁ってしまい、子供を安心して遊ばせる場所ではなくなってしまった。それでも、家族連れで遊んでいる人が、結構散見された。
 さて、潜水艦を見に行こう。この間の横須賀~三崎ツーリングの時、横須賀で潜水艦を目撃したが、潜水艦の係留地を拝めるのは、この呉だけだ。アレイからすこじまという小公園から、見ることができる。そこまでは結構アップダウンがあり、トレンクルではちょっとつらかった。
 行ってみると、潜水艦用の埠頭を改修中とかで、潜水艦はかなり奥まった場所に移っている
 その後、昨日のように大和ミュージアムの庭でごろ寝して、暮れてゆく空を眺めていた。何にもしなくて良いってのは、いいもんだ。

2006年08月12日(土曜日)

BikeFriday祭絶賛開催中

23時41分 自転車 天気:くもり時々雨

 さて、今日はBikeFriday祭が開催される日。なんでもアフリカの奥地*1のオレゴン州にいるらしいBikeFridayなる邪神に生贄を捧げる血祭りが催されるという。邪悪な波動に脅えつつも、信徒としては参加しないわけには行かないので、これで正式お披露目さとばかりに喜んで馳せ参じた。
 集合場所は二子玉川だったので、地下鉄であざみ野まで乗って、そこからR246を走るつもりだった。しかし、立場駅での輪行準備に手間取り、時間が足りなくなった。あざみ野から東急田園都市線に乗り継ぎ、素直に二子新地で降りた。
 駅前で輪行解除して、二子橋の袂まで乗りつける。と、後ろから声を掛けられた。@nak組が、タンデムで乗り付けていたのだった。初めて見たな。お洒落なカラーリングだった。
 集合場所には、既にこの界隈のBikeFriday乗りが集結していた。今回の目玉は、タンデム登場と共に、SatRDay Mk.2揃い踏みだな。日本にあるSatRDay Mk.2のうち3/5*2が揃うはずだ。既に栗原氏のTourが来ていた。シートが違うからか、大きく見える。
 揃ったので、さっさと出発する。休憩を挟みつつ、登戸で東京側へと渡る。小回りが非常に苦手なSatRDay Mk.2には、切り返しの多い多摩サイは辛いことが多い。小回りできないわけではないが、思い切ってバンクさせなければならないので、まだ慣れてない現状では肝を冷やす場合が多いのだ。
 東京側を北上する途中、なぎの女史を含む隊列と合流。ついにSatRDay Mk.2 Sportと対面した。赤と黒でシックに決めた車体は、非常に締まって見える。実は、カタログで見る限りのTour/Sportの最大の識別点は、チェーンアイドラーの位置だったのだが、なぎの号のそれはTourと同じ位置だった。ハンドルも含め、細かく改良されているようだ。
 次の休憩場所、府中郷土の森公園で、早速試乗会が始まった。俺様のTourに試乗する(あ)氏と、なぎの号に試乗するRay女史Mk.2揃い踏み。SatRDay Mk.2の値段を聞いて慄く人は多いが、自転車は値段じゃないぜ。
 さて、今日の目的地は石川酒造なのだが……さっきからぱらついてますよ? ちょっと雨具を出したいんだが、などと思っていたのだが、隊列は止まらない。どんどん怪しくなる空模様と競うように、一路ひた走ってゆく。
 石川酒造の門を潜り、レストランの軒先に自転車を入れた途端、雨は一気に本降りになった。計ったようなタイミングだ。
 この石川酒造、前から立ち寄ってみたかったのだが、一人ではどうもなあ、という気分だったので、一度も来れず終いだった。今回は、いい機会だ。
 輪行可能な駅まではすぐなのだが、それでも帰りの時間を考えつつ、ビールは最初の内だけ。後はウーロン茶とお友達になっていた。料理もうまい。が、なんと18:00くらいまで居付いてしまい、会計すると1人頭6500円と、近年に無く高くついてしまった。まあ、あんだけお代わりを繰り返せば。最後に集合写真をとるところで、我輩のCaplio GX8は珍しくも電池切れ。
 帰りはR16で自走も考えたが、既に遅い時刻だったので、とりあえず拝島駅から町田まで乗ることにした。駅前で輪行準備大会が開催された後、三々五々、各自の路線へと乗り込んでゆく。僕は町田まで栗原氏とご一緒した後、後は自走することにした。新横浜で地下鉄に乗り継ぐことを考えたら、時間的にはこっちの方が早い。しかし、夜のサイクリングロードは結構恐怖だった。湿度が高くて、サングラスが曇りがちなのだ。おかげで前方視界が悪いこと悪いこと。それと、ライトの配置がやはり*3適切でなく、前方が明るくない。やはり、この配置は考え直そう。どっちかというと、ケーブルの経路を。
 濡れた路面を走ったせいでSatRDay Mk.2は泥だらけだったが、それを綺麗にする余裕も無く、布団に入らねばならなかった。明日は朝一の出発だし、まだ荷物の準備が終わってないのだ。ああ、もう、明日は3:00起きだよ!(ヤケクソ)

2006年08月10日(木曜日)

どれを持って帰ろうか

19時07分 自転車 天気:晴れ

 どの自転車を実家に持って帰るかだが。
 このところ、疲労感が骨の髄まで染み込んでいるので、大掛かりな輪行はしたくない。となると、SatRDayは嫌だし、MR-4FもBD-1もゴメンなので、あれよあれよという間にトレンクルにまで堕落してしまう。うーん、しかしそれなりに走る自転車ではあるからなあ。散歩以上ママチャリ未満とは言うが、軽量を生かした機動性はママチャリなんぞに後れを取るものではない。シャカリキに漕いだ最高速度が負けるかなという程度で。じゃあ、トレンクルでいいか。今年は泊りがけの自転車旅行は予定してないし。
 それにしても、軽いということは善だな。トレンクルは非常に便利だ。

2006年08月09日(水曜日)

SatRDayの改造を(早くも)検討する

19時38分 自転車 天気:くもりだか雨だか

 さくっと出社。体は相変わらず重いが、世間も休みモードなので静かなのが助かる。そしてさくっと退社した。
 さて、SatRDayのギア構成は、フロントが52/42/30のロード用、リアが9~26TのCapreoを使っている。必要にして十分。三浦半島でもこれで困ったことなど無かったが、一つだけ不満なのがギア比が開きすぎていることだ。Capreoのギア間隔は17T差で、ロード用の12~27Tの15T差よりもまだ大きい。これを詰めたい。いわゆるクロスしたギア比が欲しいのだ。出来れば、ロード用の12-25T辺りを使いたい。そういう目で、OOoの表計算を駆使して、想定速度、ギア間を検討してみた。
 現SatRDayの最高速度*1は、アウター52T、トップ9T、タイヤ周長が1.5mなので、クランク回転数が90rpm時で46.8km/h。最低速度がインナー30T、ロー26Tなので90rpm時で9.35km/h。実際にインナーローが登場するような激坂では、60rpmが関の山だろうから、実質は6km/h程度となる。
 さて、クロスしたギア比というのは、たぶん各ギア間での速度変化が緩やかなものなのだろう。ギアがクロスしているかどうか気にするのは、巡航中のことなので、一番多用するミドルギアを相手にするべきだな。最高速度(リアがトップの場合)と最低速度(リアがローの場合)の差を、ギア間数(ギア枚数-1)で割ればいい。ミドルの場合、最高速度は37.8km/h、最低速度は13.1km/h。差し引いて8で割れば3.1程度となる。ギアを1枚変えると、3.1km/h程度変化する計算になる。
 これを、ツーリングバイクとして使い勝手がいいと思っているMR-4Fと比較してみる。現在のMR-4Fは、フロントが52/42/26という変則的な構成で、リアは12-25Tを使っている。タイヤ周長は1.75m。アウター/トップでの最高速度は40.1km/h、インナー/ローでの最低速度は9.8km/hだ。そしてミドルギアでのギア間速度変化は、2.15km/hとなる。やはり、今のSatRDayでの速度変化は大きすぎるのだ。
 これを、リアハブをXTに変え、ロード用の12-27Tに換えてみる。アウター/トップでの最高速度は35.1km/h、インナー/ローでは9.0km/hになる。そしてミドルギアでのギア間速度変化は、1.97km/hとなる。これくらいなら文句は無い。
 でも、最高速度が35.1km/hなんて、遅すぎるのではないだろうか。そういう目で他の自転車を調べてみる。BD-1はフロント52/38T、リアが12-27Tだから、最高速度はたったの31.6km/hだ。でもそれで困ったことなんて一度も無い。ツーリング用には、必要にして十分だ。だいたい、MR-4Fだってミドルギアしか使わないのだし、ミドルギアでの最高速度は33.1km/hだ。アウターを使ったことなんて、ツールド国東の時に下りで入れたかなあという程度だ。35km/hもあれば必要十分だわ。それでも足りないというのなら、トップを56T辺りに換えることも考えられる。
 うん、よりクロスしたギア比を得られるし、Capreoよりは高性能*2XTハブに出来るしで、リアホイール入れ替えはやっちゃって良いんじゃないか。既に手許にはリムとハブがあるんだし、後は調整くらいで十分だし。
 するとCapreoハブのリアホイールが余るな。そういえば、うちにはもう一台、20インチホイールを使うバイクがあるじゃないか。
 ということだが、その検討はまた次回。

2006年08月06日(日曜日)

バイクサマーの三崎マグロツアーに参加してきた

21時57分 自転車 天気:晴れ

 今日はバイクサマーの企画の一つ、三崎マグロツアーに参加する予定だ。日記に書いておいたら、三井氏も興味を示された模様。一緒に参加しましょうということになった。
 自転車は、やはりSatRDayでしょう。戸塚までえっちら走り、駅前で輪行準備する。昨日のうちに、シートを外せばバイクキンチャク(折り畳み自転車用)に入ることは確認していたが、手間がかかるのと、外したシートの始末に困るのとで、結局は超速FIVEを使うことに。これでは結構余ってしまうのだが、手早く輪行準備できるのはありがたい。ただ、袋を収納状態にしても大きいので、荷物になるのがねえ。
 横須賀線は、東海道線と違って最前部に席の無い車両がある。そこに自転車を置いた。
 横須賀集合は8:00。かなり朝が早い企画だ。もう一つ、戸塚集合で埜庵に向かう、どこかで見覚えのある緩い企画は、集合時間もゆっくり目だ。しかしガツンと走りたかったのと、久しぶりにマグロを食いたかったので、こっちに参加したのだ。
 横須賀駅の改札を抜ける。京急横須賀中央に比べると、思い切って寂れた一帯だ。しかし、さすがに呉と並ぶ軍都だけあり、沖合いをこんなものが航走している。
 駅前で輪行解除しながら、スタッフの諸氏とお話しする。いつかの江ノ島ツアーで見かけた方も居たのだが、話してみるとIKDの吉田(man)氏の古いツーリング仲間だった。この自転車、吉田さんにお世話になったんですよ、などと話す。終いにはいいづか氏までもスタッフとしてやってくるし。世間は狭い。特に自転車界は。
 この企画、目玉になると思われたのだが、朝が早くてそれなりに走ることが予測されたためか、スタッフ6名に対して3名。しかし、企画としてはともかく、ツーリング部隊としてはこの程度が最適だ。
 まずは横須賀中心街から馬堀海岸、観音崎へと抜けてゆく。観音崎の海水浴場は芋の子洗い状態。しかし、海岸沿いのツーリングは、冷たい風があるので快適だ。
 浦賀湾は渡船で越える。この航路があることは知っていたが、乗るのは初めてだ。そもそも、自転車と一緒に乗れるとは知らなかった。潮風を浴びるのは良いもんだ。
 その先、灯明崎という小さな岬に立ち寄った。昔の灯台を模したものが立っているのだが、木造だったものをモルタル作りで再現したとかで、近くで見るとがっかりするそうだ。
 真夏の三浦海岸を走り、剣崎方面にかかる。いつもながら、この辺の上りは結構つらいのだ。特にリカンベントではどうだろうと思っていた。が、それほどつらいというわけでもない。確かにしゃかりきに登ればつらいが、軽いギアで上っていけば、それほど負担になるわけではない。むしろ上体の力が必要ないので、のんびりした気分で上って行ける。単に、アップライトな自転車とは、最適速度が違うだけだ。
 そんな風にして、剣崎近辺のきつい上りも制し、やがて風車の足元に至った。ちょうど風が凪ぎ、風車は静止している。日陰が欲しい時刻だ。
 三崎港に下りると、まずは某有名店を目指す。が、行列が出来ており、結局はちりとてちんに雪崩れ込んだ。なかなか興味深い話を聞きつつ、マグロに舌鼓を打つ。いいねえ、やはりマグロは港で食うに限る。どうせ冷凍ものなのだが。
 その後はうらりに立ち寄った。マグロのジェラードなどという凶悪なものを試す一行を横目に、前から気になっていたにんじんジュースを試す。にんじん100%という表示が興味を惹いたのだが、飲んでみると普通に甘みがあっておいしかった。甘味料も入っているのかな。小さめのにんじんを惜しげもなく、何本もミキサーにかけていた。
 その後は、三崎口まで走り、ここで輪行で戻る組と分かれた。僕は自走で帰るつもりだったので、三井氏も逗子まで走ることにしたので、自走組に入った。これと鎌倉近辺に在住らしい男性、自走で横浜まで行くつもりの若い衆とで列車を組み、真夏の三浦半島西岸を北上して行ったのだ。列車とはいうものの、最適速度が違うリカンベントは、坂では遅れ気味だったが。
 適宜休憩を取りながら、やがて逗子に至った。伊勢山トンネルに抜けるらしい二人と別れ、さらに逗子駅から輪行する三井氏と別れると、完全に一人旅だ。鎌倉に抜けると、コンビニで休憩を取り、七里ガ浜をひた走ると、境川経由で帰宅した。走行距離は100km足らず。
 しかし、帰り着く直前にアクシデントがあった。境川を離れ、環4沿いのダイクマ近くの信号を渡った後で停車するとき、着こうと思った左足が、クリートのせいで滑ったのだ。転倒しかかったため、慌ててバランスを取るべく跳ね上げた右足が、その瞬間に攣ったのだ。いやもう、びっくりしたね。ここが攣るとは。幸い、無事な左足は着地していたので、転倒は免れた。痛みをこらえつつ、攣った部位を揉み解す。攣ったのは、前腿部だった。しかし、ふくらはぎをやった時のような悲惨な状態ではなく、少し揉み解すとほぼ解消された。そのまま自走で帰宅できた。
 帰って、攣った部位を含めてアイシングしておいた。上半身はまったく疲労していない。強いて言えば首が凝ったか。下半身はそれなりだが、100kmほど走ったのだから、それなりの疲労はたまるだろう。想像以上にダメージは少ない。すばらしい。リカンベントは素晴らしい。今までも疲れにくい乗り物だとは思っていたが、これほどとは思わなかった。BikeEよりもなお、疲労は少なかった。してみると、BikeEのポジションは、見直す余地がありそうだ。
 なんというか、長距離のツーリングでは、もうSatRDay以外は考えられないくらいだ。5月連休の激しいツーリングも、SatRDayだったら違った展開になっていたかもしれない。

2006年08月05日(土曜日)

SatRDay Mk.2で横浜に出かけた

21時22分 自転車 天気:晴れ

 いや、うちも横浜ではあるんだが。ふつう横浜といえばこの辺の、山下公園界隈を走ってきた。
 ついでに、環2沿いにあるラーメン屋に寄ろうと思っていたので、混雑時を外した昼過ぎに出かけた。出かけるにあたり、SatRDayのシートをもう少し前に出した。フレーム側シートスライダーの固定点を前に出しただけなので、結局シートはさらに寝ることになる。以前は前端が前下がりになっていた*1のだが、ここが水平になったので、もうずり落ちることは無さそうだ。後、キャッチの硬かったPD-A520のキャッチ強度を最弱にした。
 長後街道を下り、R1から平戸立体に、環2に移って南下していった。前より疲れにくくなった気がするが、それは乗り方に慣れたからか、シートを前に出したからか、あるいは他の要因なのかわからない。その代わり、シートを傾けすぎて、足つき性が落ちてしまった。俺的には限界。滑りやすいSPDクリート付シューズだと、止まった途端にズルッと行きそうだ。
 さて、今日訪ねたのは、環2激戦区では一番の売れ筋という環2家だ。『家系元祖の吉村家直系』なんて言われてもふーんとしか思わんが。
 普通のラーメンに味玉を入れた。麺は太め、とんこつにきつめの醤油味の汁、海苔。汁がしょっぱい。相当のしょっぱさだ。あんまり旨味は感じられないが、嫌なエグ味も無い。チャーシューはしっかりした歯応えの、まるで焼き鳥のような食感のものだった。海苔は高級感は無く、さっさと汁にとろけてしまうもの。全般的に、ふーんという感じだ。家系のラーメンって、確かにガツンという引きはあるが、演出があざとすぎて好きになれない。そのくせ、よく食べるのはどうしたことだ。なんか癖になっているのかもしれない。
 環2を南下しきって、本牧方面に走る。本牧辺りは走って気持ちよくて、結構好きな場所だ。特にシネコン辺りのマスを感じさせる建造物群がいい。
 山下公園まで抜けて、ぶらぶら押して歩く。今日はあまりに暑すぎたからか、人出はそれほどでもない。
 マリンタワーを背景に一枚
 さて、Loroに寄って行こうと思い、探し回っていたら、横浜スタジアムの外苑でバイクサマーの関連らしいテントを発見。しかし、スタジアムでは別の催しもド派手に進行中で、ちょっと自転車で進入したい雰囲気ではなかった。まあ、Loroの後で寄ろうと思った。
 そのLoroが見つからない。あれ、この辺だったっけ、などと一方通行の嵐の区画を、ある時は歩道を走り、ある時は押し歩きで探したが、なかなか見つからない。まあ、たいした用事は無いからと、虫けら並みの注意持続時間しか持たない僕はさっさと飽き、そのままR1へと向かった。バイクサマーに立ち寄ってなかったのを思い出したのは、R1の保土ヶ谷を機嫌よく走っているときだった。まあ、明日のマグロツアーには参加するから。

2006年08月03日(木曜日)

SatRDay Mk.2購入までの経緯

23時55分 自転車 天気:晴れ

 五月の連休前:おー、SatRdayのツーリングモデルって、こんな形なんだ*1
 五月の連休中:(佐田岬~国東半島を走りながら)MR-4F改もツーリング車としては完成されてきたのだが……、腰に来るな。アップライトで連日ハードなツーリングでは、腰がもたないか。MR-4F改のリンクもガタが大きくなってきたし。新しい自転車が欲しいんじゃない?
 連休明け:IKDに『新しいSatRDay Tourが欲しいんだけどー』とメールする。しばらく『改造することを考えてシマノパーツにしたいんだけどー』『一番安いモデルが、実はお得っすよー』などとやり取りしながら、仕様を決める。パパッと発注! 納期は6月末(と理解していた)。
 5月荒川サイクリング:(あ)氏と腹の探り合い。なんとなくバレた気はしていた。
 5/27:IKD訪問。細かい仕様を打ち合わせる。同行者にはバレる。緘口令1。
 ~6月中旬:IKDとGGC社とのやり取りで、発注した内容がすりかわっていたり、パーツが無いと回答されたりという。不安が募る。
 八丈島ツアー。食後の酒盛りで、アルコールの力もあってバラしてしまう。緘口令2。
 6月末:完成が1週間延びる。7月頭には手に入るので、荒川でお披露目と皮算用。
 7月初旬:製作に入ったらしいという情報はあったものの、出来たという話は来ない。
 7/11:GGC社より『発送した』との知らせがあった模様。来るか、アレが来るのかっ。
 3連休中:来ないよ。IKDによればなぜか集荷が17日だった模様。先の情報はなんだったんだ。
 7月下旬:教えてもらったFedExのトラッキングNo.で検索しつつ、『まだ来ないよー。なんで通関しないんだよー』。栗原氏ともども、通関状況に一喜一憂する。
 7/26:IKDに到着。荷物発送の知らせから2週間も経っていた。どうやら、オレゴンはアフリカの奥地にでもあったらしい。パーツの一部が仕様と変わっていたりしたらしい。とにかく発送してもらう。
 7/28夜:到着!

 当初の認識では6月中には手に入るつもりだったから*2、実に1月遅れたわけだ。時期的に夏期休暇をにらんだ注文で飽和していたのかもしれない。いざ届いても、リアキャリアはこれでいいのかとか、パーツが違うとか、問題は残っている。でも、実物に乗ってしまえば、そんなものは些細な問題だ。
 早速輪行を重ねて、問題を炙り出してしまおう。

2006年08月02日(水曜日)

BikeE改造の構想(疾風怒濤編)

22時30分 自転車 天気:くもり

 SatRDayのリアハブだが、カプレオである必然性は感じないな。トップ9Tなんて使いそうにない。フロントミドルだけで暮らして行けそうなのに、アウターだって着いているんだから。むしろ、もっとクロスしたギアが欲しいので、リアはカプレオの9~26Tよりも、ロード用の12T~25T辺りの方がいい。そもそも、カプレオはハブとしてはイマイチな出来じゃなかろうか。アルテグラ、XT辺りの、スーッと伸びて行く様な走行感はない。必要十分だとは思うけど、手許にXTのリアハブもロード用スプロケもあるので、時期を見て交換しよう。
 今のところ、SatRDayで他にどうにかしたい箇所はない。折り畳み方をもう少し何とかしたいとか*1、軽くしたいとかいった要望はあるが、簡単に片付くことでもないので。
 まあ、手に入れたばかりなのだから、しばらくは試行錯誤が続くだろう。パーツをどうこうするのはそれからだ。
 それより、ずっと手付かずだったBikeEの改造に関して、思い改めることがあった。ぶっちゃけ、気が変わった。完全な外装変速機式に変えようと思っていたのだが、内装のままでも良いかと考えるようになったのだ。
 そもそも、完全外装式にしたかったのは、内装変速機に付き物のフリクションが嫌だったからだ。BikeEで走ると、ペダルから力を抜いた途端に感じる失速感がたまらないのだ。原因は走行抵抗の高さ。特にハブに起因するものだ。内装変速機のフリクションが大きいのは事実だから*2、これを変えなければと思っていたのだ。
 でも、内装ギアでも直結モード(だいたいミドルに設定されているようだ)ならばフリクションは少なくなるはず。それでも走行抵抗が高いのは、そもそも現在BikeEに使用しているSRAM3*7が、ハブとしての性能が低いからなのだろう。同じSRAMでも、今の世代のものはかなり改善されているらしい。
 しかし、部品の入手に不安のある、SRAMの内装を使い続ける気にはなれない。ということで、シマノのINTEGOに目が行くのだ。こちらは3*8だから、よりクロスしたギア構成にもできる。岡山氏が既に実施しているので、実績もある。
 しかし、単にINTEGOにするだけでは面白くないな。シマノの8速の全ギア幅は、9速と同じ*3なので、同じハブのまま9速化ができるはずだ。実際、最初にBD-1を買ったときにはALIVIOベースで8速だったのだが、そのまま9速化出来ている*4。INTEGOも同じじゃないか? 同じ8速で、ぜんぜん別規格の設計をするとは思えない。
 手許には*5LXのリアディレイラがあるので、INTEGOで組んだリアホイールさえあれば、すぐに試せそうだ。シフターはバーエンドシフターを使おうと思う。これで内装3速を引けたかな。どうせフリクションモードなので、なんでも引けるとは思うが。
 秋口くらいにスパッとやっちゃおう。

バイクサマー2006横浜

00時50分 自転車 天気:くもり

 表題のイベントが、今週末にあるみたい。面白そうだなあ。行ってみよう。