Strange Days

2006年09月30日(土曜日)

またMR-4Fで、境川をちょろっと

22時55分 自転車 天気:晴れのちくもり

 うーん、8:00に目覚めた記憶はあるのだが、ふと気がつくと、昼になっている。時間泥棒の仕業だ! いや、マジでいるんじゃないの?(いません)
 今からでは小田原方面はきついな。片道を輪行にするにしてもだ。それと、気合が入らん。そんなわけで、気が抜けたまま夕方までダラーっと過ごした。
 夕方になると、なぜか『自転車に乗らねば』という義務感が湧き上がってくるのだ。境川を流してくるか。SatRDayは先週乗ったし、帰りは暗くなりそうなのでハブダイナモ付がいいしで、結局はMR-4Fを選択した。
 早速走り出すも、リアの変速が決まらず、実質ミドル/センターの前後2~3枚で走る体たらく。でも、これで困ることは無いな。境川だし。
 秋は夕暮れ時が綺麗だ。夏に比べ、雲が複雑精妙な形になっているからだろう。南端の休憩所で、しばし暮れてゆく西空を眺めていた。
 明日の予報が好転したので、明日こそはどこかを走ろうと思いつつ、帰宅。明日に備え、MR-4Fの駆動系を清掃しておいた。フロントディレイラーのガイドプレートの破損を発見。替えの物があったはずなので、探し出して、適当な時期に交換しよう。それと、リアの変速が決まりにくいのは、そろそろチェーンが延びてきたからか? これも次回の清掃時に変えようと思った。

2006年09月28日(木曜日)

復調するも、これは……

23時55分 自転車 天気:秋晴れ

 案の定、夜中には熱が出始めた。頭が非常に重くって、全身がだるくてたまらない。ちょうど、仕事峠を越えたばかりなので、今日は休むことにした。
 昼過ぎまで昏々と眠る。すると熱は去ったようなのだが、相変わらず目鼻がむず痒い。待てよ、これはひょっとして、あれですか。
 花粉症。去年辺りから、秋のそれも重くなってきていたのだが。今年も始まったのか。
 花粉症とすれば、体温が上がれば復調するはず。起きて、雑事を片付けていると、案の定、症状が改善されていった。はあ、やはり始まっていたか。先週くらいからの好天で、秋の花粉もふんだんに飛び始めたのだろう。それと、南会津でたっぷり吸入してきただろうしな。
 もう少し体温を上げるべく、夕刻に境川へと向かった。自転車は、ちょっと久しぶりかなのMR-4F。そこそこの速さで走ってゆくと、やはりというべきか、症状は劇的に治まってしまった。しかし、この川沿いでたっぷり花粉を吸ったはずで、寝る前からが怖いことになりそうだ。
 この所、TCR-2とSatRDayばかりに乗っていたのだが、やはりMR-4Fも素晴らしい。走行感は十分ロード的で軽快なのだが、乗り心地の良さはロード離れしている。なんてったって、折りたためるというのが素晴らしい。リンクのガタを直して、あと何年かは乗ってやりたいもんだ。
 思うに、自転車ってのは、乗っている時には長所ばかりに頭が行って、降りると短所にばかり目が行くようなモノだと思うのだ。例えばBD-1なんか、乗っていると色んな特徴を程よく兼ね備えた、優れて中庸な自転車に思えるのだが、降りて眺めると、奇矯なスタイル以外にこれという長所など無いようにさえ思える。折りたたみ性能ではBromptonに負け、走りではMR-4系に負けという風に。それに耐えられなかった人が、BD-1*1を手放す結果になるのだろう。
 でも、乗っていればBD-1だって捨てたもんじゃないし、捨てがたい長所をいくつも持っていると感じるはず。折りたためばそこそこ小さくなるし、走りだって弱々な僕には十分なものだ。要は、その自転車の良さは、乗り続けてなければ忘れるって事だろう。すると弱点ばかりに目が行って、手放してしまえということになるのだろう。でも自転車なんて、手放しても二束三文にしかならないから*2、僕は置き場に困らない限り、いや少々困っても工面してでも手許に残すだろう。そういう意味では、Mobillyたんはちょっと惜しかった。
 さて、明日はちゃんと出社しなければならない*3、早めに寝るとしよう。

2006年09月22日(金曜日)

SatRDay新リアホイールを仕上げる

23時55分 自転車 天気:くもり

 今日はなぜか会社は休み。存分に明日の南会津サイクルトレインの準備をする。
 最大の課題だった車種選択だが。座席表を見ると、なんとリカンベントが3台(我輩込)もいるリカンベント小祭状態なので、これは義務としてSatRDay Mk.2を連行せねばなるまい。また天気予報もすこぶる好転した。
 そのSatRDayに履かせるつもりだった新リアホイールも、すぐに仕上がりそうだったので30分ほどで振れ取りを終え、ロード用の12-27Tを着けてSatRDay Mk.2に装着した。
 試走に出かける。例によって境川南下コースだ。一番多用するフロントミドル+リアトップよりの近辺が1~2T間隔になったので、今までよりもケイデンスの維持が楽になった。これは見込み通り。トップギアが足りないのではという懸念も、フロントのアウターを使えばいいじゃんというだけの事で解決。欲を言えば、ミドルのみで暮らしてゆけるよう、42Tを46T辺りにしたい気持ちはある。ともあれ、振れも出ないし、これで南会津に行くことにした。というか、オリジナルホイールは、前後ともに多少の振れが出ているので、要調整なのだが。
 余ったカプレオのホイールは、やはりBikeEに使ってしまおう。
 明日、持ってゆく荷物をまとめておいた。今日は早く寝なければ。明日は4:00起きだわ。

2006年09月21日(木曜日)

Stelvioに24インチが追加

15時51分 自転車 天気:晴れ

 ふと、Schwalbeの北米向けサイトをチェックしたところ、Stelvioに24インチモデルが追加されていた(23*520)。200g、140PSIまで入る高性能タイヤだ。ロードバイク用なので、ツーリング用としてはパセラの方が向いているかもしれないが、軽い走りにしたいなら期待できるモデルだ。
 これ、日本に入ってくるのかな。Schwalbeのタイヤは多量に入ってきているので、いずれ24インチも入ってくるものと思えるのだが。
 これでMR-4Fを使い続ける上でのネック、タイヤの選択の余地が増えることになる。

2006年09月20日(水曜日)

20インチ(ETRTO406)車で固める

22時52分 自転車 天気:晴れ

 さて、SatRDay Mk.2が入ったことで、手許には20インチ(406)車が1.5台(BikeEの後輪分)あることになる。他に同サイズな自転車は700Cだけなので、とにかく車輪のサイズが全く統一されてない僕の自転車隊としては、珍しくも部品を共通して使える。SatRDayの現後輪をBikeEに流用して外装化しようという構想も、同サイズだから出来ることだ。同じ700Cとはいえ、MasterXLとTCR-2では、戦闘機と高速輸送機くらい違う*1ので、実は流用しあう余地が少ないのだ。とにかく、こういう大物パーツの流用は、過去にはできなかったことなのだ。
 そこで考えた。いずれ買うつもりのBD-1+MR-4F後継車*2としては、451サイズのポケロケよりは406サイズのものにした方が良いのではと。406にすれば、タイヤやチューブを融通することが出来るし、例えばSatRDayに着けてあるハブダイナモな前輪を、長駆ツーリング時に借用することも、逆に軽く作った新車の前輪でSatRDayを軽量化することも出来る。451と406では、フィーリングは多少は違うだろうが、まあ700Cに比べたら誤差の範囲ではないか。
 そう考えると、長距離/高速輪行車となるだろう新車は、406サイズで作るのが吉だな。
 問題は、ポケロケを406化したようなラインナップが無いことか。BikeFridayの406系は、全てVブレーキベースになっている。Vの方が効きは強力ではあるが、ドロップハンドルにしたいのだ。するとショートVか、トラベルエージャンとの類を使う必要がある。素直にキャリパーに出来ないかな。
 Crusoeベースにドロップハンドルを使う場合はブレーキがVブレーキになるので、ポケロケプロをそのまま406で作れたらいいんだけどな。
 買うなら来年なので、じっくり考えよう。その前に気が変わったりしてな。

2006年09月19日(火曜日)

南会津へは何持っていこうか

22時21分 自転車 天気:くもり

 さて、今週末には南会津サイクルトレインが迫っている。春は残雪の多さに中止となったので、1年ぶりのことだ。また秋の南会津に会えるのが楽しみ。
 でも、天気予報がよろしくない。ちょうど3連休の間だけ、天気が崩れる格好だ。今年はこういうパターンが多いな。まあ、雨の南会津も良い。
 問題はどの自転車を持って行くかだ。念頭にあったのはSatRDayなのだが、リカンベントは雨がうれしくない自転車だ。なにせ、広いお空と向かい合って走る自転車なので、雨粒が顔に当たるのは避けられない。レインキャップを被っても、口元はどうしようもないからな。それと、雨の日に重いSatRDayを持ち歩くのも欝になりそう。
 すると、第一候補はBD-1かな。マッドガードを装備できるので、雨には結構強い。太目のタイヤなので、荒れ気味の峠越えの道も平気だろう。なんだかんだいって、今年は鹿児島、八丈島と、遠距離への輪行に大活躍中だ。南会津には、まだ1度も連行していない。
 でも、距離を乗ることを考えると、MR-4Fも捨てがたい。問題は雨に弱いキャリパーブレーキと、荒れた路面には考え物の細いタイヤか。でも、それなりの距離を乗るこのサイクルトレインでは、一番美味しい自転車ではある。
 後は、大穴でEPICか。搬送を度外視すれば、走行性能としては南会津に一番適応していると思う。
 うーん、やはりBD-1を担いでゆくか。まあ、週末までに予報が好転してくれたらいいんだけど。

2006年09月18日(月曜日)

20インチホイール組着手

22時44分 自転車 雨のちくもり

 雨。概ね弱い雨だが、時々雨脚が強まる。
 午前中、やっとガス検知器の点検を済ませ、EPICの掃除などしながら過ごした。外に出かける気にもなれず、PCの前に座って調べ物する。
 夕方、届いたまま放ってあったオーダースポークを思い出し、新しい20インチホイールの組み立てに取り掛かった。大まかに組むまで、それほど迷うことは無い。8本組みでオーダーしていたのに6本組みで仮組してしまい『長すぎた!』と悶絶しかかったのは秘密だ。
 ある程度までテンションを上げ、さてセンターを確認しようかとセンターゲージを当てると……。と、届かん。せいぜい24インチまでの適合らしく、ミノウラのゲージは20インチには使えない。そうか、今まで組んできたのは700Cと24インチばかりだったから、こんな馬鹿な状況になるとは気づかなかった。
 センターは、振れ取り台に左右を入れ替えながら載せ、変動が無い位置を見つける方法しかないな。
 後の記録のため、スポーク組みの基本をメモ。
 6本組み、8本組みとは、同じフランジ側で何本一組にして最外部で交差するように組むか、ということ。8本組みでは、同じフランジの連続した8本のうち、1本目と8本目を最外部でクロスさせる。具体的には、スポーク穴を一つ飛ばして隣り合うように取り付け、交差させる。交差がバルブ穴直上に掛からないようにすること。また綾取りは、通常はこの最外部の交差で実施する。
 綾取りとは、同じフランジの表裏で入れ替わるようにして交差させること。綾取りするとホイールの横剛性が高まる、らしい。
 ついでにnクロス(3クロスとか4クロスとか)とは、この時に1本のスポークの全長に対し、何本のスポークが交差するかということ。ふつう、綾取りは最外部の交差で実施する(はずだよな、多分)。
 手順は以下の通り。
 まずスポークを張ってゆく。張り方は自由だが、僕はこうした。まず片フランジのn本組(8本なら8)の先頭、最後尾の2本をスポーク穴一つ開けて取り付ける。次にフランジの内側のスポーク群(フランジ上は1本置きになる)を、最初に取り付けたスポークを基準に、スポーク穴3つ飛ばしで取り付けてゆく。次に外フランジを取り付ける。綾取するなら綾取りに注意しながら取り付けてゆくこと。綾取りの関係で、フランジの外側のスポーク群を後で取り付ける方が楽だ。取り付け終わると、スポーク穴は一つおきに埋まっているはずだ。
 左右のフランジでは、ホールはピッチ半分ずれているはず。よって、もう一方のスポーク群も、それだけずらして取り付けてゆけばいい。
 次にテンションを上げてゆく。ネジ穴が見えなくなるまで適当に締めてから、マイナスドライバーやニップル回しを使って、同じ回数だけ回してゆく。左右同テンションのフロントは悩まないだろうが、リアはスポーク長もテンションも違うので迷うはず。緩めに締めて、後はハイテンションになるフリー側*1をメインに上げてゆくと良い。自然に反フリー側のテンションも上がってゆくはず。
 後は振れ取り。ハイテンションでの振れ取りは難しいので、慎重に、少しずつ調整すること。テンションメーターを併用すると、比較的楽に仕上がる。
 ということで、後は触れ取りだけなのだが、気力が続かなかったのでまた明日。

2006年09月17日(日曜日)

荒川で開催ミーティングの司会だけやってきたよ(なぜならパンク神が降臨したから)

17時44分 自転車 天気:くもりのち雨

 昨日の夕刻、そういえば荒川サイクリングって実施されるんだっけ、と気になった。おの氏の開催案内は出ているものの、参加宣言は一通も無い。雨が降りそうだからなあ。そう思って天気予報を見ると、意外に明日の遅くまでは大丈夫そうだ。一度、荒川にSatRDay Mk.2を持ち込まなければと思っていたので、出来ればやりたい。自分が幹事を引き受けることにして、勝手に開催宣言を出しておいたのだった。
 さて、今朝になって天気予報を見ると、雨の降り始めが早まっている。これは、重いSatRDayを担いで、雨の中の輪行はやりたくない。こういう時にはすこぶる便利な、トレンクルにまで堕落する俺様だった。
 トレンクルで長後街道を颯爽と走っていった。踊り場の下りに差し掛かった時、『プシュ』という音とともに、フロントがいきなりのパンク。タイヤが変形してシューに当たり、急減速する。前転を避けつつも、とっさに横手のガードレール外に逃れた途端、コテンとこけた。ショートホイールベースのトレンクルは、こういう時のコントロール性が、やはりフルサイズに劣ってしまうのだ。この間の、深山の滝を見てからの下りでパンクしなくて良かった。
 幸い、怪我は一切ないし、打ち身したということも無い。サクッとパンク修理に掛かる。クイックではないので面倒なのだが、三ヶ島の薄型ペダルレンチは、実はこの手の自転車の袋ネジを外すのに最適なのだ。替えのチューブは、Loroで14インチ用を求めたら出されたシュワルベの16インチ用なのだが、やはりチューブが微妙にとぐろを巻くのは気持ち悪い。パンクの原因は良く分からなかった。何かを踏んだ感じなのだが、それらしいものは無かった。しかし、困ったことに、タイヤのサイドが傷んでいた。パンク時にシューが当たり、痛めてしまったようだ。ビードが飛び出そうな塩梅で、長距離のサイクリングにはとても耐えられそうに無い。うーむ、これは困った。引き返して自転車を変えるにも、時間的に大遅刻になってしまう。一参加者としてならともかく、幹事としてはなあ。とりあえず顔を出して、幹事を誰かにお願いしよう。って、すぐに帰るんですかい? でも仕方ないのだ、890円かけて浮間舟渡に出て、また890円かけて帰ってこよう(涙)。
 湘南新宿ラインから、池袋に各駅に乗り継ぎ、浮間舟渡に着いた。ミーティング場所に着く。さすがに少なくて、15名ほどか。そういえば、今日は東京シティサイクリングの日だったっけ。
 Roy氏と目が合ったので、早速幹事の引継ぎをお願いした。これで肩の荷が下りた。
 石川氏がいらしたので、ケルビムミニに試乗させていただく。トレンクルよりもさらにショートホイールベースなので、これでパンクしたら即コケだろうと思えた。トレンクルの権威、加藤画伯からは、シューの位置を下げるために固定ネジの穴を下方に削って広げると良いとアドバイスされる。現状ではぎりぎりだもんな。
 ミーティングの司会だけ執り行い、後事はRoy氏にお願いして帰宅した(涙)。トレンクルを運ぶだけの日だった。

2006年09月15日(金曜日)

パンク!

21時08分 自転車 天気:くもり

(あらすじ)朝、出勤しようとTCR-2を室外に持ち出した竹本だったが……。

 TCR-2のタイヤが床に触れた途端、グニャリというイヤンな感触が。これは、後輪がパンクしてますね。しかし、昨夜ラックに返した時には変化は無かったから、これはスローパンクだろう。とりあえず空気を入れてみた。うむ、すぐに抜ける気配は無い。会社まではもつだろう。チューブ交換する時間が惜しかったので、そのまま会社まで走った。案の定、ほとんど圧の低下を感じることも無く、会社まで走りきった。
 帰り、後輪をチェックした。やはり圧が下がっている。でも抜けきってないので、やはりスローパンクだろう。また注気して、帰宅した。
 帰ってから、とりあえずチューブを交換して、それからチューブの穴を探す。しばらく探して、これかというものを発見。やはりピンホール級だった。圧を掛けないと空気が漏れてゆかないくらいなので、こりゃあ旅先では発見に困るかもしれない。位置的にはリムでやったような所だったけど。
 チューブはパナのR-airだったのだが、これってマルニのパッチで直せたっけ? パナのイージーパッチは信用できないので、使いたくない。やってみると、パッチがしっかり接着されたので、これでいいのだろうと判断した。
 しかし、出勤中にパンクすると困るだろうなあ。その日が来ないことを祈りつつ、チューブ交換のスキルを鍛えよう。

2006年09月12日(火曜日)

バス輪行用自転車を考える

20時56分 自転車 天気:雨

 バス輪行したいのである。
 盆に、実家の近くの滝を見に行ったとBlogに書いた。その時、滝は高いところにあったので、バスで近くまで行き、そこからトレンクルで見に行ったのだ。存外に快適なもので、真夏に暑苦しい思いをしながら坂を上る必要も無く、滝までひょいと走り、そこから自転車で下っていったのだ。
 これで味を占めたのかも。バス輪行はいいね。鉄路空路とは違った楽しみがある。バスそのものも楽しいもんだ。なんといっても、バスは鉄道や航空機に比べると、自由度が高い。山奥の辺鄙な場所にも、バス路線は設定されている。嫌なところはバスで越えて、美味しいところだけを自転車で走る。これはええんじゃないかの?
 そもそも、自転車にはまったのは、折り畳み自転車が便利だったからだ。まさにこのような用途に、美味しいところだけを走りたいというそれに合わせて、BD-1、MR-4F、トレンクルと入手してきたわけだ。MR-4Fがそれなりに走る自転車なので、まるで自分が自転車で長距離を走れる男なのだと勘違いしてしまい、ロードバイクにまで手を出す始末。しかし、やはり美味しい所取りの旅こそが理想だなと思う今日この頃だ。
 しかしながら、バス輪行となると、鉄道のそれとはちょっと違う要件を、自転車に要求することになる。
 まず小さいこと。具体的には膝に載せられること。特に観光地のバスではすし詰めに近いことも考えられるから、そういう場合でも周りに迷惑を掛けないで済むサイズが必須だ。
 次は軽さだが、これは小さければ必然的に軽くなるだろうし、持ち運びが便利ならば重さにはさほど拘らない。
 荷物の積載性は重視しない。そんなに距離を乗らないだろうから、背負って走ればいいし、量も多くは無いだろう。
 最後に走行性能。いかに美味しい所取りとはいえ、山の上ともなると上りはあるだろうし、下りは積極的に楽しみたい。平地での最高速度などは、それとトレードオフしてもいい。というか、最近の俺専用自転車は、最高速度をほとんど度外視してるね。いい傾向だ。
 こういう条件となると、まずは多段化したトレンクルが来る。しかしトレンクルはブレーキが弱いし、ショートホイールベースなので下りがかなり怖い。それ以外では最高なんだが。
 次はBromptonかな。これは畳んだサイズがBirdy系よりも小さいことと、走行性能はかなりのものという点が大きい。ただし、これでも大きい気はする。ちょうど畳んだサイズと同じくらいの箱があったので、抱えてみたのだが、これを抱えてバスに乗るのはちょっと、と思わせる大きさだった。ただ、荷物を網棚に置けば、他人に迷惑を掛けないで抱えられる最大のサイズかもしれない。
 後はFrogかな。ただFrogはトレンクルと同様にブレーキが弱いのと、ショートホイールベースなのが気になる。
 うーん、敢えていえばBromptonが理想形に近いかな。ブレーキに多少は難ありだと思うが、それ以外ではいい線行ってる。それでも、これだ、というレベルではない。
 16インチホイール(305の方)で、それなりにホイールベースがあって、ブレーキも弱くは無い、小さく畳める自転車。無いものかのお。

2006年09月10日(日曜日)

秋口の境川を散歩

20時21分 自転車 天気:晴れまくり

 暦の上では未練なく秋だというのに、今日も暑い。30℃を超えている。外に出る気になれない。ので、SatRDayの整備をやっておいた*1
 長大なチェーンを洗って乾かしておいたので、これに潤滑材を添付して巻きなおす。しかし、長いなあ。普通のチェーン3本分とは言わないが、2本以上はありそうだ。グレードの指定をしなかったため、シマノのHG53にKMCのリンクコネクタを使ってきた。シマノの場合、チェーンの重さはグレード間でも差は無い*2。何に差が出るかというと、実は錆びやすさなのだ。以前、MTBに使っていたHG53は、気を抜くと、すぐに錆がついてしまった。錆が出たとて、リンク部が錆付かない限りは動作に影響は無いが、強度と言う点では不安要素になる。その点、デュラエースグレードのものは、かなり錆に強い。苛酷な環境の通勤ロードに使っているチェーンはデュラなのだが、ろくな整備もしてないし、するとしても防錆効果は無さそうなフッ素オイル105を添付するだけなのだが、それでも錆はまったく発生してない。
 SatRDayのものも、既に軽く錆が浮いていた。気を抜くとこれだ。防錆効果を期待して、これにはメンテルブを添付することにした。これは耐水性が高く、潤滑性能も高いのだが、猛烈に汚れを呼び込んでしまうという弱点がある。僕のケミカルは、メンテルブとフッ素オイル105、後はデュラグリスで完結してしまっている。
 SatRDayのメンテが一通り終わったので*3、境川に散歩に出かけた。
 夏の間はひまわりが幅を利かせていたが、秋になると主役が交代する。花は、一足先に秋を感じ取っているようだ。暑いけど。
 境川沿いにダラダラ走る。ダラダラとはいえ、強い南風に向かいつつ、20km/h以上で走れるのだから、もういいやんけという気がする。その気になれば27km/h位で巡航できる。さらにその気になれば、30km/h巡航だって無理ではない。しかし、もう少しクロスしたギア構成が欲しいな。そういう意味で、早くXT化して、余ったカプレオハブで外装化したBikeEと、乗り比べてみたい。
 南端の休憩所で小休止。対岸の大清水高校の正門に、カラフルな飾りが作られていた。体育祭かな?
 チェーンを掛けなおす時に、一瞬だけ困ったのがこのアイドラー。長大なチェーンが暴れないように抑えてくれる頼もしい奴なのだが、さて前はどう掛かっていたかな。クロスしていたのは覚えていたのだが、確認のために以前撮った写真を調べる。そしてその通りに掛けなおした。このアイドラー、ちゃんとベアリングが入った小ギアをボルトで止めているのだが、回転の向きが反時計回りになる。つまりネジが緩む方向に回るのだ。よほどのことが無い限り緩むことは無いと思うが、なんとなく不安だ。
 折り返してさかのぼって行くと、秋の陽はもう落ちていってしまった。ハブダイナモのありがたみを感じつつ、帰宅。

2006年09月03日(日曜日)

いささか突発的に江ノ島埜庵オフ

22時24分 自転車 天気:晴れ

 今日は湯河原まで走ろうかと思っていた。自転車はMasterXLかSatRDayで。久しぶりにロードバイクの乗り味を満喫したい気持ちもあり、またSatRDayを乗り回したい気持ちもあり。
 とりあえず8:00に起きて、さてどうしようと考えていた。湯河原まで往復してもいいが、湯河原までのんびり走って帰路は輪行というのもいいな。などと考えているうちに、また布団の中でうつらうつら。
 ふと我に返ったのは、枕元の携帯電話が鳴ったからだった。寝ぼけつつも出てみると、相手はマモル氏。なんでも戸塚駅前に何人かが集結中で、今から江ノ島経由で埜庵に行くのだとか。なにせ寝ぼけているので、うん行くよと返事をしたものの、そのまままたストンと寝入ってしまった。しかし数分後にガバッと起き出した。さっきは寝ぼけたまま電話を受けたので、果たして夢だったのだろうかとしばらく混乱していた。が、通話記録を見て、現の出来事だったのだとようやく納得。大慌てで着替えると、SatRDayを持ち出して、境川サイクリングロードに向かった。追走するよりは、藤沢の金井公園辺りで合流した方がいいと思ったのだ。
 それなりに快適に走り続け、藤沢ハンズ前から金井公園に入った。そこでマモル氏に電話を入れたが、タッチの差で通過後だった。さらに走り、PINYでようやく追いつくことが出来た。一行はマモル氏の他、まき氏、Asako女史、そしてにち氏だった。
 パンを仕入れて、江ノ島まで走る。江ノ島大橋では、地元の商店街の関係者らしい人が、自転車を歩行者用の橋に誘導しようとしていた。とりあえずはそれに従ったが、混雑した歩行者用の橋に、さらに自転車まで通すのは疑問だな。もしかしたら、かの飲酒野郎に追突され母奮闘するも子等水死事件が影響しているのか。あれはガードレールの強度が問題になったからな。ウルトラ遵法主義でもないワシのような者には、生き辛い世の中になったものだ。
 ヨットハーバーでパンをぱくつく。今日はかなり遠くまで見通せる
 まき氏はミキ氏から譲渡されたパナチタンに乗っていた。細身のそっけないくらいコンベンショナルなロードだ。試乗させていただくと、アルミより遥かに柔らかいフレームだった。鉄の反発するような感じとも異なり、衝撃を受け流すようなしなり方だった。通勤にはいいかな。TCR-2がダメになったら、このパナチタンに乗り換えるのもいいか。
 まき氏は我がSatRDayに試乗する。自分が乗っている姿は滅多にお目にかかれないので*1人が乗っている姿を興味深く眺める。BikeEよりも遥かに寝ているのがわかる。
 その後は埜庵に移動する。すげえ待ち行列ができていた。こんなに並んでいる埜庵は初めて見た。季節の氷*2と宇治金時をみんなで頼み、主にマンゴーを食す。まろやかな甘さがたまらない。
 混雑していたので、埜庵を早々に辞し、とりあえず戸塚で食事をということになった。戸塚のどこに行くのかと思ったら、図書館の辺りの一本南の橋からR1方面に抜け、新道の下をくぐった先、サンクスの近くにそれはあった。中華料理屋なのだが、おこげと餃子が売りだとか。ジンジャーエール、ウーロン茶を片手に、中華風刺身、餃子、ちまき、そしておこげなどを味わった。どれもこれも、ビールのおつまみには最適だ。中華風刺身のうまさにはびっくり。かなり飲み食いしたのに、代金は一人頭2100円。安く上がったなあ。
 それから、柏尾川沿いに環2に出るつもりの一行を途中まで追走し、後は通勤経路を通って帰宅した。今日の最大の収穫は、最後の中華料理屋だな。会社の飲み会にも使えそうだ。
 帰宅してから、SatRDayを清掃して*3、チェーンを抜き取って洗浄液に漬け込んでおいた。走行距離は300kmくらいになり、そろそろ洗う時期だ。しかし重いこと。この長いチェーンが、軽量化のネックだな。逆に言えば、高価な軽量チェーンを使えば、それなりに軽く出来るということでもある。ま、軽さよりは信頼性だわさ。