Strange Days

2008年09月23日(火曜日)

境川でトライクに遭遇

20時13分 自転車 ( 自転車いじり , 自転車散歩 ) , 暮らし , デジタルカメラ 天気:快晴

 昼過ぎから、MR-4Fの整備に着手。荒川でかわいそうなくらい汚れたMR-4Fを、駆動系を中心に洗浄してゆく。ホイール周りなんて笑えるくらい汚れていた。それもまあまあピカピカにしておいた。一箇所、RDハンガーの固定ねじが緩んでいるのに気づき、締めなおした。RDが妙に決まらないと思っていたのだが、もしかしたらこれのせいか?
 午後、というか夕方、境川に向かった。今日は三脚を背負って、ちゃんと夕陽を撮るつもりだ。MR-4FにFreepack Sportを背負わせて、D70+18-200VR2とコンパクト三脚を入れて走った。
 今日は日没の方向と送電線の位置から、下流からちょっと遡った橋の辺りで撮ることに決定。そこに近づいた途端、目に入ったのがこのトライク。あー、最近良く見るのだ。
 持ち主に話をうかがう。一月くらい前に、LoLo世田谷で買ったのだとか。実際には10カ月待ちだったそうだが。日曜日に荒川で会ったトライクの人も、やはりLoLoで買ったのだそうだ。関東にLoLoが進出したおかげで、トライク乗りも増加中なのだな。
 このトライクも、そして荒川のトライクも、Catrikeという比較的軽量な設計を得意とするメーカーのものだ。タイプは違うが、両者とも基本構造は同じようだ。
 いろいろ話をうかがって驚いたのが、この前輪が500km程度しかもたないということだ。トライクは前輪にキャンバー角が与えられており、おかげで変な方向に磨耗するのだそうだ。500kmか。それではツーリングに行けない。いや、折りたたみタイヤを背負うって手もあるけど。
 一番衝撃的だったのは、これにせよ荒川のものにせよ、SatRDay Mk.2よりかなり安いということだ。あー、そんな話を聞いたら……。
 まあ、これ買ったら近所、というか境川専用にしかできないので、多少重くとも分割式のものを選ぶと思うけど。でも、いいな、なんか非日常の乗り物という感じで。
 トライク乗りを見送り、もう少しで日没という夕陽を撮ろうと、慌てて三脚のセッティングをしていたら、やはり来たなかいちの旦那。Blogで『小田原まで来た』なんて書いてたので、帰りもここを通ると思っていたのだ。無駄話をしながら、セッティングしたカメラで夕陽を撮った
 かれこれするうちにかいちしの知り合いも合流し、程なく完全に日が没したので、お別れすることに。なんか、緩い企画が欲しいな。
 一度サイクリングロード南端で折り返し、MR-4Fの走行感を確かめながら走った。十分ロード的に軽く、その癖にセンターサスのおかげで安楽な乗り味だ。まあサスでのロスもあるのだろうが、なんだかんだで名車だと思う。

2008年09月21日(日曜日)

9月の荒川サイクリングは久しぶりの水中走行だった

20時22分 自転車 ( 自転車散歩 ) , 思考 天気:くもりのち雨

 今月の荒川サイクリング開催の日。前に江ノ島サイクリングで知り合った方が参加されるはずなので、出ておこうと思った。自転車は、これは久しぶりにMR-4F改を担いでいこう。なにせ、夕方から雨になりそうな予報だったのだ。まあ、東京駅に戻るあたりで降られるかもな、などと思ってはいた。しかしそれは、大甘の甘ちゃんでした。
 浮間舟渡着は9:00を10分ほどついた頃。ちょうど自己紹介が始まる前くらいだった。成り行きで殿を引き受ける。殿って意外にストレスが溜まるのだ。
 今回の参加者は30名位だろうか。それに対し、初参加の方が半分くらい。これは今までになく高率だ。荒川サイクリングの性質から、これは歓迎すべき傾向といえるが、運営上困る事態が多発した。2人並んで走る程度ならともかく、4人くらいで、反対車線まではみ出して走るのはダメでしょう。また自転車の運転そのものに不慣れな方が多く、突然道の真ん中に止まって、なにやら連れ合いの方から講習を受け始める始末。また迷子も多発したようだ。ハラハラしどうしだったが、そもそも自転車での集団走行はもとより、自転車の乗り方にも不慣れな方が多く、ある程度仕方なかったのだろう。いつものように全体の多くて3分の1程度の方が初参加で、自転車に不慣れな方もごく少数ということならば、常連がフォローする余裕もあったはずだ。しかし、今回ほどの比率になると、もう個々にフォローするのは無理だと思った。初参加者は先頭のベテランに着いて走るように義務付けないとダメだろう。
 混乱気味のサイクリングにさらに負荷をかけたのが、想像以上に悪化した天候だった。虹の広場に向かう間にもパラパラと来ていたのだが、対岸に渡ってからは本格的に降り始めた。今日はこれだけで済むだろうと思いつつ、ポンチョを持って着てよかった。ビバ、ポンチョ。しかし、強まる雨脚に、ブレーキの効きが刻々と悪化してゆく。
 昼食買出しのコンビニでかなりの離脱があり、最終的に葛西臨海公園に到達したのは15名程度だったろうか。大きな東屋に避難して、ようやく人心地ついた。
 今回はタンデムが3台も参加していた。またトライクで初参加された方もいた。初参加の方が毎回それなりにいるのは、悪いことではないというよりは、むしろ歓迎すべきことだろう。しかし、従来ならば常連が多く、少ない初参加者や自転車初心者のフォローも厚かったのだが、今回は比率が悪化しすぎて、とてもそんな余裕はなかった。でも、今回は従来になく初参加が多く、そこに悪天候のストレスがかかったからで、最悪パターンだったのだと思う。それでも、常連が自主的にフォローするというスタイルでは、立ち行かなくなるかもしれないという課題は内在しているわけだ。
 たぶん、先に書いたように、初参加者は先頭集団に加わるよう要請するなど、システマチックな解が必要な局面なのだと思う。それは荒川サイクリングの縛りの緩さを損なうものだけど、集団走行という目的からはやむを得ないものだと思う。荒川サイクリングのフリーさは、たとえば旧FCYCの多摩川サイクリングが、タイトな多摩川を走るためにタイトな隊列走行を要請されたのと同じく、荒川サイクリングロードのサイズの大きさに起因していたのだと思う。でも自転車走行に当たっての危険行為なんてどちらでも同じようなものなのだから、荒川でもそれなりの縛りを導入しなければならないのだと思う。
 おの氏に着いて東京に戻る間、東京シティサイクリングの参加者と思しき自転車乗りを見かける。こちらも非常に不満の残る運営だったらしい。それは僕も去年体感したけどな。自転車ブームの影で、なにかよからぬ事態が進行している気がしているのは、果たして僕だけなのだろうか。
 ずぶ濡れになりながら帰宅。しかしポンチョの中はへいっちゃらだった。やっぱり、ビバ、ポンチョ。

2008年09月20日(土曜日)

朝運動会に起こされ、夕刻空を撮る

20時01分 自転車 ( 自転車散歩 ) , デジタルカメラ 天気:晴れ

 今日はそれこそ午後まで寝てやろうと思っていたのだが、朝早くから目の前の中学校でキャーキャーワーワー始まったので目が覚めた。運動会らしいぜ。やむなく起きた。
 部屋の中でPDAをかき集めてみたりしながら無駄に、かつ無意義に過ごしていたが、夕方になってさすがに体が腐りそうな予感がしてきた。ので、自転車で出動。夕景を撮りに、D70を担いで境川に向かった。こういうときに頼りになるTCR-2にまたがってな。
 境川はすっかり秋の気配だ。蝉が鳴いてる気もするが、気のせいだろう。だって秋なんだもん。相変わらず雑草が青々と傍若無人に生い茂っているが、これも気のせいに違いない。秋枯れの季節だぜ。と、なんだか見た目は真夏とちっとも変わりない境川を走り、下流に向かった。
 終端で折り返し、少し上流で夕暮れ時を待つ。が、もうじき日が没するという頃になって、大きな雲が川沿いの丘の稜線を超えてかかり始めた。あちゃー。だめだこりゃ。その代わり、空の広さを写したくて、夕陽を受けて輝く雲を撮ってみた。雲だけは、すっかり秋めいてきたな。夏の雲のマッチョぶりは、見る影もない。

2008年09月13日(土曜日)

湘南平にヒィヒィ言わされに参上(帰路にてさらにヒィヒィ)

20時59分 自転車 天気:晴れた

 今日はmixiのカルガモ隊なる会合だか集団だかのオフで、平塚にある湘南平に登ることになっていた。この湘南平、標高はそこそこだが、そこまでの道が急峻だとか。一度征服するべしと脳内閣議で決定され、参加することにしたのだ。
 カルガモ隊というのが、mixiのBD-1コミュニティでの行事なので、同じ自転車が隊列を組んで走る様から取られたもの*1らしい。ならBD-1でしょ。
 集合場所は平塚。自走でもいいが、せっかくBD-1なんだから、輪行でしょ。
 平塚に下りると、すでにBD-1集団が待っていた。お久しぶり*2のかいちのアニキもおいでであった。なんか、走りそうな人ばかりだな。そういう予感は当たるものなのである。
 平塚駅からほんの15分も走っただろうか、もう湘南平*3。展開速いな。遅い人からどうぞということだったので、早めに上り始める。1.5km程度ということだったので、たぶん10分弱くらいじゃないかなあ。
 上りきると、12分*4。あまつさえ、過呼吸の上、心拍が上がりすぎて、気分が悪くなっていた。しかし、さすがに38*27t*5、筋肉的には余裕だった。ちなみにかいち氏は1分ほど早かったようだ。もっとクロスしたギアを欲しそうだったので、多分来年当たりにレコルトの2*11枚になっていることだろう。
 湘南平の頂上は観光スポットで、展望台やレストランがあるそうな。そこの広い空き地で、しばらく歓談する一行。話は、やはりBD-1の改造話が多かった。俺の知り合いの間では絶滅危惧種と化しているBD-1だが、世間一般を見渡すとまだまだホットだ。ってか、世間一般ってどの辺だ。
 テレビ電波塔にも登ってみた。金網やらなにやらに鍵がぶら下げられている。ニュースで見たなあ、運営会社が困っているとか。思うに、こういうのは単純明快なおまじないの類なのだから、それを圧倒する呪術装置を仕掛ければいいのだ。『大呪殺大会』とか銘打ってこの塔を呪いの塔と化す祈祷を仕掛ければいいのではないか。ちょっと気味悪いと思わせればいいのだ。
 BD-1を並べてみたり、記念撮影などしながら待ったり過ごし、山を下ることになった。下りきって振り返ったところ。このちょっと上からの直線が、精神的にきつい。
 川沿いのサイクリングロードを下り、R134を少し走ったファミレスで昼食を取り、さらに鎌倉まで走ることになった。この間、みんなして30km/hで走り続ける。追い風なのでいいのだが、BD-1ではこの速度を出す気になれんよなあ。ハンドルだってこんなグラつくし。と、そこで驚愕の事実が判明。折りたたみ部のピンが脱落している。どこで抜けたかな。今日はマイBD-1に対して、ここ数年無かったくらいの仕打ちをしてきたからな。負荷に耐えかねたか。
 ともあれ、この状況ではどうにもならないので、先行する諸氏に追いついて、ここで離脱する旨告げた。
 別れて、すぐにピンの代わりにインシュロックで止めようと、工具袋を取り出したのだが、あいにく入ってない。ああ、五月連休のときに、別件で使ったんだっけ。補充しなくちゃだわ。
 R134、引地川、境川と乗り換えながら帰宅すると、たかが50km程度の走行とは思えないくらい疲れきっていた。ハンドルを信頼できないと、こんなに疲れるものだとは思わなかった。
 しかし湘南平、位置的にちょうどいいし、数本上り下りして昼食を食らい、帰ったらちょうどいい位置にある。コソ錬に使えそうだ。

2008年09月06日(土曜日)

江ノ島オフ

19時28分 自転車 ( 自転車散歩 ) 天気:晴れ

 悪天候で何度も流れてきた江ノ島オフが、とうとう決行された。久しぶりにMR-4F改を持ち出した。
 集合場所は、いつもの戸塚駅西口。だが、再開発工事が進展しているので、駅前ビルの玄関に屯した。参加者はマモル氏、おの氏、この類のオフは初めてという男性と、前回埜庵でお会いした男女のカップル。さらに栗原氏も黄色いロードでお見送りに。
 粛々と江ノ島までは走る。藤沢で東海道線を越えるまでは、今週散々に走ったコースだ。6台もいるのに、全部ホイールサイズがまちまちだ。BD-1が2台いるのではあるが、おの氏のBD-1は16インチWO化されているので、結局ホイールサイズが違うのだ。
 江ノ島では、いつものように鳶の襲撃を警戒しつつ、ヨットハーバーでのんびりする。ここでカップルがしまなみ海道に興味津々であると聞きつけ、すかさず勧誘する俺様。どうせ行くなら、ある程度の人数の方が楽しいよね。
 辻堂海浜公園でゆっくり時間をつぶして、埜庵に向かった。さすがに今日は混雑していて、ある程度並ばなければならなかった。まもなく終わりそうな白桃をゲット。とろりとした白桃の酸味が心地よい。これに甘い練乳をかけると、またいいお味だ。
 埜庵の前でみんなと別れ、引地川経由で境川を遡上していった。と、途中でかいち氏と邂逅。いつの間にやらスカイショックコイルを装着されていたので、試乗させてもらう。ソリッドな乗り味で、なかなか好印象だ。我がBD-1のフロントコイルは、かなり歪んできているからな。
 を撮りながらゆっくり走り、湘南台辺りで夕陽を見送った。今日も一日が、無事に終わった。

2008年09月03日(水曜日)

BD-1の美点

15時05分 自転車 天気:好天

 では、BD-1はいいところ無しのダメダメ自転車なのかというと、そうじゃないんだぜ(東方の白黒風に)。
 BD-1には、どの面をとっても越えられないライヴァルがいる。走行性能でどれだけ頑張ってもロードバイクにはかなわないし、折り畳みではBromptonを初めとするより優れた車種がある。それは確かだ。
 でもロードバイクはBD-1ほど楽に輪行できないし、BrpmotonはBD-1ほどには走行性能が高くない。フルサイズのロードバイクで、どれほど頑張ったところで、700Cの大きなホイールとフレームという壁は越えられない。さらにはBD-1のように楽に、安全に輪行状態にすることも出来ない。BD-1は、多少のオプションを驕れば、折り畳むだけで楽に転がして行ける状態に出来るのだ。フルサイズロードでの輪行では、ホイールの固定やペダルの着脱に気を遣わねばならない。
 Bromptonの輪行性能がBD-1以上に高いのは実感だが、走行性能を上げようとすると特殊パーツの壁にぶつかってしまう。Bromptonの改造にはBD-1以上の覚悟が必要だ。
 そうなると、BD-1の欠点が美点ということにならないか。なにをやらせても中途半端で、どちらに伸ばすにしても壁があるということは、裏を返せば八方美人な性格付けで、それぞれの方向にそこそこの伸び代があるということだ。つまり、自転車に『これをやらせたい』という者には向かなくとも、自転車でいろいろ試してみたい、あるいは漫然と自転車に乗りたいだけという者には向いているのではないか。そういう意味では、BD-1ばかり何台も保有している人が結構いるのも頷ける。いろんな方向に伸ばせる自転車だからこそ、何台でも保有して、別々の方向に伸ばして、つまりは別の自転車を持っているという意識なんだろう。
 まあ、八方美人性、要するに汎用性という点では、今はTikitだのDahonだのというライヴァルがいるにはいるが、最後にBD-1ならではの特徴がある。あのデザインだ。こればかりは、ライバルに対して優劣というよりも、むしろ好悪で量らざるを得ないのだから、気に入ったものにとってはとことん美点だ。差別化という意味では、カラーを選ばないと側面に"Captain Stag"と書いてあっても違和感が無い、Bike FridayやDahonよりも有利だろうし。
 つまり、BD-1は、愛あるものにとっては最強の自転車。
 BD-1への愛と、現役Bike Fridayオーナーゆえに少々の悪口なら許されるだろうと傲慢かます、横浜辺境の俺様がお送りしました。

BD-1の欠点

14時32分 自転車 天気:晴れてるぞ

 気がつくと、知人にBD-1乗りがほとんど居なくなってしまった。最初から少なかったんじゃなくて、最初はみんな持っていたのに、気がつくと圧倒的少数派になってしまったという印象だ。出発点がBD-1乗りの仲良しクラブだったからというのはあるにせよ、ここに至った理由はあるはずだ。一人二人なら置き場所がとか懐が寂しくてとか、自転車以外の理由も考えられるが、これだけ多数だと自転車自体に理由を求めざるを得ないな*1
 BD-1の欠点ならいくつも思いつく。まず直進性の低さ。これはBD-1乗りがハンドルバーを切り詰めたがるからというのが大きいのだが、切り詰めないと折りたたみに支障が出やすいという点は考慮しなければならない。
 高速性能。特に高速維持の困難さが目に付く。これは小径車で加速が楽なために目立ちやすいというのもある。しかしMTBと走っても隊列維持が大変なくらい、その差を感じる。
 重さ。軽量化の道はあるものの、それは他の快適性をことごとく犠牲にする事でしか達成できない。そこそこ快適で、BD-1本来の折り畳んで持ち運ぶコミューターという性能を生かしたいのなら、どうしても11kg台には突入してしまう。全てのオプションを取り払い、シンプルに徹したところで、BD-1本来の輪行性能を生かそうと思えば、輪行袋はどうしたって要る。
 この3点が、BD-1オーナーならば誰もが思い当たる欠点だろう。
 これらをある程度突破することは可能だろうな。しかし、それぞれに別種の快適さを捨てざるを得ない。直進性の低さを補うにはハンドルバーの拡幅が有効だが、それは折り畳み性能を劣化させる。
 高速性能を取るにはステルビオを履かせるだの、全デュラ化するだの、挙句の果てに20インチ化だのが考えられる。しかし、そこまでしたところで、結局はMR-4にも及ぶものではないというのが僕の印象だ。また微妙な調整で成り立っている折り畳み性能を、やはり劣化させる。さらには相当の投資が必要だ。
 軽量化は完全に投資額の問題となる。しかも折り畳み性能を維持しようとすれば、結局は何某かの輪行袋や工具を持たざるを得ない。
 極端な話、金額に目をつぶって、折り畳み性能すら犠牲にしてゆけば、ある程度は高速性能向上、軽量化を達成出来るだろう。でも、そうやって生み出したものは、やたら手間と金の掛かるロードバイクもどきだ。しかも、走行性能に関しても重量に関しても、結局は勝てる見込みは無い。また輪行性能に関しても、Bromptonという決して越えられない壁が存在する。
 結局のところ、BD-1という奴は、なにをさせるにしても中途半端であるというのが結論だ。様々な欠点にそれぞれ解のようなものは用意されているのだが、完全な解決に繋がるものではない。みんな『それなり』にしか改善しないのだ。だから際限なく手間を掛けられるし、趣味性が高い自転車であるとも言える。
 そして『これは趣味だから』と自分を騙せなくなったときに、人はBD-1を捨てるのだろう。より実用性の高い、BikeFridayやBromptonに乗り換えて。
 現役BD-1ユーザだから、どんな悪口でも許されるだろうと傲慢かます、横浜辺境の俺様がお送りしました。