Strange Days

2009年01月31日(土曜日)

湘南台で猫分補給

21時20分 自転車 ( 自転車散歩 ) 天気:雨のち晴れ

 なんか寒くね? と思いつつ部屋でグズグズ過ごす。夕方になって、体が腐りそうだと感じ、半ば無理やりに出かけるのもいつものパターンだ。外気の冷たさにはたと思い当たったのは、昨日頭を刈ったこと。今のところ隔週で頭を刈るというパターンになっている。以前のように月一で散髪屋で刈るというパターンだと、次回の散髪前には髪が長すぎ*1と感じる場合があったので、この周期が丁度いい。とはいえ、冬場はずっと寒い思いをしているわけだ。
 さて出かけよう。このところ、ずっとEPIC号に乗っていたので、いい加減にロードの軽さが恋しくなってきた。それでも通勤用のTCR-2なのは、拙者軟弱の極みにござる。今年に入ってビンディングをはめたのは、BD-1、BikeE、SatRDayそれぞれ1回きりだ。
 さて、朝からの雨は昼には上がっていたものの、また降り出すんじゃないかというような曇天のままだ。昼過ぎには一時の日差しもあったが、夕方には出かけるにも怯むような濃い雲だ。それでも、近場だからと出かける。
 境川サイクリングロード南端の休憩所で一服。もちろんタバコじゃなくて、ちょっと北の自販機で買った紅茶で。ロードの走行感はいい。路面から浮いてるような軽さだ。が、ちょっとした段差、路面の荒れで、空から墜落するような失墜感を味わえる。それが許せなくて、安楽なマウンテンバイクに走っているのだ。
 折り返し、湘南台高架南方の猫ポイントで、猫分補給に走る。この辺、工事が始まりそうなので、てっきり宅地になるのだと思い込んでいた。しかし境川遊水地のマップを眺めていたら、今田遊水地の文字が目に入った。どうやら、この辺も遊水地になるらしい。この辺りにあった梅林が切り倒され、なんだって宅地ばかり作りやがると腐っていたが、遊水地になるのなら悪くは無い。問題は、この辺の猫たちが生きて行けるだろうかということだ。まあ、普段は住宅街にいるのだろうし、生き延びる空間に不自由は無いだろうが。
 今日遭遇したのは、縞の若猫と、それよりも育った大き目の猫。この大き目の奴は、最初はちょっと警戒していたが、やがてすりすりし始めた。あまつさえ、顔を上げて甘える始末。これも飼い猫だったぽいな。心無い人々が捨て猫を増やし、と指弾したい気もあるが、それぞれ捨てた事情というのを聞いてみたい気もある。多分、捨てたという気持ちではないのだろう。『捨てたのではなくて、この地域の人たちの善意に預けました』とかいった、外面的には明らかに身勝手な言い訳で、内面的な折り合いを付けているのではないだろうか。猫にすればたまったもんじゃないが、猫は3日経てば飼い主を忘れるとも言うしな。
 猫を撮りたかったが、近接しすぎの上、暗く、カメラもシャッターチャンスに弱いXacti CA6だったので、頭しか撮れなかった
 真っ暗になる頃に帰宅した。

2009年01月19日(月曜日)

境川経由で帰宅

21時49分 自転車 ( 自転車散歩 ) , 暮らし 天気:雨のち晴れ

 早朝まで雨が降っていたようだが、朝には日差しも見えていた。
 今日は藤沢経由で帰る気満々だった。しかし柏尾川沿いのサイクリングロードは、老朽化が進んでガタガタだ。一部補修されたりもするのだが、焼け石に水という状況だ。ロードバイクでは、乗り心地がというより、路面追従性がという意味で危険だ。今日はEPICで出勤した。
 帰路、予定通り藤沢経由で帰る。もう、定時後に社屋を出ると、空に薄明かりが残っているようになってきた。だんだんと気分が明るくなるな。
 EPICの主力ライトはNRX25だが、これは今となってはやや暗い代物だ。正確には、NiMH電池*1では明るくなってくれない。どうもヘッドライトのAPEXと比べても暗いのだ。それでも、路面を照らすには十分だが。
 意外に気温が高かったこともあり、快適に走って帰宅した。

2009年01月18日(日曜日)

2009年最初の荒川サイクリング

23時47分 自転車 ( 自転車散歩 ) 天気:くもり(寒い)

 荒川サイクリングに参加してきた。去年の10月以来か。あの時はちょっとした騒動があったが、今日はどうだろう。モチベーション維持の為に幹事を引き受ける旨ポストしておいたので、遅刻は出来ない。9:00前に着くよう、7:44戸塚発の湘南新宿ラインに、Bromptonと共に乗り込んだ。
 MLでの参加宣言は10人に満たなかったので、寂しいサイクリングになるかもと思っていた。が、いざ現地に着いたら既に20人以上集まっていて、さらに走り出した後の集合離散で、葛西臨海公園時には35名程度、述べ参加者は40名を越える結果となった。
 さて、小十郎氏が持ってきていたロデオで遊びながら参加者を待ち、まずミーティング。ここで前回参加時に問題になった初参加者への広報として、印刷して持参していた荒川サイクリングのフライヤーを配布し、先頭を引き受けてくれたおのひろき氏について走るよう要請しておいた。僕は後尾でサポートに回る。この成果があったのか、今日は全体的に進行が早く、また隊列も今までになくタイトだった。従来は後尾からは先頭がまず見えなかったのだが、今日はずっと見えていた。
 最初の休憩地の水門を経由して、虹の広場まで走る。追い風のおかげでBromptonでも楽々走ってゆけた。ここで三井氏が合流。今年のサイクリング計画など話しながら走った。今年はGWが少し短くなりそうで、悩ましいのだが。
 虹の広場を出た後は、いつもならすぐ上流の橋の下流側を通るのだが、渡った対岸の河川敷へのスロープが工事中で通行止めだ。そこで橋の上流側にあるスロープを渡り、渡った対岸でも上流側のスロープを下って、河川敷に入った。
 最後の中川水門での休憩を挟み、河口へと走ってゆく。いつもなら寒くて切なくなる区間だが、今日は追い風で楽々走れる上、隊列が詰まっていて他の参加者が一瞥できるので、気楽だった。とはいえ暇だったので、走りながら静止画を撮ってみたり、さらには動画の撮影も試みたりした。やや重いコンデジなのだが、しっかりグリップできることもあり、意外に撮影は楽だった。
 コンビニでの買い物の後、江戸川健康の道に入るところで、工事で進入できないことが発覚。首都高の下を走り、葛西臨海公園駅の近くから公園に入るルートを取った。このコンビニで、なぜかガチャゴンこと金戸氏がいつの間にか合流していた。ナンパ失敗の報告を聞く。
 葛西臨海公園では、寒かったのでJETBOILを出してどん兵衛カレーうどんを食す。暖かいのだが、出来上がるまでが切ない。ここでも、なぜか長岡氏が現れ、新車のA-Bike Plusを披露する。実はこれだけ小径/極小径好きが群れているのに、A-Bike系の登場は初めてだった。Plusは、少し重くなって、丈夫になったんだとか。作りは、今まで何度か見たパチモンよりもしっかりしている。しかし、やはりこれだけ特殊パーツの集合体で、6万円となると、なかなか踏ん切りがつかない。
 寒いのと、夕方から雨の予報だったのとで、早めの解散となった。東京方面隊に乗って駅まで走ったが、なぜか十数人と今までになく多い。三々五々分かれ、東京駅からBromptonを畳んで帰宅した。帰り着いた戸塚でBromptonを展開していると、会社の人にばったり会ってしまい苦笑い。
 帰宅して、雨が降るかなと思っていたら、なぜか薄日が差している。雨が降るのは夜遅くと、予報が変わっていた。事実、夜遅くには雨が降り始めた。明日はかなり暖かくなるらしい。

2009年01月16日(金曜日)

寒いので直帰

23時17分 自転車 天気:晴れ

 今日はEPIC号で出勤した。というのも、帰りに藤沢経由で帰る気満々だったからだ。ガタガタ道の続く柏尾川沿いでは、ロードバイクよりもMTBの方がありがたい。そこでNRX25を復帰させ、夜戦装備を整えておいた。キャットアイのバッテリーライトは明るいのだが、なにせ重くてバッテリーがもたないので、遂に退役させることにした。バッテリーをなんとかできればいいのだが。
 さて、そうして準備万端で望んだ帰路だが、仕事がやや遅くまで掛かったため、寒さと暗さにめげて直帰したのだった。

2009年01月15日(木曜日)

寒いけど藤沢周り帰宅

20時11分 自転車 ( 自転車散歩 ) , 暮らし 天気:晴れ

 朝夕とも冷え込む。特に夕方は、社屋を出るなり気力を殺がれそうだったが、気を入れて藤沢周りで帰った。走り出すと意外に快適なのは例年通り。
 冬至から1月が経ち、そろそろ定時頃になっても薄明かりが残るようになって来た。だんだん昼が長くなってゆくのだろう。

2009年01月12日(月曜日)

瀬谷八福神巡り

20時34分 自転車 ( 自転車散歩 ) , デジタルカメラ 天気:好天だ

 今日もまずまず早めに起きた。そうだ、去年半分しか回れなかった瀬谷八福神巡りをやろう。Bromptonで出発した。
 瀬谷駅近くの踏切で上下各方向の列車待ちになったので、FH20の高速連射で通過を狙ってみた。その内の一枚。先頭車両がずばり写ったのだが、この歪みっぷりはどうよ。超広角は四角四面なものと相性が良くないようだな。
 瀬谷駅に向かい、まずは改札口で相鉄オリジナルのスタンプ帳(無料)を入手する。これは表に地図、各院の謂われなどを記載し、裏面に八院全てのスタンプを押せるようになっているものだ。八折りにして携行できるようになっており、非常に便利だった。これは、是非とも入手しておきたい。といっても、配布期間は1月一杯みたいだ。
 では、このスタンプ帳に書かれた推奨ルート通りに走ろう。最初に、前にも行ったことがある長天寺に向かう。本堂から少し離れて達磨堂があり、そこで参拝、スタンプできるようになっている。このお堂では、堂の入り口に太鼓が置かれており、これを叩くといいことがあるとかなんとか。ありがたく叩かせていただく。スタンプも押して、これで一つゲットだぜ。
 ここから、前回回れなかった道のルートに入る。海軍道路を北上し、瀬谷小学校入り口とある信号で西に折れる。そこから瀬谷小学校前を通過し、少し不安に感じつつ坂を下った。この辺、土地鑑が無いこともあり、スタンプ帳の地図が分かりにくかった。GPSと自分で印字した周辺地図も持ってきていたのだが、なにせ地名がなじみ無いのでよくわからない。それでも、次の妙光寺は、比較的簡単に発見できた。ここは大黒様だ。スタンプ二つ目をせしめる。
 次の善晶寺はいささか迷った。迷っているときに寺の真ん前を通過していたのだが、幟の類がなにもないので迷ったのだ。ともあれ、境内にある恵比寿様のお堂を参拝し、次にスタンプ台をというところでまた迷う。近くにないのだ。結局、庫裏の方に置いてあった。三つ目ゲット。
 さらに南下してゆく。この道は、かつての瀬谷界隈のメインストリートで、鎌倉道の古道だったようだ。現在の鎌倉道はもう少し東にやや拡幅されて存在しているが、こちらは車がすれ違えないくらい狭い、曲がりくねった道だ。その通り道に、瀬谷銀行跡地や、瀬谷神明社、日枝社などが並んでいる。また大ケヤキもあって、いい感じの古民家もいくつか散見された。散歩道にいいかもね。
 さて、次なる徳善寺は、この界隈では唯一、立派な山門を持っている。ここは毘沙門天のお堂がある。毘沙門天は仏敵に容赦ない制裁を加える気性の激しい仏だ。だからということでもないと信じたいが、寺の前に駐輪していたBromptonに戻った時、僕を信じられない悲劇が襲った。ふぎゃー! Sパニアに鳥の糞が! カラスの糞とおぼしきそれが、フラップに堂々と鎮座しておられる。周りを見ても鳥の気配はなく、青天の霹靂、いや鳥糞という有様だった。慌ててぬぐい取ろうとするも、折り悪くティッシュを忘れていた。ハンカチ一枚を犠牲にして、とりあえずぬぐい取った。ハンカチは後で洗濯し、フラップは念入りに洗浄しておいた。
 さて、気を取り直して、のこり四院だ。全て、以前訪ねたことのある場所だ。もう15:30を回っていたが、たぶん楽勝だ。
 徳善寺前の道をそのまま南下して、相鉄の高架を潜り、厚木街道にぶつかったところで少し北上すると、寶蔵寺に到達する。前回、ここで打ち止めとなった因縁の寺だ。ここは弁財天のお堂がある。ここで五つ目ゲット。
 厚木街道を渡り、住宅街の中っぽい場所を少し走ると、次なる西福寺に行き当たる。隣の左馬神社が目印だ。ここは布袋様のお堂がある。お堂の前に足形のオブジェがあったりする。六つ目のスタンプが埋まった。
 さらに住宅街の道を南下し、道なりに走って行くと、中原街道との交点に出る。ちょっと東を探すと、宗川寺があった。ここは庭に大樹があり、清々しい雰囲気だった。福禄寿の堂を参拝し、スタンプをいただく。
 七つ目のスタンプを得て、さらに道なりに南下してゆく。やがて横浜市道環状4号線と行き当たる。下瀬谷橋辺りの谷間にあるので、横断歩道を渡って対面に出て、そこから南にちょっと行ったところにある激坂を上ると、最後の勢至堂があった。ここは徳善寺の別院扱いで、本堂に寿老人が祀られている。堂口の脇にあるスタンプを押して、これで全てのスタンプ枠が埋まった。満願成就。感激だ。感激のあまり、勢至堂の写真は撮り忘れた。
 ちょうど夕暮れ時だったのだが、町中でなかなか撮影ポイントが見つからず、かつ微妙に日没から遅れてしまい、境川沿いで日没直後の夕焼けを撮るのが精一杯だった。
 帰宅して、今日の八福神巡りの証拠に、スタンプ枠を写しておく。自転車なら2時間で回れるので、お勧めだ。

2009年01月11日(日曜日)

埜庵近美鎌倉

22時49分 自転車 ( 自転車散歩 ) , 思考 , デジタルカメラ , 美術館 天気:晴れ

 起床は9:00。久しぶりに午前中に行動開始する意欲が湧いてきたので、二宮の吾妻山公園に行ってみようと思った。自転車は、やはり今年初乗りのSatRDayだろう。
 SatRDayを部屋から出し、集合住宅の前からさて走り出そうとペダルを踏んだ途端だった。金属音とともにチェーンがすぽーんと外れてしまったのだ。何事ぞと思いつつチェックすると、チェーンをつないでいるKMCのコネクタープレートがねじ曲がって外れているではないか。前に掃除した時、コネクターをちゃんと付けてなかったか。ともかく、なにせ部屋の前なので、すぐに取って返した。そしてConnex Linkを探し出して装着する。これでやっと走り出せる。が、今度はチェーン飛びが発生しまくるようだ。チェーンの一カ所で動きが渋くなっていたので、慎重にこじってスムースにしてやった。今度こそ、走り出した。
 ところが、今度は周期的な異音に悩まされる。調べてみて、チェーンの中間ガイドが歪んで、左右に振れているのが分かった。これはどうにもならんな。幸い、走行には支障なかったので、先を急ぐ。奇妙な異音をまき散らしながら走るキモイ自転車を駆って、境川を下っていった。
 藤沢で引地川に乗り換え、埜庵に向かった。なにやら、埜庵風雑煮というのを出しているとか。店に入り、大将から常連パスを入手し、早速雑煮とミルクイチゴを注文した。雑煮は、これはポトフにたまたま餅も入ってますという感じか。野菜がたっぷりで、西洋風の出汁と焼き餅がなぜかマッチする。この3連休だけのメニューらしい。ミルクイチゴは、前回来た時にも話題になったが、ミルク掛けの氷に、イチゴシロップを添えたものだ。寒い冬、暖かな部屋で氷を黙々と突き崩す贅沢を味わった。
 埜庵を出て、本当なら二宮に向かうべきところを、鎌倉に向かうことにした。駆動系のトラブルがあったので、自重したのだ。というのは言い訳で、本当は満腹になったら遠出する気が失せたのだ。
 鎌倉の近美鎌倉館の駐輪場にSatRDayを入れ、鎌倉館に入った。収蔵品展が開かれていたので、以前目にしたモノも含め、じっくり眺めた。
 多くの絵画を眺めながら思ったことは、絵画とは視点が描かれたモノではないかと言うことだ。もしも絵画の価値が、単純にモノを描写したモノというだけに留まるなら、今この時代に存在する価値はない。写真があるからだ。ところが、写真の登場後、絵画はむしろ大きな自己変革を遂げてきたっぽいぞ。それは、結局のところ、絵画に描かれているのはモノではなく、モノを見る作者の視点なのだということではないか。だからこそキュービズムやシュールレアリズムのように、モノの描写を離れた絵画が成立しているのではないか。
 そこで問う。では、写真もまた絵画なのだろうか、と。
 その答えを悶々と自問自答しながら、鎌倉館をうろついた。ここから見える源氏池が美しい。美術館を出て、鶴岡八幡宮を参拝。今日もおみくじ待ち行列の長さにめげ、引かなかった。
 さらに近美鎌倉別館での回顧展を見てから、SatRDayに戻った。いつの間にか、横にBromptonとBSモールトンがいた。駐輪場を出て、北鎌倉によじ登る。この先、大船までは延々と車がたまっていた。良い具合の夕焼けを横目に、日暮れてゆく大船に出て、そこから藤沢経由で境川に戻った。途中、東海道線と併走する辺りで、良い具合に燃えている夕景を撮った。
 真っ暗になる中、ハブダイナモは明るいぜと思いつつ帰宅。