Strange Days

2009年02月25日(水曜日)

Wiggleの性質

20時01分 自転車 天気:雨のちくもり

 なんぞ買おうかと思って獄長ことWiggleを眺めているのだが、意外に日本で買った方が安いものも多いようだ。C.B.あさひと較べてみた。
 例えば66アルテSLのブレーキは、Wiggleの場合は1ポンド140円換算現在で前後会わせて\11500程度。あさひだと\11700程度なので差がほとんど無い。万が一の初期不良交換を考えると、このくらいの差ならあさひで買う方が安全だ。STIレバーなどのレバー系も同じ傾向にある。
 スプロケットに至っては、同じく66アルテがWiggleでは\6670程度、あさひでは\5970と、後者が安いくらいだ。
 一方で、66アルテSLのホイールセットが、Wiggleでは\36000あまり、あさひでは\50600あまりと、前者が断然安い。
 円ポンド相場も日々変動しているので、そもそもが要注意なのだが、なんでもかんでも安いというわけでもないみたいだ。特に、今はポンドが下がりきって、もしかしてそろそろ反転するのかしらなんて情勢なので、さらに微妙になる。またモノによって価格差が大きいということは、Wiggleが様々な流通経路を持っているということかもしれない。
 まあ海外通販はリスクが大きいので、よほど値段差が大きいか、国内では入手できないものかを狙わないと、うまみは無いだろうな。

2009年02月22日(日曜日)

転戦して大田区界隈梅見餃子オフに参加

20時57分 自転車 ( 自転車散歩 ) , デジタルカメラ , 天気:快晴

 あまり眠れなかったが、早起きしなければならない関係で、朝食は6:30からだった。ごく当たり前の、旅館の朝食だった。
 さて、早起きしなければならなかったのは、僕とRoy氏が東京に取って帰らねばならないからだ。というのも、東京は大田区界隈での花見企画に参加することになっていたからだ。
 宿を7:30に出て、深谷駅に向かう。駅舎が全レンガ製で、レンガの街という売りを前面に打ち出している。
 ここでこば氏をたたき起こす羽目になったりもしたが*1、無事に田園調布に向かった。車中、爆睡したこともあり、爽やかな気分で駅に降り立った。
 田園調布には十数年振りだなと思い込んでいたのだが、実は初めてだった。以前にパソコン通信のオフに参加したように思い込んでいたのだが、記憶違いだった。そうだな、こんなハイソな街になんざ縁が無いから。
 ここで三々五々集まってくる参加者を待つ。なぎの女史とは一昨年以来くらいではないか。
 駅前から見えるこの建物は、実は旧駅舎だったとか。
 今日はBikeFriday大会だった。
 本当は、近所のパテ屋に立ち寄る予定だったのだが、直前になって日曜日は休みだと判明。店を眺めるだけに終わった。
 ちょっと近所の公園に入り、もう昼飯開始だ。駅前のパン屋で買ったパンをもそもそと食う。どこかでJETBOILの轟音が聞こえた気もする。
 公園にはアヒル隊長もおわした。数多くの部隊を率いておられたようだ。
 公園を出て、すぐに差し掛かったのがえらい急坂だった。Bromptonのローギアで何とか登りきったその坂は、どりこの坂というらしい。"どりこの"とは戦前に人気を博した清涼飲料水のことらしい。
 大田区の西方には、かつて六郷用水の水路が走っていた。その跡を辿るようにして、遊歩道が整備されており、自転車でなぞることも出来る。ここから蒲田方面に走ることになっていた。いくつかの史跡を辿ることが出来る。これは庚申塔。近くの駐車場に、鮮やかな紅梅が咲き揃っていた。
 外国人に人気という宿にも立ち寄る。ここで一泊する企画も良いんじゃないのという話も出た。
 さて、メインディッシュの池上梅園だ。個人宅を区に寄贈したものを整備してある。残念なことに梅の盛りは既に過ぎていた。それでも、量が量なのでなかなかの眺め。秘蔵の盆栽も鑑賞に供されている。警備員に叱られながら高台に登ったが、日当たりのいい高所は梅の終了も早く、気分的には日本三大がっかり梅園の一に挙げたくなってきた。でも木を選べば、まだまだいい眺めだ。丘の麓では、まだまだ白梅紅梅が咲き乱れている。
 さらに池上本門寺にも立ち寄る。大伽藍であった。五重塔を目印に進み、少し奥に入ると、ここになぜか力道山の墓があった。山門に戻る道で会ったパチンコ*2おじさんがナイスなキャラだった。
 山門の脇にピンクの花が咲いていた。これも終わりかけだね。
 さて、締めは蒲田で餃子。厨房では中国語が飛び交っている店、金春に入り、食べ放題コースを取る。これがまた、美味いのだが量が多くて往生した。2人前を頼んだら、平気で4人前くらいありそうなのが出てくるのだ。おかげで、最初の1時間で終了状態だった。しかし、羽付き餃子を始めとして、大層美味であった。
 ここで解散となり、僕は京急で上大岡、そこから立場へと、完全輪行で帰宅した。

2009年02月21日(土曜日)

鴻巣~深谷鴨葱ツーリング

23時55分 自転車 ( 自転車散歩 ) , デジタルカメラ , , 天気:晴と強風

 今日はtomo&kaz企画の埼玉北方ツーリングの日だ。当初の予定では9:00にJR戸田公園駅集合の走り企画だったのだが、強風吹きすさぶ天候を鑑み、断腸の思いで鴻巣11:00集合のお気楽系企画に堕落した。無論、我輩は大歓迎である。自転車もBromptonに変更し、1泊分の荷物を抱えて現地に向かった。
 鴻巣駅に概ね時間通りに集合し、まずは近くにある雛屋歴史資料館を見学する。古い蔵を改造し、古い雛人形を鑑賞できる場所だった。展示販売もある。庭にの木があったので、そこで記念撮影などする向きもあったようだ。ここで自走してきたRoy氏が合流に成功。やはり風のせいできつい道行だったそうだ。
 次に向かったのが、鴻巣市役所。なんでと思ったら、ここでひな祭りを期して雛人形大集合企画があるらしい。
 まず玄関前にずらっと並んだ雛人形にびっくり。何段飾りになるのだ。一つ一つ表情が違っていていいね。仕丁集団か。後ろから撮ると、なんとなく巨大女学院の卒業式という光景だ。
 だが雛人形物量作戦は玄関に留まらない。ホールに入った我々を迎えたものは! ホールの天井に達しようかという、巨大雛壇、いやピラミッドであった。なにか、現代社会の構図を思い浮かばせるものがある。ホールからの階段も雛壇化されていた。2階からピラミッドを撮る。我々の間では、内部に巨大雛人形が隠されており、危機の際には中から登場するという説が有力であった。危機ってなによ。
 やはり物量には敵わないのか、という不条理な敗北感に捉われながら、市役所を後にした。
 少し走って昼食。農産物直販センターにあるうどん屋で、肉汁ぶっかけと掻揚げを。他にも中華やパン屋があるらしかった。このうどんが非常に腰が強く、食べ応え満点だった。掻揚げも巨大だし、葱と天カス入れ放題なのも良い。
 走行距離が縮まったこともあり、やや足を伸ばして旧蹟めぐりも盛り込まれた。この石田提は、秀吉が北条氏を攻めた際、石田三成らが水責めを行った遺構だ。水責め自体は失敗に終わったらしい。三成の武威が低く見られるのに関係しているのだろうかね。
 次に立ち寄ったのが、県名の元になったというさきたま古墳群。6世紀中葉の古墳群で、大和政権初期にこの地に封された国造の墳墓ではないかという。近くの土産物屋がディープで、出土した埴輪なんぞを売っていた。ここで埴輪のミニレプリカを買った。わんこと武人像はともかく、左右の宇宙人っぽいのはどうよ。なんで目がこんなにあるんだとか。ってか、なんで買った。
 さて、行田市は足袋生産が盛んな地で、その博物館もあった。15:00閉館ということで間に合わなかったのだが、特別に入れていただけることになった。1階は体験系のコーナーで、稼動状態のミシンなどが並んでいる。2階が陳列室で、手回しミシンなんてのが置かれていた。これ、サイクル用品の小細工に便利そう。
 ここらでおやつでしょう、ということで、かねつき堂という店に入る。甘モノ屋っぽい店構えだったが、地区集会所のごとき座敷もあり、そこで寛げる。謎の物体、ゼリーフライ。ゼリーを揚げるなんて、どんなゲテモノと身構えたが、実はあのゼリーとは何の関係も無く、おからをコロッケ風に仕上げた揚げ物だった。B級グルメ系のお味。こっちは通称フライ。超簡易版お好み焼きというか、粉系のおやつだ。
 この先、車道を延々と走る、ややつらい道行の果てに、宿のきんとう旅館に到達。合宿しているのかお子様が多くて弱ったが、風呂に入ってからいよいよ鴨鍋。この身を肴にする捨て身の攻撃も掴み十分で(謎)、料理も旨くて酒も進んだ。料理の出され方が謎だったが*1
 部屋を変え、通称歯軋り部屋(謎)で酒盛りが続く。おやぢ殿持込の濁り酒が旨すぎて、ここで遂に酒を過ごしてしまった。後で眠る際、胃腸がハングアップしてしまい往生したものだ。ともあれ、非常に美味な酒でした。あっ、おやぢ殿に金払うの忘れた気がする……。後でよろしくお願いします。お慈悲で高利は御寛恕願いたし(平伏)。
 ともあれ、走行距離と時間の割りに盛りだくさんなツーリングだった。

2009年02月20日(金曜日)

ITM終了?

23時31分 自転車 ( 自転車いじり ) 天気:寒い

 なんでも、パーツメーカーのITMが倒産に至ったと聞いた。一次情報がさっぱり見当たらない*1が、国内の代理店が去年の内に手を引いていて、残りのパーツを投売り中という状況なので、多分信憑性は高い。
 我がTCR-2のハンドルとアヘッドはITM製なのだ。一時、ITMのMilleniumといえば、ずいぶん幅を利かせていたものだった。ブランドだけでも残らないか、などと思うほどには愛着は無かったが、Milleniumは残らんかなあ。ここだけの話、チネリのシャローハンドルと共に、僕の体格に一番合ったハンドルだったので、次期ロードにも付けようと思っていたのだ。次期ロードの予定が立たないで、まだ予備を買っておこう思い立ってなかったのが、不幸中の幸いだ。
 次のドロップもアルミにしようかな。安さと強度を両立させるにはアルミの方がまだ有利なはず。破壊されると一番やばいパーツなので、あまり過剰にディスカウントして欲しくない。

2009年02月18日(水曜日)

Wiggleが日本向けにフレームの発送も始めた

23時27分 自転車 天気:くもり

 一部では獄長の通称で名高いWiggle。僕も適当な時期に利用してみようと、時々メニューを眺めていた。
 このWiggle、一応は全世界への発送を取り扱っている*1のだが、大物パーツや完成車に関しては、国外発送を取り扱ってなかった。
 しかし、昨日になってふとメニューを覗いてみると、なんと大物パーツ中の大物、すなわちフレーム単体での発送を始めましたとあった。実際、各社のフレームがずらりと並んでいる。比較的に高価で、かつ完成車ほどのサイズではないパーツではあるため、取り扱うことにしたのだろう。
 例えば、LOOKの555が15万円弱とか、TIME VXRが30万円からとか、日本での価格を考えると相当にお得な価格が設定されている。ポンド安万歳。また日本じゃ入手できないフレームも売られているので、なかなか使い出がありそうだわ。
 思わず突撃しかけて、でも置き場所ないですね~、と我に返った俺が居た。

2009年02月15日(日曜日)

MR-4Fで境川

19時50分 自転車 ( 自転車散歩 ) , デジタルカメラ , モノ 天気:晴れ(意外に気温上がらず)

 今日は梅見に出かけようと思って、朝は9:00に起きていた。が、奴が来た。奴、花粉症が。
 先々週くらいから目にちりちりと感じ始めていたのだが、昨日の強風が災いしたのか、目にガツンと来た。鼻水が出るようなことは無いのだが、なぜか目が腫れて痛い。こんな日に遠乗りするのは嫌なので、近場で済ませよう。という口実が出来たので、夕方まで部屋でのたのたしていた。
 ちょっとした調べものをする。昨日、かえる食堂での会食の際、マスターがネスプレッソマシンでコーヒーを入れてくれた。きっとそうだろうと思っていたのだが、やはり手間要らずでおいしいエスプレッソが入るようだ。実は今使っている無印良品のエスプレッソマシン*1を買うときも、手間を考えてネスプレッソ方式のものも調べたのだ。改めて調べてみると、結構な値段だ。通常の機械式エスプレッソマシンが1万円で手に入る時代に、最低でも2万円からになる。電子制御部分が大きいので、機械自身が安く出来ないのだろう。またランニングコストもそれなりに掛かる。以前に比較調査した時も、ランニングコストの問題で導入を諦めたのだ。まあ、もうしばらく無印良品で頑張ろう*2
 夕方、今日はMR-4Fで境川に出かけることにした。来週、荒川を遡って深谷方面で呑食、翌日は田園調布に取って返して梅見とお食事という、いささか強行軍な日程が待っている。持って行くならMR-4Fだろう。実は6年使ってきたスペシャのスピードメーターが、とうとう壊れた*3ので、これをキャットアイのストラーダに換えた。
 MR-4Fは、ロードバイクとして見ると重いが、折り畳みとして見ると実に頼りになる自転車だ。特にリンク部を交換してガタが解消されてからは。
 境川を南下中、湘南台南方で夕陽を撮る。今日はFH20を持ち出したのだが、こいつのEVFでは手前の資材が影に沈んで見えない。この辺も遊水地になるらしいので、もしかしたらサッカーのコートでも出来るのだろうか。なにか自転車関係の休憩所のような場所でも出来れば嬉しいのだが。
 南端の休憩所に来た頃には、既に日は没しきっていた。こうしてMR-4Fを撮ると、実に地味な自転車だ。
 花粉の刺激を感じつつ帰宅。

2009年02月09日(月曜日)

境川猫パラダイス

21時52分 自転車 ( 自転車散歩 ) 天気:くもり

 定時後に会議があるかと思っていたのだが、メールを読み逃していていきなり定時後が空いてしまった。実際には今日は中止と教えられた。まあ、帰ろうか。藤沢周りで。
 一つ思いついたことを実行した。いつもは柏尾川の西を下って行くのだが、今日はニコンの工場辺りから東岸を下っていった。車のプレッシャー低減を狙ってのコース取りだ。
 結論から言えば、車のプレッシャーは減るが、走りにくい道だった。ニコンの対岸に渡ると、待っているのは幅2mの歩道だった。ここを自転車で走るのは、かなり迷惑だ。こんな道が大船駅の辺りまで続き、そこからは走りやすくなるかと思いきや、それほどでもない。確かに車の少ない車道なのだが、この辺りは対岸でも、信号の多さを除けば走りやすい道なのだ。一番つらいのはニコン~大船駅間なのだ。あまり旨味のない道だった。
 藤沢で折り返し、境川を遡って行った。途中、湘南台南方の猫ポイントに寄る。今日は大き目の三毛猫が担当だった。やたら人懐っこい猫で、目の前に屈みこむと膝の上に乗ってきて、それからやたら顔を舐められた。かばんに興味を示さなかったので、これは『飯よこせ』ではなくて、『遊んで~』モードっぽいぞ。猫分補給、超補給。
 猫分補給でつやつやした顔をテカらせながら、帰宅。

2009年02月02日(月曜日)

ぐるっと浜名湖落選

22時17分 自転車 天気:くもり

 実は申し込み葉書を1/10に投函しておいたのだが、申し込み開始日にほとんど締められたと聞いて慄いていた。今夕、通知来てました。やはり落選だわ。なんでもお目当てのコースは13日には埋まってたんだとか。それなら僕の葉書も間に合っていたはずだが、恐らくは13日に集計した分で締めという意味で、実際には1/8から週末にかけて届いた分で埋まったのだろう。
 いやはや凄い人気だ。恐らくは金の掛からないレジャーとして、自転車イベントが注目を集めているという事なんだろう。エンデューロの類も、5年前のそれを思わせるブームみたいだし。
 それにしても、浜名湖は縁が無い。これほどの人気なのだから、来年以降も、もはや参加しようと思うだけ無駄なのだろう。一般に、こうしたイベントでは行政、警察側の裁量だけでキャパシティが決まるので、恐らくは増やすことは出来ないはずだ。
 変な話だが、自転車ブームが去るのを首をすくめて待つしかない。

2009年02月01日(日曜日)

境川に夕景を撮りに

20時14分 自転車 ( 自転車散歩 ) , デジタルカメラ 天気:快晴(強風)

 物凄く晴れた日だ。が、残念なことに風も物凄い! 部屋の前に止めてあるBikeEが、幾度と無くズリズリと散歩なさるくらいだ。体感気温は相当低く、こんな風では出かけるにも危険だ。
 などと自分の不精を正当化するのも夕暮れまでだ。さすがに運動しとかなければなという、いつもの強迫観念めいた衝動が頭をもたげる。凄い風だが、まあ運動にはなるだろう……。D90を担いで、境川に向かった。
 予想通り、北風を背負う南下中は超快適だった。足を止めたままどんどん進んでしまう。背後からの風速は、20~27km/h程度に達していたようだ。戻りがつらそう。
 境川遊水地で、夕陽を撮る。鳥もこの風はつらいのか、ほとんど水面から飛び立たないし、そもそも水面に出ることも無い。
 南端の休憩所に達し、振り返ると、旧エンパイヤホテルがほの赤い空に屹立していた。
 折り返してからは、やはり風が物凄かった。20km/h出すのも苦労するくらいだ。風とは戦わないで、20km/h前後で戻っていった。
 真っ暗になった頃に帰宅。夜がだんだん遅くなってきている。