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Strange Days
2010年10月24日(日曜日)
今日は夕方から雨との予報だが、午前中から既にびっくりするほど暗い空だった。
本当は町田市版画美術展に、重文主体の仏像展という地味な催しを見に行きたかったのだが、ちょっと空が不安だ。まあ、後で境川にでも行ってこよう。
さて、以前からいろいろ至らない点があり、床の間の飾りに成り果てつつあるBD-1だが。至らない2点のプチ改善に着手した。
一つは泥除け。2001年モデルの我がBD-1は、今流通している泥除けが着かない。脚付きのを改造すれば着きそうだが、高いしなあ。そこで、ワールドサイクルでフリンガー20インチ用の脱着式1.4k\のを購入し、着けてみた。これはキャリパーブレーキの取付穴の位置に着けるもので、ワンタッチで脱着できる。取り外すと、基部がフロントのショックの真下に残ってしまう。しかし、この点は腹案がある。ショックをY'sのSkyShockに替えた結果、従来と違って、折りたたみ時にフォーク側にショックが残ってしまう事になった。これがぶらりと下がると嫌なので、この泥除けの基部にバンドで固定して輪行しようと考えているのだ。まあ、その確認は後で。
もう一つは、ハンドルまでの距離が遠すぎ、スピードメーターの反応が悪いことだ。これもう、抜本的に改善せねばならぬ。とはいえ、有線に戻るのもなあ。そこで、サイクル用品総浚え時に発見した、ステム横に取り付けるサイクルメータ取り付け用具を使うことにした。使っているVETTA255はでか過ぎて、この幅に収まりきらないが、右側だけでもしっかり留めれば、脱落の可能性は低そうだ。
早速走りだす。まずはココイチで腹ごしらえしよう。しかし、スピードメーターの反応が悪い。電池残量が無いのかと思ったが、近づけると反応する。これは、計測部側の取り付け位置が悪い。フォーク後ろ側の内側に付けてあるので、ステム下部にメーターを移した結果、フォークの影になってしまったのだ。ハンドルなら直視できる位置なのだが。フォーク前側の内側に移せば良さそうだ。
その作業はすぐには無理なので、まずはココイチに急ぎ、腹ごしらえ。カレーを食いながら天気レーダーを確認する。すぐには降らなさそうに見えるが、怪しい雲行きではある。しかし、雨が降ったら降ったで、早速泥除けの性能を試せそうだ。泥除けは、本来ならフロントが短いのだが、取り付け位置を鑑みてリアの長いのをフロントに付けた。リアはセキサイダーに泥除けを貼りつけてあるので不要。
境川に走りだし、湘南台に差し掛かった頃から、雨が降りだした。まだ激しいものではない。どうせ下半身は7分丈の防水ボトム、シマノMW2で固めていたので、少々の雨なら気にならない。
しかし、境川遊水池を過ぎ、下水処理場の対面に差し掛かったたりで、本格的になってきた。とりあえず南端に走り、休憩所でミシュランのポンチョを被る。これだけで防水は大丈夫だろうか。
北上しながら、泥除けの性能を見た。うん、十二分だ。長めなので、足元に飛ぶ水を効果的に防いでくれる。実用性は十分だ。
びしょ濡れになって帰宅し、しかし雨具のおかげで体はまったく濡れずに済んだ。部屋に入れる前に、霧吹きを使ってBD-1のホイールを洗う。これをやらないと、後で往生するからな。
輪行状態では未評価だが、フリンガーの20インチ用は、BD-1にも意外に使いやすいように感じた。あっ、全然写真撮ってないや。
2010年10月18日(月曜日)
21時14分
自転車 ( 自転車いじり )
天気:くもり時々晴れ
今日は代休日。せっかくの平日休みだ。なので、こういう時にでもないと行けない場所に、と思っていた。だが、起きてみると妙に体が重くて頭も重い。これは、昨日の荒川で、花粉を吸い過ぎましたか?
そういうわけで、重い気分で昼過ぎまでだらだら過ごす。
しかし、日が傾いてきた頃、このままではイカンと思い立った。運動して、体温を上げよう。それと、Bromptonのタイヤを求めねば。
Bromptonとなると、関内桜木町方面かな。Loro、GCS、Y'sと揃っているので。しかし、遠いな。そこで思い出したのが、藤沢のCoggyだ。あそこなら小径車関係にも注力しているはず。ポケロケを、境川に向けた。
Coggyでタイヤコーナーを捜す。店の人に聞いて、Bromptonの緑ラベルを買うことにした。しかしこれ、昨日のトラブルもあっていい印象がない。トラブルは黄色ラベルの方だったが、同じシリーズだし、KENDAだし。せめてチューブを仏式にしたいと思ったが、仏式チューブの在庫が無いので、米式を一本だけ買った。
帰路、
日没を観測。秋は空が高くていいね。
帰りにスーパーでおでんの材料を買い漁った。帰宅すると郵便局の不在通知が入っていたので、再配達を依頼する。しばらくして届いたのが、Wiggleに発注していたロードシューズだった。モノはNorthwaveのFahrenheit GTX。3穴のロードクリート専用の、冬用シューズだ。シマノのMW80系はベルクロ留めだが、これは紐留めでクロージャー付きというタイプ。これで、真冬でもMasterXLで元気に走れたらいいな。
2010年10月17日(日曜日)
20時56分
自転車
天気:くもり時々凶暴なまでに晴れて日光
朝、結構早くに目覚めた。ちゃんと目覚ましが働いたな。よし、荒川サイクリングに参加しよう。
出掛けにゴチャゴチャのサイクリング用品の中から、必要物資の抽出に手間取り、やや遅れて出る。最初から赤羽合流のつもりだが、この分では虹の広場まで追いつけないか。
赤羽で走りだし、メールをチェックして思い出した。そういえば、なにやらマラソンの類があって、虹の広場はエスケープすることになってたんだっけ。それじゃあ、どういうルートを取るのか。
まあどこかで合流できるか、と達観しつつ荒川に向かっていたら、前方に緑っぽい紳士が。ありゃ、Roy氏じゃござんせんか。地獄に仏とはこのことだ。Roy氏は途中で離脱したようだ。本隊は千住大橋を渡って対岸で休憩すると教えられる。ありがたい。とにかく、虹の広場まで下り、千住大橋を渡り、さらに下ったところで追いついた。
荒川サイクリング隊をのんびり追いかけていたところ、途中でおの氏を含む
別の一隊と合流した。LEVELの松田氏も。この一帯、松田氏製作の身障者向け3輪自転車でサイクリングを楽しむ人々と、そのサポート隊だったのだ。3輪自転車は、後輪が左右2輪のタイプだった。左右どちらかのみ駆動され、もう1輪はフリー。バンドブレーキが付いているようだ。左右駆動とすると、差動機構が必要なので、複雑だし重くなるのだろう。乗っている方の話では、ブレーキが利かないのが弱るとのこと。
競艇場の近くを通過中、東の空を陸自のヘリが編隊を組んで次々通過するのを観察した。
CH-47J、たぶん
UH-60JA、そして一見してOH-1かと思いきや、
AH-64Dだった。どこぞで観閲式でもあったか。
臨海公園での昼食を挟み、流れ解散となる。僕は東海道線で戸塚に出て、また柏尾川を下ってから境川を遡ろうかと考えていた。その前に、気になることがあった。走行中、Bromptonのどこからかコツン、コツンという音がするのだ。フロントのセンサーが当たっているわけじゃなくて、後ろからしている気がした。改めて調べてみる。うぉぉん、タイヤの側面にコブが出来てる。それがブレーキシューに当たって音がしていたのだ。もうケーシングが見えているほどで、やばい。結局、葛西臨海公園駅から超輪行で帰宅した。これは、買いに行かねばならぬな。
2010年10月16日(土曜日)
昨日もいい加減遅かったので、起床はゆっくり。さらに部屋の片付けなんか始めたら、全然終わらない。自転車の要らんパーツを処分しないと、使えるパーツまで見失ってしまう。
夕刻、なんとなくリカンベント欲が高まったので、SatRDayを境川に向けた。
花の時期だ。いろんな花が咲き乱れている。空が高い秋には、空が広いリカンベントが似合っている。久しぶりに、SatRDayを輪行で連れ出したいなあ。
折り返して、いつもの夕陽観測ポイントで
日没を追う。丘陵の一番低い点に掛かるのを観測できるポイントが、日を追って南下し、今は鉄塔の隣くらいになっている。
SatRDayを隣に置いて、写真を撮っていた時のことだ。突然、『パキッ、プシューッ』という破滅の音が。えっ、なになに、どういう事。ホイールに眼をやると、前輪のバルブの側面が裂けているじゃないか。ええっ、ここが? しかし慌てず騒がず、予備チューブに手早く交換した。それがパンクしていたら泣くしか無いが、幸いにして問題なく注気できた。無事に帰宅。
びっくりしたなモー。壊れたチューブはKENDAのものだ。米式バルブなんてMTBで多用するのだから、荒い扱いを前提にしなきゃならんのに、こんなに脆いのか。まだ金属製の仏式の方が安心出来る。
そういえば、SatRDay Mk.2購入以来4年。履いてきたPrimo Cometも換え時なので、購入してあるミニッツライト辺りに換えよう。その際、チューブも仏式のものに替えようと思う。
2010年10月10日(日曜日)
世間では連休中日だが、僕は明日出勤。面白くない。そんな僕の思いを察知したのか、雨は昼前には止んで、次第に路面が乾き始めた。
さて、今日もどこぞでかけようかと思い、先に昨日のBromptonの始末をしておこうかと引き出すと……。キャーッ! チェーンにサビが浮いてる……。昨日、汚れを落としておこうと思い、リムや汚れの目立つフレームに霧吹きで水を掛け、ブラシで泥落とししておいた。その時にチェーンに水をかけすぎたのか。まだ浮いている程度だったので、オイルを差してクランクを回すと、自然に磨いてくれる。しかし、次に換えるなら、高くてもステンレスのにしたいと思った。
さて、Bromptonの整備に予想外の時間を食ったので、もう時間的には境川往復しか無いくらいになってきた。仕方ない。またBrompton出撃。そしてまたしてもD90+18-200VR2を抱えて走った。
昨日の雨の中、一人歩哨していた
案山子も快適そうだ。
自販機ポイントの花も、昨日とは違って輝いて見える。しかし日差しが強く、早くも萎れ気味だ。
帰路、
夕陽を観測した。手前にススキの穂を入れようと悪戦苦闘したが、アクティブDライティングを強く入れても不可能そうだった。
しかしBromptonはよく走る。簡単に小さく畳めて、荷物も載って、しかもよく走るときたもんだ。これでもう少しギアが増えたら、坂道も超えられるようになるだろう。そうすると、もうこれ1台で間に合ってしまう。自転車人生のCodaとなりかねない危険な自転車だ。俺もその危険をよく認識し、さらなる物欲を掻き立てねば……って、あれっ?
2010年10月09日(土曜日)
昨夜から降り始めた雨は、結構な強度で降り続いている。雨雲くんが我が頭上を次々に通過してゆく様を観測しながら、月末の富士周回に向けての下調べをしておく。まあ、ルートは決まりきっているのだが、途中でどこに寄るかだな。
そうして午後も進んだ頃、外を見ていると雨脚が弱まったように見えた。また雨雲レーダーを見ると、しばらくは強い雨雲も来ないようだ。なら行くか、雨の日サイクリング。
自転車はBrompton一択。これにミシュランのポンチョを組み合わせる。雨水がすっかり浸透するようになったので、防滴剤でコーティングし直さねばならぬ頃だ。そして視界を得るためにつば付きのキャップを被った上から、ポンチョのフード、更にヘルメットと被る。ポンチョとBromptonの相性は抜群で、フロントキャリアに付けたパニアまで覆ってしまえるので、車体が濡れることが少ないのだ。これは地味に効く。しかしバッグを完全に覆えるわけでなく、また防水カバーがポンチョと同じく浸透しやすくなっているので、バッグもじっとりしてくるのが難点だ。これもコートするか、あるいは浸水しないビニールカバーに替えるか。なんでこんなウィンドブレーカー生地でカバーを作ったんだろう。
カメラはどうするか。防水防塵のμTough6000なら悩まないで済むが、面白くない。なので、D90+18-200VR2にレインカバーを着けて持ち出した。雨滴が着くくらいなら問題なかろう。
境川に向かう。雨の日なので、当然夕陽なんぞお呼びでない。お目当ては
秋の花だ。雨の日には草花が生き生きとするのがいい。また、通行人がほぼ絶無なので、人で混み合っている境川をのんびり独り占めできるのもいい。雨は遠くからの音を遮ってくれるので、心象的には静寂の中に独り居られる。とはいうものの、こんな日でも散歩やジョギングに勤しむ人はいるし、さらには同好の士と思しきサイクリストともすれ違うことがある。
花というと、南端休憩所北にある自販機ポイントは、竹細工屋のおっちゃんが花を丹精していることもあって、
なかなかいい雰囲気だ。
さて、南端で折り返すかという辺りから、雨脚が強まってきた。本格的に降ってきたようだ。さしもの
Bromptonも機械部への浸水が気になるので、さっさと折り返して帰宅した。ずぶ濡れのまま室内に入れるのは論外なので、軒先で乾かしてから取り入れた。が、雨の日なので乾ききるわけでもない。一番困るのがシートポストで、Bromptonの場合は構造的に簡単に抜くことが出来ないので、どうしても水気が残ってしまう。
雨の日サイクリングも楽しいもんだ。後始末さえ考えなければ。
2010年10月07日(木曜日)
22時21分
自転車
天気:晴れ
最初に買ったロードバイクは、Giant TCR-2の2002年モデルだった。総アルミのコンパクトロードで、僕にロードバイクの乗り味というものを教えてくれた自転車ではある。しかし、とにかく固い。100km以上になると疲労が溜まって、センチュリーを走り切ることが出来るのだろうかと心配になるほどだ。特に手首へのダメージが深刻で、しばらく使い物にならなくなるほどだった。そこでハンドルバーにゲルを巻き込むという姑息な手も打ったが、根本的には如何ともしがたい。物凄く硬いブレードフォークを替えようかと考えたこともある。
その後、コルナゴのMasterX Lightを入手。これもスチールとしては硬いフレームなのだが、しかし衝撃吸収性が全然違う。これならセンチュリーマイルでも200kmでもという快適さだった。どこに行くにしても、サーキットみたいな鏡のような路面は望めないのだから、自転車は衝撃吸収性を重視しなければと思った。そして次にロードを買うなら、カーボンだなと思っていた。アルミはもう眼中に無かった。
ところが、最近出たキャノンデールの
CAAD10フレームを見て、グッと来てしまった。太いダウンチューブ、あちこちに潰しの入ったステー。なんというか、アメリカンだな。以前からキャノンデールのロードバイクには、ヨーロッパのそれと違うテイストを感じていて、そこはかとない訴求力を認めていた。しかし、アルミフレームは眼中になかったし、カーボンフレームはまた異常に高価だったので、できるだけ目に入れないように見してきたのだ。しかし、急に興味が蘇ってきた。
情報を集めてみるに、CAADなフレームは、アルミとしては衝撃吸収性が優れているのだとか。ぶっといダウンチューブに象徴されるように、剛性は高い。しかし衝撃をうまく逃がすような設計を広く取り入れてあり、ひと味違うアルミバイクという感じらしい。
この先、ロードバイクを乗り回すにしても、せいぜいセンチュリーマイルまでだろう。TCR-2より衝撃吸収性が高いのなら、問題なく走れるのではないか?
アルミロードの好きなところは、反応の良さだった。信号待ちから全力で踏んだとき、スチールでは一拍遅れる感じなのに対し、スッとばかりに着いてくるのが快感だった。日常乗るには、そういう自転車が気持ちいいのではなかろうか。どうせ境川沿いをうろつくだけなんだし。
2010年10月04日(月曜日)
数日前から、戸板じゃなくてTwitterで『がっつり走りたいねえ』、『富士裾野周回なんてどう?』という企画を持ち上げ、なんとなく数名食いついてきた気配がなくもない。
そこで、地図を見ながら、詳細を検討してみた。といっても、僕の場合、気になるのは補給地点と走行距離だけだけど。
コースとしては御殿場を起点にR138,R139,R469とつなぐ。いろんなBlogを参考にして、反時計回りに回ることにする。山中湖に抜けるまでに大きな峠があるのだが、それ以降はそれよりずっと低い峠を超えてゆけばいい。余力のあるうちに大きな山越えは済ませたい。となると、反時計回りがいいようだ。
このルートの走行距離は、大体110km程度になりそうだ。なら1日で走りきれそうなものだが、秋分を過ぎて陽が短い時期にはチト辛い。それに景勝地の富士周辺を走るんだから、寄り道しながら走りたい。ということで、1泊を挟もうと思う。初日は集合時間を9:00より前に出来ないだろうし、もしかしたら10:00じゃないと無理かもしれないので、走行時間がどの道短い。須走方面の峠越えを勘案しても、ここは半周より短く、精進湖辺りで1泊すべきだろう。精進湖、最悪河口湖周辺には、泊地に事欠かない。
飯はどうしよう。朝夕は宿があるとして、初日は峠を超えて河口湖でいいだろう。翌日はちょっと困りそうな気もしたが、調べてみると富士宮市まで寄り道する時間は十分ありそうだ。また大規模なレジャー施設があるので、入場料を覚悟すれば食事処に事欠かないで済みそう。
がっつり走るという意味では物足りない距離だが、その分寄り道したり、峠を超えたりするので、まあ走行欲は満たせるだろう。足りなければ富士山にヒルクライムだ。
というわけで、楽しそうなツーリングにできそうなので、近々招集予定。
2010年10月02日(土曜日)
昨日は早めに寝たせいか、ちょっとヤル気が出た。どこ走ろう。本当は北方の八王子界隈をうろついてみようと思っていたのだが、雑用を片付けていたら昼になってしまった。そこで、久しぶりに神奈川県立近代美術館鎌倉館まで往復してこよう。自転車はMasterXLを選択。
まず長後のCoCo壱番屋でカレーを食ってから、境川を南化して行った。
花の季節だねえ。
江ノ島まで出てから、鎌倉まで走る。人が多い。鎌倉としても多い。かき分けるようにして走り、近美に至った。
今日は岡崎和郎という造形作家の個展だった。直感的でない、難解な作品を作る人だったので、思わずじっくりと見る。メモを取ってきた。そのまま書き下すと。
御物補遺
それを鑑賞すると言うより、それが産むもので表現する。『包丁』という作品は包丁から取った鋳型とそれで作った内容で構成される。ただし半形。我々は鋳型から包丁の実在を感じるのだが、その生成物からはにせものらしさ、作り物らしさを感じる。
ひさし:ひさしが付録するはずの建物本体の存在を感じよ。
空間の手:難解(要するに掴み所がない)
皆難解だ。しかし永平寺あたりにごろりと転がっていたら、違和感皆無だろう。
遠くから眺めるというより、近くでまじまじと観察したくなる作品が多い。
核に関する作品も多い。
ヒロシマタイム:ヒロシマの時間は8:15で止まっている。だが作者は
、黒い雨は大地に降り注いで浄化されるという。その意味で現在の問題なのだと。
核に関する作品からは、他の作品とは異質な生々しさを感じた。それ以外の作品からは、高踏的というか、余人の及ばぬ領域で知的な考察と遊びに耽っている観があった。ううむ、もう一度来るかな。
別館の方では、保田春彦の膨大なクロッキーを陳列。クロッキーはみんな裸婦ばかりだが、あまりにも沢山のポーズが描写されているので、思わず筆跡を指で追ってしまう。絵を描く人が見ると参考になりそうな気がした。その間にポツポツ陳列されている、『白い風景』シリーズは、どこにもないはずなのに、どこかにありそうな建造物の造形。
帰路は西鎌倉によじ登って、柏尾川に出てから、境川をさかのぼった。こういう芸当は、リアルロードの
MasterXLは得意だ。
夕陽を撮る。雲にかからない夕陽を撮れた。この画像を撮影したPowershot SX10にはEye-Fiを差してあったので、早速アップロードしようとしたのだが、失敗した。なぜに? 300kBPSのB-MOBILE U300ではきついのか。