まったくもって、完璧に、嫌になるくらい夏だ。エアコンの効いた趣味部屋から出たくなくなる。実際、食事の時くらいしか出なかったのではなかろうか。
しかし夕刻、用事があったので出かけた。久しぶりにロードバイクに乗りたくなって、コルナゴ様を持ち出す。いい自転車だ。
用というのは、サガミで最新ロードバイクの傾向を見ておきたかったのだ。が、三ツ境に着くと定休日だった。あれまあ。
せっかくなので、境川遊水地まで下り、情報センターの近くから夕陽を撮った。今日はLumix GF2。軽くて扱いやすい、良いカメラだ。これを買って、GH2の良さと弱さも分かってきた。同世代のカメラをハイ・ロー・ミックスで導入するのにも、利点があるものだ。
夕刻、とはいえ、
真夏の夕陽は容赦無い。水面からの照り返しもあって、夕方というのに暑い。真昼に外出する気にはなれないな。
新しいカーボンバイクを買おうかと迷っているのは、コルナゴ様が、なんとなく
今の形態で完成形のような気がするからだ。今のカーボンを意識したパーツは似合わないし、ホイールだって下手にエアロで攻撃的ないまどきのものよりは、こういう古典的なものが似合っている。旧世代のまま維持するのが正解かと思うのだ。しかし、乗ると非常に気持ちよく走るので、むしろ新しいカーボンバイクなんて要らんのではと思ってしまう。いやいや、本当はそれでいいはずだ。しかし、なんとなくロードバイク、特にカーボン世代のそれを試したい気持ちもあるのだ。
帰宅して、明日のエアコン搬入に向け、第何次か忘れたが俺の部屋打通作戦を開始した。夢中になっていたら、夜が明けそうだ。ぐはぁ(吐血)。
休日。だが、朝一で通院せねばならぬ。ところが、疲労が溜まり過ぎたのか、ついに朝一で目覚めず、予約時刻に目覚める始末だった。慌てて、朝食も取らずに飛び出して、病院まで突っ走った。基本的には、午前中に行けばいいんだけどな。
一度帰宅して、エアコンの効く趣味部屋で、ぐでーっとしていた。トヨトミのウィンドエアコンを買っておいてよかった。この部屋でローラー台を使うために買ったのだが、実際には全くローラー台なんて乗ってない。
夕方、Bromptonを境川に向けた。鷺舞橋東岸の休憩所から、目の前の人工干潟を見下ろすと、
小鳥たちが行ったり来たりしている。いい餌場なのだろう。境川遊水地公園情報センターに着くと、掲示板に『テニスコートの隣に向日葵植えたよ』とある。見に行った。なるほど
ひまわりくんだ。小鳥は100-300で、向日葵は14-140で撮った。軽いので、Fマウントのレンズよりも、交換が気軽にできるのは良い。
天狗荘の空室を調べてみたが、残念なことに盆休みには取れそうにない。ということで、ほぼ自動的に高千穂~阿蘇となる。
僕は広島の実家を起点にするので、広島から延岡辺りまで輪行して、そこから自転車で高千穂目指してヘコヘコ登ってゆくことになる。高千穂峡までは、川沿いの旧道を走ってゆけば快適らしいぞ。
高千穂で1泊してから、南阿蘇まで抜けてゆく。
参考URIを見ると、距離は60km足らず、獲得標高は1100mというところらしい。1日あれば難なく抜けられるだろう。
翌日は中岳辺りに登りたい。阿蘇カルデラ内をぐるっと回ってもいいだろう。
そして、その翌日に帰る。
3泊4日の行程。高千穂に1泊で、阿蘇には2白する。だから、重い荷物は阿蘇の宿に送っておくのがいいだろう。
僕の盆休みとの兼ね合いで、日程は8/10~13くらいになる。誰か行きませんか? 初日、大分空港から合流して、最終日に阿蘇くまもと空港から帰るのが無難だと思う。
宿は初日高千穂に、翌日から2泊分を阿蘇の内牧温泉に取るつもりだ。
数日前にTwitterで募集したら、みはる女史とかとー&わかば夫妻が応募してくれたので、埜庵行を決行。Lumix GF2の試写も兼ねている。
その前に、アサノでカレーを食っておこうと、集合は11:00町田だった。前述の人々の他、カレーだけroy氏が付き合ってくれる。
駐輪場に自転車を置いて、開店まで間がありそうなアサノの前に並ぶ。こんな暑い日なのに、開店前に4~5人の客が列を成していた。入店して、皆一様に
カツカレーを頼む。薄目のカツは、もしも主祭として出されたらがっかり必須のサイズだが、カレーに載ると堂々として自己主張し、かつカレーと協調して破壊力を増す。ここのカレーは口にしているうちは辛くないのだが、後で香辛料の辛さが体の奥からしみ出してくるようだ。中毒性高し。
さて、roy氏と分かれ、境川をぽたぽたと下ってゆく。生憎なことに、強い南風があって走りづらかった。一人ではありえないくらい頻繁に
休憩を取りながら、藤沢に出た。
藤沢からは引地川に走り、下流に下ってから埜庵に向かった。出迎えたのは、物凄い行列。未だかつて見たことがないレベルだ。店外に20人くらい並んでいそうだ。大将に、常連がなんで真夏に来るんだよ、とこっちが突っ込み返したいようなツッコミを入れられた。
しかし、列の消化は極めて早い。暑いので氷消費が早いのだろう。真冬と比べると倍くらい早く回転する。程なく席を占め、今日の氷である
メロンミルクを頂いた。ここの氷は、相変わらずシロップが濃厚で美味しいのだ。誰とは言わないが、女性陣は二人ともマンゴー氷をお代わりに頼んでいた。これも美味しい。
埜庵で、みはる女史は即輪行、かとー&わかば組は藤沢に、僕は来た道を戻ると、解散する。しばらく日曜休みがないので、こう言うことは出来なくなるな。
さて、GF2。GH2と同世代で、実際に背面液晶のインタフェースはほぼ同等だ。だから、使い勝手も、せいぜい劣化したGH2だろうと予測していた。
しかし、なんか楽しい。軽くて、
1714mmとのバランスも良くて、扱いやすいのはわかるが、GH2で感じた微妙な使いにくさを感じない。
これは、GH2がEVF重視で購入したため、EVFに拘った使い方をしてきたのに対して、GF2はVFが無いので、背面液晶を唯一のインタフェースにせざるを得ないからではなかろうか。その結果、この世代のLumixで盛り込まれた新機軸、特にタッチコントロールを期せずして使うことになり、その使い良さも段々と分かってくる。GH2は背面液晶を閉じ、EVFのみで使おうとしてきた。だから、何をするにしても、いちいちEVFを覗き込まなけばならない。そのもどかしさが、使い難いと感じさせる点だったのではなかろうか。
これがD90だったら、上面インジケータが充実しているので、ファインダーを覗くこともなく、撮影諸元を制御できるのだ。またGF2ならば、どのみちVFは無いので、全て背面液晶でコントロールすることになる。しかし背面液晶は別に顔を近づけなくとも使えるので、GH2で感じていた束縛感を感じることもないのではなかろうか。
それと、GH2は重い。D90に比べるとかなり軽いにせよ、GF2にパンケーキレンズを着けた状態に比べると、ずっと重いのだ。だから、片手で保持して、タッチコントロールを多用するというのがやりにくい。
とはいえ、GH2も背面液晶を積極的に使うべきではなかろうか。それで、D90に近い使い勝手には出来るかもしれない。こういう点、GF2を買わなければ気づかなかったろう。
さて、境川を遡りつつ、
夕陽を撮った。シーンコントロールを使うより、感度を落として素直に撮った方が印象的になる。
北上中、水田と水路の脇の
お社を撮る。鳥居の赤が、少しわざとらしいのが気になる。
しかし、GF2は持ち出すことが多くなりそうなカメラだ。
追記:あれ、なにを勘違いしておるのだ。GF2に付けているのは14mmなので、35mm換算では28mm相当の広角になる。